どちらも違う人間の魂を持ったまま再会し、拳を交える。
そこにあるのは、情か。それとも戦闘民族の本能か。
絶望の未来。
廃墟と化した北の都で、孫悟飯とゼノは構えを取る。
片手を顔の横に置いて前に、もう片方の手を腰に置いて引き拳を握るという同じ構えだった。
違うのは、左手を前に出すオーソドックスなゼノの構えに対し、孫悟飯の方は右手を前に出すサウスポースタイルであることだ。
「…悟飯さん」
ゼノと悟飯の対峙する姿を観察するピッコロと、見知らぬ紅の道着を着たサイヤ人の間に来て、トランクスもジッと二人を見る。
(前髪を一房残して、髪を逆立てたあの姿。超サイヤ人だからか、セルを倒した時の悟飯さんを思い起こさせる…!!)
その凛々しい姿と強さは忘れようにも忘れられない。
セルを倒した悟飯の超サイヤ人2は、トランクスにとって目標だった。
「さっきのブラックとか言う奴に気が似ているが、あのゼノという男。何者だ? 奴からは孫悟空とブラックーー二つの気の特徴がある」
ジッと見るトランクスの横からピッコロが声をかけてきたので、トランクスは思考を中断し顔を向けて応える。
「…説明します。それには、ブラックの正体から話さなければいけないんですが。実はーー」
告げられた事実に、ピッコロは静かに顔をゼノと悟飯に向ける。
「なるほど。ゼノは俺達の世界の第10宇宙の界王ザマスの魂とこの世界の孫悟空が融合した存在と言う事か」
「はいーー。別の世界の自分を倒すために、ゼノさんは」
「…そうか」
瞳を鋭く細め、ピッコロは悟飯に目を向ける。
「それよりも、教えてほしいんだけどよピッコロ? さっきの真・超サイヤ人と今の悟飯。微妙に違うよな? 前髪が今の方が少ない。一体、どうなってんだ? まるで別人に見えるんだが?」
問いかけにピッコロは簡単な説明を施した。
「別人だ。先程のは、悟飯と首飾りの中に居るもう一人の悟飯が同時に真・超サイヤ人に至った姿だからな」
「? あの勾玉ーーリューベのしていた『魂鎮(たましず)めの首飾り』か! ターニッブが?」
「ああ。時の狭間に漂うこの世界の悟飯の魂を固定化させるのに預けてくれた」
「…強いわけだぜ。さっきの真・超サイヤ人は二人の悟飯が融合したようなもんってわけか!」
「強い奴を見ると喜ぶか、貴様も似てるな…。孫悟空やターニッブに」
拳を合わせて武者震いに震えるガーキンをピッコロはニヤリと見た。
ーーーー
向き合ったまま動こうとしない金色の髪の青年と黒髪の青年。
二人は、同時に右と左のストレートを放ち合い、中央で拳をぶつけ合った。
鈍い音と衝撃が周りに響く中、互いに拳を引いて構える。
超サイヤ人・孫悟飯が静かに言葉を投げかけた。
「…何故、超サイヤ人にならない?」
これにゼノは真剣な表情のまま、口許を弱った様に緩ませて苦笑う。
「私は、生まれ変わったこの肉体を使いこなせていない。孫悟空の記憶と魂を持ってはいるが、主人格はザマスだからな。肉体の記憶もサイヤ人・孫悟空のソレに作り変えただけで、ベースは界王ザマスのものだ。孫悟空の記憶を持っていても、肉体が覚えた癖、鍛えた技までは完全に再現できない」
「なるほど。だから、アンタからは父さんの気を感じるのか…。だが、それなら何故ブラックは父さんの肉体を手に入れた? 別の肉体に作り変えることができるのなら、そのように願えばいいんじゃないのか?」
悟飯の静かな問いかけに、ザマスーーゼノは苦笑をそのままに返す。
「私の技は、好きな肉体に作り変えることが出来るのではない。孫悟空の魂をベースにしたから作り変えることが出来たに過ぎない。君は知らないかもしれないが、孫悟空は老界王神の命と引き換えに現世に復活した。それを私も真似たに過ぎない」
