ドラゴンボールZ 真・超サイヤ人   作:カンナム

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このお話は、結構人気の出たエピソードです。

短編ですので、力まずにお読みください!(^^)!


エピソード・オブ・バーダック

 惑星サイヤでの戦いを経て。

 

 孫悟空とベジータは新たなる仲間を連れて、地球に帰ってきた。

 

 これは、Z戦士と呼ばれる地球の戦士達に加わることになるサイヤ人二人の話である。

 

ーー孫悟空家の場合。

 

 パオズ山と呼ばれる山奥に建つ悟空の家。

 

 悟空は自分と同じ顔をしたサイヤ人の男性を妻と息子たちに紹介していた。

 

「ご、悟空さ…! ほ、ホントに悟空さのお父様だべか!?」

 

 目を見開いて驚いた表情なのは、悟空の妻であるチチであった。

 

「だから、そう言ってんじゃねえか。オラとソックリだろ? ほら、悟天! 挨拶だ」

 

 悟空がにこやかに自分の息子に対して告げる。

 

 すると明るい笑顔で悟天という悟空そっくりの顔をした子どもが頭を下げた。

 

「はじめまして、おじいちゃん! 僕、孫悟天です!!」

 

「……こ、こちらこそ」

 

 思わずと言った風な表情で頭を下げるバーダックに、悟空は笑う。

 

「ははっ! 父ちゃんも孫には弱いみてえだな!!」

 

「…参ったぜ、こりゃあ。この俺が、爺さんとはなぁ」

 

 そういうと悟天を腕に抱き上げ、ニヤリと笑いかける。

 

「あは! ホントだ!! 気とか雰囲気とか、お父さんに似てる!! わぁい! 僕、牛魔王お爺ちゃんのほかにもう一人、お爺ちゃんができたんだ!!」

 

 無邪気に喜ぶ悟天を腕に抱いて、バーダックはチチを見る。

 

「クク、随分甘ったれたガキだな。んで、アンタがカカロットの嫁か。俺はバーダックだ、よろしくな」

 

 ワイルドに笑いかけるバーダックに頬を赤く染め、チチが頭を下げる。

 

「こ、こちらこそですだよ! オラ、悟空さの妻でチチって言います。ああ、悟空さ! どうしてお父様を連れてきてくれるんだったら、予め言っておいてくれねえだ!? こんな格好で出迎えちまっただよ!!」

 

「ははっ! 父ちゃんは、そんなん気にしねぇって! な?」

 

 笑いかける悟空にバーダックはニヤリとしながら告げる。

 

「そういうこった」

 

 そんな親子に向かってチチが叫ぶ。

 

「そ、そうは行かねえだ! お父様が来てくれただよ!! きっちりと迎えなきゃいけねえだ!! 悟空さ、外で時間を潰して来てけろ!! オラ、おっ父を呼んでくるだ!! 悟飯ちゃんやビーデルさ、パンちゃんも呼ばねえと!! とびっきりの料理を作るだよ!!!」

 

「ホント! やったぁ!! おじいちゃん、お母さんの料理ホントに美味しいんだよ!!」

 

 バーダックの腕の中で喜ぶ悟天に悟空も頷く。

 

「よし! 父ちゃん、オラ達と一緒にオラの仲間に会いに行こうぜ!!」

 

「…やれやれ、しょうがねえか」

 

 満面の笑顔の息子と孫に苦笑を返し、バーダックは悟空の瞬間移動で飛んだ。

 

ーーーーカプセルコーポレーション

 

 ベジータが住む西の都最大の豪邸で。

 

 2メートルを越える長身のサイヤ人ブロリーが、ベジータに紹介されていた。

 

「今日から住むことになるサイヤ人のブロリーだ」

 

「…ブロリー、です。よろしく」

 

 ぶっきらぼうに告げる自分の旦那から紹介され、丁寧に頭を下げる青年を見上げる青い髪の美女。

 

「へぇ? 結構いい男じゃない。それにサイヤ人にしちゃ、上品ね?」

 

「ブロリーは、エリートの名家出身だからな。…ナッパみたいな野郎もいるが。部屋が空いているなら住ませても構わんな?」

 

