Fate/Roaring Knight   作:アマノジャック

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完結です。…朕のピックアップは嬉しいけど、先月の福袋に来たのだよ貴方。…よし、重ねようかな。


エピローグ 2月11日(水)

ーーまた夢だ。パロミデスが唸る獣を追いかけている。…パロミデスが纏った姿よりも…いや下手すればアステリオスよりも大きい。そんな獣を1人でただ追いかけている。炎を吐かれようが、尻尾で叩き潰されようがとにかく1人でだ。あ、ついに倒れた。…動かない、と思っていると巨大な盾を持った鬼◯郎みたいな騎士が近づいてきた。

 

「パロミデス卿、今日も無理そうですね」

「うるせぇ童貞野郎、まだ戦えるわ」

「早く倒しませんとパーシヴァル卿に取られますよ」

「お前はいいのか?」

「僕は僕なりに動いていますので」

「"武"以外が認められるやっぱり優等生は違うな」

「僕はランスロット卿より貴方の方が強いと思うのですが…」

「んなことないだろ。俺以外はキリスト教、つまりちゃんとした円卓の騎士だ。アイツらの自分の常識以外をみるとすぐ否定しやがる。俺はそんなやつらを半殺しにするが…ランスロット、アイツには勝てた試しがない。ハッキリといってアイツ程強い騎士はみたことがない」

「"武"だけをみればそうですね」

「んだよ、お前みたいに"心"が強いです~とかか?」

「驚きました、ある意味正解ですよ」

「ある意味!…スッキリしないな」

『そうですね、では1つ質問を…あなたはなぜ今も洗礼し改宗をしないのですか?」

「んなもん、円卓の騎士になったからという理由だけで簡単に変えれるかよ。…変えるにしても騎士として何でもいい、功績が欲しいんだ。イゾルデとかイゾルデとかイゾルデとか」

「(ーそういうところですよ。)最後が余計ですが…わかりました、では唸る獣討伐のため僕の作戦に乗っていただけますか?」

「なぜそうなるかよくわからんが…とりあえず話を聞かせろーーーギャラハッド」

 

ギャラハッド、ランスロットの息子で聖杯と供に昇天した騎士。パロミデス、交流あったんだ。場面が変わってパロミデスとギャラハッド、さらに別の騎士が火を囲い座っている。

 

「おい、なんで異教徒騎士がここにいるんだギャラハッド」

「この雑魚童貞も作戦の参加者かギャラハッド」

「パーシヴァル卿、パロミデス卿、喧嘩なら後にしてください。…では作戦について話していきます。ペノリア王亡き今、唸る獣を倒せる者で一番強いはパロミデス卿ですが追い込めても最後にはいつも逃げられております。パーシヴァル卿に関しましては攻撃1つすら当てれていない。原因は獣の吐く炎…それもランスロット卿ですら回避に専念する程の脅威です。それにより逃走を許してしまっています」

「まぁ、盾が溶けるからな」

「デカい癖に動きが速すぎるんだよ」

「そこで、提案なのですが…3人で倒しましょう」

「「は?」」

 

「炎だ、頼んだぞギャラハッド!」

 

「逃げますよ、パーシヴァル卿投槍の準備を」

 

「湖まで追い込んだぞ、奴に逃げ場は無い。…パロミデス、誠に遺憾だが止めは任せた」

 

「これで終わりだ!」

 

唸る獣はパロミデスに切られ…炎を吐きながら湖へと沈んでいった。ーーーパロミデスと一緒に。

 

「「パロミデス(卿)!」」

 

 

場面が変わりパロミデスが城で誰かを待っている…生きていたんだ。しばらくするとやってきたのはトリスタンだった。これは和解の戦いだろうか?パロミデスはトリスタンと一騎討ちのち…敗北した。

 

「…んじゃ、教会に連れてってくれ」

「ーー!まさか、あなた…」

「あぁ…改宗だ。洗礼を頼む」

 

パロミデスの褐色だった肌が憑き物が取れたかのように白くなっていく。私の読んだ話だとパロミデスの出番はここで終わりのはずだ。

 

 

「ランスロット卿、どうかキャメロットにお戻りくださいませ。王は貴方の帰りをお待ちです」

「くどいぞ道化、さっさと失せろ」

「このままですと王が…。貴方はわかっているはずです。なのに何故…ギネvー!」

「落ち着けランスロット、こんな道化にキレてどうする」

「…二言は無い。さっさと失せろ」

「ランスロット卿…」

「消えろ道化、目障りだ」

「ーーー異教徒騎士が」

「残念、もう異教徒じゃないんだよな」

 

