二次創作日間86位に入っていました。皆さんの応援のおかげです。これからも頑張ります。
本日はレンカノのバイト。相手はMAYAさんって初利用の人。どんな人だろうか?
来た相手は七海麻実。木ノ下和也の元カノだった。
私たちはカラオケボックスに移動する。彼女からはレンタル彼女に関して何個か質問された。
私も質問をした。どうして私をレンタルしたのか。彼女は素の私を見たかったと言っていた。彼女は言っていた。彼との恋人ごっこはやめてと言っていた。彼が私を彼女だと言い張る事、私の嘘を張り付けた笑顔がうんざりだと。別れ際に私は彼女に聞いた。彼の事をどう思っているのかを聞いた。彼女はまだ彼の心の中にいる。
人の恋心は凄く尊いもの。誰かをちゃんと好きになるって、実は難しいこと。
彼の気持ちに本気で向き合ったのかと、恋心を真剣に受け止めようとしたことはありますか。
この人が私を一生幸せにしてくれる人かもしれないって考えたことはありますか、と。
彼女からは私たちの問題でしょ、と一蹴されてしまったけれど。
家に帰ると木ノ下和也がいた。彼女との話を聞いていたらしい。
私は未練でも思いだと思う。思い残しは誰にでもある。未練と切り捨てるのも簡単ではある。でも整理をつけるのは簡単じゃない。私はまだ整理を付けられていない。彼の優しさに甘えたまま、彼の覚悟を踏みにじっている。このままじゃ変えられないことも分かっているのに、この停滞に甘えている。いつか終わってしまうかもしれない今の関係を恐れながら。その時、私は整理できるのだろうか。
彼から君がいいと言われてしまった。レンタル彼女にするのはってはぐらかされたけど、あれは彼の今の私への気持ちなんだと思う。彼も彼なりに未練に見切りをつけて整理を付けて、前に進もうとする姿に憧れを抱かざるを得なかった。
「…和也の元カノも悪い人だねぇ。彼女の心理は読めないけど、一ノ瀬から言っても変わらなそう。ま、しばらくは静観するしかないわな。」
「…そうね。」
「彼の周りはトラブルばかりだねぇ。漫画の主人公みたいだな。」
「あなたも完全に無関係なわけじゃないでしょ?」
「まぁな。出来れば巻き込まれないことを願ってるけどな。」
そう言って、彼はウィスキーのグラスを傾ける。
「…ねぇ。」
「何だ?」
「今度やる舞台に有名な演出家さんが舞台の配役探しに来るの。見に来てよ。」
「おう、わかった。」
「…ありがと。あとお酒ちょっと頂戴よ。」
「だが断る。まだ未成年だろ…。」
「もう誕生日だから実質成人よ。だから頂戴。」
「誕生日まで待ちなさいな。成人したら好きな酒買ってやるよ。」
「…ケチ。」
私もあと少しで成人になる。大人になるってどういう事なんだろう。20歳になること?仕事をして自分だけで生きられること?
彼を見ていると、とても大人とは思えない。ただ、私の知らない彼の姿もあるんだろう。彼もその時は大人の衣を纏って。この社会で生きているんだろう。
「…ねぇ。大人になるってどういうことだと思う?」
「…ん~難しい質問だねぇ。俺も大人になったって実感は無いしねぇ。子供のころは大人ってもっと立派で格好良い憧れだったんだけどねぇ。…大人ってのは、社会一般的に大人に見える言動と行動を適切な場で使えるようになるだけなんじゃないかな。一ノ瀬もそういう意味では十分大人ではあるんだと思うよ。」
「……じゃあそのお酒頂戴。」
「…お断りだ。精神は大人でも身体は未成年だからな。」
そう言って彼はウィスキーを飲み干した。私が大人になったら、彼は私の事をちゃんと見てくれるのだろうか。
透にブーメランぶっささってますね。ブーメランって言い方は変かもしれませんが…
原作に沿って行くと話が進まない…ストックが…ストックがマズイ…
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