Cルート   作:油性

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俺とうちの文化祭②

 

 ホースに連れられて俺たちはホースのクラスの出し物であるお化け屋敷にやってきた。

 テンプレ出し物だ。とりあえず出しとけって感じ。まぁソフトボールやったり二人一組で出し物するよりかはマシか。

 

「着いたよ」

「くっっっろ」

 

 装飾している飾り全てが黒だった。マジで混沌。ビオラが過去に形成した闇よりも黒いんじゃないか? 

 そう思うくらいに全部が黒だった。教室の外壁から窓にまで黒色の用紙を貼り付けており、加えて教室前の廊下まで黒色に染めている。俺たちが今踏んでいる黒色のタイルは廊下に貼り付けた新聞紙だろうか。書道をする際に裏に敷くような、束になった新聞紙をガムテで拘束して黒色のスプレーでもかけたのだろう。

 ここまで解説する理由あったか? 絶対ないだろ。

 

「あっ、ジョーロ来た」

「おっ、久しぶりだなつきみ」

 

 青い髪に独特な雰囲気を持ち、常に冷静な女の子、つきみがコスプレをして待ち受けていた。地縛霊コスなんだが……その……。デカすぎんだろ…………。

 

「「ジョーロ君?」」

「いてててててててててて」

 

 脇腹をつねるのやめてくれ。その技は俺に効く。胸を凝視してたのがバレていたらしい。

 

「……というか、チェリーさんは?」

 

 この場において足りない人間だ。あの人今何してるんだ? 

 

「生徒会の仕事」

「……生徒会長って大変なんだな」

 

 コスモス会長もそんくらいの仕事量こなしてんのかな。そういえばあの人医大目指してたな。となると努力量は化け物の域に至っているだろうな。あの人やっぱすげぇよ。

 

「ワタシのクラスは一人が一定のフロアに入ってから入れる」

「そんなにスペースあるか?」

「大丈夫。ある。早く並ぼう」

 

 妙に急かしてくるな。

 

「つ、つきみちゃん……何か隠してない…………?」

 

 ビオラが強気に問う。発言弱めで心は強めだ。心なしか圧をかけているように見える。

 つきみはそれを聞いて、ニッコリと微笑みながらこう言った。

 

「幽霊が隠れてる」

「「…………」」

 

 そうですね。としかいえなかった。

 

 

 少し経ってから俺も一人でお化け屋敷の中に這入っていった。周りはマジで何も見えない。先行したビオラとパンジー、ホースの姿すら確認できないほどの暗闇。何をどう準備したらこんな出来になるんだ……? あっ、目が慣れてきた……。

 

「えっ、行き止まり?」

 

 まっすぐ歩いて窓側の壁と接触した。そこに行くまでに道が三つほどあった。

 読めた。つまるところ、このおばけ屋敷は三つのルートから行き先を選ぶタイプのようだ。どの道もこちらを驚かすつもりでいるのだろう。ぶっちゃけ怖いから走っていいかな。

 

「あれ、ジョーロっち?」

「えっ?」

 

 後ろを振り向くとそこにはピンク色の、イカリングのように丸く整えた髪の毛に、唐菖蒲高校のきっちりと着こなし、腕に“生徒会”というリストバンドをつけたチェリーさんがいた。

 

「何してるんですか?」

「いや……、見回り中につきみっちに中に入れられて……あっ」

「あっ……?」

「い、いや! なんでもない。なんでもないっしょ!」

 

 怪しいと思うこと自体に飽きてきた。何かしらの企みを持ってつきみはこの中に入れさせたんだろう。チェリーさんはただの被害者に過ぎん。

 仕事してないで文化祭を楽しめみたいなものだろう。

 

「とりあえず出ましょうか」

「そ、そうだね……」

 

 近くにあった出口側の通路を行く。黒板側から歩いたからロッカー側までの距離はそう遠くない───と考えたところで俺と右足は何者かに掴まれた。

 

「うおおっ!?」

「どしたのジョ……わっ!?」

 

 急に掴まれた衝撃で体勢を崩してしまう。すぐに手を離れたが俺はチェリーさんの方へ体勢が行く。

 そのまま俺が押し倒した形になってしまった。

 

「あっその……」

「…………っ」

 

 心臓のバクバクが止まらない。チェリーさんの顔が近い。胸はすでに身体が触れている。その感触すら感じさせないほどに心拍数は上昇している。

 

「す、すみません! すぐに離れますね!」

 

 パッと手を離して俺はすぐさま立ち上がった。やべぇ……やべぇよ。俺嫌われたかもしれねぇ。この何ヶ月間で紡いだものが一気に崩壊したような気がした。

 

「うん。こっちも、その、ごめんね?」

「あっ……はい……」

 

