カサンドラ、ホグワーツの警備員に。
――1991年 8月 ホグワーツ
『ホグワーツの新任警備員にマグル就任!ダンブルドア、スカウトの思惑はいかに!?』
不思議と魔法の総本山、ホグワーツの校長室でダンブルドアは副校長のマクゴナガルと話していた。ひっつめ髪にした老婆の片手には、今朝の日刊預言者新聞があり、一面にはカサンドラとダンブルドアが握手している瞬間がデカデカと載っていた。
「……新入生に関してはもう大丈夫じゃろう。彼がどのような策を弄したところで、もはや生徒に危害が加えられることはあるまい」
「それほどまでにマグルの……あの女性を信じているのですか? 保護者からのフクロウ便が凄いことになっているのですが」
マクゴナガルとしては不思議極まりない。賢者の石を囮にするのも、その番人にケルベロスを据えるのも、そしてそれを超えた先にある『罠』についても、驚愕に値する不思議だが、マグルの女性を警備員として雇うという不思議に比べれば大したことはない。
「おお、ミネルバや。吠えメールはあったかの?」
「いえ、そこまででは……」
「なら、問題はなかろうて。うむ。ホグワーツ教員の募集要項にも『魔法が使えること』とは一言も書いておらんしの。それに――彼女はマグルのようでいてマグルではないのじゃ」
それに前例がないわけではない。ホグワーツには用務員としてスクイブ――魔法使いから生まれたのに魔法が使えない――が現在もなお勤務している。
「おっしゃっていることがよくわかりませんね。つまり魔法使いであると?」
マクゴナガルは新聞に魔法をかけると、木製の粗末な指輪に変身させた。小指に嵌めると、改めてダンブルドアに向き直る。嵩張る荷物はこうするに限る。
「いや、彼女に魔法は使えん。そのような見事な変身術はおろか、どんな簡単な魔法でもじゃ。じゃがおそらく彼女を倒せる魔法使いは今の魔法界では一握りしかおらんじゃろう」
「それほどとは……。それにしても、どこで彼女を知ったんですか?」
ダンブルドアは遠い目をした。遥か昔を思うような目だ。
「ワシが子どもの頃じゃ。ロンドンでは切り裂きジャックという殺人鬼が世間を賑わしておった。そんなことをつゆとも知らぬダンブルドア家は、ロンドンに遊びに出かけ――そう、汽車が遅れてしまっての、夜も遅かった。だからじゃろうな、運悪く切り裂きジャックに出会ってしまったのじゃよ。恐ろしい、本当に恐ろしい奴じゃった。両親が魔法を使ってでも倒そうとするが、切り裂きジャックを倒すことは叶わなんだ。殺される、と思ったところで助けに来てくれたのが、エヴィ・フライという女性と、カサンドラじゃった」
当然カサンドラもその時にダンブルドアのことも見ているはずだが……いかんせん100年近く前のことなのだ。忘れていても不思議ではない。
「……なんと。つまり、カサンドラは100年近くあの姿だと?」
「おお、その通りじゃ。それだけではない。彼女が持つ槍、剣、防具……。魔法使いではないが、魔法とは違う不思議、神秘に溢れておる。故に彼女はマグルにしてマグルにあらず、なのじゃよ」
それに、マクゴナガルには言わないが、カサンドラにはまだまだ秘密が数多くある。
古代から連綿と続く神秘、それを内包したカサンドラはけして、ホグワーツに相応しくない存在ではない。
「……そういうことなら。ただ、学生たちや……スリザリンの親たちがなんと思うか」
「ワシは切に、彼女に手を出すことをやめるよう願う。何せ彼女は……」
その先を、ダンブルドアは言わなかった。
1991年9月――ホグワーツ城大広間
長い組分けの末グリフィンドールに選ばれたハリーは、針の筵みたいな視線の中平然と座るマグルの女性、カサンドラを見ていた。見ているのはハリーだけではない。上級生も新入生も、スリザリンもグリフィンドールもみんな、彼女を見ていた。
