増えて欲しいです。
作者はアニメ版のうろ覚え知識しかないので矛盾があったら言っていただけると助かります。
※本作のタツミは正直オリ主みたいなもんです。
アカメ
黒髪ロング赤目。クールで食いしん坊。
帝具は〈一斬必殺村雨〉と言い、敵にかすりでもすれば呪いで殺せる妖刀。強すぎ。
シェーレ
紫髪眼鏡お姉さん。超天然。
帝具は〈万物両断エクスタス〉。身の丈程もある巨大バサミの帝具で、名前の通り何でも切れる。
かつての活気に満ち溢れた帝国は見る影もなく腐り果てた。
圧政により広がった格差は最早どうしようもなく、街を歩けば沈んだ表情のならず者達が多く見受けられる。笑い声といえば、肥太った貴族の下卑た笑いか、路地裏から響くチンピラのものかのどちらかだ。
なればこそ、革命を起こそうというのはごく自然の心理だろう。
しかし腐り果てても帝国は帝国、一筋縄ではいかぬもの。
だからこそ、彼らがいる。彼らが斬る。
彼らの名は、暗殺集団〈ナイトレイド〉。
■■■
「・・・・・・暇だな」
ナイトレイドのアジトで、俺は地面に寝っ転がって天井を眺めている。
かれこれ数時間この体勢で時が過ぎた。
「暇だ」
俺の名前はタツミ。
帝都で武勇を上げて貧しい故郷を救おうとしてた男。
でも予想以上にドロドロでびっくりしちゃってます。
色々あってナイトレイドに入って一ヶ月経ちました。
この一ヶ月で俺が受けた依頼、実にゼロ件!
嘘やん。もう居ないのと同じじゃん。
入った当初は稽古をつけてもらってた。
任務もこなしていくつもりだった。
あの事件が起きるまでは、
入団から一週間、ナイトレイドにとある帝具が届いた。差出人は革命軍。
見た目は真っ赤なハート型の宝石で、些か少女趣味過ぎるものの、澱みない真紅の色が目を引いた。
ボスことナジェンダさんは出払っていてアジトにはいなかった。
その場で帝具がないのは俺一人だが、流石に新入りに扱えるものでは無い。
ナジェンダさんが帰ってき次第適性を計り、合えば使うし合わねば送り返すと話が纏まったそのときである。
帝具が震え出した。
他のメンバーは即座に警戒体制に入ったが、俺だけは反応が遅れてしまう。
その隙を逃さぬように、ハートの帝具は俺の胸へと一直線に飛び込んできて、そのまま体の中へと潜り込んで姿を消した。
が、異変はそこで終わらない。
内側からナニカが溢れてくる。完全に帝具が暴走していた。
必死に押さえ込もうと呻いても、爆速で湧き上がってくるナニカには焼け石に水のようだ。
ナニカが、勢いよく体外へと放出された。
帝具の名は〝絶対恋愛カーマデーヴァ〟。
能力は、〝異性からの好感度を上下させる〟こと。
■■■
という訳で、あの日外出していたボスを除く女性陣からの好感度がアゲアゲ状態になってしまったようで、任務どころか、アジトの外へ出ることも禁止され、訓練も怪我したら危ないだとかで一切させて貰えない始末。腹筋腕立てが限界ラインと言われた。イカれてやがるぜ。
「・・・・・・暇だなぁ」
ずっと家の中で一ヶ月過ごしている。完全に紐となってしまった。ぴえん。
ダメ人間という事実に打ちひしがれていると、玄関のドアが思いっきり開かれる。壊れそうだからやめて欲しい。
「タツミ、帰ったぞ!!」
現れたのはアカメだ。
帰ってくんの早くね?つい数時間前に任務で出ていったばかりなのだが。
メタくそ息切れしてるところから察するに、超ダッシュで行ってサクッと刺して超ダッシュで帰ってきたのだろう。暗殺RTAでもしてるのでしょうか。
「今日も悪者を殺したぞ。どうだ?偉いか?」
な?偉いか?な?タツミ?と俺を目視した途端擦り寄ってくる。ハイライトは消えている。
あの凛々しいアカメは何処に行ってしまったんだ。
「・・・・・・た、タツミ?足りなかったのか?だ、大丈夫、もっと殺してくるから、もっと役に立つから、な?タツミ?誰か嫌いな奴とかいないか?私に任せてくれれば直ぐに消してくるぞ。あ、マインとかどうだ?アイツ当たり強いだろう?な、葬ろうか?命令してくれタツミ、今すぐ葬りに行くからな」
何も言わない俺を不安に思ったのか、アカメがとんでもないことを口走り始めた。
昔のアカメを思い出してたら目の前で仲間を殺害する計画練り始められることある?
