一ノ瀬ちづるに幼馴染がいたら   作:さっきのピラニア

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この話で2万字超えるみたいです。
連載開始当初は1万字さえ超えるのか疑問でしたが、なんとかなるもんです。

それでは、駄文ですが本日もお楽しみください。


2017年12月某日 ボルダリング&ストーカー

--透アパートにて

 

二人で食後のコーヒーを飲みながら彼に言う。ちなみに彼はまだカップは割っていない。

 

「…ねぇ」

 

「ん、どうした。」

 

「週末、ボルダリングに付き合ってよ。」

 

「…えぇ…どうして俺が付きあわにゃならん。」

 

「今日ご飯作ってあげたでしょ。…あとフェリーの時、木ノ下和也のスマホ壊しちゃったからお詫びとしてケースを探しに行きたいの。」

 

「…しょうがないなぁ…。というかどうして今更なのか…。」

 

本丸は彼と出かける事で、彼のスマホケースを選ぶを選ぶってのはただの口実だったりする。

 

 

--ボルダリング当日

 

「…お待たせ。」

 

「おう。じゃぁ行くか。」

 

「…お洒落してきた幼馴染に何か言うことは無いのかしら?鈍感さん?」

 

「…似合ってるよ…どうせすぐ着替えるんだから気合入れる必要なんてないんじゃないのか?」

 

「女の子はいつでもどこでもお洒落で可愛くいたい生き物なのよ。」

 

「…さいですか。」

 

彼はそう言って、歩き出した。今日の彼はなぜかちょっと機嫌が良さそうだ。

 

ボルダリング施設に到着し受付を済ませ、中に入る。

彼は袋から液体の滑り止めを取り出す。

 

「もしかして前にやったことある?」

 

「まぁちょっとな。靴は高かったから結局買わなかったけどな。レンタルの滑り止めって粉ばっかだから汚れて嫌なんだよなぁ。」

 

そう言って彼はしばらく壁を眺めて、初心者用のコースを選び登り始める。

速さはないが着実に登っていく。最後の石にタッチして彼は飛び降りてきた。

 

「まぁ、こんなもんか。中級者コースは厳しいかねぇ。」

 

私も彼と同じコースを選び上り始める。

 

「ははっ、すげぇすげぇ。この前初めての動きじゃないじゃんか。」

 

その後は各々登ってみたいコースを試していく。彼は初中級までは何とか登れていたが、中級で途中でギブアップしているようだった。

私もしばらく夢中で登っていく。楽しい。

 

「ほいよ。夢中になってやってると飲み忘れるからな。俺はもう疲れたからそっちの方を眺めることにするよ。楽しそうで何より何より。」

 

彼はそう言って、飲み物をこっちにパスしてくる。

 

「ありがと。」

 

何口か飲んだ後、彼にパスしまた登り始めた。彼は私が登るのを眺めていた。

 

ボルダリングが終わった後、ショッピングモールを回りスマホケースを探す。途中何回か服屋に寄り。いろいろと物色したり、試着したりしていた。

 

 

「…なぁ、一ノ瀬。」

 

「……何?」

 

「これは勝手な俺の推測なのだが、後ろでコソコソやってるあの少年、例の木ノ下和也で合ってるか?」

 

後ろを振り返ると確かに木ノ下和也がいた。いつから私達の事を付けてきたのだろうか?

 

私は彼を睨みつける。彼もバレているのに気付いたのか、気まずそうにこっちに近づいて来た。

 

「どうしてアンタがここに居んのよ!」

 

「あの…いや…ええっと…あはは…」

 

彼は笑って誤魔化そうとする。隣にいた透が彼に近づき、

 

「こんにちは、木ノ下和也くんで合ってるかな。市倉透です。よろしく。一ノ瀬からは時々話は聞いてるよ。一度会ってみたかったんだよねぇ。」

 

そう言って透は彼に手を差し出す。彼も手を握り返した。

 

「こっ、こんにちは。木ノ下和也です。…もしかして…二人って付き合ってるんですか?」

 

彼はいきなり不躾な質問をしてくる。

 

「いや全然。ただの幼馴染、腐れ縁ってやつだよ。」

 

私は彼の内ももをつねる。あと思いっきり睨みつけてやった。

彼も不服そうにこちらを見て、「お前はスペック戦の花山薫かよ…」、とか言ってきたが知らんぷりをする。透はひとつ咳払いをして、

 

「和也君、こんな所で立ち話もなんだし、一緒にご飯でもどうかな?」

 

「私は嫌よ。ストーカーとご飯食べるのなんて。」

 

「えぇっと…今回は遠慮しときます…二人の関係が知りたかっただけなので…」

 

「そっか、残念。じゃぁLINEだけ交換しない?」

 

「はぁ…LINE位なら…」

 

「ちょっと!私抜きで話進めないでy「はい、俺のQRコード。」」

 

その場は二人がLINEの交換をしてその場は別れる事となった。

 

「アイツまだ付いて来てないでしょうね…」

 

「さぁね。俺としては彼と話せたし連絡先も交換できたしで良いことづくめかな。」

 

私としてはデートの邪魔をされた様なものなので完全にマイナスである。コイツはデートだと微塵も思ってなさそうだけど。

 

「さぁて、これからどうしましょうかね。ご飯でも食べn「もう帰る」…へいへい、仰せのままに。」

 

こうして私たちは岐路についた。帰りは終始軽く頭突きをしていたけれど、

彼は何も言わず、苦笑しながら、いつもの帰り道を歩くだけだった。

 




自己紹介の所で、作者なのに咄嗟に透の名字が出てこなかった…一話以降1度も出てこなかったからと言い訳しておきます。

幼馴染の後、クリスマスに超絶イケメン海君と出かけてたら、勘違いして和也も暴走するよなぁ…ってことで書いてみました。二人の絡みが書きにくい…
一応原作の私なりの和也の暴走(ストーカー)へのフォローのつもりです。

書きたい物語とか、シチュとか思いついた時にメモしているんですが、後で見返すとあれ?こんなの書いたっけって自分で困惑することが多々あったりします。

あと感想頂けると嬉しいです。お待ちしおります。

ちょこちょこお酒の描写入ったりしてるので年齢層のアンケート取ってみます。ぜひご参加ください。大学以上のネタが入ってたりするので…

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