ソードアート・オンライン ~たった一人の為の英雄~   作:まっちゃんのポテトMサイズ

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そういえば、プログレッシブ、映画化しますね。
情報が遅い気がしますけど。
にしても、早くないっすか、映画化。
因みに、まっちゃんは友達と行ってきます。
めっちゃ楽しみ。
…だれかモチベをください(唐突)


第7話 幼馴染

第4層の主街区、ロービアを歩き回っていると柱に寄り掛かっているアルゴを見かけた。

 

俺はそのままスルーしようとしたのだが、不幸なことにアルゴと眼があってしまった。

 

「お、ALか」

 

アルゴはこちらに歩いてきてから言った。

 

…そう言えば、俺がGMだとか言う噂はどうなっているのだろうか。

 

根も葉もない噂だが、あの様子だとやりかねないからな。一応尋ねておこう。

 

「一つ尋ねたい事がある」

 

「ナンダ?ものによっては高くつくヨ」

 

「俺の事なんだが…」

 

俺はアルゴに第三層攻略前の出来事を話した。

 

すると、アルゴは「そんな情報聞いたこと無いナ。…だけど、それが広まるのも時間の問題ダナ」と言った。

 

「…まあ、そうかもな。キリトがビーターって呼ばれていることも、時間の流れと共に広まっていったからな」

 

「ああ。そうだナ。まあ、オレっちは根も葉もない情報は売らないから安心してもらって良いゾ」

 

「そうか、ありがとう。それじゃ、またな」

 

俺は彼女に別れを告げてレベリングをしにフィールドに出た。

 

第四層のフィールドは湖沼になっており、蟹系の敵mobやヤドカリ系の敵mobが主に出てくる。

 

…まあ、何故かコボルドも出てくるのだが…。

 

数分間敵を倒してレベリングをしていると、謎のエルフと対峙しているキリトとアスナを見かけた。

 

流石はキリトとアスナだ、アスナに関しては第一層より技術が上がってるんじゃないか?

 

ボーっとしながらキリトとアスナを見ていると、後ろから何か気配を感じた。

 

振り返ってみると、さっきの謎のエルフがそこに立っていた。

 

エルフはニヤッと笑ってからモーションを構えた。

 

「くそっ!」

 

俺は格闘技<<旋風>>で何とかエルフを4m程吹き飛ばした。

 

「ほう、中々やるではないか」

 

エルフはニヤリと笑ったまま言った。

 

俺は野太刀を構えてソードスキル<<辻風>>で更に吹き飛ばした。

 

エルフは吹き飛びながら空中でポリゴン状に成って四散した。

 

俺は野太刀をしまってキリトの所に向かった。

 

「よお、キリト」

 

俺は手を上げながらキリトに歩いて行った。

 

「ああ、ALか。お前もエルフのクエストをやってるのか?」

 

「いや、レベリングをしてたら偶然見かけてな。アスナも久しぶりだな」

 

「ええ、久しぶりね」

 

アスナは少し微笑んでから言った。

 

何か雰囲気が優しくなったように感じる。

 

「まあ、こんな所で立ち話も何だ。飯でも食いに行こうぜ。ああ、クエストが終わってからで良いぞ」

 

「分かった。終わったらメールするよ」

 

俺はキリトとアスナに手を振ってからロービアに戻った。

 

キリトのしているエルフクエストが終わるまで暇なので宿屋に入って本を読みながら暇をつぶす事にした。

 

少しするとキリトからメッセージが届いた。

 

本を閉じ、文面を見る。

 

どうやらクエストが終わったらしい。

 

俺は『ここで待ってる』という文面と共にレストランの位置情報を送った。

 

レストランに入り、席に座って待っていると、キリトとアスナが来た。

 

キリトは俺を見つけると手を上げて「よっ」と言い、俺の席に歩いてきた。

 

キリトとアスナが席に着くと同じぐらいにメニューと水が入ったコップが渡された。

 

俺はそこまで腹が減っていなかったのでチョコレートケーキとブラックコーヒーを頼んだ。

 

キリトとアスナは腹が減っているのか、二人共ステーキを頼んでいた。

 

「…そういえば、キリトって、ビーターって呼ばれてたよな」

 

