「ところで君は衛宮と言ったな」
「はい、そうですが」
「衛宮切嗣という男を知っているか?」
「養父を知っているのですか!」
「やはり、そうであったか。彼も私も前回の聖杯戦争の参加者でな、私は彼に興味を持ったのだ」
「え?それって…」
「おっと話せるのはここまでだ、ここからは辞退した後に話そう」
遠坂くんに渡された液体を口へと流し込み、待っていると言峰さんが養父(切嗣)の話をした。興味を持った、と聞いた私はドン引きしたが…そうか、この手があった。
「言峰さん、電話をお借りしていいですか?」
「蓮に掛けるのか?好きに使いたまえ」
言峰さんに席を外してもらい養父へと電話を掛ける。海外だから普段は掛けるなと言われているが緊急事態だから仕方がない。
『はい、こちら衛宮切嗣ですが』
「切嗣、私よ、ユイよ。緊急事態だから用件をまず言うね。私、聖杯戦争に参加することになったの」
『なっ、何だと。何故ユイがそんなことを知ってる?』
「ライダーとアーチャーの戦いをみて巻き込まれたの。そしたら偶然ランサーを召還して今教会ってところにいるの。私が聞きたいことは1つ。魔術回路の開き方を教えて欲しいの」
『…教会、言峰綺礼か。わかった、僕は辞退を進めない。無理やり電話越しでやってもらうよ、まずはイメージだ魔術回路とは言わば神経だ。令呪を意識するとやり易いかもしれない』
「イメージ」
令呪は右手の甲、なら右肩からここまで点と点を繋げる用に…ッッ!
『大丈夫か?』
「ははっ、力が抜けてる感じはするけど楽にはなったよ」
どうやらこれで魔術回路は開いたらしい。じわじわときていた苦しさが無くなった。
『僕は今から何としてでもそっちに帰る、それまで生きていてくれ』
「わかった、頼りにしてるよ」
電話は切れる。と同時に言峰さんが入ってくる。
「終わったか」
「はい、ありがとうございました。それでなのですが私は聖杯戦争に参加することにします」
「…そうか、脱落したらまたここに来るといい」
「はい、そうしますね。ランサーさん、出てきて」
鎧を付けた黒い騎士が出てくる。
「私に願いはありませんが、私よりも優秀なマスターがここに来ます。それまでは私を守ってください」
「承知した。それまではお前の剣となり盾となろう」
私の聖杯戦争がこれから始まります!
「言い忘れたが残り一騎召還されないと聖杯戦争は始まらない」
「あれ?ランサーさんで最後じゃないの?」
「今確認できるのは、ライダー、 バーサーカー、アーチャー、セイバー、アサシン、ランサーだ」
「………」
遠坂くんが戻るまで眠って待ってよう。
衛宮結:切嗣から辞退を止められたので切嗣が帰ってくるまでは生き残るという目標が出来た。
衛宮切嗣:第四次の参加者で生存者。召還サーヴァントは不明なものの今でも魔術師らしい。戻り次第ユイの代わりにマスターになるつもり。綺礼との関係は不明だがユイをそばに置かせたくないくらい警戒してる。
言峰綺礼:第四次の参加者で生存者。召還サーヴァントは不明なものの生存しているためそうとうの実力者。切嗣との関係も不明だが…びーえる時空ではないことを祈ろう。
ランサー:サーヴァント。ユイより優秀なマスターに代わるためそれまでは騎士としてユイを守ることとなった。まぁぶっちゃけ戦う意思があるならユイがマスターでもいいと思ってる。
これで1章は終了です。綺礼と切嗣の口調これでいいのかわかりませんが…小山ボイスとジョージボイスを脳内で再生できたから許してください。…一応stay nightみたいにルートは3つ考えてあります。楽しんでいただけたなら幸いです。これからもよろしくお願いします。