このようにしました( *´艸`)
次元と時空の壁が曖昧な異界。
死者の都。
その場所で、赤いバンダナを額に巻いたサイヤ人。
バーダックは、先ほどまで激戦を繰り広げていたブロリーと共に死者の都を進んでいた。
「…不思議な空間だ。サイヤ人の腹なら、そろそろ空いてもいい頃だが。この空間内じゃ腹は減らねえようだな」
「…おい。カカロットの親父」
長身のブロリーからの言葉にバーダックは、ややウンザリしたような顔になった後、告げる。
「バーダックだっつってんだろ? カカロットやターニッブ以外の奴の名前、覚える気がねえのか?」
「何処へ向かってるんだ…?」
ブロリーのもっともな疑問。
バーダックも神妙な表情で告げた。
「知らん! この場所がどんなところか、全く分からねえからな。どうしようもねえ」
「自信がありそうだったから黙っていたが、やはり当てずっぽうだったか」
「ほーぉう? 無口な野郎かと思えば意外に喋るじゃねえか、パラガスのガキ」
息子を揶揄する父親のような表情で告げるバーダックにブロリーは興味なさげに鼻を鳴らすと、そのまま歩く。
しばらく歩くと、彼らの前には石造りの神殿のような物がそびえ立っていた。
「随分と、古臭い建物だなぁ? なんだこりゃ」
「…分からん。だが、周囲には建物は存在しなかった。ターニッブの奴が訪れるなら…! バーダック!!」
「…! ああ、何かおいでなすったな」
二人が目を向けた先には、漆黒のシャツの上に濃紺の道着を着た黄金の髪の男。
足には黒い足袋を履き、草鞋を履いている。
その首元には翡翠色の勾玉の首飾りを下げていた。
「…雰囲気のある野郎だ。ターニッブやテメエの変身した姿に似てるな?」
「…真・超サイヤ人か。だが、こいつは!!」
構えを取りながら、目の前に現れたサイヤ人を見据える。
ブロリーには違和感があった。
真・超サイヤ人は、絶えず力を出していれば理性を失くし、伝説の超サイヤ人に変化するはずだ。
だが目の前のサイヤ人は、理性を保ったままの状態で力を入れ開放している。
「……」
二人に対し、超サイヤ人が構えを取った。
「へっ! 上等だ。とことん闘り合おうじゃねえか!!」
「……普通の人間ではないな、貴様」
バーダックとブロリーの言葉に、超サイヤ人は静かに告げた。
「我が名はリューベ! うぬらが生き残りたくば、我に力を示せ!!」
黄金の気を纏うリューベに、バーダックとブロリーが同時に超サイヤ人に変身した。
金色の髪を天に向けて逆立つ超サイヤ人達が睨み合う。
強烈なリューベの踏み込みから放たれる拳。
バーダックはそれを右腕で受けると、返しの左拳をボディに放つ。
リューベは膝蹴りで拳を跳ね上げ、左拳の中段突きをバーダックに返した。
咄嗟に右腕を曲げて肘で拳を受けるバーダック。
と同時、ブロリーがリューベの背後から拳を握って振りかぶる。
あっという間の移動。
バーダックがリューベの目を引きつけ、ブロリーは悟られないように気配を消して背後を取る。
何気ないやり取りだが、二人がリューベというサイヤ人を甘く見ていない証拠だった。
「…もらったぞ!!」
ブロリーが右の拳を振り下ろす。
しかし、リューベは自分の右拳を裏拳のように放ち、見事にブロリーの拳を止めてみせた。
「…笑止!!」
前からバーダック、後ろからブロリーが拳と蹴りの連撃を仕掛ける。
