Fate/Roaring Knight   作:アマノジャック

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最終決戦の開始です。とあるサーヴァントの絆礼装のネタバレがあります、ご注意ください。

同盟組んでると裏切られないかと内心に不安なるので仲間にダメージがあるゲームはやりません。ポケモンのダブルバトルやマルチバトルは別ですが…カムバック、ゆうちゃん(ドラパルト♀)。


6章 2月10日(火) 中

「では行きましょう」

「ライダーとバーサーカーだけとはいえ油断はできないな。警戒しながらいくぞ」

 

最後の準備が終わった私は聖杯戦争を今日中に終わらせるための作戦を考えてながらマミの家へと向かう。あれ?近くにいる。心配して迎えに来てくれたのだろう。…言うだけ言ってみよう。

 

「マミ、今夜で全て終わらせたいと思ってる」

「え?センパイ、明日にはお義父さんも戻ってくるのでしょ?なぜ、大きく動くのですか?」

「…切嗣が戻ったらダメなんだ。なんとしても今夜、終わらせる」

「センパイ…」

「私は本気よ。何なら今あんたを殺してもいいと思ってる」

「おい!ユイ!」

「…わかりました。ユイセンパイ、まずはどうしますか?」

「バーサーカーを倒す。アサシンの不意討ちでラティさんを殺せば…後はライダーだけだ」

「ライダーを倒した後はどうするのですか?」

「ッ!」

「後はランサーでアサシンを倒して終了、何て言いませんよね?そうなれば聖杯を取ったセンパイを殺しますよ」

「互いに殺し合いになるのなら同盟はここまでね」

「…そうですね、アサシン」

「御意」

「ハサンの旦那!おい、ユイ。おかしいぞ、急にどうしたんだ?」

「…ごめんなさい。どうしても今日で終わらせたいの」

「何で今日で終わらせたいんだ?」

「………」

「黙るなよ。…魔術師、少し待ってくれ。ダメなら勝手に攻撃してくれて構わん」

「3分だけ待ってあげます、…センパイをお願いします」

「…あぁ。任せな」

 

パロミデスに連れられその場から離れる。

 

「ユイ、答えろ。なぜ今日中に終わらせたい?」

「………」

「答えないなら、今ここで自害するが」

「やめて」

「ったく、喋れるじゃないか。質問を変えてやる、何をそんなに焦っている?」

「…切嗣が明日には帰ってくる。帰ってきたら切嗣がパロミデスのマスターになって、自害を命じるかもしれない。なら、聖杯を先に手に入れてパロミデスさんを受肉させれば…」

「全て解決ってか、じゃあアサシンたちはどうなる?アイツらだって願いがあって参加している。それにお前…あの魔術師を殺せないだろ?殺気ってのが全然ない。魔術師の方は普通にお前を殺せるだろうがな」

「ッ!…願いを聞いて叶えてあげる。マミの方は使った後でも聖杯さえ渡せば…」

「んなことできるならこんなのに参加するわけないだろ!それに、俺にだって願いはある。その事を忘れてないだろな」

「パロミデスさん…」

「…これだけは答えろ。アサシン陣営の同盟をどうしたい?続行だろうと終了だろうと俺はどっちでもいい」

「…同盟は続けたい。やっぱりマミを殺したくなぃょ…。でもパロミデスともっと一緒にいたぃょ…」

「わかった、今はそれで十分だ。涙を拭きな」

 

一通り泣いた後、パロミデスに連れられマミの前まで行く。マミの目は冷たく何がきっかけで攻撃してくるかはわからない。でも…ちゃんと伝えなくては。

 

「で、どうするのですかセンパイ。同盟はやめますか?」

「同盟は続けたい。例えマミが私を殺そうとしても私はマミを殺さない」

「そうですか、では今すぐに死んでください」

「投影」

「ッ!トリスタンの弓ですか!」

「殺してくるなら抵抗はするけどね」

 

私へと攻撃してくる触手を投影した弓?から出る空気の刃で切り落とす。本物よりかなり劣化しているが触手を切るには十分のようだ。正直これだけでかなり魔力がもっていかれたが…是非もない。

 