 めっっっっちゃ気を遣われてる。

 多分俺の顔は、見えていなけれど死ぬほど真っ赤に燃えていただろう。鏡がなくてよかった。教室内が光に照らされなくてよかったと思うが、同時に何か心の中にしこりを残してしまった。

 結局俺たちはそのあと、特に何も驚くことなく出口にたどり着いたのだった。

 

「遅かったねジョーロ……、あれ。チェリーさん?」

「あっ、ホースっち……」

 

 光射す方向に出ると、ビオラ、パンジー、ホースの三人が揃っていた。つきみは変わらず接客をしており、というか三人とも後ろにいるチェリーさんの存在に驚いているようだった。

 まぁそりゃさっきまでいなかった知り合いが後ろにいたらびびるわな。

 

「あっそうだ、うちホースっちと話したいことがあったんだ! ちょっと借りてくね! 行くよホースっち!」

「ぅえっ、ちょ、チェリーさん!? 腕引っ張る力が強いたたたたたたたた!」

 

 嵐のように過ぎ去っていったな。

 姿を見ていると先ほどの光景が浮かんでくる。脳裏に焼き付いた光景がフラッシュバックしてくる。心臓の鼓動が早くなる。

 ラブコメ主人公みたいなことを行ってしまった、という興奮と、後でどう謝ればいいのかという恐怖が同時に心の中でぐるぐると回っていた。菓子折りでも持っていくべきだろうか……。

 

「ジョーロ君」

 

 話しかけたビオラと、無言でこちらを見ているパンジーはにこやか笑顔だ。無言の圧力で俺を押しつぶそうとしている。

 

「……なんだ?」

「中で何をしていたのかしら? ん? 何をカタカナに変換したほうがよかったかしら?」

「いや? 俺は何もしてないぞ?」

 

 右手の親指と人差し指をさすりながら言う。

 あんなことを起こしたなどとバレてしまえば何を言われるかわからない。馬鹿正直に話して平手打ちを喰らいたくもない。

 

「ふーん……ジョーロ君、膝曲げて」

「えっ、何で?」

「いいから」

 

 言われるがままに俺は膝を曲げて中腰になる。するとビオラはすれ違いざまに、俺の耳元にこう囁いた。

 

「うそつき」

「ウ゛ッ゛ッ゛!」

 

 ASMRみのあるボイスで正直興奮してしまった。思春期の男だからな。許してくれ。

 というかバレてんじゃん! バレる要素なかっただろ! ったく、あいつはエスパーなのか? 

 

「ほら行くわよジョーロ君。早くしないと文化祭が終わってしまうわ」

 

 ビオラはそういってそそくさと前を歩く。

 その後ろで、パンジーが俺の肩を叩いた。

 

「ジョーロ君」

「なんだよパンジー。お前も何か隠してると思ってるのか?」

「どちらでも構わないわ。でもね、ジョーロ君」

「なんだ?」

「私のことも忘れないで」

「それは、どういう……」

「ムードもへったくれもないけど、誰も聞いてなさそうだから言わせてもらうわね」

 

 周りの人間がどんどん歩いていく。俺たちの会話を気に留めず、各々の行き先に向かい、あるいは映えを狙った写真を撮る。誰もが自分たちの目的を遂行するためにここにいる。それは当たり前のことで、人の本能にあたるもの。気づかないうちに行なっている日常の動作。まるでそう感じるように、パンジーは当たり前のように、俺に告げるのだった。

 

「私もあなたのことが好きよ」

 

 そしてそう言い放ったのち、俺の頰に唇をつけた。反応が、追いつかなかった。

 そして、パンジーはビオラの後を追う。

 早くついて来なさい、と一言俺に向けて言い、ビオラのもとへ走っていく。

 

「……俺っていつからラブコメの主人公だったっけ? 夢?」

 

 そう思わざるをえないほどに、俺にとって衝撃的な出来事だった。

 

 

 軽音部の演奏を遠くで聴きながらフランクフルトを貪り、そのままゆっくりと歌声を聴く。バラードにジャンルが変わって雰囲気が落ち着いた頃に、ビオラは話しかけて来た。

 

「好きな人はいないの?」

「俺にか?」

「あなた以外誰がいるのよ。パンジーの好きな人なんて側から見ればわかるじゃない」

 

 わかんなかったよ俺は。

 俺にとっての衝撃な出来事その二だ。今年の夏に目を奪われた、麗しき美少女の正体がパンジーなのに、その女の子に告白をされた。

 嬉しくないわけがない。心が充実感に満たされるとはこのことを言うのだろう。リア充の仲間入りを果たしてしまったぜ。

 

「あなたの好きな人って話よ」

「俺の好きな人……か」

「黄昏ないでよ気持ち悪い」

 

 この人本当に俺のこと好きなの? 