構えたまま、ゼノは静かに自分を責めるような表情に変わる。
「孫悟空はザマスに己の人格と技の記憶を託し、融合を果たした。自分よりも私の方が強いから、とな」
「…父さんらしいな。ブルマさん達を護るために、アンタに自分を差し出したってことか」
「ああ」
静かな声にゼノも瞳を細めて腰を落とす。
「孫悟空を別次元の私が貶めるならば、私が彼の名と存在を護る!!」
「……あなたの覚悟は、分かりました。ですが、あなたの力がその覚悟に見合うものか。試させてもらいます!!」
言うや否や、悟飯は一気にゼノの懐に飛び込む。
「! さすがに速い!!」
歯を食いしばりながら超サイヤ人になった悟飯の拳を受けるゼノ。
正面に振り下ろされたストレートを、顔の前に上げた左腕でガードする。
強烈な一撃に腕が痺れる。
「…今の貴方は、子どもの頃セルを倒した超サイヤ人2の僕と同じくらいの基本戦闘力です」
「! 私の動きを見ずに分かるのか、悟飯!?」
驚愕するゼノに悟飯は静かに続ける。
「強さだけなら、この世界の父さんを遥かに上回っている。だけど“孫悟空”は、そんなものじゃない…!」
拳を引いて蹴りを放つ悟飯。
上段回し蹴りを両腕でガードして受けるゼノだが、その威力を殺しきれずに弾き飛ばされる。
「……っ!?」
超サイヤ人ーーあらゆる超サイヤ人の基本となる姿で、軽々とブラックを超える一撃を放った悟飯にゼノは目を見開いた。
「あなたが“孫悟空”を名乗るならば、それに見合う力を俺に見せてください!!」
金色のオーラを纏った悟飯は、普段の穏やかな雰囲気などなく。
内側に持っていた激しい部分を前面に押し出してゼノに殴りかかった。
「くっ!!」
両腕を曲げて顔の前でクロスし、悟飯の強烈な右ストレートを受ける。
轟音が響き、背後にある廃墟のビル群が衝撃で崩れていく。
「…ぐ、ぅ!!」
「そんな程度では、俺の拳は止められませんよ!!」
受け止めた拳ーーだが、更に金色の気を噴き上がらせて、悟飯は強引に拳をガードの上にめり込ませ、ゼノを吹き飛ばした。
「ぐぁああああ!」
悲鳴と共に後方に弾け飛ぶゼノを追いかけて、空中で先回りし、立て続けに拳と蹴りを繰り出す悟飯。
強烈なラッシュにゼノは瞬く間に身体をボロボロにされていく。
「ガハァッ!」
地面に足をこすりつけながら、血を吹き上げて仰け反るゼノ。
強烈な蹴りで顎を蹴り上げながら、悟飯は静かに蹴り脚を軸足に戻す。
(…な、なんという強さだ。孫悟空といい、ターニッブといい。人間の身で、これほどまでに…!!)
圧倒的な強さを誇る悟飯を前に肩で息をしながら、戦慄するゼノ。
対峙する悟飯は静かに笑みを浮かべている。
「…楽しいですか?」
「!」
悟飯の指摘に自分の口許に手を当てるゼノ。
自覚をしていなかったが、笑っている。
「わ、私はーー?」
目を見開く。
強敵との戦いを楽しいと思ったことはなかった。
純粋な武を競い合うだけならば、ザマスであった頃に何度か腕試しをしたこともある。
だが、神の中でも特に優れていたザマスは負けを知らなかった。
そんな彼をして、目の前の孫悟飯という男は強敵だ。
まず、今の現状では勝てない。
「笑っている? 私が?」
口の形を手で触って感じるなり思う。
自分は笑っていた。
「感じますか? 貴方の中の俺の父さんをーー! 孫悟空を!!」
不敵な笑みを浮かべた悟飯に、ゼノは目を見開いて拳を握り、己の胸に当てる。
ーー へへっ! ワクワクすっぞ!! ーー
そんな声が、胸の内に響いた気がした。
その声にザマスの魂がーーゼノの心が震えている。
力が湧き上がるかのようだった。
まだ、やれるーー!