「フフフ、いいですよセンパイ。同盟は続けましょう。ただしいつ私やアサシンがセンパイを殺しにくるかわからないことを肝に命じておいてくださいね」

「うん、もちろんだよ。それで今からなんだけど…バーサーカーを攻めに行こうと考えてる」

「わかりました、行きましょう」

「その前に…アサシンさん貴方の聖杯への願いを教えていただけてもよろしいですか?」

「私の願いですか?………。別にございませんよ」

「え?」

「私は翁としての名を残すことが願いです。聖杯に呼ばれあの大神霊のキャスターを倒せたので満足はしております。後はマスターの願いを叶えるべく動くだけです」

「…ありがとう。マミは聖杯さえ手に入れればいいんだよね?」

「はい、おじいちゃんに渡せればそれで満足です」

「私はパロミデスの受肉を願いたい…、前回のサーヴァントの魂があるのなら2つくらい叶えれるよね?」

「わかりません、ですので最初は私の方を優先させてください」

「………わかった」

 

これは譲歩しといた方がいいだろう。協力がなければ元も子もない。…最悪、私が本気でマミを殺すことになるかもしれないが…きっとそんなことにならないだろう。バーサーカーの居場所もわからない以上、今は…利用しよう。ダメだ、恋愛と親愛どっちを取るか頭のなかでドロドロになっている。落ち着いて私。しばらくマミについていくと森へと入っていった。…不意打ちでもしてくるのか?などと考えていたら館みたいな建物がみえてくる。きっとここがバーサーカーの陣営なのだろう。ッ!既に戦闘が始まっている。そこには短剣を持つライダーと2本の斧を持つバーサーカーが戦っていた。どちらを狙うべきだ?………。ライダーの方が追い込まれている。ならば…

 

「パロミデスさん、バーサーカーを攻撃してください」

「了解」

「マミは私と一緒にライダーを、アサシンはマスターの暗殺を」

 

バーサーカーを倒せば残りは手負いのライダーだ。ここからでも攻撃して脱落させる。

 

「投影」

 

トリスタンの弓を投影し、空気の刃を放つ。マミの虚数の触手で動きを制限させながら、空気の刃を当てる…ッチ、ダメージがあまりないな。それはともかくラティの姿がどこにも見えない。どういうことだろうか。今はパロミデスがバーサーカーを倒すまで少しでも時間を稼ぐ。

 

「おまえも、きたか、ますた、わたさない」

「ハハッ、いくぜいくぜいくぜ」

「ぐぅ、この」

 

パロミデスはバーサーカーを攻撃していく。バーサーカーも非常にタフで攻撃の勢いが衰えることはない。だが少しずつであるがパロミデスに追い込まれている。…こっちも早く勝負を決めないと。

 

「マミ!」

「はい」

 

マミは黒檀の薙刀を触手に掴ませ、私はアサシンの短刀を投影する。それをそのままライダーに投げるが…

 

「舐めるな、魔術師」

 

馬を召還され逃走を許してしまった。くっ…

 

「まだ、まけない」

「しぶといヤツだな」

「ぼく、らてぃ、まも…!」

「消えただと!…令呪か」

 

パロミデスの方も逃走を許したようだ…。

 

「ぐ…ごめんなさい」

「謝る必要はない、がどうみてもみていた方がいい状況ではあった」

「ごめんなさい」

「どっちを追うんだ?といってもバーサーカーの方しかわからんが」

「バーサーカーを追いましょう。パロミデスさん、案内をお願いします」

「任せな」

 

「アサシン、バーサーカーのマスターはいましたか?」

「いえ、外にはいないようです」

「ということはやはり中に…センパイ、気をつけていきましょう。その前に兄さんから頂いたこれで補給を」

「…虫じゃないの?」

「あれは緊急時の補給です。…センパイ、正直ドン引きです」

 

宝石を砕き水で飲む…虫の方がよかった。扉を開けて館の中へと入っていく…いきなりハチの大群!

 

「投影」

「うぉぉ」

「いきます」

「シャアッ!」

 

4人であっという間に片付ける。…そして気づいてしまった。

 

「入り口が無い」

「どうやらバーサーカーの宝具のようですね」

「そういえばキャスター討伐の時に使ったのだよね?それで前バーサーカーを倒したって」

「センパイ、おそらくですがバーサーカーの真名はミノタウロスだと思います」

「ミノタウロス?牛の怪物ってことしか知らないけど」

「正確には半分人なのですが…。彼にはこんな逸話があります、ある島に毎年7人の男女を生け贄を出す必要がありました。生け贄の男女は迷宮に入れられミノタウロスの餌になるのです。ある年にテセウスという英雄が生け贄となり迷宮に入ります。そしてテセウスはミノタウロスを短剣で殺し迷宮を脱出しました」

