ソードアート・オンライン ~たった一人の為の英雄~ 作:まっちゃんのポテトMサイズ
最近ReoNaさんのScar/Letにハマったまっちゃんです。
いやはや、感想がたくさん来て嬉しい限りです。
そういえば、ALの<<火花>>や<<流星>>は体術とは異なるものです。
それでは、本編、どうぞ!!
俺は前回のボス戦で倒れてしまった為、少しばかりだが、休みを取る事にした。
と、言っても第三層のクエストは粗方終わらせてしまった訳だが。
そして、その休みを使いノーチラスの特訓に付き合うことにした。
ノーチラスには、俺と同じ思いはしてほしくないからな。
「ノーチラス、準備は良いな。半減決着モードで行くぞ」
「...ああ」
静まり返った修練場にカウントする音が響き渡る。
それが0になった瞬間、俺とノーチラスは地を蹴った。
拳と剣がぶつかり合う音が修練場に響き渡る。
右からの斬撃を体を反らして避け、起き上がらせた時の勢いを拳に乗せてノーチラスの顔面にぶつける。
ノーチラスは後ろに転がり、その隙に俺はを野太刀を装備し、次の<<浮舟>>を準備した。
その直後、ノーチラスは起き上がると同時に<<レイジ・スパイク>>を放ってきた。
直ぐに斧で防いだが、とっさの事だった為、20m程吹き飛ばされてしまった。
ノーチラスはすぐさま距離を詰めてきて<<バーチカル>>を放ってきた。
それを避ける為、<<旋車>>を発動し、ノーチラスを浮かした。
それと同時にデュエル終了の合図を知らせるブザー音が鳴り響いた。
俺は着地し、ノーチラスに水を渡した。
「流石だよ。伊達に昔から格闘技をしていただけあるね」
「これでもまだ、爺さんには届かないけどな」
爺さんは俺に格闘技を教えてくれた人で、あの養親の次の引き取り人の人だ。
「...そういえばさ、僕とALが初めて会った時、何だか初めて会った気がしなかったんだよね」
「なんでまたそんな昔の話を持ってきたんだ...」
...まぁ、確かに初めて会った気はしなかったがな。
俺が鋭二の高校に転校したとき、鋭二を見た瞬間、何故か懐かしいと感じた。
「ユナもALと出会ったとき懐かしいって感じたらしいよ。...もしかしたら、僕たち、結構昔に出会ってたのかもしれないね」
ノーチラスはクスッと笑いながらそう言った。
「...ははっ、そうかもしれないな」
「そういえば、ユナ遅いなぁ...。レベリングに行くって行ったきり戻ってきてない。...まさか!!」
ノーチラスはハッとして立ち上がった。
如何やらユナが危ないらしい。
「...さっさと行くぞ。場所は分かるか?」
「うん。あっちの森の方だと思う」
「キャッ!!」
私はリトル・ぺネントに弾かれ、地面に倒れこんでしまった。
周囲を見渡してみるとリトル・ぺネントに取り囲まれていることに気が付いた。
そして、リトル・ぺネント達が一斉に鞭を構え、私に打ってきた。
私はあまりの恐怖に目をつぶった。
左上のHPバーを見てみると、HPが減っていないことに気が付いた。
私は恐る恐る目を開けてみると、そこにいたリトル・ぺネントの数は減っており、エー君とAL君がそこに立っていた。
「ノーチラス、ユナを連れてはじまりの街に行け。道は俺が作る」
「...分かった。死ぬなよ、新」
「...ああ」
そして、AL君ははじまりの街へと行かすために道を作った。
エー君は私を抱えてそこへと走った。
鋭二とユナが戦線離脱したのを見て俺は数多のリトル・ぺネントを倒し始めた。
数分が経つとそこにはリトル・ぺネントはいなくなっていた。
「はぁ、はぁ...。...ははっ、もう、駄目だ。腕に力が入らない。頭も回らないし、ここが俺の墓場、か」
その瞬間、俺の意識は暗闇に呑まれた。
眼を開けると、そこには前に見た養親の家の景色が広がっていた。
その家の2階に上ると、そこには2人の子供、俺とゆながいた。
「ねぇねぇ、新君。一緒に遊ぼ!!」
「...ごめんね。ゆなちゃん、今は疲れてて休みたいんだ」
「んー。そっか、それじゃお休み!あらた君。それと、私の名前はゆうな、だよ!」
...ゆうな。その名前を聞いた瞬間、俺の目から一筋の涙が流れた。
あれ?どうして...。
「ごめんね。どうしてもゆなって呼んじゃう」
「それじゃあ、仕方ないね。私のことはゆなって呼んで!」
「ありがとう。それじゃあ、僕の事も他の名前で呼んでくれても良いよ!!」
「それじゃあ...。お兄ちゃん!!」
「えっ?」
「だって、お父さんが、ゆうなの新しいお兄ちゃんだぞ、って言ってたもん」
「...そっか。ありがとう」
「?何が?」
幼い俺は何時の間にか泣き出していた。
何故だったか覚えてないが、恐らく、こうだろう。
「「こんな僕をお兄ちゃんって言ってくれてありがとう」」
ふと、脳裏にある記憶がよぎった。
そこは、ある幼稚園の校庭だった。
そこの砂場に視線を向けると、ゆうながある男児に突き飛ばされていた。
「痛っ」
「やめろ!!」
