しほ「時には昔の話を」   作:ゼブラーの野郎

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狂気ー飛翔ー

 

 ――対黒森峰戦・試合会場――

 

蝶野「ふわあああぁぁぁ~~~・・・ねんみぃー・・・」

 

千代「なんだってこんな朝っぱらから試合なの?っていうかまだ夜じゃない。睡眠不足は美容によくないのよ」

 

百合「太陽さんもまだお眠りになっていますね。夜明け前の暗いまま」

 

好子「ねえしほちゃん、相手の隊列に割り込んでかく乱する作戦ってのはわかったけど、どうやって割り込むの?」

 

しほ「作戦はタイミングが全てだ。その時になるまで私を信じて待て」

 

好子「一体どうするつもりなんだろ・・・」

 

しほ「来たぞ。黒森峰だ」

 

 

 黒森峰戦車道チーム<ギャラギャラギャラギャラギャラ・・・

 

 

好子「!?」

 

菊代「わあ・・・ものすごい戦車の大群・・・」

 

蝶野「ひーふーみー・・・・・・全部で30輌くらいですかね」

 

好子「どどどどういうこと!?なんであんなにたくさん・・・」

 

しほ「この試合は我々1輌に対し、黒森峰30輌だ。試合条件として、果たし状に書いておいたからな」

 

好子「な、な、なにぃ~!?1対30!?なんだってそんな・・・」

 

しほ「黒森峰の全力と勝負しなければ意味がない。それに、こちらのかく乱作戦は相手車両が多いほど有効だ」

 

好子「そ、そうかもしれないけどさぁ・・・今までどのチームと1対5以上で試合してて、それでも勝ったことがないんだよ?30輌と戦っても勝てっこないよ」

 

しほ「どうかな」フッ・・・

 