 しかし俺の好きな人か。はっきり言えば俺自身いるかどうかすらわからない。俺の本能が知らないうちに好意を持つことだってあり得る。気づいたら好きになっていた、というやつだな。

 周りの女子達を思い浮かべる。ひまわりは確かに幼馴染枠で元気っ子で正直ひまわりがいるだけで元気がもらえる。だけど俺は幼馴染枠でしか見れない。好意とは別の観点で好きとしか言えない。よって違う。

 次にコスモス。この作品には出てないかわ一応名前が出ている現生徒会長にして先輩だ。

 ここで告げとくが俺は面食いだ。顔と胸でほとんどの基準を満たせれば好意の対象になる。入学してコスモスの姿を見たときは一目惚れして、役員になって近づこうと決心したのも今となっては懐かしい話だ。だがここ最近の女子との角の関わりによりその考え方は衰退した。極端な話、俺は毒舌クソ女でも内面さえ良ければOK思考だ。けれど今は違う。女子と会話して、初めて好き嫌いがわかるんだ。だがコスモスとは接点が未だにない。仕事ぐらいでしか会話がない。というか他の役員との会話の時間が多くて俺が割り込むことがほとんどない。よって違う。

 次にパンジー。出会いは地区大会の帰り。爆発的なアドバンテージの見た目でポイントが高い。こいつの入れてくれる紅茶はうまいし、お菓子もうまい。正直めちゃくちゃいい子だと思います。

 ライラックは断ったな。真面目に。そん時の俺の思考は謝罪をしにいくという感じだったからな。告白されるとは思わんかった。

 そのため除外。申し訳ない。

 あとは唐菖蒲組も含まれるか。

 ビオラとの再会は今思っても衝撃的だ。正直会うまで存在を忘れかけていた。卒業式に『忘れないでね』と言ってくれた意味はそこにあったと思う。ビオラは三つ編みの丸メガネで正直、正直眼中になかった。普通の友達という認識でいた。

 そんな彼女が本当の姿を見せ、それでいて好意を伝えてくれた。嬉しかったな。

 つきみは好きな人がホースなので論外。俺も友達という認識でしかない。俺もつきみが付き合う世界線なんてものは生まれないし生まれたとしてもそれは贋作ものの恋愛だ。ホースが死ぬか最初からいない展開という御都合主義じゃなければそんな世界は生まれない。

 最後にチェリーさんか。

 今年の夏に知り合った、ぶっちゃけて言えばパンジーよりも衝撃的な女の子。その後も関わりを深め、時には喧嘩し、旅行をし、今日まで色々と会話をして来た。

 ここ最近の思い出はチェリーさんと築いてきたものが多い。お礼を互いにしあって数ヶ月。西木蔦のヒロインメンツが霞むほどにチェリーさんとの交流は長かったし、信頼関係を築けていたと思う。先ほどの一件までは。

 押し倒して、胸と身体が重なろうとしていた。あの感覚は数時間前のことだから今でも思い出せる。思い出すだけであの時の気持ちが蘇る。もう一度したいという気持ちが芽生え、一緒にいたいという思いさえやってくる。……この気持ちを恋と定義した瞬間、俺は引き返せなくなる気がする。

 

「ジョーロ君?」

「……なんでもねぇ」

 

 それは本当に持っていい感情なのか? 

 俺は自分自身に問う。恋愛のサポートをしていた側の男が踏み込んでいい領域なのか? ホースに振られたから俺が貰うっていう下衆の発想でいいのか? 前の俺ならそれをよしとしていたかもしれない。ダメだ。この気持ちを抱くのはまずい。封印しておこう。

 なるべく考えてはいけない。チェリーさんを傷つけるだけだ。この感情は果たして気づくべき感情だったのか? ラブコメの主人公における重大な選択だ。俺は既にメインを踏み外しているという自覚がある。他校の女子高生だからな。

 ラブコメの主人公を目指している俺とはかけ離れてしまっている。今日まで築き上げてきた平凡キャラクターをなくしてもいいとさえ思う。……今更戻すのも面倒だし、癖になってるけど。癖になってんだ……一般モブを演じるの……。

 ボーカルが歌い終わる。思考する時間が終わる。俺の答えは不明だ。未回答で、埋めてはいけない空欄だ。

 

「悪りぃ。答えられねぇ」

「……そっ。いると思ってもいいのかしら?」

「そうとも言えるし、そうでないとも言える」

「どっちなのよ」

 

 俺にとってパンジーとビオラはどういう認識で見るべきか。

 ビオラは中学時代の旧友で、最近本物の姿を見せ、自身に起きたことを説明してくれた。俺のことを好きだという節は、今にして思えば中学の頃からあった。俺のために作ってくれたお菓子はそこにあり、これも最近知ったことだが、パンジーが作っているお菓子はビオラから教わったものらしい。どうりで食べたことある味と思ったわけだ。

