ソードアート・オンライン ~たった一人の為の英雄~ 作:まっちゃんのポテトMサイズ
もう片方の小説のお気に入りが1人減っててモチベが下がったところ、こちらのお気に入りが1人増えててモチベが爆上げ状態になりました。
あ、アンケートありがとうございました!
オリ武器は出すことになりました!
…因みに、リア友から、ボスの武器使ってるんだったら、それもうオリ武器じゃね?と言われました。
ごもっともです。
という訳で、本編どうぞ
朝の腹ごしらえを済まし、キリトにメッセを送る。
今日はキリトとアスナ、それに、エギルという男性プレイヤーと一緒にボス戦に行く予定だ。
直ぐに返信がきて、迷宮区前で待っているとの事だ。
俺は直ぐに宿屋を出てそこに向かった。
迷宮区前に着くと、既に皆が集まっていた。
「すまん、遅れた」
「お、ようやく来たか。…って、お前、第1層のボス戦にいたやつか!?」
エギルが俺の事を指さしながらそう言った。
必死に第1層ボス戦の時のことを思い出す。
ああ、思い出した。キリトにLAのことで話していたときに居たあのガタイの良いプレイヤーか。
「ああ、久しぶりだな。それにしても、よく俺の事覚えてたな、てっきり忘れられてるかと思ってたんだが」
「お前、今攻略組の中では有名だぜ?名高いチーターとしてな」
エギルが苦笑して肩を竦めながら言った。
…はあ、まったく。俺は別にそう言われるのは良いんだが、周りの人まで巻き込まれるからなぁ…。
「さて、皆集まったし、もう行くか」
キリトが腰に手を当てながら言った。
迷宮区に入り、俺は早速野太刀を鞘から抜いた。
そして、モンスターのヘイトを集めて、一か所に集中させる。
そして、垂直に飛び、空中で体を捻り、武器に威力を集中させる。
落下するのと同時に野太刀を一思いに振り下ろす。
ソードスキル<<浮舟>>、それを食らったモンスターたちは全て青い欠片となって空中に四散した。
「やっぱり、それチート武器じゃない?」
アスナが皆に問う。
エギル、キリト、そして、俺の答えはすでに一致していた。
2人と眼を見合わせて言う。
「「「ああ」」」
ボス部屋に到着すると、運の悪い事にDKBとALSに出くわしてしまった。
俺は恩義のあるDKBのリーダーに軽く挨拶してからボス部屋に行こうとした。
だが、扉に手をかけた瞬間、キバオウに「ジブンらは今回のボス戦、引っ込んどいてもらおうか」と言われた。
「は?」
俺はキバオウの言葉に素っ頓狂な声を出してしまった。
「ジブンらが参加してもうたら、この黒ビーターがLAを盗ってまうやろが!」
声を荒げてキバオウが詭弁を吐き散らかす。
「へえ。成程な。要するにあんたらは自分たちが強くなりたいから俺にLAを取ってほしくないんだな?」
キリトが悪態をつき、ALSとDKBのヘイトを集めた。
ボス部屋前でキリトに対するブーイングが起きた。
「自分がつえーからってイキってんじゃねぇぞ!!ビーター!!」
「そうよそうよ!!もう殺しちゃえば良いのよ!!」
「そうだそうだ!!」
ブーイングはキリトへの暴言から発展し、殺意へとなった。
アスナとエギルはその光景に絶句し、その場に立ち尽くしていた。
そして、ある一人のプレイヤーが剣を取り出し、キリトに向かって低く構え、片手剣ソードスキル、下段突進技<<レイジ・スパイク>>で突進した。
俺はそれをバックラーで防ぎ、そのまま押し倒し、尻餅を着かせた。
そして、露わになった首元に片手斧を構えた。
そのプレイヤーの目を見ながら、DKBとALSに向かって「お前ら、こいつがどうなっても良いのか?」と言った。
プレイヤー達は恐怖心を抱いた。
プレイヤーを人質にしたことにではなく、彼のおぞましい殺意に。
その殺意には、大切な人を守る為なら手段を択ばないという狂気じみた優しさが含まれており、それがプレイヤー達の恐怖心をより一層引き出した。
「今回は撤退してくれないか。ボス戦は俺たちだけでやる」
俺がそう言うと、キバオウが少し口籠った声で「んな無茶なこと、できるわけ無いやろが…」と言った。
「無理だなんて誰が言った。やる前から決めつけるつもりは俺にはない」
俺は爺さんの言葉を思い出しながらそう言った。
「…行こう、AL。そろそろそいつを放してやれ」
