そろそろアニメ追い抜いちゃいますね。この先は原作のネタバレになる箇所もあるので、みんな原作を買おう!(唐突なダイマ)
酒を飲んだら文章が暴発した。後悔はしていない。
毎日更新している人の文字数を見て、畏怖の念を抱くことが多々あります。量が書けるって才能。
それでは、本日もお楽しみください。
後日、木ノ下和也から話を聞くと、るかちゃんはレンタル彼女だったらしい。しかも彼と友人の前でそれをバラシてしまった様だ。他の事務所に所属しているので細かい規約は知らないが、常識的にレンタル彼女を他人に教えるのってアウトだと思う。…彼女は危険人物かもしれない。
ここで緊急事態が発生した。るかちゃんが家までやってきたのだ。そして彼女は宣誓した。彼が彼女と付き合ってくれたら、私のバイトの事は言わないと。状況が全く分からない。彼女は言っていた。レンタル彼女にこんなに本気になれる人なら、本当の彼女はもっと凄く大切にできる人なんじゃないかと。…彼に常識がないだけだと私は思うんだけど…。彼と彼女は別件で何かあったらしい。節操ないな彼は。
恋人に必要な絶対的要素は恋心だと思う。世の中には恋心のない恋人たちもいる。ファッション感覚で付き合ってる人たちもいる。けど、それは結局、お互いに不幸な形で終わりを迎えてしまうんだと私は思ってる。
るかちゃんの気持ちも分かる。…私もアイツに感じているのは恋心なのか分からないけれど。幼馴染が長かったせいもあるのかもしれない。
…結局、お試しという形で彼女になるという形でかなり強引に押し切られてしまったけれど。
「…ふははは!また彼と面白イベントに巻き込まれてんなぁ。巻き込まれるのは御免だけど、外から眺めるのは飯がうまいうまい。」
彼はウィスキーのグラスを傾け、ナッツを口に放り込みながらご機嫌そうに言った。
「またって何よ。私ってそんなに彼の話ばっかしてる?」
「うん。してるしてる。」
私は彼と同じグラスでカプチーノを飲みながら答えた。ガラス製の安物だそうだけど、結構見た目は良い。顔に似合わず、どーでもいい事にセンスがあるわね。
彼曰く、「自分はズボラだから絶対割るから」だそうだ。彼がズボラなおかげでお揃いのカップで飲めているわけだから悪い事じゃないんだけど。
最近、彼の部屋にはエスプレッソメーカーが増えていた。結構迷っていたらしいが、結局ボーナスが入ったのを機に買ったらしい。結構高かったそうだ。家でエスプレッソのを飲むのが夢だったと彼は少し興奮して語っていた。良いマシンのせいなのかとても美味しい。豆も最近見つけたコーヒーショップからわざわざ買っていると彼は言っていた。彼の部屋に行く楽しみが一つ増えた。お洒落なカップでエスプレッソを飲む彼は、全然似合ってなかったけど。風呂上がりにコーヒー牛乳が似合いそな男なのよねコイツ。一応これでコーヒー牛乳作れるのよね。
「その旅行行けば良かったなぁ。彼氏にも会ってみたかったし。未来を見通せなかったってことは自分もまだまだってことか」
「彼氏じゃないわよ…。お金払ってレンタルしてもらっているだけの仮初の関係。冗談でもそんなこと言わないで。」
「へいへい。」
冗談だと思うけど、彼は未来を見通せるんだろうか。私が女優になれてるか見通してほしいけど…そんなのできっこないか。
「…ねぇ。」
「何だ?」
「それちょっとちょうだいよ。気になる。」
「だが断る。お前未成年だろうが。」
「…ケチ。」
「成人したらいくらでも飲ませてやるよ。俺の好みのやつで安酒しか無いけど。多分苦手だと思うぞ。周りで好き好んで飲んでる人全然いないしな。」
そう言って彼は席を立つ。小走りで彼はトイレに入っていった。お酒には利尿作用があるらしいし、そのせいだろうか。
