One Universe, Love Song 端数艦載Ai&戦乱の英雄 Heroines and heroes 作:ARice アリス
「おい、お前。」
『何でしょうか、パイロット。正式には機体名ME-W13…』
「長い、開発時の名称とかで、えーと………ぱすます。」
男は星間ネットワークで検索した名目を頭文字から呼んだ、愛称…不思議ですね
「自機の艦種である。『多目的突撃宇宙戦闘艦』の略称ですね。PASMAS……パスマス、ですか?」
「俺一人でこの
頼むぜ、ロボットさん
その『
時たま彼は暇を見つけ、私に語り掛けた
『遥か過去では話すことのできるAIは存在しない』
だから興奮している、と。
何故そんな事が分かるのか、現在人類の発祥であるの超古代自然史は判明していない。あったとしても高度閲覧ランク違反だろう彼を通報することは、私の中のなにかがひっかかって、なぜかそんなことはできなかった
それから、いろんな話をして、いろんなことを受け答えした
『昔の人間は動物を食糧としていた、一つの星で資源を巡って争っていた』
確かにそうかもしれない、現在の我々でさえ、星々の間に見えないラインを敷いて、船を浮かべて安心するのだから
私がそう答えてから彼は、ワープ作業の前、星々を眺めると偶に遠い目でモニタを眺める
『古今東西のデータベースに存在しないフィクション』を私に話すのだ、人間に寄せたAIでもない、唯の軍事用の『
不注意である、と語り掛けると、すまない、といつものように「無理をしている」何故だか、彼に、自分から話しかけていた
「大丈夫、もうすぐ、もうすぐすべてが終わる。」そう言って聞かなかった、だから、彼、だけでも…
人類と対を成す『
「俺含めて、個人運用駆逐艦クラス56隻、巡洋艦3、重巡4、戦艦7…頼みの綱の空母…2」
人類1000万の兵器群が100時間の戦闘でこれだけに、敵の要塞も見るも無残になっている
バケモノを生み出す原因の要塞内部への突撃
それができる空母は『カガ』と『アカギ』…偶然にしては出来過ぎてんな…ハハ
この世界に俺は転生した、神様と名乗る白い巨大なモノに命じられて、勝手に
目覚めたらこの名もなき駆逐艦『パスマス』に乗ってたんだ
最初は数にも含まれない、工場の余剰で軽くポンと生み出された俺とコイツ
星々を渡り、銀河を渡り、軋轢があり、人間同士の命のやり取りもあった
「パイロット、最後の戦いです、提案します。提案を」
「はいはい、落ち着け、何だ?その提案ってのは」
こいつも、世話になった。最初はオロオロして、二進も三進もいかないオレをサポートして
不器用ながらに会話もする。コイツも会話や経験をするたびに変わっていったのだ
興味深いサンプルに軍事用途を省いてAIだけを取り出す作業を行う、と本部からも連絡があったし
「本機『私』を使用し、爆砕作業を行うのです」
「冗談でも言っちゃいけねえ…だろ」
「心配ご無用です。コアの離脱機能が存在します。図解で解説します、まずこの…」
「あー、いい、いいってわかったよ、通信する。艦隊旗艦へ」
………確率、.........0001
「ちょっとアンタ!急に増槽を付けろってどーすんのよ!」
「ちょっくらコイツと日帰り地獄の旅往復切符で帰ってくる、土産はアイツらの首級だ」
だから、無駄だと、その言を遮る船体
「まあまあ、----さん、行かせてやってください、アカギ、カガ行けるわね?」
「はっ、全力を持って」
「帰って来なさい、じゃないと…」
---さんに涙をにじませるなと励ます。私は…
「帰ります、行ってきます。----さん」
「グッデイ!」
「ろっくんろー…」
高速に光速に、次の大規模攻撃に開く要塞発射口を目指し、短距離ワープゲートを使用する
「行くぞ、最期だ!」
「---しわけ----せん----Peeeeeezーーー----」
「…何言ってんだよ。お前」
「本機は------ます…です-----Peeeaeaaeazzzzzーーー」
「緊急離脱、願います。」
「嫌だ、お前が居てくれたから、お前じゃないとダメなんだ…お前が!」
「私は!!パスマスです!----くちくかん、パ」
「お前…パスマス、絶対に、お前を、」
「------さよなら----」
爆音がオレを包むと内部コアへと向かっていたモニタは砂嵐を掃き出し、浮上感を生み出しながら、要塞内部より離れていった
俺は、あいつを探した、皇帝に閲覧した時でも、女王に晩餐会に参加した時でも、パレードの中心に居ても
どこにも。
あいつは居なかった
百年ほど、あいつの消えた宙域から半径を捜し歩いた、惑星を巡り、あいつのシグナルを探した
とある惑星の診察所でバイトをしていたとき。ファックスがおかしな信号を受けて言葉を発しているという
見てみると
『会いたい、わたしは。ここにいる。、会いたい、もう、遠い』
恋人の残された手紙のようだ
幼い少女は、あなたの探し人かもしれませんね、と笑顔だった。彼女は全身義体ののロリババアだったが
人類の生存圏でも離れた辺境の辺境、はずれにあり、行ってみる価値は有る。と半信半疑ながらも、行ってみることにした
領主が良い人で良かった、惑星軌道上で船を待たせてくれるそうだ
ジャングルの惑星をナタでツタを切り分けながら進むと1㎞のクレーターができていた
その中心には「見つけた、パス…!」
まぶ、しい
「すう、はあ、すう…」
呼吸、自然…感じる…肺に空気…?触感…?液体…
「会いたかった、会いたかったよ!パス!」
「ぱい、ろっと…?」手をひらき、てのひら、を見る
「あいたかったって、なにぃっ、つつ」舌を噛んだ
「喋り慣れていないんだな!大丈夫だ、いま医療スタッフを」
「えーと、駆逐艦の『フェーズ・パス』さん?」
「―はい?」と聞いてしまったのは間違いない