キリトが俺の肩を掴みながらそう言った。
俺はそれに従うように片手斧を下げた。
DKBとALSはそのプレイヤーが戻ってきたのを確認すると踵を返して撤退した。
俺はそれを確認してボス部屋の扉に左手を掛けて押し開けた。
アスナがキリトと密かに何かを話していたことに気づかないまま。
「ねぇ、キリト君」
アスナがALの背中を見ながらそう言った。
キリトはアスナに釣られるように彼の背中を哀しそうに見た。
「…なんだ?」
「さっきのあの殺意。明らかに常人の持つものじゃなかったわ。あれはまるで」
「怪物、か?」
アスナの言葉を遮るようにキリトが言った。
「…ええ。でも、その中でも優しさが少しだけあった。でも、あまりにも強くて哀しい優しさだった…。一体、彼の何がそうさせているのかしら…」
アスナがキリトと同じようにALの背中を哀しい目で見つめながら言った。
「…ああ。でも今の俺たちには何もできない。…悔しいけどな」
キリトが俯いてそう言った。
「…そうね。行きましょう。ボス部屋に入れなくなっちゃうわよ」
アスナがボス部屋に向かって駆け出しながらそう言った。
キリトもそれに釣られて駆け出して行った。
ボス部屋に入ると、そこはドーム状になっていた。
その中央にボスはいた。
ボスの名前はウィスゲー・ザ・ヒッポキャンプ。
半馬半魚の怪物だ。
そいつはいきなり俺たちに向かって突進してきた。
突進の後には数秒間のクールタイムがあり、そこで俺は曲刀ソードスキル<<フェル・クレセント>>でダメージを与えた。
エギルも俺に釣られて両手斧ソードスキル<<ワールウィンド>>で俺と同時にダメージを削る。
ボスに緑と橙のライトエフェクトが交差する。
ボスはクールタイムが終わると、垂直にジャンプをした。
すると、そこからボスの周囲に水柱が立ちあがった。
そのタイミングで攻撃範囲に入っていた俺とエギルはそれに吹き飛ばされた。
怪物はエギルの着地に合わせて前脚で蹴り上げた。
エギルの身体はいともたやすく吹き飛んだ。
それは俺よりも遙かに高く飛び、そして痛々しい赤いライトエフェクトを身体に刻み込んでいた。
俺は着地すると直ぐにエギルに駆け寄り、回復ポーションを飲ました。
「悪いな」
エギルはバツが悪そうな顔をしてから武器を再度構えた。
前線ではキリトとアスナが俺たちが復帰するまで耐えている。
あまり長く持たせるのも悪いので、怪物に<<シングルシュート>>を乗せた杭を投げた。
怪物はこちらにターゲットを変えて突進してきた。
それをジャンプをして躱し、格闘技単発蹴り技<<飛遊星>>で怪物の項に当てた。
怪物は少しフラめきながら吹き飛んだ。
俺はそのまま追い討ちをかけに行った。
キリト、アスナ、エギルも一緒に怪物へと走った。
キリトの片手直剣ソードスキル、左右往復二連撃<<ホリゾンタル・アーク>>、アスナの細剣ソードスキル、中段突き二連撃<<パラレル・スティング>>が同時に怪物にダメージを与える。
それに続いてエギルのソードスキル、俺のカタナソードスキル<<絶空>>を当てる。
怪物の身体に四つのライトエフェクトが交わる。
怪物のHPバーは残り2本に突入した。
すると、怪物は部屋全体を震わすかのような咆哮を上げた。
何か足元に冷たい感触を感じ、そこを見てみる。
そこには水が溜まってきていた。
ボス部屋全体を見渡してみると、あちらこちらから水が入ってきていることに気づいた。
怪物は更に咆哮を上げると、水の中から人型の敵MOB、分身がポップした。
その種類は様々で、片手剣を持つ者、弓を持つ者、片手斧を持つ者等がいた。
それらが武器を構えるのと同時に怪物はブレス攻撃の準備に入った。
そして、分身が一斉に突撃したのと同時にブレスを発射してきた。
「分身は俺が受ける。キリト達はボスに攻撃し続けてくれ」
俺はカタナソードスキル、重範囲攻撃<<浮舟>>のモーションを構えてそう言った。
「…分かった。頼んだ」
キリトは怪物に駆け出して行きつつそう言った。
それに釣られてアスナ、エギルも走っていった。
それを見送ると、俺は<<浮舟>>を当てて分身を吹き飛ばした。
だが分身は青い欠片にならず、水になって戻っていった。
そしてまた分身が水の中からポップした。