「つまり…バーサーカーを殺さないと出られないんだね」

「その通りです」

「んじゃ、さっさとバーサーカーのところまで行くぞ」

「わかるのですか、パロミデス」

「あぁ、最短ルートで行くぞ」

「待ってください、迷宮にはバーサーカー以外の危険も…」

「んなもん正面突破だ」

 

ラティの糸で出来た虫、猪の怪物、大岩の罠と危険はたくさんあったが確実にバーサーカーへと近づいている。そしてついにバーサーカーの姿がみえた。泣いてる?…そばにいるのは眠っているラティ…そういうことか。

 

「バーサーカー」

「っ!らてぃ、わたさない」

「いや、取らないよ。…亡くなったの?」

「…うん、じゅみょ。みにくいぼく、かいぶつのぼく、だいじにしてくれた。ぼく、ぱすきれた、もうきえる」

「ミノタウロス…」

「ちがう、ぼく、あすてりおす」

「アステリオス?」

「正確には違いますが彼の父、ミノス王がつけた名前です。ミノタウロスだと牛の怪物という意味ですからね。しかし、そうなるとライダーは…」

「ライダー?」

「兄さんからライダーの真名はテセウスと聞いていたので因縁があるはずのですが…そんな様子はありませんでしたし」

「アステリオス、ライダーってテセウスなの?」

「ちがう、あいつ、てせうすじゃない。てせうす、もっとつよい。そして、やさしい。」

「何かわからない?」

「あいつ、うま、はねあった」

「羽?」

「いかろす、みたいな、しろい、きれいな、はね」

「角じゃないのか…」

「ペガサス…ですよね、となるとライダーの真名は…ッ!」

 

「聖杯は俺が貰う」

 

「ライダー!」

「ますた、わたさない」

「死ね」

「!ぐぁぁぁ!」

「アステリオス!」

「お前も死ね」

「マミ!」

「くっ…」

「遅い…ッ!生きていやがったかアサシン」

「はっはっはっ、ですがここまでのようです」

「アサシン!」

「野郎、ユイ応戦するぞ!」

「わかりました」

 

バーサーカーから真名を教えてもらい、ライダーの重要な情報を知ったその時であった。どこからかライダーが現れバーサーカーを切る。…あきらかにダメージが大きい。そして次はマミに標的を決め短剣を構え攻撃してきた。反応が遅れたマミが触手を出すもあきらかに間に合わない。マミッ!…マミが切られる瞬間にアサシンが間へ入りマミを庇った。急いでパロミデスと共に応戦する。

 

「マミ殿、私は貴殿がマスターでよかった」

「アサシン、アサシン!」

「…ハナムです。アサシンでも翁でもない…私…いや俺の名です。どうか頭の片隅でいいので覚えていただけると嬉しいです」

「くっ、前の時よりもひどい…ハナムッ、ハナムッ!」

「大神霊を倒しただけではなく、忘れていた自分の名前を思い出せるとは…きっと普通の両腕になったお陰でしょう。同盟者に感謝をお伝えください」

「いや、絶対治すんだから」

「マミ殿、俺はこの聖杯戦争に参加したことを誇りに思います。これは初代様に報告をしなくては」

「まだよ」

「…さらばだ」

「ハナム!」

 

アサシンは泡のように消滅した…。仮面で見えないはず彼の顔を浮かべ泣くなく少女が1人そこにいた…。

 

「チッ、なんだよ武器は」

「剣が…槍に?」

「槍には槍だろ…だいぶ解けてきたな」

「うぉぉ!」

「投影」

「はん、来い馬!」

 

ライダーの持っていた短剣が槍へと変化した。…とはいえ槍通しだとパロミデスで圧していた。そこに馬を呼び出し騎乗する。そしてパロミデスに突進する…とみせかけて私へと迫る。ヤバイ。何か、ないだろうか…そうだ。投影。そしてそれを投げる。

 

「ッ!アサシン!」

「この野郎!」

「のわっ!」

 

仮面に怯み隙が出来たライダーにパロミデスが一撃を叩き込みライダーは落馬した。落馬した先には…ラティの遺体。ライダーはラティの胸を手を突っ込み何かを取り出す。…トロフィー?