好子「なに笑ってるのさぁ!もー!しほちゃんってほんとむちゃくちゃなんだからー!」

 

 ~~~

 

しほ「おはようございます」

 

逸見「おはよう。こんなに早い時間に試合なんて、こちらの集中を乱す作戦かしら」

 

しほ「どうでしょう」

 

 菊代「向こうの戦車、ティーガーばっかりですね」

 

 蝶野「フラッグがティーガーⅡで、他は全部ウチとおんなじティーガーⅠ・・・黒森峰ってあんなにティーガー持ってたんですねぇ」

 

 好子「たぶん当てつけでティーガーⅠ揃えたんだろうなぁ・・・」

 

逸見「本当にいいのかしら?30対1なんて無茶な内容で」

 

しほ「もちろんです。そちらも手を抜かないでください。私達が負ければ即チームを解散し、戦車をお返しします」

 

逸見「・・・いいわ。全力で叩きのめしてあげる。西住流の名に懸けて・・・」

 

しほ「・・・」

 

審判「合意と見てよろしいですね?それではこれより、黒森峰女学園対マロニエチームの試合を始めます!お互いに礼!」

 

 

 ティーガーⅠ<ギャラギャラギャラ・・・

 

千代「しほさん、一体どういう作戦なのかいい加減に教えてくださるかしら?」

 

しほ「蝶野、あの丘の上に移動してくれ。大きな岩があるだろう。あれに爆薬を仕掛ける」

 

蝶野「はーい♪」ギャラギャラギャラ・・・

 

千代「岩に隠れて、敵が近づいてきたところで遮蔽物の岩を爆破し、奇襲を仕掛けるつもりね。ずいぶん古典的なやり方だけど黒森峰に通じるかしら?」

 

しほ「いや、違う」チラ

 

千代「は・・・?」

 

 

 <ガチンッ>

 

菊代「セットしました。起爆ボタンを押して10秒後には爆発するようになってます」

 

好子「っていうか爆弾って戦車道で使っていいの・・・?」

 

しほ「構わん。戦車に対して使う訳でもないし、どうせ非公式の野良試合だ。蝶野、今度は丘を下りて、東を背に戦車を進めてくれ」

 

蝶野「はいは~い」グンッ

 

千代「ちょっと、せっかく爆薬を仕掛けたのにどうして離れるの?敵を誘き寄せるならそんな危険な真似しなくても・・・」

 

しほ「私を信じろ」

 

千代「無茶いわないでよ」

 

 

 ティーガーⅠ<ギャラギャラギャラ・・・

 

蝶野「あの・・・いいんスか?このまま進むと敵と真っ向勝負ですよセンパイ」ギャラギャラギャラ・・・

 

しほ「もとよりそのつもりだ」チラ

 

千代「な!?・・・どういうつもりなのよ。さっきから時計を何度も見てるけど、本当に策があるの?」

 

 

 ティーガーⅡ<ギャラギャラギャラ・・・ ティーガーⅠ(黒森峰)<ギャラギャラギャラ・・・

 

好子「12時の方角に敵集団。30輌全車で来るよ。密集隊列で綺麗に進んできてる」

 

しほ「・・・」チラ

 

千代「向こうはひし形に並んだ密集陣形で来るわ。すぐに引き返して岩の裏に隠れないと――」

 

しほ「よし・・・戦車前進!敵を真正面に据えて全速で突き進め!」

 

蝶野「えっ!?」

 

千代「!?・・・取り消し!今の命令は取り消しよ!なにを考えてるのしぽりん!敵の攻撃に晒されるわ!」

 

しほ「取り消しは取り消し!迷わず進め!」

 

蝶野「え、え~っと・・・は、はい!」グン

 

 ティーガーⅠ<ドドドドド!

 

 

黒森峰生徒B「敵車輌、真正面から突っ込んできます!」

 

逸見「玉砕覚悟の突撃か・・・度胸試しなら乗ってあげる。全車前進!引き付けて全車の集中砲火で焼け野原にしてやるのよ!」

 

 ティーガーⅡ<ギャラギャラギャラ! ティーガーⅠ(黒森峰)<ギャラギャラギャラ!

 

 

好子「敵も真正面からこっちに向かってくるよ!」

 

しほ「菊代!岩を爆破しろ!」

 

菊代「え!?・・・!?」

 

しほ「起爆するんだ!」

 

菊代「は、はい!」カチッ

 

 

 <カチッ> 《ジジジ・・・》

 

千代「正気!?岩に隠れて待ち伏せするんじゃないの!?こんなに離れた所で後方の丘の岩を爆破しても何の意味もないじゃない!」

 