リューベは体を側面に開いて右手をバーダックに、左手をブロリーに構えて受ける。
「何てぇ、野郎だ!」
「俺たちの攻撃を片手で捌くだと!?」
目を見開く二人の超サイヤ人。
リューベは、バーダックの右ストレートを左手で掴み取ると、蹴りを放ってきていたブロリーにぶつけた。
「ぐお!?」
「あがぁ!?」
玩具のように弾き飛ばされる二人の超サイヤ人。
それを静かにリューベは見下ろす。
「…の野郎! やるじゃねえか!!」
燃えてきたとばかりに微笑むバーダック。
隣ではブロリーも立ち上がっている。
「…貴様、何者だ?」
睨みつけるブロリーの翡翠の目を真っ向から見返し、リューベは静かに二人に背を向けた。
「…テメエ、どういうつもりだ? 勝負はこれからだろうが!!」
だが、バーダックの言葉に応えず、リューベは告げた。
「現世に戻るがいい。うぬらが会わねばならん男が、其処に居る」
「…俺たちが、会わなければならないだと?」
ブロリーが訝しげに問いかける横で凄絶な笑みを浮かべたバーダックが、リューベに殴りかかった。
「…まず、テメエとの勝負が付いてからだろうがぁ!!」
だが放たれた右ストレートは、空を切る。
捉えたはずの影は既に、霞のように消えていた。
「…逃げられたようだな」
傍らに歩いてきたブロリーを見た後、バーダックはニヤリとして言った。
「まあ、いずれ決着を付けに来てやるさ。んで、この先に何があるってんだ?」
「…階段だ。上に行くためのようだが」
ブロリーの言うとおり、階段は上に向かって伸びているようだが、途中で階段が切れている。
「…まあ、進めば分かるか」
二人が階段に足を載せた時、黄金の光が階段の途切れた空間より木洩れ出ている。
バーダックとブロリーは、互いに顔を見合わせると上に上がって行った。
ーーーーーー
闘技場。
死者の都にある石材で加工された他とは比べ物にならない頑健な造りのコロシアム。
その石材には、特殊なフィールドを張る能力があり、サイヤ人達が思い切り訓練しても闘技場にて行なわれる限り宮殿から外に衝撃が漏れることはなかった。
サイヤ王・ジュードが執務のため、闘技場の使用許可を得たサイヤ人達が、早速特訓をしていた。
褐色の肌をしたサイヤ人・ターレスは、其処で生き地獄を味合わされていた。
「…お、おのれ…!!」
「…どうした? 王族の俺とは鍛え方が違うんじゃなかったのか?」
目の前には金色の髪となったサイヤ人の王子・ベジータが腕を組んで立っている。
「ば、バカな。何故、ベジータ王子が、これ程まで」
それを横目に悟空も金色の髪になりながら、明るく笑っていた。
「同じ顔の奴がやられんの見るのは、新鮮な気分だ」
そして、目の前に立っている黒髪のサイヤ人に告げる。
「そんで、オメエもまだ成らねえんか?」
気軽に話しかける悟空を恨めしげにサイヤ人・ガーキンは見上げた。
「…何回も言うがよ、そんな簡単になれっこねえだろ!」
「そうか? オラの二人目の子はアッサリなったぞ? ベジータの子どももな」
「バケモンのテメエ等と一般的なサイヤ人を一緒にすんな!!」
「…オラ、最初は落ちこぼれだったぞ?」
などと打てば響くといった感じの会話だが、余裕のなさそうなガーキン。
だが、悟空は静かに表情を改めると告げた。
「なあ、ガーキン。オメエ、本気じゃねえだろ?」
