ほとんど何も考えずに始めましたが、話がつまらなくてもEDまで書くつもりなので暖かい目で見てください。ちなみに文章力は皆無です。
―――――意識がはっきりとしない。それが夢の中だと気がつくのに、さほどの時間はかからなかった。
「―キラ!これがGBNなんだな!ここが俺達の世界だ!」
―――――それは、記憶の断片。忘れることのない。
「俺達のフォース名は―――だ。皆この世界で満足できるようにこの名前にしたんだ。」
――――――それは、楽しかった日々。そして。
「クソ!このままじゃ…俺達の居場所が…なら、俺だけでも仕留める!」
――――――幸せからの転落。
「救急搬送で運ばれたあの日からずっと目を覚まさないんだ…ねぇあの日、何があったか教えてくれる…?どうして―――がこんなことにならなくちゃいけなかったの…?」
――――――もう戻らないモノ。そして俺はこの世界から身を引いた。フォースという居場所を捨てて。
目覚まし時計のアラームが響く。時刻は朝の7時。重い目蓋を開き、夢の内容を思いだす。
「またこの夢か…とっくに忘れたと思ってたんだけどな。」
そう独り言を呟き、登校準備を行う。
フドウ・アキラ 17歳。ごく普通の高校生なのだが、母親がイラストレーターで、父が某大手企業でプラモデルの金型などを作ってたりするのとプロモデラーでもある。…自分の親ながら、職業があまりにも個性的すぎる。しかし案外と収入があるもので、それは両親の仕事が"アレ"に少しでも関わっているからである。
話題のGBNに大型アップデート!
そんなCMがテレビから流れてくる。GBNは「ガンプラバトル・ネクサスオンライン」と呼ばれるオンラインゲームである。現在世界的に大流行しているこのゲームは「ダイバーギア」を通じて、どんな場所でもガンプラがあればログインが可能までになっていた。
「まぁ俺が生活できてるのも、少しはこれのお陰なのか」
…正直皮肉でしかなかった。キライになった訳じゃない。今でも戻りたい気持ちはある。しかし、どうしても嫌な思い出がフラッシュバックしてしまう。
そんなことを考えてる間に学校に到着した。学校生活はごく普通で、普通に楽しい。何もかもが普通だが、それが人生ってものだろ?普通が一番なのさ。
「ねぇアキラ!私GBNやりたい!」
そんな声が聞こえてきた。
「またいきなりだな。どうせすぐ辞めるだろ。
「だって今大型アップデートで話題じゃん?乗るしかないでしょこのビックウェーブに!」
クマノ・リサ 同じく17歳。高校生になったと同時にできた友達でありクラスメイトだ。クラスメイトである彼女は流行りに目がなく、言葉の通り流行という"ビックウェーブ"に乗ってしまう。そのため飽き性の性格である。
「やるにしたってリサはガンダムのガの字も知らないだろ。」
「そう言われると思いまして、ただいま勉強中です!ブイ!」
「勉強?勉強って何してるんだ?」
「とりあえず作品観ないことには始まらないと思って[∀ガンダム]は観たよ。」
「一番最初に観るにしてはセンスが独特すぎる…」
なんで親といいクラスメイトといい独特な人間しかいないんだ…
リサは飽き性ではあるが、流行について猛勉強をする性格である。
「ガンプラだって初めてだけど作ったんだよ!これ!」
と見せてきたのは[カプル]だった。
「ってこれ、本当にリサが作ったのか?」
全体的にゲート処理などが甘い所がいくつかはあるが部分塗装がされていたり、合わせ目の所を段落ちモールドにしてあったりなど、初心者ができないような技術が使われている所が数ヵ所あった。
「あはは~…実は少し手伝ってもらっちゃった。」
「なるほど、ナオトか。」
「その通りだ。」
声の方を振り返ると、ナオトがメガネを拭きながら立っていた。シガ・ナオト 勿論17歳。リサと同じく高校生になったと同時にできた友達。メガネと雰囲気から優等生と思われるが、中身はかなりのガンダムバカである。ガンプラの方も展示会に出して賞を貰うほどの実力である。
「いや…最初は普通にガンプラを教えるだけのつもりだったんだがな…我慢できずに少し手を加えてしまった。いや安心しろ。本体はちゃんとリサが作ったし、そこを尊重して手を加えてる。」
「まぁナオトにしてはおとなしい方なんじゃないか?」
ガンプラの制作を依頼したとある生徒がナオトによって制作されたガンプラを見て、逆にここまで仕上げなくても…という微妙な表情で受け取っていたのを見たことがある。
「で、話戻すけど!アキラって前GBNやってたんでしょ?なら色々教えてよ!」
「俺からも頼む。俺もキャラは作ったが、何をすればいいのかさっぱりだ。」
俺の返答は―――
「もう、GBNはやらない。」
あの世界に戻ったら、今でも燻っているあの時の情熱が再び燃えだしてしまう。未だに目を覚まさない"アイツ"を差し置いて、自分だけが楽しんで良いのだろうかという罪悪感を感じてしまう。
「わかった。ならこうしよう。」
ナオトが何かを察したのか一つの提案をする。
「俺達がGBNのシステムを大体理解できるまで、教官役として俺達に教えてくれ。アキラはガンプラに乗らず、チャットで教えてくれるだけで良い。」
「ガンプラに乗らない、か。それならまだ大丈夫か…?」
「決っまり~!なら今夜早速ね!ほら、授業始まるよ!」
「恩に着る。では今夜に。」
「あ…お、おいちょっと!」
不安しかなかった。
その日の夜、夕飯を終えアキラは自室で自分のガンプラを手に取っていた。それは以前GBN用に作ったガンプラ。色々な思い出が詰まったガンプラ。
「もうやることは二度とないと思ってた。」
ダイバーギアにガンプラをセットし、VRゴーグルをセットし、広大な世界に飛び込む。
「行こう、"G-ゲイナー"。」
体が光に包み込まれた。