七「あらすじ!」
優「前回は、6人で三重県に旅行に行って、そこで伊勢山って言う山に登った。陸と「ネコ」は山の頂上で、とある錆びた刀を手に入れたんだ。そして刀を、禁忌の魔法使い「千子 彩花」さんに暫くの間、預けることにして、完成を待つことになったぞ!」
蒼「それでは、スタート!」
ネ「今回は真面目だなぁ。」
青「ね。変な物でも食ったんかな。」←いつもふざけてる人
???
何処かの廃墟
逆島咲「…いきなり呼び出されたかと思えば…誰もいないじゃん!」
逆島穂「まぁ、姉さん落ち着いてよ。あちら側も何かあるんでしょ。」
そんな一人芝居をやっているかのような、この二重人格の男?女?
逆島 咲・穂
大分前に、蒼太と陸に対峙し、何回か殺され、「ネコ」に「暴食の力」を取られ、敗走した人物。
一時期、指名手配もされていたが、何故ここへ呼ばれたのか、誰に呼ばれたのだろうか、
そんな時
?「やぁ、元気してたかい?お二人さん。」
奥から少年の声
逆島咲「やっと来たか…「バーゲスト」…」
奥から出てきたのは、黒の犬系の少年?だった
バ「いやぁ、待ったよね~ごめんねぇ~(笑)」
逆島咲「…(怒)」
逆島穂「姉さんってば……それで…何のご用で?」
バ「うんうん、穂クンは話が早くて助かるなぁ♪」
逆島咲のほうが今にもキレそうだが、構わずバーゲストは続けた
バ「キミ達にあげた、「暴食の力」あるだろ?■■■■■■■に力の大部分盗られたっぽいけど、まだ「核」の部分残ってるでしょ。」
逆島咲「■■■■■■■?あの猫の魔法使いか?力なら若干まだ残ってるが。」
バ「うん、それとキミ達はアイツらに何回か殺されたみたいだけど、まだ50人分位残ってるでしょ?」
逆島穂「…ええ、まだ魂達は50くらいは、あります…。」
逆島咲「それで?この力と魂…アタシらが呼ばれたのと、何か関係あんの?」
バ「ああ、勿論さ。…その前に、キミ達に紹介したいのがいるんだ…出て来ていいよー。」
バーゲストが建物の奥に呼び掛けると、それは現れた
?「……妾(わらわ)を呼んだかの…」
女性の声…だが明らかに人間ではなかった
黒い靄(もや)に包まれ、目であろう部分は赤く光り、逆島は血の気が引き、全身の細胞が恐怖で震えるのを感じた
逆島咲「…ッ!(何だ…コイツ…)」
逆島穂「…ぁ(何だ…この感覚…息が…詰まりそうだ…)」
バ「さぁ♪紹介するよ、この人は■■■■。またの名を■■■■■■■■。…聞いたことあるでしょ。」
逆島咲「…そ…それとアタシらに何の関係があんのさ…」
バ「いやぁ実はさぁ、この人、前まで封印みたいなことされてたんだよね。力が弱くなっちゃってるワケ。そこでキミ達に協力してほしいのさ!」
逆島穂「ぐ…具体的には…なにを?」
バ「なにって、簡単だよ。――――
バーゲストは冷酷な笑みを浮かべると言った
―――― ■■■■の糧になってよ。」
逆島「…ッッ!!」
「…いつまで茶番をしているつもりだ?」
逆島穂「まっ…待って!待ってください!!」
「…妾は腹が減った。食糧を目の前にして、何故待たねばならんのじゃ。」
逆島咲「…バー…ゲスト…お前エェ!!」
バ「なに怒ってんのさ。僕は言ったよ?人間ごときに情なんて無いって。勿論、キミらも例外じゃないけど?」
「…。」
■■■■から黒い風が放たれ、一瞬で逆島咲・穂を包んだ
逆島咲「よっ…止せぇ!!」
バ「それに、尻尾巻いて逃げてきたキミ達だ。尚のことだよね。」
逆島「ッッ~!!ッー…!ッッーー……――――――――
叫び声が聞こえなくなると同時に黒い風も消え、逆島穂・咲も消えていた
バ「さて、満足した?」
「…ここまで大量に喰ったのは久方ぶりじゃの…。」
バ「それは良かった。キミには、すぐにでも力を戻してもらわなきゃ困るからね。」
「…妾は喰わずとも我が妖術・呪術は変わらん。前に作ったコトリバコは無力化されたがな。しかし「腹が減っては戦は出来ぬ」とはよく言ったものよな…」
バ「ハハッ、確かに。さてと、僕は色々と準備があるから、これで。」
「ああ、………行ったか…さて、妾も準備をしようかの…」