「…あ? なんだよ、急に」
悟空はニヤリとしながら、ガーキンに告げた。
「オメエから感じる気が、オラに言ってんだよ。まだまだ本気じゃねえってな」
「…へえ?」
微かに凄みを増したガーキンの表情に、悟空が満足そうな顔になる。
「オラの見立てじゃ、オメエは真・超サイヤ人になってねえターニッブと互角ぐれえだ。オラの超サイヤ人3以上の、な」
「…お前、分かってて修行つけてくれてんのか?」
「ああ。オメエが超サイヤ人になれば、ターニッブみてえに一気に色んな壁を突き破るような気がしてよ。ワクワクすんだ」
「…なるほど。お前さん、顔だけじゃなく格闘バカな所もあいつに似てるな」
言うと同時に、ガーキンが金色の光を纏う。
髪は逆立ち金色に、瞳は翡翠に輝いている。
「…やっぱりな」
その変化を嬉しげに悟空が見ている。
「きっかけは、お前のアドバイスのお陰だけどな。ありがとよ、悟空」
不敵な笑顔で告げるガーキンに悟空もニヤリとなる。
お互いに超サイヤ人と化した今、ほとんどハンデは無い。
ガーキンは背中から顔を覗かせるようにして斜に構えて、リズムを刻み始めた。
悟空はいつも通りに肩幅に足を開いて膝を曲げ、左手を顔の横に右の拳を脇に置いて構える。
「…行くぜ、かめはめ波ぁあああ!!」
「かかって来な! 波動拳!!」
互いに向かって叫び合うと、二人の超サイヤ人は腰だめに両手をたわめて青い気の球を作り上げ、前方に突き出して放ち合う。
お互いの放った青い光線は中央でぶつかり、爆発した。
次の瞬間、お互いに向かって駆け寄り右の肘と肘がぶつかり合い、白い光が炸裂した。
闘技場の地面が割れ砂埃が舞う中、超スピードで移動しながらの拳と蹴りのぶつけ合い。
両者。
一気に相手を呑み込まんとばかりの炎のような攻めを繰り出し合いながら、攻撃を攻撃で防いでいく。
悟空とガーキンの気質もあるのかもしれないが、二人のファイトスタイルは非常に嚙み合っていた。
相手よりも手数とスピードで上回ることができるか否か。
「……流石だ! 思ってたとおり、やるじゃねえか!! オラとここまで打ち合えるなんてよぉ!!」
「パワーアップのバリエーションを残してる奴に言われても嬉しかねえが。今は、素直に受け取っておくぜ!!」
「へへっ! 悪りぃけどオラ、超サイヤ人でオメエに勝たしてもらうぜ!! でねえと、ターニッブに勝てねえからなぁ!!」
はっきりとターニッブを意識した台詞に、ガーキンの翡翠の瞳に紅の炎が宿る。
「上等だ! アイツのライバルはこの俺だってことを、思い知らせてやるぜ! 孫悟空!!!」
「ああ! かかって来い、ガーキン!!!」
燃え滾る両者のオーラ。
どれだけ傷を負おうとも絶えることのない笑み。
のけ反る首。
それでも、その度に額をぶつけ合う悟空とガーキン。
口の端から血が流れ、額から汗が流れても、終わらない。
終わらせない。
ターニッブとの打ち合いは、足を止めての打撃の交換だとすれば。
ガーキンとの打ち合いは、足を止めずに移動しての打撃の応酬。
一瞬でも気を緩ませて連撃に飲み込まれれば、取り返しがつかない致命打の連撃を味わうことになるだろう。
(初めてかもしんねえな……。オラとここまで似たスタイルの戦士とやり合うのは!!)
(こいつ、強い! さっきから連撃で飲み込もうとしてんのに、ほとんど打ち返されてる!!)