それもそのはずである。全員もれなくローブ姿の中、所々金属があしらわれた革鎧を着て、背中には金色の杖と通常の半分くらいしかない短い槍をつけている。腰には不可思議な紋様があしらわれた直剣、さらには弓まで装備するという完全武装のマグルがいるのだ。机の上には金色に耀く飾り兜まである。見るなという方が理不尽だろう。しかも、カサンドラは女性にしてはとても筋肉質である。同じ女性であるマクゴナガルと比べると、子供と大人くらい体格差がある。
あまりにじろじろと生徒達が見るものだから、ダンブルドアは訓示の前に立ち上がり、手を叩いて注意を引くことまでしなければならなかった。
「……さて!素晴らしい組分けじゃったな。新入生諸君、7年間過ごす寮の雰囲気を、この歓迎の宴で少しでも味わってほしい。
さて、新しく入ってくるのは学生だけではないぞ。新しい教員を皆に紹介しよう。警備員のカサンドラさんじゃ」
呼ばれて、カサンドラは立ち上がる。すると、その体格の良さがさらに強調される。顔立ちは整っており、髪型も三つ編みをサイドでまとめて、肩口から胸のあたりに流しているような愛らしい髪型である。だが、彼女の美しさは愛らしさや可憐さとは無縁で、例えるなら猛禽類の美しさだ。
「あー、紹介に預かったカサンドラだ。私の仕事はお前らが外敵に脅かされることなく学校生活を送れるようにすることだ。まぁあと、なんだ。私はそれなりに人生経験がある。相談事も受け付けているから、なんでも話すといい」
彼女は照れ臭そうに言うと、席に座る。堂々としてはいるが、カサンドラは教員になったことなどないのだ。不安と疑問でいっぱいである。そういう意味では、目の前で不思議そうな顔をしている新入生たちと、心境はそう変わらない。
「さて、最後に、二言、三言言わせてもらおうかの。では……わっしょい! こらしょい! どっこらしょい! 以上! よし、では、飲んで食べるのじゃ! さぁ、かっこめ!」
朗らかな宣言とともに、宴が始まった。
「――あー、その、今朝の職員会議でも紹介されたが、カサンドラだ」
「――セブルス・スネイプだ」
油っぽい黒髪に、鋭い鉤鼻。その上陰気な男に親しげに話しかけるなど、弟のアレクシオスが聞いたら驚愕に目を見開き『カサンドラ、ついに秘宝が頭にまで効いてきたのか?』とか言いそうである。
「あんたのところの寮生が親の仇でも見るような目を向けてくるんだが‥‥心当たりはあるか?」
「それは、貴様がマグルだからだろう」
「またそれか。――魔法が使えるかそうでないかがそこまで重要なのか?」
「魔法学校で異なことを言う。魔法が使えないだけで家を追われる者もいる。そう言う者にとって貴様は、憎みたくなるほど眩しいのだろう」
「なるほどな。ありがとう」
「あまり面倒をかけるな」
了解、と答えながら、多難そうな前途に思いを馳せる。ため息をつきつつ、肉を頬張る。
イギリスなのにご飯がおいしい。これだけでホグワーツに来て良かったと思えるほどだ。そして同じことを、ハリーも思った。
「えへん!」
大多数の者が食事を終えたタイミングを見計らって、ダンブルドアが再び立ち上がった。
「では、もうそろそろたらふく食べ、飲んだことじゃろう。最後に二言三言、お知らせがある。
新入生には深く、上級生たちに改めてじゃが……ホグワーツ構内にある森に入ってはならぬ。境界はハグリッドの住まう小屋までじゃ」
ダンブルドアは赤毛の双子をじっと、じいっと見ながら言った。
「次に、管理人のフィルチさんからじゃ。授業の合間、そして放課後に魔法を使わないようにと注意があった。悪戯グッズの使用、所有も厳禁じゃ。何が悪戯グッズかはフィルチさんの事務室前に張り出しておるでな、各人よく目を通しておくように」