どうにか、出来るはずだ。
ゼノの心の中に響く声が、彼を奮い立たせる。
勇気が、熱い想いが湧いて来る。
ゼノはそれを自覚しながら、しかし口では疑問の声を上げた。
「悟飯、お前は私を恨んでいないのか?」
「…恨む? 何故?」
「私は、お前の父の魂と融合した。肉体を復元させた別人だ。お前にとって私は、孫悟空を奪ったものだ」
「フ、そんなことですか」
「そんなこと、だと!?」
目を見開くゼノを悟飯は笑って見据える。
「貴方は父さんを奪ってなんかいない。貴方と融合すると言ったのは父さんだ。父さんは貴方の中で生きている。父さんの選択に間違いなんかない。今までも、これからもです」
「…悟飯」
「構えてください。貴方が少しでも、俺から父さんを奪ったと負い目を感じてくれるのなら。誰にも負けないでください」
「……!!」
見開いた瞳に、強く熱い翡翠の瞳が飛び込んでくる。
真っ直ぐにーー悟飯はゼノに告げた。
「孫悟空はーー父さんは、宇宙最強です。子どものころから、俺はそう信じてます! これからも! だから!!」
「フ、フフ…! 参ったな。今のお前を超えろっていうのか?」
「ええ。貴方が、孫悟空ならば!!」
その熱い言葉にゼノは静かに頷く。
これに悟飯はニコリと笑った後、首に下げた勾玉を左手で握り締めた。
「…? これは、魂の形が変わる?」
灰色の勾玉から放たれる銀色の光を浴びて、悟飯の姿が少し変わる。
逆立つ髪のボリュームが全体的に刈り込まれたものになって短くなり、前髪が増える。
左目には刀疵のようなモノが走り、青色のインナーの袖が二の腕まで伸びた。
「…悟飯。お前は、この世界の孫悟飯なのかーー!?」
そう。
超サイヤ人の状態だった悟飯は、未来悟飯の姿に変身したのだ。
「聞こえますか、父さんーー」
未来悟飯は静かに金色のオーラを身に纏いながら告げる。
現代悟飯よりも低く、落ち着いた声で。
「ゼノさんの目を通して、今の俺の全力がどれだけのモノか。見てください」
「……その言葉に孫悟空の言葉で応えるなら」
ゼノは呟きながら、拳を両腰に置いて気を高める。
金色のオーラを身に纏う。
「お前の本気、俺に見せてみろ! 悟飯!!」
髪が天に向かって逆立ち、金色に目は翡翠に変化する。
ガーキンが目を見開いてニッと笑った。
「超サイヤ人ーー! やりやがったな、ゼノってヤツ!!」
「ああ。だが、それでも今の悟飯の相手が出来るかな?」
淡々と告げるピッコロをガーキンが振り返る。
「あん?」
「ブラックと戦うと言うのなら、最低でも真・超サイヤ人の力を解放した悟飯と戦えるレベルでなければならん。今の通常の超サイヤ人に劣るようでは、正直に言って話にならんだろう」
「そんなこと言ってもよ、一朝一夕にできるもんじゃねえって。なぁ、お前もそう思うだろ? えっと、トランクスだっけ?」
共に観戦しているトランクスに声をかけるガーキンだったが、彼は呆然と目を見開いて涙を流している。
「! お、おい、どうしたよ? トランクス!?」
ピッコロは何も言わずにトランクスの涙を見て目を細める。
トランクスは話しかけられているのも気付かずに涙を流しながら、震える声で呟いた。
「…悟飯、さん。悟飯さん……!!」
脳裏に浮かび上がる隻腕の彼の姿。
誇り高く散った亡骸を抱いて。
あの雨の日に別れた最愛の師。
「悟飯さぁああああああんっ!!!」
涙を流しながらあの日のように泣き叫ぶトランクスを、未来悟飯は静かに振り返る。
そして穏やかで力強い笑みを返してくれた。
「トランクス。立派な、戦士の顔になったな」
ただならぬトランクスの様子に、事情を知らないガーキンが、思わず困惑したような表情になる。