緊張の糸は更に更に強く張り詰める。
燃え滾る両者のオーラとは反比例するように、場の空気は冷えている。
口元に笑みを。
翡翠の瞳に闘志を燃やして。
ガーキンの手足に紅蓮の炎が宿り始めた。
「!?」
「悟空よぉ! 本当に燃える勝負ってヤツを、お前に味あわせてやるぜ!!!」
ガード越しに炎が悟空の目を暗ませる。
ボディに拳の一撃。
前のめりになった悟空の顎に向かって、ガーキンは左の拳に己の全ての気と炎を集約させた。
「見せてやる! これが俺のーー」
上、中、下段にそれぞれ決まるガーキンの左回し蹴り。
のけ反った悟空の体そのものを巻き込むように、紅蓮の竜巻と化したガーキンがアッパーカットを跳び上がりながら放つ。
「神龍拳ーー!!!」
悟空の目が見開かれ、咄嗟に顎の下に両腕を曲げて置く。
ガード越しに炸裂するガーキンの炎の拳。
「ーーなんだと!?」
悟空が叫びながら、ガード越しにねじ込まれてくる拳に驚愕する。
顎を跳ね上げられ、炎の竜巻に超サイヤ人孫悟空は弾き飛ばされた。
「ぐぁあああああ!!!」
空中で仰向けにのけ反りながら、背中から叩き落される。
同時にガーキンが黄金のオーラと紅蓮の炎を全身に纏って着地する。
だが、悟空も負けていない。
「何!? 神龍拳を食らって、こいつ!!」
背中から落ちた瞬間、首だけの力で跳ね起きると、悟空は全身の黄金のオーラを右拳に溜めた。
「流石だ、ガーキン。ターニッブに勝るとも劣らねえ、強ぇ意志と力を拳から感じたぜ。でもなぁ!!!」
悟空の金色のオーラが一瞬激しくなり、一気に駆ける。
「龍の拳を打てるのは、オメエ等だけじゃねぇえええええっ!!」
力の強さに舌打ちし、ガーキンは両腕を顔の前で交差してガードする。
それに構わず、悟空は溜まり切った金色の拳を繰り出した。
「喰らえぇ! 龍ぅううう拳ぇええええええんっ!!!」
瞬間、悟空の身に纏っていたオーラが爆発し、黄金の龍を象る。
「なんだと!?」
ガーキンが目を見張る中、黄金の龍はガードしたガーキンの肉体をお構いなしに後方へ吹き飛ばした。
「うわぁあああああ!!」
大の字になって闘技場の石壁に叩きつけられ、磔にされるガーキン。
その前に静かに龍は佇み、鎌首をもたげて睨みつける。
やがて静かに龍は姿を消していき、金色のオーラを纏った超サイヤ人孫悟空が目の前に立っていた。
「い、今のは……!!」
大ダメージを負いながらも、壁から金色のオーラを噴き立たせてガーキンは立ち上がる。
それを悟空は肩で息をしながら見据えた。
「オラの知らねえオラの技だ。ガーキン、オメエの技のおかげだ。初めて撃った技だけど、上手く行ったぜ!!」
ガーキンは知らないが、それは孫悟空であって孫悟空ではない。
別の次元の孫悟空が、魔神と言われる強大な化け物を滅ぼすために放った、自らを黄金の龍と化す必殺の拳。
ーー龍拳だった。
「まったくよぉ、お前。何処まで強いんだよ? 闘えば闘う程に底が見えなくなっていくような、そんな感覚になるぜ!!」
口調はウンザリしているようだが、その表情は燃え滾るような闘志に彩られてガーキンは笑っている。
悟空もまた、同じだった。
「オラもだ」
「あん?」
「ガーキン、オメエさっき言ってたよな? 本当に燃える戦いを教えてやるってよ?」
これにガーキンは真剣な表情になると頷く。
悟空はクールな翡翠の瞳に闘志を燃やして口元に笑みを浮かべて言った。
「オラも、燃えて来たぜ!!」
二人の闘いは、更に続けられようとしていた。
ーーーーーー
サイヤ星の巫女・プリカにも、惑星ベジータ出身のサイヤ人達の戦いは見て取れた。
圧倒的な力。
貪欲なまでに強さを求める者達。
それは、あまりにも似ている。
「初代サイヤ王・リューベ。そして…ターニッブ」
闘う為だけに生きる。
闘うことでしか生きることができない。
そんな二人に彼らは似ている。
惑星サイヤのサイヤ人とは根本的に違う。