私は彼がトイレに入ったのを確認して。彼のグラスのウイスキーを飲んでみる。強い樽の香りとアルコール臭、思わず吐き出しそうになったけれど、そこは女の意地で耐えて飲み込んだ。全然美味しくない。喉と胃の中がカッと熱くなる。
しばらくすると彼がトイレから戻って来た。いつの間にか新しいおつまみを持ってきていた。セ〇ンの生ハムみたいね。
「…お前、俺のウィスキー飲んだか?」
彼は不機嫌そうな顔でこっちを見てくる。
「…だって、飲みたいって言ったのに飲ましてくれなかったじゃない。…誰にもバレないわよ。」
「俺にバレてるじゃねぇか。」
「アンタは良いの。どうせ誰にも言わないでしょ。未成年なのにお酒飲ませようとしてくる猿共とは違うでしょうし。」
「…さいですか。大学生を猿扱いしてるのひでぇな…。結構飲んだみたいだが大丈夫か?これはおつまみでちびちび頂くもんなのだが…」
「…大丈夫、酔ってない。」
「…そのセリフは酔ったヤツのセリフなんだよなぁ。」
彼は台所に行き、水を持ってきてくれた。
「水飲めそうなら飲んどけ。飲んどかないと明日の朝が辛いぞ。」
だんだん酔いが回ってきた気がする。クラクラするけど、結構気持ちが良い。大人たちが飲んで楽しそうにしているのはこういうことか。
でも今更になって旅行での一件に腹が立ってきた。一緒にお風呂に入ったり、布団で寝たりしたのに、私をただの幼馴染としてしか見てくれていないんだろうか。
「…ねぇ。」
「何だ。水飲んだんだからさっさと寝r」
彼が振り返ったと同時に彼にキスをしようとする…が寸前の所で掌に遮られた。
「お前酔うとキス魔になるのかよ…一番めんどくせぇやつじゃねぇか…」
私はさらに攻勢に出る。彼を押し倒して両手を拘束しもう一度キスをしようとした…が前腕で強引に遮られた。流石の彼を焦ったのか、そのまま力づくで逆に馬乗りの体制にされる。う、動けない…。
「…これはお仕置きが必要だな。」
そう言って彼は、私の脇をくすぐり始める。くすぐったさと一緒に身体の奥から這い上がって欲しくないものが上がってくる。耐えきれず私は叫んだ。
「あはははは!やめて!ごめんなさい!もうしないから!ぃんんっっ!」
私が謝ると彼はすぐに手を止めてくれた。
くすぐったさが無くなり安堵しつつも、なんだか名残惜しい気もしてしまった。あのまま続けられていたら私はどうなっていたんだろうか。
くすぐられたのは少しの間だったけど、身体に力が入らない。酔ってるのもあると思うけど、私ってこんなにくすぐりに弱かったっけ。
「…もうこんな事は二度としないでくれ。次やったらまたお仕置きするからな。」
「…うん…」
口と表情では反省の色を示しているが、 心の中では彼からのお仕置きが凄く気になっていたりする。
「今帰れ…っていうのも野暮か。俺のベットで休んでくれ。そして酔いが醒めたら帰れ。そこまでは面倒は見きれん。」
彼はそう言ってソファーに横になる。彼は今日は口は聞いてくれなそうだ。そりゃそうか。
私も彼のベットに入る。彼の匂いがする。酔いで目は少し回っていたけど。直ぐには寝付けそうになかった。
…彼が寝静まった後、私はトイレに行き、しばらくは出てこられなかった。
この変態さんは何が這い上がってきたんですかねぇ…(すっとぼけ)
経験上OKラインで書いたつもりですが、この表現でダメだったら、このシーンは大幅に加筆修正が入るかもしれません。
自宅と外出先で酔いの回りやすさが違うのって何ででしょうかね。自宅だと全然飲んでないのにめっちゃ酔うのは自分だけでしょうか。
作者はフロムザバレルというマイナーなウィスキーを愛飲しています。
ちなみにエスプレッソメーカは7万円位の設定。
今回文章量が最長クラスになりましたが、このペースだと毎日更新は難しくなりそうです。
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