ポケガイマス   作:ただの名のないジャンプファン

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また新作か!?
逃げるな途中止まってるやつ他あるやないか!?
と自分でも思ったのですが、すいません。


第1話

 俺が住んでいるこの世界にはポケットモンスター略してポケモンって生き物がいる。

 人と暮らし、人に寄り添い人と助け合い時には人と争ったりもするそんな生き物だ。

 ポケモンは人にあらず、姿も異形の者が多い。

 しかし彼らには人よりも優しい思いと健気で純粋な心を備えている。

 だから人は心に留めておかなければならない純粋だからこそ気にかけてらやらねば痛い目では済まないようになる。

 俺達人は欲深く狡猾で心が狭い。

 善意を優しさとして差し伸べる人も、善意を優しさと受け止める器もない。

 多分そういうのがポケモンと俺達のすれ違いを産むのだろう。

 疑心が怒りを相手にうえつけてそして恐怖となって返される。

 そして今俺は怒気を目の当たりにしている。

 命が燃えている。

 命を与える炎が燃えている。

 虹色の翼をはためかせ、奴は空を舞い雄叫びで地上を震わせる。

 奴は怒っている。

 俺達にもそして力を利用しようとして呼んだ奴らにも、そしてこの場に来てしまった自分にも奴は怒っている。

 清純で綺麗な虹色の炎は怒りを混ぜ込み上空から降り注ぐ。

にはもう敵も味方もいない。

 敵意があろうと、悪意を抱いていようとそして奴を助けたいと思っていても奴には関係ない。

 この場にこの結果が起きた時点でもう後戻りが出来なくなっていた。

 決別、人を信じて守り神の様に俺達を守ってくれていたのにそれを裏切ってしまったんだ。

 俺は俯きこの事実をただ黙って静観しているしか無かった。

 なんで今俺はここにいるんだ。

 何で俺は今この現実をただ見てるだけなんだ。

 このままでは俺が生まれた故郷が焼き尽くされてしまう。

 

「お願いします!」

 

 その時声がした。

 とても弱い声だった。

 声の主は震え脅えている。

 圧倒的存在感に飲まれ、それでも必死に天を見上げて彼女は語りかける。

 

「怒るのはわかります。私達を信じられないというのもそれはそうかもしれません致し方ないことです」

 

 俺よりも弱く、今にも逃げ出してしまいそうな彼女は下がりそうな足を留めて前に一歩前に歩き出す。

 怖いくせに逃げたっていいのに、逃げても責めない。

 なぜなら仕方の無いことなのだから、こんな状況だあたりは燃え盛り空気は焼き焦がせ俺たちの肺も熱され溶かされそうなぐらい熱い。

 人が入れる空間ではない。力の弱いものが立っていい場所じゃないんだ。

 でも心優しい少女はそんな中手を掲げ歩み寄ろうとする。

 

「でも、どうかもう一度だけ人を信じてください。たくさんの人が貴方に感謝しています。貴方がどれくらい大きな存在か、貴方の助けがどれだけの人の笑顔にしているのか知っていますから」

 

 そして少女は笑顔を見せたのだ。

 それはまるで太陽のように、眩しく暖かく場所を選ばずにこの世全てに等しく送れるぐらい眩しい光を伴ったそんな笑顔でそして彼女は.....

 

「だからもう一度ーーーーーー」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 オーレ地方。

 砂の大地と少数の街で形成された寂しい地方だ。

 砂漠ということもあって人口も少なく、野生のポケモンも全く生息してないのがオーレ地方の特徴だ。

 俺、ハチマンはこの地方で産まれてそしてここで育った者の一人である。

 俺は今絶賛旅の途中である。

 町の子供は10歳になると偉い博士からポケモンを貰って、ポケモンと共に旅をするポケモントレーナーとしての修行の旅に出る。

 そう、俺は今修練を積み重ねて誰にも負けない立派なポケモントレーナーになるつもり.....なんてのはさらさらなくてこの旅に出るって話これは他所の地方のこと俺はその紹介をこの前テレビで見た。