何人かの生徒を見つめながら、彼は言う。どうやらその悪戯グッズとやらは、ホグワーツでは人気アイテムであるということをハリーとカサンドラは察する。
「最後に。とても痛くて苦しい死に方をしたくない者は、今年度いっぱいは四階の右側の廊下に入ってはならぬ」
最後に、ダンブルドアはおよそ学校にふさわしくない強い言葉で、生徒たちに警告をした。冗談だと思ったハリーは思わずくすりと笑ったが、同じようにしている生徒がほとんどいないことで、ダンブルドアの言葉が『本気』だと理解した。
「では、最後に! 皆で校歌を歌おう! 自分のペースで、好きなメロディーで! さん、はい!」
大広間がうなり声で包まれた。それはもはや合唱ではなく、むしろ歌声ですらなかった。ハリーはもちろん、カサンドラもなんとも言えない顔をして口を動かしていた。
「うむ! では皆、寮に帰って就寝すること。さあ、駆け足進め!」
――大丈夫かこの学校
カサンドラはものすごく不安になった。
授業と宿題にと忙しない日々を送るハリーと違って、カサンドラの勤務は、正直かなり暇な部類である。昼はずっと、夜は日が変わるまでホグワーツを巡回し、警備するのだ。ひたすら歩き回って異常がないか探すというのだから、凄まじい体力仕事である。もやし揃いの魔法使いなら二日で音を上げるに違いない。
まあ、だだっ広い城を一人で守り切れるとも思っていないので、肝要なのは生徒からの相談をよく聞き、危険の兆候を見逃さないようにすることだろうと彼女は当たりをつけていた。そしてそれは正しい。
――それにしても、とカサンドラは校内を歩きながら考える。かつて自分が山ほど殺してきた警備兵に自分がなるとは、世の中わからないものである。自分がやってきたようにいきなり背中を刺されて殺されるなんてことはなかったが、代わりに魔法がどこからともなく飛んでくることが多々ある。低学年高学年問わずの悪戯である。
今も、そうだ。授業中だというのに飛来してきたピンク色の閃光をレオニダスの槍で切り払う。ため息をつきつつ、周囲を見回す。閃光がやってきた方向に弓を構えると、矢先をゴムにした非殺傷矢を番えて撃つ。デミガイズとかいう不思議生物の皮をかぶって透明になっているが、その程度見破れずに傭兵はやってられない。空気のわずかな揺れ、誤魔化す気もない人間の匂い、ローブとマントの衣擦れ音。これで気付かないようでダンブルドアがわざわざスカウトするはずがない。
「いてっ、なんでだよ! 透明になってるのに!」
デミガイズの透明マントから赤毛の少年が頭をさすりながら出てくる。今回は自信がある。
「またお前か、フレッド」
「俺はジョージだよ、カサンドラ」
「いいや、お前はフレッドだ。もう片方は……そこか」
同じように透明マントを着てコソコソと近づいてきている双子の相方のマントをつかんで剥いでやると、赤毛のそっくり双子が姿を現した。
「ああ、もう! また失敗だ! なぁカサンドラ、あんたホントにマグルなのか?」
「あのな。何度も言ってるがお前らの隠密が稚拙なんだ。透明になればバレないなど、初心者レベルの認識だぞ」
「うーん、たしかに、カサンドラが隠れたら本当に見つけられないしなぁ」
「全く。悪戯もほどほどにしておけ。いつ何時も大人として優しく対応できるとは限らないからな。マグルが使う剣の錆になりましたなんて、魔法界じゃ不名誉なことなんだろう?」
双子はシンクロしたように、同時に肩を竦めた。
「そりゃ怖い。でもカサンドラ、少し前よりかなりみんなに受け入れられてるよな」
「どこかの誰かさんのおかげでな。全く。素直じゃない奴らだ」
