Fate/Roaring Knight   作:アマノジャック

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お久し振りです!ここ1ヶ月でFGOよりもウマ娘をしてる時間が長くなってる作者です。でもハロウィンのエリちゃんのキャスター、セイバー、アルターエゴ(2号)、ライダー、と全て入手出来て嬉しく思ってます!…ライダーサンタオルタ、ライダー金時、アーチャー信長とかまた入手出来ませんかね…。
ウマ娘の方は…リリースした時にやれば良かったと思いつつ、毎日育成しています。お気に入りはハルウララ…生年月日の一緒のウマ娘に運命を感じてます。

それはそうと前回の続きです。オリ鯖のセイバーの真名が出てきます。


5章 2月9日(月) 後1

折れた槍を投げ捨てランサーはボロボロになった槍に切り替え、前ランサーへ切りかかる…しかし、武器としては使い物にならず防戦一方となっていた。何か出来ないだろうか…しかし、下手に動く訳にはいかない!私にできること…強化魔術による投影した短刀の投擲、はNoだ。人間のマスターを狙うならまだしもサーヴァント相手なら気をそらすことくらいしか期待できない。しかし、あの状態の槍だとそれだけではダメだろう。なら、強い武器の投影はどうだろうか?アーチャーの弓なら確実に…

 

『もうアーチャーの武器は投影するな』

 

ダメだ。倒れてしまってはまた足を引っ張ってしまう。であれば、令呪を…あ!とある事を思い付く。

 

「投影」

 

アサシンの短刀を投影し、私はランサーたちの元へと走り出した。

 

「おい、バカ!何してやがる!?」

「ほお、マスター自ら接近とは死ぬつもりか?」

「とりゃ!」ブンッ

「効かん」カキン

「クソ!何のつもり…ってどこにいく!?」

「ランサーさん」ブンッ

「…そういうことかよ。任せろ!」パシッ

「折れた槍を一瞬で直しただと!」

 

私が走りだしのは"折れた黒檀の槍を回収"するためだ。マスターの私自らが突貫するという意表を突いた策なため1度しか使えないだろうが、それ以外の策が出てこなかった。念のためのアサシンの短刀を投影したが必要はなかったようだ。折れたとはいえ、私が魔術を流して出来た槍だ。なら私の投影魔術あれば修復出来るかもしれない!折れた槍を回収後に"折れた槍の上から黒檀の槍を投影し、さらに強化魔術をかけた"ので私が魔術を維持している限りは折れることはないだろう。しかし、アーチャーの弓程では無いものの魔力の消費が激しい…ランサー、早く決着を…

 

カキンカキン

 

「くっ…ただの限定礼装ではないということか」

「あん?それはよく知らねぇが王の槍を模した物だ。弱い筈がねぇよ!」

 

ランサーが優勢となり前ランサーを圧していく。そして…

 

「これで終わりだ!」ザクッ

「かはっ!」

 

ランサーの槍が前ランサーの胸を貫いた。それ同時に槍はまた折れる。体がかなり重いが休もうものなら殺される。周りを警戒しつつマミからの差し入れで魔力の補給を…

 

「俺の勝ちだ」

「そうだ、私の負けだ…しかし、私は満足だ」

「負けたのにか?」

「あぁ、私が負けたから、だ。サーヴァントとして戦い、サーヴァントとして負けた。私が今回のキャスターに唯一感謝していることだ」

「そっちは1人だが、こっちは2人いたから勝てたんだ。お前もマスターがいればまた違った結果になってたかもしれないぜ?」

「たら、れば、の話は上げていけばキリがない。今ここにあるのは私が負けたことだけだ。ランサーよ、君の真名を教えてくれないか?」

「円卓の騎士、パロミデスだ」

「円卓の騎士か…その真名であればその強さも納得というもの。次は全力で戦いものだ」

「今回の全力じゃなかったってか?まあ、いい。あんたの真名は?」

「栄光のフィオナ騎士団の長、"フィン・マックール"さ」

「クハハハ、確かにあれが全力であるならお笑いの強さだな!いいだろう!その名前、忘れずにいてやる」

「最後に私に勝った褒美…というわけでは無いが、宝具をみせてあげよう」

「何だ?知恵の鮭か癒しの水でも出してくれるのか?」

「まさか、私がするのは援護攻撃さ。その前にランサーのマスターよ」

「私!?はい、何でしょうか?」

「良き槍であった。次あった時は私に使わせてくれまいか?」

「え?」

「む…槍だけでは勿体ない。お茶でも…」

「おい!俺のマスターをナンパをするな!」

「ハハハ、麗しい女性には声を掛けることは義務であろう?」

「麗し…!私なんかよりもアーチャーの方が…」

「あれはダメだ。神の気配が濃すぎる」

「は、はぁ?」

「話を逸らして悪かった。では、これを使い私は去るとしよう」

 