「トランクス。今は後にしろ」
静かなピッコロの言葉に、その場から飛び出そうとしたトランクスの動きが止まる。
「事情があってな。悟飯があの姿で居られるのは五分しかないんだ。まずはこの世界の悟空の奴に見せてやってくれ。アイツの強さを」
トランクスは、その場で涙を流しながら悟飯の顔を見返していた。
未来悟飯は静かにトランクスから、目の前の孫悟空・ゼノに目を向ける。
構え合う両者。
両者、同時に地を蹴るーー。
金色のオーラが弾け、地面をあちこちで穿ちながら、コンクリートの地表を砕いて破片が宙に浮かび上がり、砕かれていく。
「はぁああああっ!!」
「だだだだっ! つぅおりゃぁああっ!」
気合の声を上げながらぶつかり合う両者の打撃。
悟飯の攻撃について行くゼノの動きを見据え、ピッコロは静かに口元を吊り上げた。
「…ようやく、目を覚ましやがったか。悟空の奴…!」
秒間、数百は繰り出される打撃の応酬を見ながらピッコロは笑う。
ガーキンが目を見開きながら呟いた。
「おいおい。さっきまでと動きが全然違うじゃねえか! つーか、この動きは悟空…!?」
「ゼノさんの動きが、どんどんと洗練されていく。悟空さんの動きとゼノさん自身の動きが融合していく。まるで真綿に水を沁み込ませるように…!!」
トランクスの言うとおりだった。
ブラックは、孫悟空の技を使えば、強力でキレも鋭くなるがザマス本来の技は、僅かに劣る。
だが、ゼノの方は違う。
孫悟空の技もザマスの技も、同時に100パーセントの力で使えている。
記憶も人格もーー二人の心は闘いを通して一つに融け合っていく。
強烈な拳と拳を繰り出し合い、離れる両者。
「…強くなったなぁ。何て言やいいのか分かんねぇが。俺は、なんだか嬉しいぞ…悟飯!!」
静かに告げるゼノの言葉に、未来悟飯も微笑みを返す。
「父さん、ありがとう。俺、がんばるよ! みんなを、今度こそ護ってみせる!! 別の未来の俺と一緒に!!」
微笑み合う二人の親子。
本来ならば、二度とこの世で巡り合うはずのない親子が、互いに生前とは似て非なる肉体に魂を宿して、再会を果たしたのだ。
ーーーー
一方、プリカの召集に応じて現代の地球では孫悟空とターニッブ、バーダックの他に二人のサイヤ人が集っていた。
サイヤ人の王子ベジータと伝説の超サイヤ人ブロリーである。
五人のサイヤ人達は、プリカの案内で今まさに未来時空の世界へと跳び立とうとしていたところだった。
「待ってください! 悟空さん達!!」
「待つのだ! 勇敢なるサイヤの戦士達よ!!」
そんな二つの声が響き、プリカは時空の階段を広げた状態のまま振り返る。
そこには、薄い紫色の肌をした小柄な青年と大柄な初老の男が立っていた。
「界王神様にキビトのおっちゃんじゃねえか? どうしたぁ!?」
「え? 界王神様? この方が、ビルス様の番?」
少年のような見た目の青年を見ながらプリカが首を傾げると、界王神は静かに咳払いして告げる。
「悟空さんにベジータさん。貴方達の話は聞かせて頂きました。実は、第10宇宙のゴワス様が貴方達にお話をしたいことがあると言っているのです」
界王神の言葉に悟空は首を傾げる。
「第10宇宙? オラ達は第7宇宙だろ? いったい何の用なんだ?」
「おい、界王神! 今は、そんなことはどうでもいい!! 早くしないと未来時空のトランクスとブルマがーー地球が危険なんだ!!」
焦ったベジータの声に、界王神は申し訳なさそうに頭を下げる。
「お願いします! こちらも事の重大さは理解しています!! ですが、どうかゴワス様にーー」