男児がゆうなを突き飛ばした瞬間、幼い俺が立ちふさがった。
「邪魔すんなよ!!」
それに苛立ちを覚えた男児が幼い俺の顔を殴った。
それでも幼い俺はどかなかった。
少しするとその様子を見た職員が止めに入ってきた。
「お兄ちゃん!!大丈夫!?」
ゆうなは駆けつけてきて幼い俺を心配そうな目で見ている。
「怪我、してない?大丈、夫?」
「少しすりむいちゃったけど、大丈夫。でも、お兄ちゃんの方が...」
「そっか、良かった」
そして幼い俺は意識を失った。
気を失ったのを見た職員は直ぐに救急車を呼び、幼い俺はそれに乗せられていった。
どうして幼い俺は、あんなになるまでゆうなを守ったのだろう。
...そんな事、考えても無駄か。どうせ過去の事だ。
俺の意識は暗転し、目覚めの準備に入った。
瞼を開けると、第一層の見慣れている宿屋の天井が目に入った。
「あ、起きた。ALさん、大丈夫ですか?」
俺の顔をケイタが覗き込んできてそう言ってきた。
「ああ。大丈夫だ。それより、なんでお前らが?」
「一層に『森の秘薬』って言うクエストがあってそれのNPCに頼まれた素材を集めに来てたんですよ」
「そうか。助かった。それじゃ、何か奢るよ」
「いえいえ!そんな悪いですよ!」
ケイタが手を振り、それを拒否した。
「そうか...。まぁ、何か欲しいものがあったら何でも言ってくれ。出来るものなら用意しておくから」
「ありがとうございます」
「それじゃ、そろそろ戻らないといけないから。じゃあな」
「はいっ!」
俺は宿屋を出てノーチラス達のいる修練場へと向かった。
「AL君!!」
修練場に着くと直ぐにユナが俺に抱き着いてきた。
「おっとっと、危ない危ない」
「ユナ、いきなり抱き着いたら危ないだろ」
「ノーチラス、大丈夫だ」
ユナは抱き着いたまま泣いていた。
「...どうして、泣いてるんだ?」
「だって、私の所為でAL君が死んじゃったらどうしようって」
「たとえ死んだとしてもユナの所為じゃない。だから、泣くのはもうやめようぜ」
俺はユナを体から放してそう言った。
ユナの顔は涙でぐしゃぐしゃになっていた。
しかし、その眼にはもう涙はなかった。
「ふふっ、まるでお兄ちゃんみたいだね」
そう言って微笑む顔はゆうなにそっくりで一瞬面影が見えた。
「...そうか?」
「うん!」
「...あのー、空気みたいになってて水を差すようで悪いけど、一応ここ、公共の場で僕もいるからね」
...すっかり忘れていた。確かに、傍から見たらイチャイチャしてるカップルと捉えられても可笑しくないな。
「...よし、飯行くか!もう夜だしな」
「そうだね。ALが戻ってきてホッとした所為でお腹空いたよ」
「んじゃ、今夜は俺の奢りだ。いくらでも食え」
そう言って俺はユナ達に背を向けてオススメのレストランへと向かった。
後ろでユナとノーチラスが会話しているのに気づかずに。
「AL君、性格変わった?」
ユナが僕の耳に小さい声でそう言った
「...そうだね。少し明るくなったかもしれない」
「なんか、今の方が良いかも。あの時のお兄ちゃんみたい」
僕たちが小さい頃に少しだけ一緒にいた同年代だったお兄さんの事を思い出してみる。
今考えてみるとお兄さんは正義の味方みたいだった。
何でも悪い事は許せなくて、僕たちのリーダーみたいだった。
「...そうだね。今はどうしてるんだろうね」
「現実世界に戻ったら手紙でも送ってみよっか」
「そうだね。...何だか死亡フラグみたいになったね」
「死亡フラグって?」
「いや、何でもない。気にしないで」
「...ふーん」
でも、そんな死亡フラグなんて折ってみせる。
どっかの誰かが死亡フラグは折る物だって言ってたし。
「おーい!!ノーチラス、ユナ、早く来いよ~!!」
遠くでALが手を振って僕たちを呼んだ。
「分かった!!」
「早く行こ!!ノー君!!」
ユナが、俺が返事をしている間に走って先に行ってしまった。
「はいはい」
置いて行かれないように僕も走って行く。
ふと、誰かに上から見られている様な気がして上を向いてみたが、そこには何もなく、ただただ広く、果てしない夜空が広がっているだけだった。
さて、今回はこれで終わりっす。
文化の日にギリギリで終わらせた。
さて、最近アリブレにもはまってきました。
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651830250783
名前はポテトにチップスです。
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10日までです!!
では、また次回。
オリ武器は登場した方がいい?
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してくだせぇ
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あっ、別にいいっす