アカメは今見た通り精神がとてつもなく不安定だ。だから一層のメンタルケアが必要になる。それが俺の最近の役割だった。
「おーよしゃしゃしゃしゃしゃ。大丈夫だから落ち着けー。仲間殺そうとしないでー」
「んあっ♡た、タツミ?どうしたんだ?」
アカメはとりま頭撫でとけば落ち着くという研究結果がでている。チョロいなこの子。
「ちょ、ちょっと・・・・・・んっ、タツミ?・・・・・・ふあ♡んぅ、ひゃ、・・・・・・ぁあ!まって♡♡そこ、だめぇ♡」
・・・・・・なんかエロくね。
「ふあぁぁ、タツミぃ、すき♡♡すきすきすきすきすきすきすきすきぃ♡♡♡♡♡」
・・・・・・なんかエロいね。
「ほら、終わり。風呂入ってきなさい」
手のひらに頭を押し付けてくるが、切り上げないと永遠に続いてしまう為振りほどく。最近お母さん役が板に着いてきた気がする。・・・・・・いや嬉しくないけど。
「タツミも一緒に入ろう」
「入るかっ!!」
ごねるアカメをさっさと追い返した。
多分一緒に入ったら食われるんだろうなって何となく分かる。
アカメにも困ったものだなあと頭を悩ませていると、今度は後ろから声がかかった。
「・・・・・・タツミ」
振り返ると、紫髪の女性シェーレが穏やかな笑みで立っている。
・・・・・・すっごい怖い。背筋凍る。笑ってるのに笑ってない。
怒気、いやもうこれは殺気か、そんなものを発している。
この様子はずっと見られてたやつだ。
「あ、そんなに怯えないでください。タツミ
恐怖に慄く俺に気を使ってくれた。
「・・・・・・あの雌タツミが困ってるのに擦り寄ってきて挙句の果て頭まで撫でてもらって私だってして貰いたいのに本当に卑しい雌ですね神聖なタツミが汚れちゃうから触れないでと何度言えば分かるのでしょうそろそろ駆除した方がいいですねええそうしましょうきっとタツミも褒めてくれますそしたら私が頭を撫でてもらって他の雌じゃなくこの私が・・・・・・うふふ、うふふふふふふふ♡♡♡♡♡♡」
急に呪詛のような呟きをボソボソと小声で垂れ流し始めたかと思うと次は笑いだした。
聞こえなくて良かった内容だろう。
完全に自分の世界に入ってしまったシェーレさん。このまま放置しておくと何をしでかすか分からないため、取り敢えず頭を撫でておこう。
「ぇえ!?そんなっ、きゅうにっ・・・・・・んきゅぅぅぅぅぅぅ♡♡♡♡♡」
もう撫で技術が限界突破しているのかもしれない。
それぐらい即落ちした。
「あぁぁ♡♡タツミぃぃ♡♡〜〜っっ♡♡♡いえ、タツミさまあ♡♡♡♡♡ごしゅじんしゃまあ♡♡♡♡♡おしおきっ♡♡このいやしいめしゅ犬に、おしおきくださぃぃぃぃ♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡」
この組織、大丈夫なんだろうか・・・・・・。
※頭を撫でているだけです。
一話目だからかなりソフトに。
帝具〈絶対恋愛カーマデーヴァ〉
〇所有者
タツミ
〇能力
異性の好感度を自由自在に操れる
〇補足
非常に強力だが余りに非人道的なため今までは封印されていたが、戦況の悪化により実戦投入が決定。しかし、長い年月誰にも使用されなかったため実は故障しており、発動すれば周囲の異性の好感度を引き上げるだけ引きあげて戻せないというじゃじゃ馬ぶり。
ちなみに作者がこの帝具を思いついたのはfgo5周年でカーマちゃんが出たから。
アカメ 依存系ヤンデレ。
シェーレ ストーカー系ヤンデレ。