作者のモチベーションアップのために、閑話をよろしくお願いします(´ー`* ))))
とある一幕。
いつものように自分にじゃれつく小さな男の子二人組。
トランクスと悟天を相手に、カプセルコーポレーションの広大な庭でブロリーは遊んでやっていた。
「いくぞ、悟天!!」
「うん! ブロリーさん、今日こそギャフンと言わせてやるかんね!!」
二人の少年は金色の戦士、超サイヤ人に変身すると長身のブロリーに同時に殴りかかる。
ブロリーは黒髪の優男のような見た目でありながら、強烈なトランクスの拳を簡単に掴み止めた。
「…いっ!?」
反対から攻めて来る悟天の蹴り足も逆の手で掴み止める。
「あ、あれ?」
そのままブロリーは二人の肉体を持ち上げて、自分の頭上で背中をぶつけ合わせ、地面に顔から叩き落とした。
「もう終わりか? 悪ガキども」
半泣きになりながら超サイヤ人を解いて自分を見上げて来る二人に、ブロリーはニヤリと笑いながら見下ろす。
これにトランクスが立ち上がった。
「言ったなぁ! もう今日こそは、俺たちの強さを思い知らせてやる!! 悟天、フュージョンだ!!」
「…うん!!」
左右に跳び分かれて両手を横に揃えて構える二人に、ブロリーは少しだけ驚いた表情になる。
「フュージョン? カカロットとベジータがやったメタモル星人の技をお前達も出来るというのか?」
「「フュージョン…はっ!!」」
指を合わせ、二人の影が光と共に一つになる。
現れたのはゴジータによく似た子どもの戦士だった。
「「パンパカパーン! ゴテンクスだぁ!!」」
金色のオーラを纏い超サイヤ人に変身するフュージョン戦士。
「ほう? なるほど、パワーは大したもんだが。スピードはどうなんだ? 見せてみろ」
「「いいのかな? このゴテンクス様を舐めると痛い目見るぜ!」」
言うと同時に姿を消して、高速移動でブロリーの頭上後ろを取るとゴテンクスは拳を打ち下ろした。
強烈な鈍い音と共に辺りに響く衝撃波。
だがブロリーは簡単に自分の後頭部の辺りに右手を持ってきて、ゴテンクスの拳を掴み止めていた。
「…正面からと見せて背後から急所に一撃、か。子どもだてら流石はサイヤ人と褒めてやる」
「「げげっ! 俺様のパンチが!?」」
「…だが」
ゆっくりと背後を振り返り見下ろすブロリー。
彼の落ち着いた漆黒の瞳を見上げ、ゴテンクスは表情を恐怖に歪めた。
「油断し過ぎだ、馬鹿者!!!」
穏やかだったブロリーの表情が一変、忿怒に変わり後方に投げ飛ばした。
「「うわぁああっ! …とと!!」」
何とか空中で止まるゴテンクスは、悔しそうにブロリーを睨み返す。
「「へ、へんだ! そんな顔したって、ブロリーさんなんか、怖くないもんね!!」」
「…ほう?」
迫力を増すブロリーにゴテンクスは気を高める。
「「こうなったら、俺様のとっておき超サイヤ人3を見せてやる!!」」
「…何? 超サイヤ人の極みの一つになれるのか?」
気合い一閃。
頭髪が後方に伸び眉毛が無くなり眼窩上隆起が起こり、瞳は翡翠に黒の瞳孔が現れたモノに変わる。
超サイヤ人3の誕生に、ブロリーは感心したように息を吐いた。
「…大した奴だ」
「「当たり前だぜ! さあ、ブロリーさんも超サイヤ人になりなよ!! 今の俺様を相手に変身前で戦うなんて無理だぜ!!!」」
「…それは、どうかな?」
ニヤリと不敵に笑うブロリーは白色の気を纏い、はじめて構えを取る。
相手に対し、斜に構えて左手を肘を曲げ肩の高さで前に、右手を折り畳んで顎に置いて拳を握る。
「「…俺様を舐めてんな。怪我しても知らないよ!!」」
一直線に突撃して来るゴテンクスを相手にブロリーは表情を真剣なモノに変えると、前に出した長い左手でゴテンクスの頭を掴んで進行方向を逸らし、闘牛士のように華麗に身をかわした。
「「げげっ!?」」
目標を見失い、慌てて体勢を整えるゴテンクスの眼前にブロリーの大きな拳が突き出されている。
「…続けるか? ゴテンクス」
「「…う、うぅ。ま、参りました」」
フュージョンを解き、悟天とトランクスは輝く瞳でブロリーを見上げてきた。
「やっぱり、ブロリーさんは凄いね! 僕たち、フュージョンしたのに敵わなかった!! お父さんやお爺ちゃんの言ったとおりだ!!!」
「ねえ、ブロリーさん! パパはブロリーさんと同じくらい強いんだよね!? 俺や悟天も、パパ達みたいに強くなれるかな!?」
二人の少年はヒーローを見るように。
自分の親達を見るようにブロリーを見上げて来る。
「…ああ。お前達なら、誰よりも強くなれるさ」
邪気のない拳を振るう超天才の二人の少年にブロリーは影のある面立ちながら、穏やかに微笑んだ。
彼の目を覚ましてくれた男のように。
真の強さを求めよう。
あの男と同じ強さを得るために…!!
________________________________________
もしかして、ブロリーは範馬勇次郎みたいに生まれ持った己の才と共にあらゆる武技を極めるんやろか?
なんて妄想してしまった作者です(笑)