――――――――――――――――――――――――――――
12月24日
事務所組
蒼太と七海は、ある依頼を受け、とある小さなビルの前に来ていた
蒼「ここかな?」
七「住所もここで合ってるので、間違いないですね。」
蒼「全く…「麻薬密売、製造、買い占めのアジトを見つけたから殺して潰せ」とか…今日クリスマスイブなのに…」
七「上からの指令ですもの…仕方がありません…」
依頼とは、蒼太が言った通り、そのアジトを潰すこと。
そしてアジトのリーダー格を抹殺及び、組員の鏖殺(おうさつ)
要するに皆殺しだ
蒼「じゃ、始めようか。」
蒼太達はビルに入り、階段に向かった。
すると、アナウンスが流れた
?「はいはーい、皆さーん、侵入者が入って来たのでー、殺しちゃって下さーい、出来た人にはー、大好きな「おクスリ」をあげまーす。なのでー、頑張ってくださーい。」
蒼「…やけに高い声。コイツがリーダーかな?」
七「耳が痛くなります。」
そして二階の扉の前に着いた
蒼「じゃあ、七海ちゃんは―――」
七「ええ、ここにいますね。」
蒼太は軽く頷き、扉を思いっきり開けた
蒼「どうもー、ブラックサンタでーす。という訳で死んでくださーい。」
組員1「お前が侵入者か!ぶっ殺して――ゴファッ」
蒼「うん、ちょっと黙ってて。」
そう言いながら、両手に持った拳銃を容赦なくぶっぱなす。
近付いて来る敵には、素手で殴り、蹴り殺す。
それを繰り返すうちに、2階は鎮圧された。
蒼「2階はハズレかなぁ…。」
七「じゃあ3階行きますかって…血まみれじゃないですか…。」
蒼「いやぁ狭かったもんでね。」
七「……。」
そして二人は3階に上がった。どうやらここが最上階らしい。
扉を開け、部屋の奥に進むと、ここのリーダー格がいた。
七海と同じくらいの身長の女性で、右手に銃が握られていた。
女「こんにちは、お二人さん。すごいのね、私の子達を無傷で殺せるなんて…でも甘いんじゃないかしら?」
七「キャッ!!」
蒼「…!」
?「動くな!この女がどうなっても良いのか!?」
いつの間にか組員の男が二人の後ろにいた。
2階に生き残りがいたらしい。
七海を人質に取り、七海に銃を突き付けていた。
女「私の言うことを聞いてくれれば解放してあげる。」
蒼「…言うことって?」
七「蒼太さん!ダメです!」
組員2「うるせえ!黙ってろ!」
女「そうねぇ…じゃあ、あなたの身体の一部と引き換えで私達を見逃すのであればいいわよ?身体の一部は、腕1本とか、足1本とか、両目玉とか…」
蒼「わかった。じゃあ…目玉あげる。」
七「蒼太さん!?ムグッ…」
そう言うと、蒼太は自分の右目に手を突っ込み、抉り出した。
グチュッ、ブチッ、ブチブチッ
蒼「……ハァ…ハァ…もう…片方…!」
そして、左目も…
グヂュッ、ブチッ、ブチッ
蒼「……ハァ…ハァ…ほら…」
そう言って、目玉を女に投げ渡した。
女「…まさかホントにやるなんてね…いいわ。約束通り、そのまま踵(きびす)返して帰って。」
蒼「…わかった。」
そう言うと蒼太は、ゆっくりと七海の方に振り返る
七「……ッ!…蒼太さん……!」
振り返った蒼太の顔。両目のまぶたは窪んで黒みがかり、頬が血に濡れ、血がボタッ…ボタッ…と、滴り落ちていた
組員「…ひでぇ面だな。」
蒼「言ってろ。……行こう。」
七「……蒼太さん…。」
蒼太達二人が部屋を出ようとした時、リーダーの女はニヤリと笑い、二人に銃を向けた
女「…………フフッ……」
その時
ガシュン!…カチャン……
女「…は?」
リーダーの女の手から銃が落ち、その右手は血だらけで原型がなくなっていた
女「…ああ…ああああああああ!!」
組員「お嬢!!」
撃ったのは蒼太。直感で振り返り、リーダーの女の銃を右手ごと撃ったらしい
蒼「そんなことだろうと思ったよ。」
組員「テメェ…よくも――
蒼「うっさい。」
組員の男を問答無用で撃ち殺し、リーダーの女の喚く声に向かっていった
女「あああ…痛い……手が………ヒッ!!」
顔を上げると、蒼太が銃を突き付けていた
