転生したら大魔王の娘だった   作:残月

73 / 76
遅れてスミマセン。
戦闘パートもこんなに長くするつもりもなかったんですが……


竜親子姉弟の戦いの決着

 

 

 

◆◇sideダイ◇◆

 

 

 

暴走状態のイーリスに竜魔人のバラン。この二人と三つ巴の戦いを制するには二人を同時にライデインを使ったアバンストラッシュで倒すしかない。

でも、桁違いの魔力を操るイーリスにドラゴニックオーラを纏う竜魔人のバラン。バランは真魔剛竜剣にライデインを、イーリスはりゅうおうの杖にライデインを纏わせていた。特にイーリスはりゅうおうの杖の先端から魔力の刃を生み出している。あれはヤバいと直感的に感じた。

 

ヒュンケルから魔剣を託されたけど、この二人を一箇所に纏めてアバンストラッシュなんて無理だ……一瞬の隙を見抜いて技を叩き込むなんて神技、俺一人でなんて……

 

 

 

そう思った瞬間、バランの背にベギラマが叩き込まれた。地上からポップがバランの背にベギラマを放ったんだ。戸惑ったバランと地上のポップを呪文で攻撃しようと動きが止まったイーリス。今しかない!!

 

 

「アバン……ストラァァァァァァァァッシュ!!!」

「っ!」

「チィ!ギガブレイク!!」

 

 

 

俺の放ったライデインを纏わせたアバンストラッシュ。ライデインストラッシュはバランはギガブレイクを放ったが俺の方が僅かに早く、更に間に挟まれたイーリスはりゅうおうの杖で防御しようとしたみたいだけど……今は全力で放つしかない!

 

 

 

 

 

◆◇sideクロコダイン◇◆

 

 

天変地異としか言いようがない竜の騎士親子姉弟の戦いは凄まじいの一言に尽きる。

勇者として目覚ましい力を発揮するダイ。当代の竜の騎士として凄まじい力を持つバラン。そしてハドラーやザボエラ以上の魔力を操るイーリス。

 

 

ダイの全力の拳、ドルオーラ、氷の龍を操る呪文と今まで見た事がない必殺技の数々に近隣の森や城が破壊され尽くす。

そして最後の一手としてそれぞれがライデインを武器に纏わせ最大の技で互いに隙を見計らって最後の一手を狙っている。

イーリスは呪文で牽制し、バランは紋章閃や拳でフェイントや体勢を崩そうとしているが決め手には至っていなかった。

 

その均衡が崩れたのはポップのベギラマがバランに放たれた事で一瞬の隙がバランとイーリスに生まれた。その隙を突いたダイがライデインストラッシュをバランとイーリスに放った。その瞬間をダイは見逃さなかった。

 

動揺から動きが止まったバランとポップに攻撃を放とうと構えたイーリス。その瞬間、ダイはライデインを纏ったアバンストラッシュを放った。

バランは迎撃にギガブレイクを、イーリスは一瞬遅れたが、咄嗟にりゅうおうの杖で迎撃しようと下方からの構えから杖を振り上げて対処しようとしたがダイのアバンストラッシュが僅かに早く叩き込まれた。

 

 

 

 

 

◆◇sideキルバーン◇◆

 

 

 

いやぁ……洒落にならない戦いだね。竜の騎士が3人揃ってそれぞれが最高クラスの実力者。

ダイは紋章の力をフルに発揮している上に拳に紋章の力を移しているから一撃のパワーならバランより上だ。

バランは当代の竜の騎士だけあって戦闘経験も豊富で無類の強さを発揮している。更に伝説の竜魔人となって、その強さは他に比較対象が無い程にバケモノと言っても遜色ない程の強さを持っている。

そしてイーリス……暴走状態のイーリスはバーン様の見立て通りなら半端な竜魔人となっていて理性を失っている。だが、逆にそれが功を成したのか今のイーリスは今まで使えなかった数多の呪文を使いこなしてる。

 

誰か一人を選んで戦えと言われたら誰も嫌だと答えるよコレ。

まあ、僕の専門は暗殺だから真正面から戦うなんてないけどさ。不意打ちか策を練らないと殺れないって。

 

 

なんて思ってたら決着がついた。魔法使い君の援護でバランに隙が生まれ、イーリスの意識も魔法使い君に向けられた。それを見逃さなかったダイは全力のライデインストラッシュを放つ。バランは僅かに遅れてギガブレイクで迎撃。イーリスもりゅうおうの杖にライデインを付加した魔力の刃で応戦。

あの子また凄い事をサラッとやってのけたよ。りゅうおうの杖の嘴の先から魔力の刃を形成して擬似的な鎌を作り上げての一撃。ライデインの魔力で形成された刃は真魔剛竜剣に勝るとも劣らない武器となった。まあ、りゅうおうの杖自体が伝説の武具なんだけど。

 

そして技が重なる。ダイのライデインストラッシュ、バランのギガブレイク、イーリスの一撃。

それぞれの必殺技が重なり合って凄まじい閃光と爆音が鳴り響いた。

これ……イーリス生きてるかな?流石にヤバいと思うんだけど……なんて思っていたら遠見の水晶には大ダメージを負って落下していくダイ、バラン、イーリスの姿が。良かったダメージはデカいけど生きてるみたいだ。

 

 

「これは迎えに行った方が良さそうだね。よろしいですかバーン様?」

「うむ、任せる」

「………」

 

 

僕が提案するとバーン様は即返事をくれた。ミストはコクリと頷いて僕と共に謁見の間から出ていく。

 

 

「では、今の技はギガスラッシュという命名でよろしいですね?」

「うむ……まあ、よかろう」

 

 

振り返らなかったけど謁見の間からバーン様とアイナがイーリスが最後に使った技の命名を早くもしている話が聞こえた。今回は双方が合意の上でちゃんと名前が付いたみたいでヨカッタ、ヨカッタ。

もうあの夫婦喧嘩に巻き込まれたくないからネ。




ダイ→ライデインストラッシュ 横薙ぎ
バラン→ギガブレイク(ライデイン版) 振り下ろし
イーリス→ギガスラッシュ(ライデイン版)振り上げ
となっています。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。