「はいはい、大丈夫よ。私はブルマ! ベジータの美人妻よ」

 

 ウインクしながら告げるブルマに、ブロリーはコクリと頷いて返す。

 

 ブルマの膝裏から紫の髪をした少年が見上げてきた。

 

「ねぇ! ブロリーさんは、とっても強そうだね!!」

 

「…トランクス、か」

 

「え? どうして僕の名前、知ってるの?」

 

「…少しな」

 

 影のある笑みを浮かべながら、ブロリーはトランクスに向かって告げた。

 

「よろしく頼む」

 

「こちらこそ! ねえ、パパ! ブロリーさんが一緒に暮らすんなら、僕が案内してもいい? ウチ広いからさ」

 

 満面の笑みで言うトランクスに、ベジータは静かにブロリーを見上げて言った。

 

「息子の世話を頼めるか?」

 

「…ああ」

 

 それだけを言い合うと、ブロリーはトランクスに手を引かれて去っていった。

 

 ブルマが意味ありげな笑みを浮かべながら、ベジータを見る。

 

「…なんだ?」

 

「ううん。貴方が嬉しそう、って思っただけよ」

 

「…ああ」

 

 素直に柔らかな笑顔で応えたベジータに、ブルマはとても穏やかな笑顔を見せるとベジータの肩に自分の首をもたれかからせる。

 

「! お、おい! こんなまっ昼間から!!」

 

「いいじゃなぁい? 夫婦なんだから」

 

「………し、仕方ない」

 

 腕を組んで顔を真っ赤にしながら言うベジータを見て、ブルマが嬉しそうな笑みを見せていた。

 

ーーーー

 

 平和な街中。

 

 危険な運転をしたドライバーを交通違反で指導する警察官がいた。

 

「悪かったよ、クリリン! 大目に見てくれって」

 

「ダメです! ヤムチャさん、今のは危険でしたよ!! プーアルも止めないとダメじゃないか!!」

 

「す、すみません。ヤムチャ様が聞いてくれなくて~」

 

 小柄な身長の警察官が、顔に傷のある長髪の青年と空を飛ぶ猫のような生き物に話しかけている。

 

 クリリンとヤムチャ、そしてプーアルだった。

 

「ーーん?」

 

 そんな三人の前に突如として現れるサイヤ人達。

 

 悟空と悟天、バーダックが最初に現れたのはクリリンだった。

 

「! 悟空! それに悟天じゃないか!!」

 

「あれ? そっちの悟空によく似た人は?」

 

 クリリンとヤムチャを見て悟空がにこやかに手を上げる。

 

「よ! クリリン、ヤムチャにプーアル! 紹介すんぜ!! オラの父ちゃんだ!!」

 

「ボクのおじいちゃんだよ!!」

 

 二人の言葉に一瞬、クリリンたちは目を見開いた後、同時に声を上げた。

 

「「「ええ~!!?」」」

 

 驚きの声を上げた後、クリリン達は随時声を上げていく。

 

「で、でも! 悟空の親父さんって死んだんじゃないのか!?」

 

「どういうことだ、ドラゴンボールで蘇ったのか?」

 

「でも、本当にそっくりですね~」

 

 三人からの言葉に悟空はニッと笑いかけて告げる。

 

「それが、オラにもよく分かんねえんだけどよ! とにかく父ちゃんは生き返ったんだ!!」

 

「…俺に似て大雑把なガキだぜ」

 

 軽く笑って告げるバーダックにクリリンたちも目を丸くする。

 

「さて、そんじゃ次は天津飯だな! 行くぜ、悟天! 父ちゃん!」

 

「うん!!」

 

「…やれやれだぜ」

 

 目の前から居なくなった三人の同じ顔をした家族に、クリリンが静かに言う。

 

「はじめて見ましたね、悟空のあんな嬉しそうな顔」

 

「そうか? 俺は見覚えがあるぜ。アレは占いババ様の所で、育ての孫悟飯老人に再会した時の顔だ」

 

 ヤムチャの言葉に、なるほどとクリリンは頷いた。

 

ーーーー

 

 三つ目のスキンヘッドの青年・天津飯と白い肌の少年・チャオズは、揃って畑を耕していた。

 