 見た目よし声よりスペックよしで俺好みの見た目だ。いいかたそかにないのかよ。ないよ。ごめんな読者。

 次にパンジー。ビオラと同等のスペックを持ち、この夏知り合った女子生徒。思えばあの出会いは衝撃的なものだった。だって自分にとって見たことのない美少女がそこにいて、しかも俺に話しかけに来たんだからな。

 見た目よし声よしは当たり前だ。声はめちゃくちゃいいぞ。アスナとかララみたいな声してるし。俺の平日の昼休みの半分は図書室で過ごしている。ほとんど話し相手だ。こいつと語る本の話は面白い。俺の知らないことや、オススメの本を教えてくれて割とこれが知識になっている。

 そんな二人をどう見るべきか。俺の認識として真っ先に思い浮かんだのは……。

 

「ジョーロ君?」

 

 パンジーが俺の名前を呼ぶ。ビオラが俺の顔を見る。立ち上がった俺は夕日が沈もうとしている青空を見た。

 俺は自分が今日までに築いてきた自分の価値観を捨てることにした。見た目至上主義という考えを捨て、当たり障りのないラブコメ主人公を演じるのではなく、自然体の自分として接していこうと思う。

 流石に三年間使ってきたくせはそう簡単には治らない。特に学校の場だとその特徴が強く出てしまう。早くて四月くらいには消えるだろうか。常識とか、倫理とか、そんなものは関係ない。俺はラブコメの主人公じゃないけれど、俺の視点で動いているこの世界からしたら、俺は主人公なんだ。

 誰かの真似事じゃない、誰かの変わり者でもない。俺は俺であるべきなのだ。少なくとも、今日までに俺に好意を寄せてきてくれた女の子たちは、俺が作り上げてきた側面なんかを好んでいない。俺が隠していた側面の方を好きになってくれた。

 だからこの側面は捨てる。俺は、俺の道を行く。

 

「そろそろ帰るよ。考えることが増えた」

「……そう。たくさん悩むことね、ジョーロ君。最終的に選択するのはあなたなんだから」

 

 ビオラは俺に淡々と言った。

 もしかしたらビオラは俺の好きな人は誰なのかを気づいているかもしれない。それがどうした。だからといって俺の行く道を止める資格はない。

 

「最後に一つだけいいかしら」

「なんだ、ビオ…………!?」

 

 振り向きざまに俺の頰にやわい感触。ほんのりと温もりが伝わってくる。

 

「なっ、なっ……!」

「これであなたの雑念も払われるといいわね。それじゃあこれで。このあとキャンプファイアーがあるから」

 

 そう言ってビオラは校舎内に入っていった。俺とパンジーは気まずかった。

 そろそろ唐菖蒲高校の文化祭も終わりが近い。そろそろ帰るかとパンジーに話しかけようとしたところで、スマホから連絡の通知が来る。チェリーさんだ。

 

『十二月、予定ある?』

 

 そう書かれたトーク内を開いて、続きの言葉が来るのは長くはなかった。

 

『今年最後にはジョーロっちと遊びたいからさ、予定空けてくれるといいなーって』

 

 そういうことなら、と俺は軽く了承の連絡を送った。恋人がいないしアルバイトもない。時間ができるのは当たり前のことだ。

 

「帰るぞ、パンジー」

「……そうね」

 

 パンジーも立ち上がって隣に立つ、歩いて校門に向かいながらパンジーは話しかけてくる。

 

「私、嫌いなことははっきりと言うタイプなの」

「……」

「ジョーロ君が好きな人も、好きななった人も、私にとっては倒すべき相手、そんなのはわかってる。だけど……」

 

 パンジーは下を向く。言葉は震えており、冷静を保っていない。

 

「今日まで友達でいて、仲直りした女の子との関係が崩れることを考えると怖くなってしまうの。……恋愛って恐ろしいわね。一つ誤れば簡単に友情なんてものは崩れてしまう」

「……そうだな。俺もそう思うよ」

「だから私は後悔しないわ。誰が、どのような思考を得てからその考えに至ったかは気になるけど、それは私の知るべきことではないもの。私が知るべきなのはジョーロ君の恋心の答え、ただそれだけよ」

「パンジー……」

「だから私もイブにあなたに会いに行くわ。その時、答えを教えてね。じゃあね、ジョーロ君」

 

 そう言ってパンジーも俺の元から去っていく。

 ポケットに突っ込んだ手が冷たく感じた。俺がなすべきことを止める資格は誰にない。だから俺が後悔しないことをやり遂げる。だけど、それでもよ……きついもんはきついんだな。

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