「何だ、知ってたのか」

 

キリトは水を一口飲んでから言った。

 

「…ああ」

 

第一層で俺がボス部屋から出た後に攻略に参加していたメンバーの一人がそう言ったらしい。

 

「悪かった。俺の所為だ」

 

俺はキリトに頭を下げて謝った。

 

「そんな、全部君の所為って訳じゃ」

 

アスナが立ち上がって俺のそばに来て言った。

 

「いや、俺の所為だ。俺があの場から立ち去っていなければ、キリトを擁護できたかもしれない。俺が、あの場にいれば、反論できたかもしれない」

 

俺が、俺が俺が俺がオレが、オレがオレがオレがオレがオレがオレがオレがオレがオレが

 

俺は項垂れたまま頭を抱えた。

 

そんな俺をキリトは立ち上がって、慰めるように背中に手を置いた。

 

そして、「別にALの所為じゃない。これは俺が選択した結果だからさ。だから、もう自分を責めないでくれ」と言った。

 

俺は頭から手を放してキリトを見上げた。

 

すると、キリトの顔と俺の父さんの面影が重なった。

 

頭の中にある記憶が流れ込んでくる。

 

それは、父さんの生前の頃の記憶だった。

 

『ごめんね。ごめんね。ゆなちゃん』

 

幼い俺が棺桶に向かって涙を流しながら何度も謝っていた。

 

ただ、遺影を見る限り、その中に入っている人はゆうなではなく、全くの別人だった。

 

だが、それでも俺は涙を流さずにはいられなかった。

 

理由は分からないが、何か、大切な人だったのだと思う。

 

棺桶に向かって何度も謝る幼い俺の背中に父さんが手を置いた。

 

そして、苦虫を嚙み潰したような顔をしてさっきのキリトと同じような事を言った。

 

『新だけの所為じゃない。あの場にいた俺にも責任はある』

 

『でも、ずっと一緒にいたのは僕だ!!ゆなちゃんが車に撥ねられるくらいだったら、僕が撥ねられた方が良かったんだ!!』

 

すると、父さんは、少しだけ怒った顔をしたが、穏やかな顔をしてこう言った。

 

『それは違う。確かに、ゆなちゃんはもう戻ってこない。でも、新がゆなちゃんを忘れない限り、ゆなちゃんは新の心の中で生き続ける』

 

『心の中で…?」

 

『ああ。新のここ()で生き続ける。思い出はずっと、ここにある。だから、ゆなは、ずっと、お前の幼馴染として生き続ける』

 

父さんは涙を流しながら幼い俺の胸をポン、と拳で叩いて言った。

 

その瞬間、俺の頭の中に更に記憶が流れ込んできた。

 

『ねえ、新君』

 

公園の砂場で、さっきのゆなと幼い俺が遊んでいた。

 

父さんは、ベンチで寝てしまっていた。

 

『何?』

 

『もし、私が死んじゃったらさ、どうする?』

 

ゆなは表情に陰りを見せながら聞いた。

 

『そんなの、分かんないよ。でも、もしゆなちゃんが死んじゃったら僕は、悲しいな』

 

幼い俺がボールを拾ってそう言った。

 

『そっか』

 

ゆなが顔の陰りを無理矢理なくしてそう言った。

 

『ゆなちゃん、ボールで遊ぼう?』

 

幼い俺が気分転換をするためにボールをゆなに突き付けた。

 

…この後の結末は、見たくない。

 

でも、見なくちゃ、俺自身の罪から逃げても、意味はない。ちゃんと、向き合わないと…。

 

『それじゃあ、サッカーしよ!』

 

幼い俺がボールを蹴りながらそう言った。

 

『良いよ!やろ!』

 

幼い俺はその返事を聞いてゆなにパスを渡した。

 

最初は、安全だった。

 

地面を転がすパスのみで、ボールが道路に出る心配も無かった。

 

だが、徐々に危険になっていった。

 

ゆなが運動神経抜群だったのもあったのだろう。

 

幼い俺がボールの蹴る力加減を間違えて高く飛ばしすぎてしまった。

 

ゆなは、それを幼い俺にパスをしようとして追いかけた。

 