更に場所が変わった。おそらくはランスロットの不倫が判明しランスロット派の騎士がフランスに移動してきた時期なのだろうが…こんなシーンは知らない、誰だろうかあの騎士は?道化と呼ばれていたいうことは…ダゴネット?少なくとも彼はもっと前に出なくなっていたはずだが…。ランスロットを説得に来たようだがダメそうだ。更に説得しようとするも地雷を踏んだらしくランスロットが殺しにかかる…もパロミデスにより止められる。追い返されるダゴネットであったが殺されかけ追い返したランスロットよりも命を助けたはずのパロミデスの方を憎しみの目で見てくる。…命助けられたのに何なのだこの道化の騎士は。

 

 

「ちくしょう、ランスロットめ…ついに死んじまったか。ボールスらも後を追うように死んで残ったのは俺だけか…」

「はぁ、大人しく貴族として暮らすのもいいのだが…何だかな…」

「…王はこんな時何を言うのだろうか?」

「よし、アヴァロンにでも探してみるか。ついでにイゾルデのところにも…」

 

「その必要は無い、お前は今から死ぬのだからな」

 

「ー!誰だ!」

「お前は人類の敵となる。その前に俺が殺す」

「へー、暇だったからちょうどいい。どこから来たかは知らないが俺を殺そうとするなら戦うまでだ…表に出ろ」

 

豪華な服を着て昼からワインを飲むパロミデス、その背後に褐色肌の男が現れ刃のついた銃を構える。…銃?この時代にそんな物は無いはずだ、この男何者だ?気がつけばパロミデスと謎の男は部屋から出ていた。

 

「準備ができるまで待つとは随分余裕な暗殺者だな」

「お前を殺すのにグランドクラスは必要ない」

「いや、グランドクラスだか、何だか言われてもわからないのだが…1つ教えてくれ。何故俺が人類の敵になるんだ?」

「お前の体内にある獣、ソイツが侵食しお前はビーストとなりこの街を…いや世界をも滅ぼす」

「ーーー唸る獣か?」

「しばらくは俺らが動くか動かないの瀬戸際で治まっていたようだが…その一線を超えたようだな。被害がお前だけならいい、だがソイツの唸りは不安、欲望、恐怖、などあらゆる感情を増幅させ精神を崩壊させる。そして、それは伝染していくため大きな災害となるだろう。…お前がなぜ今も崩壊していないか不思議なのだがな」

「と言われても実感なんてないのだがなーーーいくぞ」

 

戦闘が始まった。パロミデスは距離をつめ剣で攻撃するが銃の男の武器により流される。接近戦もできるのかあの男。更に銃で撃ってくる。未知の武器であるからか被弾するが急所だけはなんとか避けているようだ。…しかしこれだけでもう戦力差は明らかだ、パロミデスに勝ち目は無い。攻撃を続けるパロミデスだったがその勢いは落ちていく。鎧も剣もボロボロになり、ついに倒れた。

 

「終わりのようだな、ッ!侵食が早まったか!」

「ははっ、ただでは、殺させ、ねぇよ」

「ーーー獣が。惨たらしく死ね"無限の剣製(アンリミテッド・ロスト・ワークス)"」

 

倒れた状態ではあるものの生えてきた尻尾で一撃を銃の男に与える。銃の男は飛ばされたもののダメージはあまりないようで銃を構える。まずい、あれはもう絶対パロミデスを殺すための何かを撃とうとしている。気がつけば夢の中にも関わらず私は走り出していた。

 

「ダメェーーー!」

「「!!」」

 

体に何かが入り、爆発するような衝撃を感じながら私は意識を失った。

 

 

ーーあぁ、私はどうなったのだろう。目の前にはマミ、遠坂くん、臓硯さん、言峰さん、…そして切嗣。後は知らない男女がいた。どうやら夢から覚めたようだ。

 

「ここは…教会?」

「おはようございますセンパイ、と言いましてももう夕方ですが」

「マミちゃん!聖杯は?」

「あそこにありますよ、溢さずに運ぶのに苦労しましたよ」

「衛宮、何があった詳しく聞かせろ」

「兄さん、私が大体説明したでしょう。…ランサーさんはどうなりました」

「………令呪で自害させたよ。宝具で溢れた泥みたいのを全部取り込んだ後に残りの令呪でね。パロミデスの言う通りなら、パロミデスの魂はそこに入っていないはずだよね?」

「はい、ですがパロミデスの魂が何処へ消えたのか謎が残りますけどね」

 