千代「このままじゃ私達また負けるわよ!」

 

 

しほ「・・・敗色は濃厚だ」

 

 《ジジジジジ・・・》

 

 

しほ「敵は30輌に対し、こっちはたった1輌」

 

 《ジジジジジ・・・》

 

 

しほ「誰だって勝てっこない」

 

 《ジジジジジ・・・》

 

 

 

しほ「だが私達は勝つ」

 

 

 

 》・・・ ゴ ワ ッ !《

 

 

逸見「全車砲げ――」

 

 

 岩<ガラガラガラ・・・

 

 

 > カ ッ !!! <

 

 

逸見「っ!?・・・目がッ――」

 

黒森峰生徒A「眩しっ――」

 

黒森峰生徒B「太陽がっ・・・!・・・し、しまった!て、敵は――」

 

 

 ティーガーⅠ< ガ ン ッ !

 

 

百合「痛いのをぶっくらわせてさしあげますわ!」

 

しほ「撃て!」

 

 ティーガーⅠ< ド ワ !

 

 >グ ワ ァ ア ン !<

 

 

 ティーガーⅠ(黒森峰)<・・・シュポッ

 

黒森峰B「し、しまったぁ!」

 

しほ「突っ込め!煙幕開始!」

 

菊代「煙幕開始!」シュボッ

 

 ティーガーⅠ<モクモクモクモクモク・・・

 

 

黒森峰生徒A「て、敵車輛、こちらの陣形に侵入!煙幕を撒き散らし始めました!」

 

逸見「隊列に割り込んできただと!?見失うな!」

 

黒森峰生徒C「で、でも煙で視界が・・・」

 

 ティーガーⅠ<ドッ!

 

 ティーガーⅠ(黒森峰)<ゴワア! <シュポッ>

 

黒森峰生徒C「す、すみません隊長!やられました!敵は煙の中から襲ってきます!」

 

逸見「密集陣形に潜り込んで煙で姿を隠すとは・・・まるで忍者・・・」

 

 

千代「まさか正面から密集陣形に割り込むとはね・・・!」

 

好子「もー!しほちゃん!日の出の光を遮ってた岩を爆破して目くらましする作戦だったなら最初から言ってよ!ヒヤヒヤしたじゃない!」

 

しほ「万が一でも無線傍受されていることを懸念したんだ。とにかく、これで敵の懐に潜り込めた。ちよすけ、作戦通り行くぞ」

 

千代「ええ、菊代さん、準備はいい?」

 

菊代「はい!」

 

 

 <モクモクモクモクモク・・・

 

黒森峰生徒A「皆落ち着け!姿は見えんが敵はすぐそばにいる!音を拾って位置を探るんだ!」

 

黒森峰生徒D「そうは言っても・・・いつどこから攻めてくるかわからないからものすごく怖くて・・・」

 

 <・・・・・・パンッ

 

黒森峰生徒D「!?」ビクッ

 

 <パパパパパパパ!パンパン!

 

黒森峰生徒D「て、敵だ!機銃かわからんが何かしてる!」

 

 

 ティーガーⅠ<ブワア!

 

黒森峰生徒D「!い、いた!撃て!撃て!」

 

 ティーガーⅠ(黒森峰)<ドワッ! \ドォン!/

 

 ティーガーⅠ(黒森峰)<シュポッ

 

黒森峰生徒E「こ、こら!私達は味方だ!」

 

黒森峰生徒D「!・・・し、しまった・・・慌てて味方と分らず――」

 

しほ「撃て!」

 

 ティーガーⅠ<ズワ!

 

 ティーガーⅠ(黒森峰)<ドォン! <シュポ>

 

黒森峰生徒D「ああっ・・・!や、やられた!」

 

 

逸見「落ち着きなさい!敵味方をきちんと識別して――」

 

    <パパパパパパ!

            <パン!パンパン!

 <パパパパパン!

 

黒森峰生徒F「わあ!すぐそばにいます!炸裂音がしています!」

 

黒森峰生徒G「隊長!指示を!指示をください!煙の奥でなにか動きが・・・!」

 

黒森峰生徒H「敵だ!撃って!撃ちなさい!やられる前に早く!」

 

  <ドオン!  <グワア! \ゴガァン!/

 

 \ズガアン!/   ドンッ!>  ボガアン!>

 

逸見「っ・・・味方同士で撃ち合わせられてる・・・爆竹か何かを振りまいているのか・・・!」

 

 