カサンドラは薄く微笑む。この双子の加減なしの悪戯を苦もなく退けているうち、少しずつだがカサンドラを警備員として認める生徒が増えてきた。どうやらホグワーツ生徒にとって双子の悪戯を全部防げる人材というのは信頼に値するらしい。それを狙ってやったわけではないだろうが、カサンドラは双子にそれなりの感謝の念を抱いている。
「俺たちの悪戯を防ぐこともそうだけどやっぱり一番はアレだな」
「ピーブズ処刑未遂」
「あれは……。初仕事だと張り切ったんだ」
ピーブズ。ポルターガイストで半透明の悪戯幽霊である。教員、生徒問わず悪戯をしかけてゲラゲラ笑うお騒がせゴーストである。
だが、そのゴーストもどきも、キレたカサンドラには敵わない。ゴースト退治は奇しくも経験があった。しかもカサンドラが相手してきたのは悪戯メインの可愛らしいものではなく、タルタロスから逃げ出してきたような極悪幽霊である。まあポルターガイストとゴーストは厳密には違うらしく、強力な神秘があればダメージは通るらしい。そして、カサンドラの得物は強力無比な神秘、魔力が込められている。そうなるともはやポルターガイストといえど、斬って殺せる相手でしかない。槍の石突部分でボコボコに殴って槍で始末しようとしたところでダンブルドアからのストップが入ったのである。
今でもカサンドラは納得していないが、その一件以来ピーブズはカサンドラの半径100メートル以内に近寄らなくなったし、『カサンドラに言いつける』がピーブズ撃退の呪文となった。
「だからって命乞いしてる相手を殺そうとするとかすごいよねカサンドラは」
「仕事だからな。あれが化け物だろうが人間だろうが対応は変わらん。生徒を傷つけるなら皆殺しだ」
「おーこわ。みんな絶対カサンドラのこと誤解してるよ。超危険人物」
「その危険人物に悪戯仕掛けるお前らはなんなんだ」
その恐れ知らずの度胸に、カサンドラはため息をつきたくなる。
「そりゃもう、ホグワーツが誇る悪戯仕掛け人さ!」
「そりゃよかったな。さぁ、もうすぐ授業が終わるぞ。次の授業があるだろう。さっさといけ」
「了解!次は出し抜いてやるからな!」
「やってみろウィーズリー!」
風のように駆け出す二人を見て、カサンドラは思わず笑みが溢れる。
本当に、平和だ。
――1991年10月 ホグワーツ城 大広間。
カサンドラの前にはラムチョップ、ソーセージ、こんがりと焼いたハムなど、肉肉肉の夕飯がある。主食がわりにクリームシチューと、見るからに食べる量が多い。
「……カサンドラ、随分と食べるのですね。その、気にならないのですか?」
「いい傭兵はよく食べよく寝てよくヤッて……じゃない、とにかく、生物として強くないとやっていけないからな。それに、この城を歩き回るのは結構骨だ」
まぁ、とマクゴナガルは口元を押さえる。そんな彼女の前にはサラダと少しのベーコンがあるだけである。老い先短いのに皮と骨だけになるつもりか? なんて失礼なことを考えていると、大広間の窓が開いて、沢山のフクロウたちが入ってきた。みんな、伝書フクロウである。カサンドラのもとには大きなワシがやってきて、手紙を届けた。ホグワーツで仕事をするにあたりダイアゴン横丁で購入したワシ、イカロス5世である。
「よーし、イカロス」
カサンドラは近くにあった木の実を投げてやると、イカロスは満足そうに口でキャッチして、飛び立った。
「ワシが伝書フクロウ代わりになるなんて、珍しいですね」
「私は今でも、ワシ使いの傭兵だからな」
カサンドラは手紙を広げる。復讐がとっくの昔に成っていたことを知った依頼人からのお礼の手紙である。
「……それは?」
「仕事関係だ。
――おいおい、なんだあのフクロウ共」
カサンドラが宙に目を向けると、なんと6羽ものフクロウが細長い棒状のものを持って、ハリーのところに降り立った。