「ユイ、よく生きていてくれたね」

「切嗣…おかえり。私ね恋人が出来ていたんだよ」

「ランサーのことか?』

「うん、映画観て、ゲーセンいって、プリクラ撮ったの」

「………そうか。ユイにとってランサーはそこまで大きな存在になったのだな」

「うん、ごめんね。大人しくしていない娘で」

「いいんだ、こうして生きてまた会えたのだがら」

「…でもまた正義の味方として海外に出ていくのでしょ?」

「あぁ、そうだ。でも聖杯のこともあるからしばらくはこの街にいるよ」

「わかった、1つお願いしていい?」

「なんだい?」

「私に魔術を教えてくれない?」

「ーーー!ユイ、別に君が魔術師になる必要は…」

「違う違う、私は知りたいんだよ。切嗣が知っていることを、正義の味方を」

「………わかった。僕ができる範囲で教えるね」

「ありがとう、切嗣。今夜はハンバーグだよ!」

 

「ねぇ、マーちゃん。姫たち完全に蚊帳の外じゃない?」

「確かに聖杯戦争が終わっていたのは予想外だ。だが聖杯に対する処理などで忙しくなるだろう…アサシン、手伝ってくれるな?」

「んー、姫的には日本だからかパワーアップしてるし楽勝だと思うけど~、何かご褒美が欲しいかな~」

「日本のゲーム○ューブを買ってやる」

「本当!やったー!じゃあカー○ィのエア○イドも!今月中にこっちでも出るけどフラゲできちゃう!?よっしゃ任せてマーちゃん!」

 

「あなたはそれでよいのか臟硯?完成された小聖杯があるというのに」

「かっかっか、そもそも後50年は待つつもりであったし、儂とてあの状態の聖杯の利用方法を知らぬ訳ではない。それはそうと綺礼、お前は随分つまらん男になったのぉ。儂からみても気持ち悪いぞ」

「何を言いますか。私はあなたと同類なのでしょう。あなたが腐肉を選ぶ蛆虫ならば私はチーズを選ぶネズミになったまでだ」

「いやそれ全然違うからな」

「おじいちゃんが蛆虫ですって!今すぐ謝ってください、おじいちゃんは全て孫の私に世話してもらう女王蟻です!」

「マミ、性別が違うし儂に失礼」

「これは失礼しました女王硯殿」

「やかましい!…マミ、ランサーは確かに自分をビーストと言ったのか?」

「はい、そう言いましたよ?どんなエクストラクラスなのですか?」

「私も知らないので教えていただけるとありがたい」

「………。世の中には知らない方がいいこともある、だが、だがのぉ、これは知っておいて欲しい。ビーストとは人間の獣性が生み出した人類と人類の文明を滅ぼす破滅の化身…いわば大災害じゃ。人類悪ともいう。ここで勘違いしないで欲しいが『人類を滅ぼす悪』ではなく『人類が滅ぼす悪』ということじゃ。ビーストの人類への愛が強すぎて災害となっておるため其奴らに悪意は一切ない。アーサー王物語の唸る獣もそういう存在だったようじゃな。じゃがそんな存在への対抗手段としてグランドクラスと呼ばれるものがある」

「グランドクラス?」

「そもそも儂らが作った聖杯戦争で来るサーヴァントはそのグランドクラスを格落ちさせたものじゃ。つまりグランドクラスとは言わば強化サーヴァントといったところじゃろ」

「でもランサーさんがビースト化したときは誰も来なかったそうですよ」

「完全に顕現すれば儂とて気づく。つまりまだ完全状態じゃなかったのじゃろ。完全になる前に自害させたのは正解じゃったという訳じゃ。まぁ詳しいことは儂とてわからんが。…で本題はここからじゃ、1度ビーストが姿をみせると後7体は出てくるらしい。じゃが何時、何処で出るかはわからん。マミが生きてる間に出るかもしれんし、そのまま出てこんかもしれん。もしくは儂が生まれる前に出ておってランサーが何体目かという可能性もある。杞憂で終わると思うが頭の片隅にでも留めておけ、話しは以上じゃ。マミ、あの小娘だけには言うでないぞ」

「はい、おじいちゃん」

 

こうして私の聖杯戦争は終わった。聖杯は解体することが決まったらしく中の汚染された魔力をどうするかで時間がかかるらしい。あの知らない男女は魔術師で前回の参加者らしく、聖杯戦争の処理のため切嗣同様にしばらく日本に留まるそうだ。マミは相変わらずおじいちゃん子のままだが、ただの後輩として私に接してくる…ちょっと距離が近いけど。遠坂くんは教会で言峰さんを手伝うらしい。切嗣は家に戻ってきたのはいいが魔術を教えてくれるとき以外は脱いだ服はそのままだし、ゴロゴロしてる姿しかみない、まるでダメなお養父さん、略してマダオだ。それはそうとハンバーグで名古屋城を作り、切嗣の元に持っていく。