「…こいつら、無限にポップするのか」
この分身は水があるところなら無限にポップする、所謂ゾンビみたいなものだ。
キリト達がボスを倒すまで何とか耐えるしかないか。
幸い、この分身は一発で消えるようだ。
野太刀を片手に持ち、もう片方の手に曲刀を持つ。
そして、ただ我武者羅に分身を倒す。
倒すたびに数が増えていくが、リポップしたところを狙えば関係ない。
そして、それを延々と繰り返していくと、いきなり分身がポップしなくなった。
キリト達が倒したのだろう、と安堵して壁に背中を預けて地面に座り込む。
「ふぅ…。今回のボスはいろいろと厄介だったな…」
天井を仰ぎながらそう言う。
キリト達の呼ぶ声がして立ち上がる。
「キリト、GG」
俺はキリトに拳を差し出しながらそう言った。
「ああ」
拳をコツンとぶつけつつキリトはそう言った。
「エギルとアスナもお疲れ」
俺はアスナとエギルにも拳を差し出してそう言った。
「ええ」
「お前もお疲れさん。よし、今日は打ち上げだ!」
エギルが拳をコツンとぶつけてから大きな声を上げてそう言った。
それにキリトが「今、お前金無いだろ…」と頭を抑えつつそう言った。
エギルがその現実を突きつけられて肩を落としている。
「はぁ。まあ良い。今日は俺がおごってやる」
次の階層へと繋がる階段を上りつつそう言った。
それを聞いたエギル以外の皆が子供のように階段を駆け上がっていった。
「エギル、早く行こうぜ」
「悪い。ドロップ品の整理をしてるから先に行ってくれねぇか」
俺を見上げてエギルはそう言った。
俺はそれに従って先に上に行き、皆と共に俺が借りた部屋で打ち上げをした。
時計の針が午前十二時を過ぎた頃、キリトとアスナは寝落ちしてしまった。
「はぁ…。まったく、キリトはともかくアスナは男性プレイヤーである俺達は運べないんだよなぁ…」
そうだ、ユナに来てもらおう。
そうして俺はユナをメッセで呼び出そうかと思ったが、今は深夜。起きているわけがない事に気づいた。
「まあ、ここで寝かせてやろうぜ。今日はボス戦だったからな。こいつらも疲れているんだろう」
エギルが酒を飲みながらそう言った。
「…そうだな。俺も疲れたし、そろそろ寝る。また明日な」
俺は持っていたグラスを置き、立ち上がってベッドの空いているスペースに寝転がり瞼を閉じた。
俺の意識は直ぐに呑まれていった。
夢の中、ゆなの部屋に入った。
「あ、いらっしゃい。新君」
カーペットに寝転がっていたゆなが起き上がってそう言った。
「よお」
そう言ってから俺はゆなが差し出してきたクッションに座った。
「ミルクティーとアールグレイ、どっち飲みたい?」
「アールグレイ」
「分かった」
ゆながティーカップにアールグレイを注ぐ。
そのいい香りが漂ってくる。
「…そういえば、お互いに名前の漢字、知らなかったよな」
「確かにね」
ゆながティーカップを差し出してきてそう言った。
俺はそれを受け取り、一口飲む。
うん、美味い。
「でも私は新君の漢字は知ってたよ」
「何で?」
「新君のお父さんに教えてもらった」
ゆなが平然とした表情で言う。
「…そうか。それで、お前の漢字は何なんだ?」
「…前に教えたんだけどなぁ。…あの人、本当に」
ゆながぶつぶつと独り言を言った。
詳しくは聞こえなかったが、前に教えられたのだろうか。
「私の名前、だっけ?えーとね。友達の友に菜の花の菜で友菜」
「…そうか。分かった。ありがとう、それじゃ、俺は疲れてるから悪いけど先に行かせてもらう」
「うん。今日は頑張ってたね。お疲れ様」
アールグレイを飲み干してから友菜の部屋を出た。
さて、今回はここまで。
アンケートを一気に二つ設置出来ないことに気づいて今回アンケートをまた設置しました。
という訳で、アンケートのご協力お願いします。
では、また次回。
シノンとかリーファとかのIFに出て来るキャラは登場した方がいい?
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もちのろんじゃろ、このボケナスがぁ!!
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え?別にええわ