「『墜ちたる神霊をも屠る魔の一撃…その身で味わえ!"無敗の紫靫草(マク・ア・ルイン)"!』」

 

消えかけている前ランサーがキャスターへ槍を向けたと思うと何か透明のものが集まり、槍の先から何かが飛び出した。細いビームのような何かはキャスターへと当たる。

 

「ー!何!?冷たっ!」

「チャンスね!バーン!バーン!」シュッ、シュッ

「ーー痛い!くっ!」ザクッ、スッ

 

「ふむ…冷たいだけで終わってしまったか。しかし尻尾のキャスターよ、『ランサー以外は殺せ』であったな?君に攻撃したことを責めないでくれたまえ。では、老兵は去るとしよう…いや、ランサーだから槍兵か…さらば!」

 

前ランサーは消えていった。…遠坂くんと合流しよう。

 

ーーー

 

「おらっ!」

「…ぐっ!」バキッ

「セイバー!」

 

前ライダーの雷の纏われた拳をセイバーは何度も食らっていた。

 

「おい!無理するな、じいさん!ランサーらが終わったみたいだからオイラは…」

「舐めるなよ、雷の小僧」ブンッ

「ー!」スッ

「おい、セイバー!本当に相性がいいのか?圧されてるぞ!」

「…そろそろ見せるとしようか」

「は?」

「…なっ!?」

 

バチバチバチバチ

 

セイバーの周りに激しい雷が表れた。急な魔力上昇に準も前ライダーも驚きを隠せない。セイバーはそのまま続く。

 

「『鳥は鳴き、雷は鳴る、一の音は極小であれど、千は極大。千の鳥の音は霹靂の音となり、また我が紫電も一閃に等しき。我、霹靂を追い越し全てを切りさかん…"雷切(らいきり)"』」シュン

「ー!」スパッ

「!!」

 

一瞬のことであった。セイバーが消えたと思うと前ライダーの首が宙を舞っていた。

 

「はぁ、雷をもう少し溜めて置きたかったのだがな…」

「何をしたんだ?」

「奴の首を切った」

「それは分かるよ!何なんだよ、そのスピードは?宝具か?それとも本当は最初から動け…」

「質問はまとめて…いや、今回は良いか。あれは言わば儂の強化じゃ。雷より早く動けるようになり、その速さで刀を振るい、奴を切った」

「"雷切"ってことは…お前の真名は"立花道雪"なのか?」

「そうじゃ、儂の真名は"戸次鑑連"…であるが、そちらの名の方が有名か」

「あの宝具の鉄扇も…」

「大猿を叩き殺した物じゃ」

「…全部納得したよ。しかし、雷神を切ったというのはただの誇張話じゃなかったのか?」

「小僧、サーヴァントというのはどういう存在か?」

「信仰を形にしたもの…だったよな?」

「そうだ。つまり、実際に儂が雷に撃たれたとか撃たれてないと関係なく、そんな話があるとだけでその力を使えるようになる」

「でも、生前にいた時より強くなる筈は…」

「何を言っとる?生前の儂はもっと強いに決まってるじゃろ?」

「そうなのか!?」

「無駄話はここまでしておこう。小僧、ライダーの小僧の遺体から雷を集めれるだけ集めろ」

「俺、投影や錬金術の専門なんだけど…」

「であれば、それらを活かして消えない内にさっさと回収しろ。何のために儂に"あれ"を取らせたんじゃ」

「分かったよ…投影」

 

セイバーにより前ライダーは倒された。また、準による魔力の回収が始まった。

 

ーーー

 

「遠坂くん!」

「衛…宮?」

 

遠坂さんを見つけ合流するも様子がおかしい。目の焦点が合ってなく、汗も見られ、疲れているのか立ってるのがやっとのように見える。

 

「どうしたの?大丈夫?」

「…おい、魔術師。随分と無茶をしてるようじゃねぇか」

「無茶?」

「…」

「何だマスター、分からないのか?何で昨日2人がかりでやっと互角だったキャスターをアーチャーが1人で相手出来ていると思う?」

「私がいないから?」

「それもあるが今回は違う。それは…」

「俺がアーチャーへ送っている魔力が多くなってるからだ」

「…?多く送ると強くなるの?」

「…ランサー、説明できるか?悪いが今の俺にそんな気力は無い…」

「はいはい。マスター、その前にアサシンのマスターから貰った奴を分けてやれ。そんな状態だ、宝石を砕くなんてできなかったのだろ?ついでに口まで運んでやれ」

「魔力の補給だね!はい、遠坂くん!あーん!」

「…ありがとう」モグモグ

 

遠坂くんにマミの差し入れを食べさせる。…虫を1口で食べてるを見るってなんだか妙な感じだ。男の遠坂くんならまだしも女の私が食べてるところは客観的に見られればどう思われるのか?