 辺境の何もない荒地を耕してようやくできた農作物に、二人は穏やかな笑顔を向ける。

 

「ん? この気は」

 

「天さん、悟空の気だ! それと、悟天ともう一人?」

 

「ーーサイヤ人か」

 

 農作業を止めて、前を向くと思ったとおり、孫悟空がこちらに向かって歩いてきた。

 

 隣には、悟空とよく似たサイヤ人の青年が悟天を腕に抱きながら、こちらに来る。

 

 サイヤ人はニヤリと天津飯を見て笑った。

 

「…ほう? 相当鍛えてるようだな」

 

「孫、この男は?」

 

 天津飯は好戦的な笑みを浮かべるサイヤ人から目を離し、悟空に問いかける。

 

 すると悟空は明るく笑いながら告げた。

 

「オラの父ちゃんだ! 父ちゃん、こっちは天津飯とチャオズだ!」

 

「バーダックだ、よろしくな三つ目野郎」

 

 ニヤリとするバーダックに天津飯とチャオズは目を大きく見開いて悟空を見返す。

 

「父ちゃん…? 孫、もしかしてお前の?」

 

「悟空のお父さん? でも、親の顔見たことないって」

 

 二人に向かって悟空は笑う。

 

「へへっ! みんなに紹介して回ってんだ!!」

 

「おじいちゃん、凄く強そうなんだよ! 天津飯さん、チャオズさん!」

 

 悟天も楽しそうに笑うとバーダックはニヤリとして孫の頭を乱暴に撫でる。

 

 くすぐったそうな表情で悟天は笑った。

 

「…理解が追いつくのに時間がかかったが、よく分かった」

 

「それじゃ、悟空。お前、お父さんも一緒に暮らすのか?」

 

 天津飯とチャオズの言葉に悟空は嬉しそうに笑った。

 

「ああ! 父ちゃんはオラの家に住んでもらう!!」

 

「やれやれだぜ。戦闘服を適当に見繕わねえとな」

 

 戦闘服が一着しか無いので、適当に服を改める必要があると嘆くバーダックに、悟天がにこやかに告げた。

 

「おじいちゃん、お父さんの道着があるよ!?」

 

「あの山吹色の道着か? …考えとくぜ」

 

「おじいちゃんが着てくれたら、僕もお父さんも兄ちゃんもおそろいだよ!!」

 

 すごく嬉しそうに言われ、バーダックは静かに頭を掻いた。

 

「それが一番手っ取り早えぞ! オラ、道着の着替えは何着も持ってんだ!!」

 

「…やれやれ。ま、しばらくはそれで良いか」

 

「よし、そんじゃ次はカリン様やピッコロ、神さまん所だ!!」

 

 等と言い合いながら、悟空達は天津飯たちに手を振って去っていった。

 

「相変わらず、せわしない奴だ」

 

 そんな悟空を見送って、天津飯は穏やかに笑った。

 

ーーーー

 

 カリン塔と呼ばれる天に向かって聳え立つ塔。

 

 その中腹にある居住スペースに悟空達は瞬間移動していた。

 

「どひゃあぁ! 孫! いきなり現れるのはやめてちょーよ~!!」

 

 茶色の着物を着た小太りの黒髪の男性が、悟空に向かって抗議する。

 

 これに悟空は明るく語り掛けた。

 

「よ! ヤジロベー!! カリン様も、久しぶりだ!!」

 

 ヤジロベーの隣に居る二足歩行する老猫を見て、悟空は笑いかける。

 

「おお~、久しぶりじゃの。その男は?」

 

 カリンと呼ばれた猫の仙人は、静かに悟空の隣に居るバンダナを付けた頬に十字傷のあるサイヤ人を見る。

 

「紹介するぜ! オラの父ちゃんのバーダックだ!!」

 

「なるほどのぉ。はじめまして、ワシはカリンという」

 

「…親父のバーダックだ」

 

 その言葉にヤジロベーが目を見開いて叫んだ。

 

「孫、おみゃぁの父ちゃん! 若過ぎやしねえか!! おみゃあも若けえけんどよ!!」

 