 

「…ついに手に入れたぞ聖杯」

「あれが聖杯?」

「渡すかよ、うぉぉ…ぐっ!」

「ようやく完全に元に戻れる。うぉ、力が溢れてくる。いや、何なのだこれは…があぁぁぁ!」

 

パロミデスがライダーへと攻撃にかかるが一撃で吹き飛ばされる。その後突然ライダーが苦しみだし…そこにいたのはライダーではない禍々しい何かであった。

 

 

ーーー

アサシン脱落




衛宮結:マスター。パロミデスのことで頭がいっぱいになりマミと一触即発に…。結局答えは出なかったが、今日中に聖杯戦争を終わらせようと動き出す…。バーサーカーとライダーの戦いに突っ込んだ結果どちらも逃がすことになった。バーサーカーの迷宮に入り、数々の難関を乗り越え、亡くなったラティとバーサーカーを目撃する。バーサーカーから情報を得るもライダーの襲撃にあう。トリスタンの弓、ハサンの短刀、ハサンの仮面など、数多くの投影を行う。

間桐真実:マスター。ユイと一触即発になるも何とか同盟を続ける。ユイへ殺気を向けれるようでいつでも殺せるらしい…。聖杯を先に使わせてもらえるので機嫌がよくなり、ユイの指示通り動いてくれる。バーサーカーの真名についてユイに解説する。迷宮内にてライダーの襲撃にあい、殺されるかけるもアサシンに庇われる。その後、キャスター戦のように必死に治療しようとするも…助けることは出来なかった。アサシンの遺言を聞きその場で涙を流している。

ラティ:マスター。寿命により亡くなる。亡くなる直前に令呪でバーサーカーを呼び出し、最後に話をする。…その後、ライダーに聖杯である心臓を抜かれる。

ランサー:真名パロミデス。ユイの苦悩を聞き出し、解決とまではいかなかったがアドバイスを送る。同盟の崩壊を何とか止める。バーサーカー戦にてバーサーカーを追い詰めるも令呪で逃げられる。迷宮内でバーサーカーの居場所を最初から知るなど謎の能力がある。ライダー戦にて槍+乗馬のライダーの隙を突き一撃を与えるも結果的にライダーに聖杯を掴ませることになった。彼の願いとは一体…

アサシン:真名ハサン・サッバーハ。本名はハナム。義手ではあるものが普通の両腕での一時を楽しんでいた。願いとしては顔を元に戻したいもあったが望み過ぎだろうと感じ、現状で満足している。バーサーカー陣営での初戦ではラティを探すが外にはいなかったため活躍はなし。その後、ユイたちと迷宮内で数々の難関を乗り越えバーサーカーを見つけ出すもラティが亡くなっていたため、自分の役目の終わりを感じる。その後、ライダーの襲撃からマミを庇い…脱落した。…自分を思い出せるきっかけをくれたユイには感謝している。

バーサーカー:真名アステリオス。先に攻めてきたライダーを追い詰めていたがパロミデスの乱入により、ライダーを逃がしてしまう。さらにパロミデスに追いまれるも令呪によりラティの元へ撤退する。その後ラティが亡くなりユイたちが来るも戦意は無く、自身の真名と知っている情報を話すもライダーの襲撃で大ダメージを負う。パスが切れており消滅している。

ライダー:真名…不明。マミがレンからテセウスと聞いていたためそうと思っていたが違うようだ。羽のある馬に乗ってるらしい。バーサーカー陣営を攻めるも返り討ちにあい、ユイとマミに止めをさされようとするも何とか馬で撤退する。その後、迷宮内に侵入しユイ達を襲撃し、バーサーカーに大ダメージを与え、マミを庇ったアサシンを脱落させる。パロミデスと戦闘になり、ユイを狙うもハサンの仮面に怯み、パロミデスから一撃を貰う。しかし、とんだ先にラティの遺体があったためそこから聖杯を取り出す。その後、禍々しい何かに覆われる。短剣が槍へと変わったりと何かがおかしい。羽ある馬に乗ってるらしい。

はい、最終決戦です。え?ロード・エルメロイⅡ世?参加しませんよ。だって彼の戦争は10年前に終わってますから。まぁ書くつもりはないですけど…、面白いかな~とは思ってますよ。綺礼とジル、雁夜とトリスタン、ケイネス(仮)とダレイオス三世、ロード・エルメロイⅡ世とアサシン(姫)、そこに切嗣と時臣(仮)に謎のマスター、キャスター(毒)が加わりますからね…。

それはそうとFGOで最初に絆レベルがMAXになったのは誰ですか?私は清姫です。絆礼装って意外なことがかかれたりしますよね?…今回のアサシンのとか。次回で最終回かな…楽しんでいただけたら幸いです。では
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