 

「で、マスターよ。俺たちサーヴァントは何を使って戦ってる?」

「武器…ですよね?」

「…じゃあ、その武器は何で出来てる?」

「…鉄?いや、アーチャーの弓は木製に見える…うーん…」

「違うな、答えは"魔力"だ!てか、投影で身をもって体験してるだろ!ほら、あれだ!昨日していたゲームでPPの多いと技がたくさん使える的な」

「つまり…強い力を使おうとするとそれだけ魔力が必要ってこと?でも遠坂くんってかなり魔力を持ってたはずだよね?」

「確かにお前よりはあるが…」

「それだけ回してやっと互角なんだよ。しかし、まともな武器が使えない以上今の俺が入っても足を引っ張るだけだ。…マスター、お前がこれからする選択は2つだ。1つは邪魔にならないようアーチャーとキャスターの戦いを見守る。それなら流れ弾からお前らを守ろう。もう1つは…俺が宝具を使い参戦することだ」

「ランサーさんの…宝具?」

「おい!それは衛宮が耐えきれるのか!?」

「全力で使かおうとするならお前でも無理だ。だからその力の一部を使う…マスター、それの残りを全部食っておけ。足りないなら魔術師から貰え」

「分かりました…でも、どんな宝具かだけでも教えてくれません?」

「見守るって選択もあるだぞ?」

「いえ、ここでじっとしておいても遠坂くんが苦しむだけです!なら早く決着をつけておきたい!」

「衛宮…」

「…お前が何故魔術師を心配する?同盟を組んでいるとはいえ何時かは殺し合うのだぞ?」

 

何故?何故ってそれは…

 

「恋人に苦しんで欲しくないって普通じゃない?」

「こ、恋…!!??」

「プッ、プハハハハ!!マスター、お前面白いわ!」

「え?遠坂くんって私のこと好きなのでしょ?私のこと守ってくれてるし、てっきり自分の女とか認識してると思ってたけど?」

「…なんで、そんなところは鋭いだよ」

「え?私何か変なこと言ってる?」

「ハハハ、俺のことを笑い殺す気かよ!まぁ、その話は後でしてくれ…で、俺の宝具についてだが」

「ランサーさんの宝具…改宗とかですか?」

「そんなものでキャスターが倒せるか!…獣へと姿を変える能力だ」

「獣、獣…あ!"唸る獣"!」

「お前の魔力の都合上、一部だけ解放する…それでもキツいなら魔術師から宝石を貰え」

「ちょっとランサーさん、忘れてないですか?」

「?」

「令呪ですよ、短期決戦をするのであればこれを使えば私への負担は少ないです!」

「…やっぱりお前は面白いわ」

 

悶えてる遠坂くんを余所にランサーはアーチャーのところへ向かう。…キャスターとの決着は近い。




衛宮結…マスター。ランサーと共に前ランサーと戦い、壊れた槍を修理、それをまたランサーへ渡し勝利へと繋いだ。また、レンの状態をみて早く終わらせるべきと判断し、ランサーへ宝具の使用を指示する。レンを恋人としてみていた。

遠坂蓮…マスター。魔力不足でダウンしてたところにユイと合流する。ユイからの自分の想いを気づかれていて悶絶する。

一宇準…マスター。セイバーともに前ライダーと戦い勝利する。セイバーの真名を知る。

ランサー…真名パロミデス。前ランサーとの戦闘で、新しい武器が壊れ不利となるもユイの機転により撃破。武器の無い自分がアーチャーとキャスターの戦いに参戦するべきかユイに聞き参戦を決意する。

アーチャー…真名瓜子姫。キャスターと戦闘中。矢の大ダメージを与える。前ランサーがいうには神性が濃いとのこと。

キャスター…真名妲己。アーチャーと戦闘中。前ランサーの宝具によりアーチャーの攻撃を許す。

セイバー…真名立花道雪。前ライダーと戦い、宝具により撃破。準に前ライダーの魔力を回収するよう指示する。千鳥は雷神を切った。

前ライダー…真名不明。セイバーとの戦闘の末、首を跳ねられ敗北。

前ランサー…真名フィン・マックール。ランサーとの戦闘の末、胸に槍を突かれ敗北。最後は自らの宝具でキャスターを攻撃しアーチャーの攻撃の隙を作った。


セイバーの真名は立花道雪。主に容赦ない、部下へのフォローを忘れない、雷神の逸話を持つ、という点を私が気に入りサーヴァント化しました。後編は1つにしたかったのですが…何かここまでがいいかなっということで次回でキャスター戦完結です。お楽しみに。

ラブライブをずっと見てたのですが…気がつけばスーパースターの1期が終わり、虹ヶ咲もスーパースターも2期が決まってるという時間の流れの速さ。次もまたマイペースに投稿するということで…バイバイ!
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