ということで、どうぞ。六話目です。
さて、面談とはいうものの、こういう経験があまりない俺は、如何すればいいのかわからない。というのも、俺自身、面談がどういうものだったかよく覚えていないのだ。最後に真面な面談をしたのが配属早々の大隊長との面談だ。内容なんていうのは覚えてすらいないのは当たり前だ。
まぁ、先ずは俺のことを言わなくっちゃね?
「…趣味は料理と食堂巡り。特技は剣道、柔道、合気道などの武道。好きな食べ物はサムゲタンと冷麺、温かい蕎麦。好きなお酒は全部。タバコは吸わない。大好きな漫画はスラムダンクで、大好きなアニメはカウボーイビバップ。一番好きな小説はジョージ・オーウェルの1984。苦手な教科は農業、生物を除いた理系科目。得意な科目は英語、国語、歴史。最近ハマっていることは製菓。いつかやってみたいことは高校で英語を教えること」
と、今思いつくことは大体言ったが、どうだ?
「…」
「…」
…静かダァー!!静かすぎるよ!いや、ね?わかるよ?今日初めて会った上官がいきなり面談しようと言ったら強張るのも当然だし?いきなり趣味やら特技やら今ハマっていることとか言われても、俺だって困惑するよ?でもさぁ、ちょっとくらい反応しようよ、ね?さっきから十二時方向見ながら微動だにしなかったら、俺、傷ついちゃうよ?!
俺は軽く咳払いをして、話を再び始めた。
「一つ、いいか?」
「はっ!なんでしょうか!」
おう、声はるねぇ。うん。気合は十分そうだ。
「ちょっとした相談だが、今日の昼食はどうしたらいいと思う?」
「ちゅ、昼食、でありますか?」
随分と驚いてキョトンとした顔持ちになった天龍はそう答える。
「あぁ。知っての通り、此の部隊には君と俺、あと電のみがいる。それに着任したのも電が4日前、俺が昨日、そして君が今日。調理兵なんているわけない」
「はぁ…」
「っていうことで、昨日の夜から飯を作っているわけだが、こう、何を作るべきか悩んでしまってな?昨日の夜はオムライスを食べて、今朝はパンとジャム…まぁ料理ではないな」
「左様でありますか…」
「そして、今日の昼なんだが、何がいいと思うかね?」
「ひ、昼でありますか?」
天龍もだいぶ強張りが抜けたらしく、肩が下がってきた。声も安定してきている。
「ある程度の材料は揃ってるのだが、献立がなぁ」
「なるほど…」
どうやら、もうすっかり考え混んでいるらしく、顎に手をあてながら目を瞑っている。
結局、一緒に三十分程度考えたが、献立はご飯と味噌汁、サバの塩焼きで決定した。あとついでに、天龍に楽な言い方で喋ってもいいと言ったが、気難しそうな表情だった。天龍が完全にここに溶け込むには、まだ時間がかかりそうだ。
短いと思ってそこの方、全く其の通りです。
一回間違えて五話目を投稿しちゃったりしましたが、お気づきの方はいますかね?
今更ながら、龍(主人公)のスペックは盛り過ぎたのでは?此のスペック、滅茶苦茶すぎなのでは?と思ったりもします。其の時はむしゃくしゃしてやりました。反省はしていません。もしかすると、スペックを一部変更したりするかもしれません。
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