 これに悟空と悟天が笑いながら応える。

 

「ははっ! オラ達サイヤ人は80までは若いみてぇだかんな!!」

 

「やっぱり皆、同じリアクションだね。お父さん!! おじいちゃん、カッコイイもん!!」

 

 一通り会話をし終えた後、悟空は二人に向かって手を振ると、瞬間移動で神様の神殿へと向かった。

 

 カリン塔の遥か上空に存在する神の神殿。

 

 三人を出迎えるように緑色の肌をした青年と少年、そして黒い肌の小太りの男が並んでいた。

 

「よ! ピッコロ、デンデ! それにミスター・ポポ!!」

 

「久しぶり、神さま!!」

 

 悟空と悟天の言葉に出迎えた三人はそれぞれ返事する。

 

「来たか悟空、そいつが?」

 

「お父さんですか。よかったですね、悟空さん」

 

「お前の父親、確かにお前によく似ている」

 

 バーダックは静かに三人のうち、ピッコロとデンデを見返して呟いた。

 

「ナメック星人か…。さっきの三つ目族もそうだが、この地球って星は色んな星の連中が移住してやがんだな」

 

「いぃ!? 天津飯は地球人じゃねえのか!?」

 

 驚きの声を上げる悟空にバーダックは頷いた後、ピッコロを見据える。

 

「さっきの三つ目族の野郎も中々鍛えてやがったが、テメエはそれよりも上か。ナメック星人にしちゃ、大ぇしたモンだ!!」

 

「その褒め言葉は素直に受け取っておこう」

 

 ニヤリとするバーダックにピッコロはクールな姿勢のまま答える。

 

 互いに名乗りを終えると、悟空と悟天は手を振りながらバーダックを連れて宮殿を後にした。

 

「悟空の奴め。隠してやがるが、何かあったな。感じられる基本戦闘力の桁が違ってやがる」

 

 自分を遥かに置いて、孫悟空は強くなっていく。

 

 ピッコロはそのことに、一抹の寂しさを感じていた。

 

ーーーー

 

 海の上の孤島に浮かぶ、ピンクの壁に赤い屋根をした木造りの一軒家ーーカメハウス。

 

 そこで日差しを浴びながら眠っている老人の前に悟空は現れた。

 

「亀仙人のじっちゃん!」

 

「! おお、悟空か。悟天も一緒とは珍しいなぁ。はて? 悟空、お前さんによく似たそちらの方は?」

 

「紹介すっぜ! オラの父ちゃんのバーダックだ! 父ちゃん、こっちはオラの武術の師匠だった亀仙人のじっちゃんで、武天老師って呼ばれてんだ!! オラのかめはめ波は、じっちゃんの技なんだぜ!! だからオラと悟天の道着は亀仙流のものなんだ!!」

 

 その言葉に悟天を抱いたバーダックは目を見開いて告げた。

 

「ほぉ? するとアンタがカカロットに戦闘を教えてくれたってわけか。世話になったな、アンタのおかげで俺のクソガキは強くなれたみてぇだ」

 

「何のなんの! ワシなど切っ掛けを与えたに過ぎませんよ!! 悟空の親父さんとは、これからもよろしくお願いします、バーダックさん!!」

 

 二人の名乗りに悟空が頬を搔きながら呟く。

 

「な、何かこっぱずかしいぞ」

 

「あ~、お父さん。照れてる!!」

 

「なんだ、可愛いとこあんじゃねえか。カカロット!」

 

 笑いに包まれるカメハウスでしばらく雑談をした後、悟空はサタンシティに向かった。

 

ーーーー

 

 サタンシティにある豪邸。

 

 地球を救ったMr.サタンが、自分の娘と義理の息子になった孫悟飯の為に建てたものである。

 

 玄関先に立った三人に、悟天が声を上げた。

 

「ビーデルさぁん! 兄ちゃぁん!!」

 

「じゃますっぞ~!」

 

 そう言って悟空がドアを開け中に入ると、赤い服を着たビーデルが出迎えてくれた。

 

「あら、お義父さん! 悟天君も!!」

 

「おお! 悟空さんじゃありませんか!!」

 