蒼「…最後に、言い遺すことは?」
女「ま…まっ、待って!お願いだから待って!!そ、そうだわ!取り引きしましょ!?お金ならいくらでも―――
蒼「くだらない。目玉は返してもらうよ。」
ガシュン!ガシュン!ガシュン!ガシュン!………
七「………。」
何度も、何度も…静かで無機質な銃声が鳴り響き、血と火薬の臭いが部屋中に広がっていった
そして…
蒼「…さぁ、終わったよ。…帰ろう。」
七「………はい。」
その後、事務所に戻った二人。蒼太に関しては優希に、目元を包帯でぐるぐる巻きにされた。
事務所
ネ「目玉を持って帰ってきたのは良いけどさ…治せないよ?ボクじゃあさ…」
蒼「なんとか出来ないかな?」
ネ「うーん…わかったよ。ちょっと待ってて。」
そう言って少し黙り、指をパチンと鳴らすと、白衣を着たドラゴンの男性が落ちてきた
?「(ドイツ語)"うわっ!アイタ!!"」
青「…!…この人…」
?「(ドイツ語)"イタタ…誰だ!?いきなり呼び出すバカは!"」
ネ「そのバカはボクだよ。急用なんだ。」
?「あー?」
青「(ドイツ語)"あの…すみません。貴方が「グローサー」さんですか?…お願いがあります。私の友人の目を治していただけませんか?"」
グ「随分と流暢で綺麗なドイツ語だな…日本語でいい。そう、俺が「グローサー」だ。」
「グローサー」(45?)ドラゴン 細身の角無し ドイツ人 男性
ネ「…と、言うわけだ。急で申し訳ないけど、お願いできる?」
グ「…ハァ…わかった。患者は…お前か。」
軽く見回すと、蒼太に気付いた。
同時に蒼太もグローサーに気付いたようだ
蒼「あんた…お医者さん?」
グ「そうだ。じゃあ、診察するぞ。」
数分後
グ「この野郎…右目はギリギリ治せるが…左目は角膜が抉れて水晶体が損傷してやがる…目は繊細な物だってからに…」
蒼「アハハ…」
グ「アハハじゃない。…しかし、軽く診てわかったが…お前もコチラ側か…」
蒼「え?コチラ側って…どういう…」
ネ「…。」
グ「独り言だ。だがまぁ、その根性気に入った。特別だ、俺の人形を利用して完璧に治してやる。」
優「あの…具体的にはどうやって…」
グ「あー?簡単だ。コイツの損傷した左目をベースに、人形の目を組み合わせる。云わば実際に機能する義眼だ。右目は若干傷ついているが、再生の魔法掛ければ治る。」
優「ホントに!?…良かった…」
グ「じゃあ、作業に――
ネ「グローサー、ちょっと。」
グ「あー?なんだよ。」
「ネコ」はグローサーを呼び出すと、工房に降りた
ネ「重ねて悪いね。もう1つお願いがあるんだ。」
グ「お願い?なんだ?」
ネ「蒼太の血を採取してほしい。彼の血を調べたいんだ。」
グ「血を?そりゃまたどうして。」
ネ「キミと「同じ側」なら、蒼太の本当の種族がわかるかもしれないんだ。」
グ「「もしかしたら」の話だ…だが状況は理解した。いいだろう。それに、そいつ専用の薬とかも開発できるかもしれんしな」
ネ「すまないね、よろしく頼むよ。」
グ「わかった。報酬は弾んでもらうからな?(笑)」
こうして、蒼太の目は治されることとなり、グローサーも全面的に協力する事になった。
どうも、ヒシモチです。
今回は、こんなおまけです
事務所組の尻尾を誤って踏んづけると?
陸の場合
陸「………。」
ぐにゅ。
陸「アイダ!!…ッ…テメェ…」
結果、物凄い目で睨んでくる
蒼太の場合
蒼「…。」
グリッ
蒼「イッ!!…タ………グルルルル……」
結果、めちゃくちゃ怖い唸りかたされる
七海の場合
七「………。」
ゴリッ
七「痛い!!…もう、気を付けてください!」
結果、めちゃくちゃ怒られる
優希の場合
優「……。」
グニッ
優「キャッ!!………ううう……。」
結果、涙目で睨まれる
「ネコ」の場合
ネ「…。」
グリッ
ネ「イッ!!……………………。」
結果、無言で睨まれる
青谷の場合
青「………。」
ぐにゅ
青「アイタ!!…俺ので良かったね。陸とか蒼太の尻尾だったら何されるか分かんないよ?」
結果、軽く説教
結論、足下には気を付けましょう