必死の様子の界王神を下げ、付き人であるキビトが静かにベジータの前に出る。
「落ち着いてくれ、サイヤ人の王子ベジータよ。孫悟空、今回の一件に界王が関わっているのだ…!」
「なんだと? 界王が何だって言うんだ?」
彼らのやり取りにブロリーとバーダック、ターニッブは互いを見合う。
「界王って何だ?」
「俺が知ってる訳ねえだろ? 界王神だの何だのと」
「どうやら、今回の件に惑星の意思だけではなく神も関わっているようだな」
ターニッブの言葉に、バーダックとブロリーが目を見開く。
そんなやり取りをしていると、金色の帯のような光が天から降り注ぎ、黄緑色の肌をした白髪の髪の老人が姿を現す。
界王神と同じ服を着た老人だった。
思わず悟空が目を見開いて二人に問いかける。
「! なぁ、界王神様にキビトのおっちゃん? この人ってーー」
「「ご、ゴワス様!!」」
目を見開く界王神とキビトを、ゴワスが手で制する。
「申し訳ないシン殿。第7宇宙に勝手に上がったことを詫びておこう。だが、こちらが用があるのだから出向くのが筋であろう」
威厳のある言葉に界王神ーーシンは頭を下げる。
「…何だか、地球の神様を思い出すなぁ」
「? デンデのことか?」
「あ、いや。デンデにゃ悪りぃけど、オラにとっちゃ神様ってぇとピッコロと融合した神様しか居ねえんだ」
「ああ。確か、ピッコロの半身だったな」
「そういや、ベジータは会ったことねえんだな?」
などと世間話をする二人のサイヤ人にゴワスが歩み寄る。
「孫悟空殿、だな? 貴方に頼みがあるのだ…! どうか、私の不詳の弟子ザマスをーー助けてほしい」
「? ザマス? 悪りぃ、ゴワス様だっけ? オラ、何のことか…!!」
瞬間、ゴワスは孫悟空の前に土下座した。
「ゴワス様! おやめください!!」
「いけません、界王神であらせられるゴワス様が!!」
シンとキビトが焦ったような表情でゴワスを止めに入るが、彼は聞かずに悟空にただひたすらに頼み込む。
「どうか、頼む! ザマスをーー救ってくれ!!」
「ちょ。ちょっと待ってくれよ、ゴワス様! オラ、いきなり過ぎて何のことか分かんねぇ! それに、そんなん止めてくれよ!!」
そう言いながら悟空はゴワスを立たせようと両手でゴワスの肩を制し、起き上がらせようとする。
これにゴワスは、悟空のたくましい二の腕を必死に掴み返し、彼の目を真正面に見据えて叫んだ。
「私が、私が間違っていたーー! 人間を見直し、己の責任を感じて自ら神としての役割を果たそうと神としての己を捨て、あやつはーー!!」
要領を得ないゴワスの言葉に、ほとほと弱り果てた悟空はシンとキビトを見る。
シンはキビトにゴワスを任せ、悟空に向き直った。
「未来時空の地球を滅ぼそうとしているのは、ザマスというゴワス様の弟子にして最強の界王なのです。ザマスは超ドラゴンボールに願いをかけ、悟空さんの肉体を手に入れて人間を滅ぼそうとしているのですが。それを止めようとしているのも、ザマス殿なのです」
落ち着き払って告げてくるシンに対し、悟空は目を丸くしながら頬を掻く。
「?? 全然、訳が分かんねぇ…!!」
「もっと分かるように説明しやがれ! そのザマスって野郎がトランクス達を殺そうとしてるんだろう? それを止めようとしているのもザマスってのはどういうことだ!?」
ベジータの言葉にシンが静かに口を開いた。
「順を追って説明します。実はーー」
シンの言葉を受け、悟空達の表情がどんどんと変わっていく。
悟空達は、果たして絶望の未来を変えることができるのだろうか?
作者もハイになってきました( *´艸`)
次回もお楽しみに!(^^)!