好子「しまちょんの作戦うまくいったみたい!」

 

菊代「かんしゃく玉と爆竹がこんなに効果的とは」

 

千代「煙で視界を塞がれ、どこから敵が来るかわからない状況だもの。爆竹の破裂音でもすごく怖く感じるものよ。煙の中で何かしてるんじゃないかってね」

 

菊代「何をされているのかわからないというのはとっても怖いですから。敵の編成がティーガーⅠばかりというのが同志討ちをより効果的にしているようです」

 

しほ「蝶野、左45度に車体を向けて前進。フラッグがいる」

 

好子「どうしてわかるの?」

 

しほ「こちらの方角から履帯を動かす音がしない。逸見隊長のことだ、この状況でヘタに動いたりしない」

 

菊代「なるほど、他の皆さんはとにかく慌ててますからね」

 

蝶野「こっちにボスがいるんですねー!やったらー!」ギャラギャラギャラ!

 

 

逸見「通信手、全車に通信を。恐らく花火か何かで恐怖を煽っているだけだ。落ち着いて相手を――」

 

 ティーガーⅠ<ブワア!

 

逸見「! 目の前に敵車輛!」

 

 ティーガーⅠ<ドォン!

           ティーガーⅡ<ゴガン!

 

逸見「っく!・・・撃て!」

 

 ティーガーⅡ<ドォン!

             ティーガーⅠ<ガァン!

 

 

百合「っ・・・すみません、抜けませんでした!」

 

しほ「蝶野!車体をぶつけろ!」

 

 ティーガーⅠ<ガンッ! 《ギャリギャリギャリ!》

 

逸見「くっついて・・・!」

 

しほ「菊代!ちよすけ!」

 

 千代「わかってるわよ!」

 

 菊代「は、はい!」

 

逸見「引き離すわよ!体勢を整えるの!」

 

 ティーガーⅡ<ギャラギャラギャラ!

 

 

蝶野「離されました!」ギャリギャリギャリ!

 

好子「向こうも馬鹿じゃない!今度は位置を悟られないように、全車に動くなと通信を入れるハズだよ!音で位置を探る他に方法は?」

 

しほ「音で位置を探る」

 

好子「!?」

 

 

逸見「くっ・・・密集陣形を逆手に取られるとは・・・だが煙の中で姿が見えないのはお互い様。向こうがこちらを探し出す前に陣形を立て直す」

 

逸見「通信手!皆に動くなと通信を!もう花火の音も止んでいる。混乱する必要もないと伝えて!」

 

通信手「は、はい!」

 

逸見「全車が動きを止めれば、煙の中で動いているのは相手だけ・・・音でどこにいるのか丸わかりよ。自分達の策でやられ――」

 

 

 ティーガーⅡ<パパン!パパパパパパパン!

 

逸見「!? な、何!?・・・破裂音が・・・!」

 

 

しほ「周りが静かになったおかげで、どこにいるか丸わかりだ・・・右に75度回せ」

 

 

逸見「!・・・さっき戦車をぶつけた時に火を点けた爆竹をこのティーガーⅡに――」

 

 

しほ「撃て」

 

 ティーガーⅠ< グ ワ ア !

 

 

 > ド ガ ァ ン ! <

 

 

 

 ティーガーⅡ<シュポッ・・・

 

 

審判「ティーガーⅡ、走行不能!・・・・・・よって、マロニエチームの勝利!」

 

 

千代「・・・・・・」

 

好子「・・・・・・勝った・・・の・・・?」

 

百合「・・・・・・ええっと・・・」

 

菊代「・・・勝ったみたいですよ・・・私達・・・」

 

蝶野「・・・・・・~~~っ!ぃやったぁ~~~!」

 

好子「か、勝っちゃったよ!私達黒森峰に勝っちゃったよ~!」

 

百合「とうとう私達・・・やったんですね!」

 

菊代「はじめて勝ったんですよ!初勝利です!今夜はちらし寿司でお祝いしましょう!」

 

蝶野「勝つのが夢だったけどー!もう夢じゃなくなったー!」

 

 \イエーイ!/ \ヤヤア!ピューピュー!/ \ワーイワイワイドドンガドン♪/

 

 

千代「・・・本当に勝っちゃうとはね・・・かなり綱渡りな作戦だったけど・・・ま、私と島田流のおかげかしら」

 

しほ「ああ、かもな」

 