 

「切嗣、出来たよ!」

「おぉ!すごいな!…ん?これって…」

「本当はエビフライをのせようとしたのだけど上手く曲げれなくて…似てる味だしいいでしょ」

「えー!ユイ…僕が見ない間にこんな子になっちゃうなんて…」

「ほら、食べないの?」

「いや、食べるよ。それじゃあ…」

 

「「いただきます!」」

 

私は魔術を少し使える一般人に戻るけど…パロミデス、あなたのことは忘れないよ。ずっと見守っていてね。

 

ーーー

Fate/Roaring Knight

 

ルート1 Beast Knight 完




衛宮結:優勝者。パロミデスの過去を夢でみる。最後にパロミデスを庇うがどうなってるかは不明。切嗣に魔術を教えてもらいながらただのJKに戻る。シャチホコの部分をサソリにしたお城のハンバーグを出し切嗣にドン引きされる。

間桐真実:脱落者。帰って来ないユイをレンと共に回収しにいく。虚数の触手で聖杯の泥を溢さないよう慎重に教会まで運んだ。臓硯からビーストのことを聞き…内心ビクビクしている。臓硯を女王蟻と思ってる。

遠坂蓮:脱落者。ユイを教会まで運ぶ。何か目的があったようだがしばらくは聖杯の処理を手伝うらしい。

言峰綺礼:監督。マミと同じくビーストの話を聞き…愉悦に浸る。その後は聖杯の処理にあたる。

ロード・エルメロイⅡ世:前回の参加者。ハサンではないアサシンを召喚し、現在でも連れている。ゲー○キューブは持っていたものの姫アサシンに独り占めされるためもう1つ購入した。スーパー○リオ○ンシャインがお気に入り。

衛宮切嗣:養父。正義の味方として世界中を行き来していたが夏海に帰ってくる。サーヴァントと恋仲になったのに内心複雑なもののユイの無事を喜ぶ。聖杯解体のため夏海に残り、ユイと暮らしている。サソリはさすがに食べなかった。

ランサー:真名パロミデス。夢の中に登場。唸る獣の討伐、改宗、など様々活躍をみせる。最後は侯爵となり優雅に暮らしていたもののビースト化により抑止力から殺される。

前アサシン:真名不明。日本出身らしい。一人称は姫と書いてわたし。ロード・エルメロイⅡ世のお手伝いをする。○ービィのエ○ライドをやりたかったが英国ではまだ販売されておらず諦めて待っていた。ピ○ミンお気に入り。2が出る4月まで夏海に留まりたいようだ。

ギャラハッド:パロミデスの生前の同僚。武と心の優れた円卓の騎士。唸る獣の討伐しようと作戦を練る。デカイ盾をもって唸る獣の炎から2人を守る。パロミデスの評価はランスロットより高い。

パーシヴァル:パロミデスの生前の同僚。父ペノリア王が追っていた唸る獣を討伐しようと動くも攻撃1つ当てれなかった。パロミデスが嫌い。投槍が得意らしく唸る獣の逃走を防いだ。

ランスロット:パロミデスの生前の同僚。アーサー王から離れたものの実際は部下のボールスとアーサー王側のガウェインが対立していたため乗り気ではなかった。ダゴネットに言われるもボールスの手前、何も言えず追い返す。ギネヴィアの名前を言われ腹が立ちダゴネットを殺そうとするもパロミデスにとめられる。

ダゴネット:パロミデスの生前の同僚。最弱の円卓の騎士でパロミデスは弱い癖に口でギャーギャーいうダゴネットを、ダゴネットは王への忠誠心が薄いパロミデスを互いに嫌っていた。ランスロットに殺されかけるもパロミデスに助けられる。トリスタンと仲がいい。

はい、完結です。ルート1 "獣の騎士"は以上となります。次はルート2へといきますが…ルート1はランサーとライダーを中心に書いた話です。つまり、ルート2はセイバー、アーチャー、キャスターの誰かが中心になります。え?アサシンとバーサーカー?FGOに出てるからそっちで活躍してるので書きませんよ?ルート2も展開は決まってますが上手く文章にできるかどうか…まぁマイペースに頑張ります。ここまで読んでいただきありがとうございました!

没ネタ

「ハンバーグのお城を作る♪」
「ハンバーグにハンバーグを乗せる♪」
「シャチホコはサソリにぃする♪」
「お城のハンバーグゥ!♪」
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