「うわー、すごいや! ハリー、開けてみろよ!」
カサンドラは肩を竦めた。
「贈り物は自分の部屋で開けるものだと教えてやれよ、マクゴナガル」
「全く……あの年頃の子供は、プレゼントの受け取り方ひとつ教えてあげないといけないことをすっかり忘れていました。それも、手紙に添えるのではなく、直接、言い聞かせないといけないということをね」
どうやら手紙にはここで開けるなと書いたらしいが、子供の好奇心を押さえるには効果がなかったらしい。がさがさと包装紙を開く音がして、中から出てきたのはピカピカに磨かれた、シャープなデザインの箒だった。
「あれは箒、か? 掃除をするには向かない形のようだが」
「ニンバス2000で掃除をするですって? カサンドラ、あれは飛ぶための箒です」
「箒で? 飛ぶだと?」
いつの時代の魔法使いだ? カサンドラは首を振った。もしや魔法使いは魔女狩りの時代から一切文化が進歩していないのでは、なんてことまで考える。そういえば最近ホグワーツの話題にくぃでぃっち? とか、ハリーがシーカーに最年少で就任した、とかそういうのが増えたことを思い出す。
一方、ハリーはシーカーをするにあたってピッタリの箒が来たと心底嬉しそうだ。マクゴナガルも、喜ぶハリーを見て顔を綻ばせている。まるで孫を甘やかすお婆ちゃんのような顔である。
「それであの箒は凄いのか?」
「凄いなんてものではありません! あの箒は高級箒メーカーニンバスの最新モデルなのですから! 本当に性能も価格も高かったのですよ」
「――あれを買ったのはマクゴナガルか。全く。気持ちはわかるが、贔屓はよくないんじゃないか?」
カサンドラの意見ももっともだが、マクゴナガルにはマクゴナガルなりの理由があるのだ。
「ハリーは親の愛を知りません」
「確か、両親をヴォル……クソッタレ魔法使いに殺されたんだったか」
「ええ。家族の中で唯一、ハリーだけが生き残った。古来から連綿と伝わる魔法……守りの魔法によって」
カサンドラはハリーを見る。誰かからのプレゼントをまるで慈しむように抱きしめて、全身で喜びを表している。幸せそうだ。
「特殊な守りを維持するために、親の血縁を頼る必要がありましたが……。その親が、はっきりいうと親として不適格なのです」
「どんなふうに? たとえば、そう、ワイン用のぶどう園に有り金全部突っ込んだ上にヤバイ奴から借金するとか? 後始末を押し付けてくるところまでセットだ」
「その程度ならどれほど良かったか」
マクゴナガルはハリーの現状を出来る限りカサンドラに語った。
虐待され、否定され、惨めに生きるしかない彼の人生を。
そりゃ暗殺依頼を出すか悩むだろうな、がカサンドラの感想だった。
「なるほどな。その境遇にしてはまっすぐだな」
「それが英雄というものなのでしょう」
「英雄、ねぇ」
スリザリンから絡まれるが、毅然と言い返すハリーを見て、カサンドラはため息をつきたくなる。彼に向けられる重圧はきっと、想像もできないほど重いのだろうと。
シンジケートも面白いよ。だからプレイするんだ。
シンジケートの時代とダンブルドアの幼少期がマッチしていたのでほんのりクロス。
魔法使いのローブを着ている集団の中、完全武装のカサンドラが巡回するホグワーツとか絵面が凄そう
ちなみにカサンドラがゲーム中にできることは全部できるという設定です。なのでこのカサンドラは槍を投げたら瞬間移動できるし攻撃を回避したらいきなりクロックアップするし矢の軌道を操作して狙撃できる。
魔法使い並みに魔法じみたことしてる……
ちなみに誘惑選択肢は全部選んだルートなのでカサンドラのストライクゾーンはクセニアみたいなゴリラからマクゴナガルみたいな老婆まで誰でもウェルカム