 隣にはアフロヘアの髭を蓄えた男性ーー地球の英雄・Mr.サタンもいる。

 

「よ、サタン! オメエ、まぁたパンに会いに来たんか?」

 

「そうなんですよ! 可愛くて可愛くて!」

 

 そう言いながら、ふと悟天を抱き上げている悟空そっくりの鋭い目をした男ーーバータックを見る。

 

「ええと? 悟空さんのお兄さんか、何かですか?」

 

「ああ! 紹介すっぜ、オラの父ちゃんだ!!」

 

「うぇええええ!!?」

 

 思わず変な声を上げて驚くサタンに、バーダックは目をやる。

 

「よろしくな」

 

 するとビーデルが穏やかな笑顔でバーダックの前に来ると言った。

 

「はじめまして、お義祖父さん。私は、ビーデル。孫悟空お義父さんの息子。孫悟飯君の妻です」

 

「! なんだと? カカロット。テメエ、嫁がもらえるほどデカイガキが居やがったのか?」

 

 思わず問いかけるバーダックに悟空と悟天が頷く。

 

「ああ! 悟飯ってんだ!! そろそろ来ると思うぜ!!」

 

「おじいちゃん、兄ちゃんは学者してるんだ!!」

 

 二人からの言葉に鋭い目を奥の扉に向けるバーダック。

 

 そこから、小さな赤ん坊を抱いた、悟空と歳の変わらない黒髪を逆立て眼鏡をかけた青年が姿を見せる。

 

「父さん、悟天! いらっしゃい!!」

 

「だ~!!」

 

 悟飯の腕の中で小さな赤ん坊が、手を振ってくる。

 

 悟空は小さな手を握ると告げた。

 

「おお、パン! 祖父ちゃんだぞ、元気にしてっか?」

 

「祖父ちゃん? おい、カカロット。まさか、その赤ん坊は…!!」

 

「ああ! オラの孫で、父ちゃんの曾孫のパンだ!!」

 

「……さすがに曾孫まで出来てるとは思わなかったぜ」

 

 バーダックは複雑そうな表情でパンを見る。

 

 悟天がニコリと笑ってバーダックの腕から降りると、悟飯に向かって告げた。

 

「兄ちゃん、この人が僕らのお祖父ちゃんだよ!!」

 

「…え!? あの、貴方は…!!」

 

 これにバーダックは静かに悟飯を見て告げた。

 

「バーダックだ。テメエがフリーザにやられたのか?」

 

「…え?」

 

 バーダックは真剣な表情のまま、悟飯の肩に右手を置くと告げる。

 

「怪我は大丈夫か?」

 

「え、ええ。ありがとうございます」

 

「ならいい」

 

 ぶっきらぼうに告げるバーダックを悟空が楽し気に見ている。

 

「と、父さん。どうしてお祖父さんが?」

 

「オラにも難しいこたぁ、分かんね。でもよ、父ちゃんはオラの家でこれから暮らすんだ!!」

 

「…そうだったんですか」

 

「チチが牛魔王のおっちゃんも呼ぶみてぇだかんな。今日はごちそうだってよ!!」

 

 その言葉に悟飯は嬉しそうに笑った。

 

「母さんの料理ですか。分かりました、今日はビーデルさんやサタンさんとそちらに向かいます」

 

「だ~!!」

 

 突如、パンが大きく叫びながら悟飯の腕から逃れるとバーダックの目の前に浮遊して現れ、無理矢理自分を抱かせる。

 

「だ~♪」

 

「…こりゃ、とんだお転婆だな」

 

 呆れたようなバーダックの声に、場に居る皆が高らかに笑った。

 

 こうしてバーダックとブロリーは、地球人の一員として暮らすことになるのである。

 

「…ギネよぉ。ラディッツのバカは死んじまったみてぇだが、カカロットの野郎は孫まで出来てやがるぞ。あの世から見てっか?」

 

 静かにバーダックは天を見上げて笑った。

 

 夕焼け空に一番星が煌いていた。

 





ターレスが居ませんが、奴はエピソード・オブ・ターレスとして出した方が面白いかもなぁと思って、この時は書きませんでした。

ありがとうございました( *´艸`)


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