千代「ちょっ・・・反論しなさいよ。やりづらいじゃない」

 

しほ「この勝利は皆のおかげだ。秋山の素早い装填、五十鈴の見事な砲撃、菊代の整備と下準備、蝶野の完璧な操縦、ちよきちの作戦・・・皆のおかげだ。ありがとう」

 

千代「っ・・・ま、まあ・・・あなたの無茶な作戦もなかなかよかったわよ。あなたが車長じゃなきゃ、こうはならなかったわ。さすがね」

 

しほ「ああ、だな。やはりちよすけよりも私の方がすごいらしい」

 

千代「んなっ!?あ、あなたねぇ!人が下に出たら調子に乗っちゃって!なんなのよ!なんなのよもうっ!」

 

 

逸見「・・・負けたわ。私の負け。見事に翻弄されてしまったわ」

 

しほ「もう一度試合をするとなれば、今回の作戦は通じないでしょう。この勝負一度きりの作戦でした。上手く行ったのはそちらの陣形が見事に統率されていたからこそです」

 

逸見「ふふ・・・相手を立てることもできるのね。でも、私の指揮がいたらなかったから負けたの」

 

しほ「いいえ、逸見隊長は西住流の体現者です。西住の門下生であなたほど優秀な方は他にはいません」

 

逸見「だけど勝負は勝負。あなたの方が私よりも黒森峰の隊長として相応しい・・・」

 

黒森峰生徒A「隊長・・・」

 

 

逸見「西住しほ・・・あなたに黒森峰の隊長の座を譲るわ」

 

 

しほ「えっ、それはいやです」

 

逸見「えっ」

 

 

しほ「私はなにも、黒森峰の隊長になりたくて戦っていたのではありません。私はいずれ西住の名を背負うことになる。それ以降、私は絶対に負けられない立場になる」

 

しほ「だが、敗北を知らない者には見えない世界もある。西住流を継ぐ前にせいぜい負けておかなければ、私が見れる世界は狭いまま・・・」

 

しほ「本気で戦い、負けて、私は強くなった。私は自分を磨くために戦ってきたのです。自分達だけの戦車道を・・・」

 

逸見「で、でも・・・私より強いんだし・・・」

 

しほ「強いだけが全てではありません。人の上に立つ人間というのは、人に支えられないと立っていられないものです。今の私では隊長になど相応しくない」

 

逸見「・・・・・・そう・・・ふふ・・・さすがね。私にとってもいい経験になったわ。戦車は使っていいから、これからもがんばって」

 

しほ「いいのですか?」

 

逸見「前も言ったけど使ってなかった戦車だもの。でも連盟や大人達には気をつけなさい。どんなイチャモンを付けてくるかわからないわよ」

 

しほ「・・・はい、ありがとうございます」

 

黒森峰生徒A「西住、色々きつく当たっちゃってごめんね。でも、次は負けないわよ」

 

黒森峰生徒B「今度は味方として試合をしたいわね」

 

しほ「こちらこそ、下級生の癖に色々とすみませんでした。いずれ黒森峰に戻ります。その時は是非、よろしくしてください」

 

黒森峰生徒A「その時は厳しく指導してあげるからね!」フフフ

 

黒森峰生徒B「がんばりなよ!」フフフ

 

 

好子「よかったねしほちゃん!黒森峰のみんなに認めてもらえて!」

 

しほ「ああ、お前達のおかげだ。よくやってくれた」

 

好子「フフフッ、しほちゃんがミカン箱の上で宣言したときは、ここまでこれるとは思いもしなかったけどね」

 

しほ「ふっ、からかうんじゃない」

 

 蝶野「センパーイ!祝勝会行きましょうよー!今日くらいパーっといきましょうパーっと!」

 

 百合「私が見習いをさせてもらっているピザ屋さんでお祝杯をあげましょう」

 

 菊代「わあ、いいですねぇ」

 

 千代「早く行くわよー、好子ちゃーん、しぽりーん」

 

好子「みんなが呼んでる。行こう、しほちゃん」

 

しほ「ああ、先に行っててくれ。すぐに行くよ」

 

好子「うん。まってよーみんなー」タタタ

 

しほ「・・・・・・」

 

 

しほ「・・・っ~~~!」ピョンピョン

 

しほ「やったっ・・・!」グッ

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