純粋で誇り高い戦士達ーー。
「……間に合うでしょうか? 間もなく始まる滅びの時が……!」
悲しき運命。
この星が生まれてより、存在する異界ーー死者の都。
文明が生まれては、その度に滅ぼす間引きの時。
星が己を護るために行っているのだろうか。
目的は分からない。
それでもーー其処に居た人々は例外なく滅ぼされている。
サイヤ人も例外ではないーー。
「どうか……! この世界を……!!」
巫女の祈りの念が、静かに神殿に満ちていく。
ーーーーーー
死者の都。
それを何百年も前に塞いだ男ーーサイヤの王・リューベ。
彼もまた、星の意志を感じて取っていた。
「始まるか……! 間もなく……。死者の門が開かれ、この現世を常世に変える。生き残るはサイヤ人か、それとも亡者どもか……!!」
真・超サイヤ人となって死者の都の亡者を倒し続けて来た。
そんな彼でも、もはや抑えきれない程に数を増している。
死者の都の怨念は、巫女の祈りよりも。
真・超サイヤ人の力よりも。
深く重く、強烈だった。
「……実態の無い念を滅ぼすのは至難。されど、念を肉体に固定すれば類なき魔神と化す。うぬらに敗れるか?」
異界の曇天に血のように赤い満月が浮かんでいる。
月は、こちらを見下すように。
真・超サイヤ人は己の全身に気を纏い、声高々に告げる。
「我が名はリューベ!! 真なる超サイヤ人!! サイヤ人よ!! うぬらが生き残りたくば塵芥、三千世界より権限せし黄泉路の亡者共!! その悉くを見事、打ち破ってみせぃ!!」
強烈な気を更に上昇させながら、告げるリューベは正に鬼神だった。
ーーーーーーー
これをウイスと破壊神ビルスが見据える。
「たかだか、惑星に住む一柱の神にしては強烈な奴だね」
「……ですが、彼もまた“人の世を見守るもの”なのでしょう。身に纏う力は余りにも危険ですが」
ウイスの言葉にビルスは目を細める。
「こいつは、神なんてものを望んじゃいない。ただ、強さだけを求めているだけの奴だ」
ため息を吐く。
「サイヤ人ってのは、悟空やベジータもそうだけどさ。どうして、強さだけを望むのかねえ~」
「おほほ。戦闘民族、だからでしょうかね? もっとも、リューベ程の者になれば強さなど求めようもない。彼の気持ちはビルス様が一番存じておられるのでは?」
その言葉にビルスは一瞬だけ、遠い目をしてみせた。
神秘的な表情で彼は告げる。
「孤独だからね……。強いってのは」
しかし、すぐに表情を改めてビルスはウイスに問いかけた。
「それでウイス? 亡者共が蔓延るってのは何だ? 聞き捨てならないんだが」
「おそらく……あの惑星サイヤにのみ起こる現象でしょう。名の通り、死者が現世に満ちるのだと思いますよ」
「本当か!? シャレにならないじゃないか! 早く行って止めなければならない!!!」
そう言うビルスにウイスは静かに淡々と告げた。
「問題ありません。惑星サイヤのメカニズムです。心を持った知的生命体が死ねば、そのエネルギーを吸い取り死者の都と呼ばれる異界に保管して、文明人が進化してある程度の数になると、保管された死者の魂が蘇り文明を滅ぼす。そうすることで、あの惑星は何千・何万と言う歳を重ねているのです」
「……気に入らないな。惑星が意志を持って生命体を弄ぶなんてね」
「オホホ! それは我々も同じですよ! ビルス様、少し悟空さん達と仲良くし過ぎて贔屓が過ぎるのではありませんか?」
「…………」
「我々は、平等の存在です。惑星の中だけの問題ならば我々が口を出すのは筋が違う」
「分かっている」
ぶっきらぼうにそれだけを言うと、ビルスは寝床に向かって歩いて行った。
それを見送り、ウイスは静かに微笑む。
「悟空さん、ベジータさん。あなた方ならば大丈夫でしょうが、くれぐれも無理はしないでくださいね」
水晶に映る惑星サイヤを見下ろして、ウイスは二人のサイヤ人の弟子を想って笑った。
次回もお楽しみに( *´艸`)