ソードアート・オンライン ~たった一人の為の英雄~   作:まっちゃんのポテトMサイズ

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第14話 PKK

 

「…何故、お前がここに居る」

 

俺は目の前にいるアルゴを仮面越しに睨みつける。

アルゴは余裕ぶった表情で肩をすくめた。

 

「悪く思うなヨ。お前の事をつけるよう、ある人に依頼されてただけダ」

「…そうか。俺をつけるのは勝手だが、レベリングの邪魔だけはしないでくれ」

 

それだけ言って俺はその場から立ち去る。

どうやら、カルキから奪ったあの馬は圏内だと使えないようだ。

つい先日までそれを知らなかった俺はその所為で赤っ恥をかいてしまった。

不意に、ある疑問が浮かんできた。

何故、彼らは知性を持っているのか。一般的な階層ボスは背景こそはあるが、知性は無かった。

知性を持ったボスモンスターと、一般的な階層ボス。差別化をする為に根拠となる情報が欲しい所だが、生憎と何もない。

それに、自分が戦ってきたのは極一部のボス。経験してきた数が少なすぎる。だから、差別化を図るのであれば、更に戦闘を積み重ねていくのが賢明だろう。

そうすれば、レベルも上がれば、俺の武器の貯蔵量も増える。だから。もっと戦いたいのだが、生憎とそんな簡単に見つかる訳では無いので戦える機会は限られている。

俺はレベリングをしながらそんな思考にふけってしまっていた。戦いに集中していなかった為に、俺は<<Biting kapiva>>の突進攻撃を腹部にモロに食らってしまった。

 

「…」

 

俺は<<Biting kapiva>>の突進に耐え、頭を掴んで地面に叩きつける。

一回では削り切れなかったので、何度も打ち付ける。それを何回か繰り返すと、<<Biting kapiva>>は青白い破片になり、空中に消えていった。

それから、周囲のモンスターを全て狩り尽くし、街に戻ろうとした時、周囲に人気が沢山ある事に気が付いた。

この数であれば、俺一人でも殺せそうだが、それではあの時と同じような繰り返しになってしまう。

…いや、人殺しを何故救う必要がある。正義を振るうのであれば、多少なりとも犠牲は付き物だ。

 

「出てきたらどうだ」

 

俺は振り返りながら溜息を吐く。

俺を付けていた奴は木の裏から姿を現し、怒りを込めた目で俺を見つめて来た。

それに釣られるように他の奴も同様に姿を現し、俺の周囲はその七人に囲まれた。

彼らは何も言わずに武器を手に取り、ソードスキルを発動した。

 

「…平和的解決も無駄か」

 

俺は彼らの上にあるオレンジカーソルを見て、拳を構える。

拳が赤いライトエフェクトに包まれる。俺はそれを見て、地を蹴り、彼らの内一人の顔面に拳を叩きつける。

背後からもう一人の攻撃が迫ってきていたので体を捻り、手の甲でそれを防いで、頭を自らの膝に叩きつける。

そして、エクスカリバーを引き抜き、回転切りをして、左右から襲い掛かってきた二人の腹部と両腕を切り裂く。

エクスカリバーを鞘に仕舞い、野太刀を引き抜き、<<辻風>>のモーションを取る。

白い、風の様なエフェクトが野太刀の先から吹き出す。

それを解放するように目の前の敵に向かって飛び出す。

敵を切り上げ、空中に放り出されたそれに追い打ちをかける為に飛び上がり、その腹部に野太刀を突き刺し、勢いに任せて地面に叩きつける。

その敵は青白い破片となり、空中に四散していった。

 

「…次、速く来いよ」

 

俺は、怖気づき、地面にへたり込む二人の顔にエクスカリバーと野太刀を何度も突き刺し、青白い破片にする。

そして、振り返り、両腕を切り裂かれた奴らの頭を掴み、一思いに握り潰し、また破片にする。

頭に赤いチェックのライトエフェクトがある奴に近づき、首を掴み上げる。

そして曲刀を振りかざして、首を切り飛ばして破片にする。

取り残された一人に近づき、見下ろす。こんな状況に成ると、普通の人間は怖気づき、命乞いをするはずだ。

だが、この人間は怖気づかず、ただ俺を見上げている。その眼を見つめていると、まるでそれが人間ではない何かに見えてきて、気味が悪い。

俺は速やかにそれを殴殺し、野太刀をストレージに鞘に仕舞う。

 

「…誰だ」

 

俺は先程までの戦いを傍観していた何者かに視線を飛ばし、曲刀を投げる。

曲刀は木に突き刺さり、その人間は姿をくらましてしまった。

 

「…遅かったか」

 

木に突き刺さった曲刀をストレージに仕舞い、街に戻る為に歩を進める。

 

 

 

 

 

アルゴは第七層の宿屋のキリトが居る部屋の扉をノックする。

キリトは中に招き入れ、椅子に腰を落とす。

 

「…キー坊。お前、寝て無いのカ?」

 

疲れ切ったキリトの顔を見つめながら、アルゴは溜息交じりに言った。

キリトはコクリと頷くと、「…それで、何の用だ?」と言った。

 

「…アイツの事、漸く見つけタ。今はこの階層に居るが、行かない方がイイ。今のアイツはお前の知っている奴ジャナイ。あれはPKKを騙ったPKダ」

 

シノンとかリーファとかのIFに出て来るキャラは登場した方がいい?

  • もちのろんじゃろ、このボケナスがぁ!!
  • え?別にええわ
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