 なら俺は何してるのか、一応言っておくが旅してんのは本当よ。今も超辛いけど太陽が登ってる中俺は砂の上を歩いている。

 なんでお前はそんなことをって聞かれると、それはそうだなあんまり聞かれたくない。

 その話は山よりも高く海よりも深い事情があるからな。

 おっと今水溜りより浅くてそこら辺の植木よりも小さいしょうもない事情なんだなって思ったな。

 この前妹に話したら聞いて損したって言われたけども。

 でも聞く人が聞けば事の重大性がわかる。

 俺は.....家業を受け継ぐのが面倒なんだ。

 俺の夢は専業主婦、いい夢だと自分では思う。

 己を過信せず、己の未来自分でもできることしっかりしていく。

 よくスクールの先生も言っていた。

 自分にできる事をやっていけばいい。無理せずに自分も世界を回す一つ歯車というのを自覚して、大きな歯車を滞りなく回るようにサポートする一つとして俺は専業主婦に大きな憧れを抱いていた。

 だから俺はそれを一回小町に話して見るとまるでゴミを見る目で俺を見てただ一言

 

「お兄ちゃん」

 

 恐かった。

 昔ゴーストタイプの出やすいスポットで肝試しに誘われて、一人置いてかれらあの時よりも小町の方が恐かった。

 その後、両親から家業手伝わせることが多くなった。

 そう言う事があって俺は自由を求めて旅に出た。

 いや、別に家の仕事が嫌だったこととかないんだ。

 でも俺は家を一人で支え人生の相方を笑顔で支えるあの姿に憧れたんだ。

 ということを言っていたら最終的に家を叩き出された。

 これが真実だったりする。

 ふぅ、全く真実ってのはいつもくだらない落ちだ。

 それにしても、流石はオーレ地方の砂漠は暑いな。

 慣れてるからまだ歩いていられるけど、多分他の地方とかならここまで暑いのってあんまりない気がする。テレビとかで見る限りあんまり砂漠地方とか見かけないから多分オーレ地方が一番だと思う。

 オーレ地方のこの気候はポケモンも住みにくいが人も住みにくい。

 だから少し前ある財団がここの地方開発を申し出たことがあった。

 結果を先に言うと失敗に終わった。

 この大地に緑が芽吹くことはなく、多分財団結構なダメージを受けたんだろうその開発の失敗の後その財団の名前を聞くことはなかったしどこかに夜逃げでもしたんだろうな、あの開発プロジェクトには財団だけではなく色々な所が関わり、住んでいた一般市民にも募金を募っていた。

 多分皆期待をしてたんだろうな。

 この地方が綺麗な緑あふれ、ポケモンが生息して共存するこの地方の未来を、だけどその夢はかなわずそれと同時に気が付いた。

 この地方にこれ以上緑が増えることはなく、これ以上は涸れ果てる未来しかないのだとそれがわかった皆行動は早かった。

 地方の人口は半分にまで減ってしまい、半分の人たちは他の地方に移り住んだ。

 うちもどうするか悩んだ。

 今この地方に住んでんのは、俺みたいな普通の市民と引っ越す金のない取り残された奴らと後は治安が安定してないことをいいことにバカをする不良共だ。

 そういや最近何か大きな不良グループがニュースで取り上げられてたな。

 ま、俺は今後ともかかわる気とか一切ないから適当に聞いてたんで覚えてない。

 

「さてと、もう少しでフェナスシティだな」

 

 俺が今向かっているのは、オーレ地方雄一のオアシススポット水の町フェナスシティだ。

 取り合えず気持ちよく眠れるベッドが恋しい。

 遠くからバイク音が聞こえてくる。

 多分他にもフェナスシティへ向かう人がいるんだろうな。

 いいなぁ俺もバイクで軽くひとっ走りしたいものだ。

 そんな気持ちを抱きながら俺はフェナスシティへ向かって歩いていく。

 

 

 

 

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