あかりの研修期間はまだまだ続き今度はエマとひかりによる英会話講座が始まる。
今回はアメリカからの帰国子女の高橋ひかりと、日英ハーフでイギリスから引っ越してきた柏木エマによって子ども向け教育番組「えいごでゲーム」という番組のレギュラーに選ばれた。
あかりは秋山プロデューサーによる交渉によって見学が許可されひかりとエマの仕事っぷりを見学する。
「今日はよろしくお願いします!」
「よろしくお願いします!」
「まずはアニメで覚える英会話をやります。そのアニメは…カプセルモンスターでの会話だよ」
「カプモン!?」
「ん?エマは知ってるのか?」
「知ってるも何もカプセルモンスターは子どもだけでなく世界中で愛されている人とカプモンの絆のアニメデース!ひかりは知らないデスか!?」
「うーん…オレアニメは全然見ねぇからさぁ。ずっとNBAしか見てねぇし」
「あかりは知ってマスか?」
「もちろん知ってるよ。麻友美ちゃんならもっと詳しく知ってるんじゃないかな?」
「あいつオタクだもんなぁ」
「ひかりが世間知らずなだけデース?」
「何だとぉ!?」
「まぁまぁ。とりあえず君たちにはそのアフレコをしてもらうんだ。英語バージョンのセリフをアフレコしてそれを君たちが解説する。そのシーンはこれだ」
「カプセルマスターになるのは俺だ!」
「いつまで起きているのサトル!もう夜の十一時よ?早く寝なさい!」
「わかってるって!これ見たら寝るよ!」
「Oh…これは第一話のあのシーンだ!」
「それを英語バージョンで君たちがやるんだ。お母さん役がエマちゃんでサトル役がひかりちゃんでいいかな?」
「うす!」
「イエッサー!」
こうして二人はそれぞれ英語吹き替えのアフレコスタジオへ向かい収録の準備をする。
エマは英語の本場イギリスの、ひかりはアメリカ訛りの英語で最初はチグハグだった。
通訳のアメリカ人はエマにもう少しアメリカ寄りでと注文され本場出身のエマは少々苦戦をしていた。
しかしテイク3で奇跡が起きた。
「I am the capsule master!」
「How long have you been up Satoru! It’s already 11 o’clock at night? Go to bed early!」
「You know! I’ll sleep when I see this!」
「はいOKでーす!エマちゃんやれば出来るじゃないか!」
「ふぅ…苦労しマシた…」
「お疲れ!とりあえず水飲むか?」
「イエス、そうしマス」
「はい、私からも差し入れだよ」
「おう、サンキュー!」
「センキューあかり」
「二人とも英語上手だね。やっぱり住んでたところが英語だったからかな?」
「スコットランドではスコットランド・ゲール語で話す事もありマスが、一応イギリスだから英語も話せマス」
「アメリカだとメキシコに近いとちょっとだけスペイン語が混ざるかな。オレはロサンゼルスだから少しだけスペイン語あるかもな」
「同じ英語圏でもこんなに違うんだね」
「まぁそうデスね。けどそれが逆にバイリンガルを生むと思いマス」
「それは確かに言えてるな!」
「日本人はどうしても英語に苦労するから二人の仕事を見ているといい勉強になるかも」
「ひかりはアメリカ人らしく豪快で遠慮がないから少しだけ空気読めなさそうで心配デース」
「おい!また毒を吐くな!」
「はい休憩終わりですよ!次は英語の歌を歌うよ!」
「あ、はーい!じゃああかり、エマたちの仕事を見てくだサイ!」
「うん!」
エマとひかりは今度はカメラの前で踊りながら英語の歌を歌う。
しかも教養のための歌できらきら星のリズムでABCのうたを歌う。
今回は幼稚園くらいの子の企画で何十人もの幼稚園児に囲まれてひかりは困惑しエマは恥ずかしそうにカメラを見つめる。
そしてついにアイドルらしい瞬間をあかりは見る事になる。
「さぁみんな!これからみんなでABCのうたをお姉さんと一緒に歌おうネ!」
「お姉さんたちが先に歌うからみんなはお姉さんたちに続けて歌ってね!」
「ひかりちゃんって男口調じゃない口調も出来るんだ…」
「それじゃあいくよ!せーの…」
「A・B・C・D・E・F・G~♪はい!」
「A・B・C・D・E・F・G~♪」
「H・I・J・K・L・M・N・O・P~♪はい!」
「H・I・J・K・L・M・N・O・P~♪」
「Q・R・S・T・U・V~♪はい!」
「Q・R・S・T・U・V~♪」
「W・X・Y・&・Z~♪はい!」
「W・X・Y・&・Z~♪」
「たのしいA・B・C~♪」
「みんなでうたおうよ~♪」
「Thank you!」
「きゃっきゃっ♪」
「おお…!OKです!」
「へへっ!どーよ!」
「やりマシた!」
「すごいよ二人とも!」
「ねぇねぇ!お姉ちゃんも一緒に歌おうよ!」
「私?うん、いいよ!」
「何かあかりってさ…いるだけで子ども心を引き寄せられるんだな…」
「Why Akari is charisma?結衣も言ってたけど何かカリスマ性を感じる時がありマスね…」
「本当に素人なのかわからないけど英語の歌を口ずさんだだけであんなに夢中にさせてるぜ」
「ワタシたちも負けてられないデース!」
「おうよ!」
こうして英語教養番組は成功し今後も続けていく方針になる。
エマとひかりはアイドルとしてえいごのおねえさんの役職を手に入れイギリスやアメリカで培った英語力を活かす事が出来た。
ただ…二人の学力はイマイチでとくに日本で学ぶ英語は向こうとは違うというギャップであまりいい成績や点数を残せていないとか
つづく!