その先が、道路だと知らずに。

 

ゆなが道路に飛び出した瞬間、車のクラクション音と共に何かが衝突した音が休日の日中に鳴り響いた。

 

辺りに鮮血が飛び散る光景。曲がってはいけない方向に曲がったゆなの四肢。両目が潰れて空ろになった瞼の中。

 

幼かった俺はその光景を目の当たりにして何も動けずにいた。

 

そして、嘔吐してしまった。

 

当然だろう。幼い少年少女には刺激が強すぎる。大の大人でも嘔吐するレベルだ。

 

そのまま幼い俺は気絶してしまった。

 

ベンチに座っていた父さんがようやく起きて、救急車の手配などをしていた。

 

そして、俺の意識は現実世界へと引き戻された。

 

「AL…?大丈夫か?」

 

キリトが心配そうに俺の顔を覗き込んできた。

 

俺は顔を上げてキリトに礼を言った

 

キリトは気にする事じゃないと言ってくれた。

 

アスナは「何時でも仲間には頼っても良いのよ」と言った。

 

「…ああ。いつかは、頼りにさせてもらうよ」

 

俺はアスナに感謝の意を込めてそう言った。

 

その後は談笑をして有意義な時を過ごした後、各自解散となった。

 

俺は宿屋に戻って床に就いた。

 

目を覚ますと、そこは宿屋ではなく、何もない暗闇ばかりの空間だった。

 

辺りを見渡してみると、一つの光を見つけた。

 

それに手を伸ばすと、その光は俺の手を躱し、あちこちに反射して、やがて、ゆなの部屋を映した。

 

なぜ、ここが…?

 

と疑問に思いながら突っ立っていると、誰かに背中をつつかれた。

 

振り返ってみると、そこには、死んだはずのゆながいた。

 

ゆなは俺の顔を見ると、クスクスと笑った。

 

「どうしたの?まるで幽霊を見たような眼をして」

 

「どうしたのって、お前、死んだ筈じゃ」

 

理解が追い付かない。

 

ゆなは死んだんじゃなかったのか?いや、死んだ筈だ。

 

じゃあ、何で俺の目の前にいる?

 

まだまだたくさん疑問が浮かんでくるが、それを一旦払拭してしゃがみ込んでからゆなを抱きしめた。

 

「ちょ、ちょっと、苦しいよ」

 

「ごめん、ごめん、君を忘れていた。ごめんよ…」

 

ゆなは少し笑ってから「こうしてまた思い出してくれたなら、私はそれで満足だよ」と言った。

 

「…もう少しだけ、こういさせて貰えないかな」

 

「良いよ」

 

ゆなは俺に呼応するように抱きしめる力を少し強めてから言った。

 

「…ありがとう。もう大丈夫だよ」

 

俺はゆなから離れて立ち上がった。

 

「そっか、それじゃ、私から特に話すことも無いし、またね」

 

「ああ。…ああ、1つ聞き忘れてた」

 

俺はゆなの部屋のドアノブに手をかけながら振り返った。

 

「?何?」

 

「お前、本当に死んでたのか?」

 

「…うん。残念だけど、私は死んだよ。今の私は新君の思い出から出来た物だよ」

 

ゆなは項垂れながらそう言った。

 

「…そうか、ありがとな。…最後に一つ、俺は、あんたの事が好きだったよ」

 

俺はそのままドアノブを押し開けてゆなの部屋から出た。

 

「…私も、大好きだよ。今も、昔も」

 

彼女はベッドに寝転がってそう言った。

 

 

 

 




格闘技<<旋風>>

所謂上段回し蹴りである。
どんな体制からでも打てるが、無理矢理動かした場合、HPが減る。


さて、今は冬ですね。(唐突)

冬と言えばテストですね。

というわけで、まっちゃんはテスト勉強をするため少しだけ投稿を休止させていただきます。

あ、アンケートを設置しておきますので、是非とも投票して行って下さい。

アンケートだらけで申し訳ありません。

では、また次回。

シノンとかリーファとかのIFに出て来るキャラは登場した方がいい?

  • もちのろんじゃろ、このボケナスがぁ!!
  • え?別にええわ
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