Fate/Roaring Knight   作:アマノジャック

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長編です。水着イベントだ!リリィちゃんの日曜の朝って…シャイニールミナス!イリヤちゃん狙って50連、当たったのはブリュンヒルデちゃんが1枚。ナゼダッ!でもユゥユゥちゃんの礼装が当たったから良しかな…


5章 2月9日(月) 前

ーーーニュースです。昨日深夜、夏海市で人が大量に倒れるという事件がありました。これは◯◯県と**県の事件より規模が大きく、警察も動き出す予定です。

 

目を覚ます。ランサーが一瞬みえて消えたような気がしたが気のせいだろう。そばにはご飯と手紙が置いてある。マミが用意してくれたものだろう。手紙を読む。

 

『センパイ、教会よりキャスター討伐の令が出ました。準備が出来次第教会へ来てください。必要なものがあればおじいちゃんにでも聞いてください。センパイがいなくても変わらないと思いますが、できるだけ急いでくださいね。

 

PS.ある程度戻ってますが魔力回復にご飯は絶対全部食べてから来てください、いいですね?』

 

はっはっはっ、何言ってんだこのおじいちゃん子後輩は。マミの作った料理ならちょっとくらい焦げてようが砂糖と塩を間違えようが完食するに決まってるじゃないか。いただきまーす。→サソリ

 

………。うん、マミちゃん。エビとサソリを間違えてるよ、てかちょっと動いてるし生きてるよねコレ?ていうかご飯をよくみると虫ばっかじゃないか、フライドポテトと思ったら芋虫だし…。しかも全部微妙に動いているのが気色悪い、食欲を無くなるわ。………。何も考えず頑張って食べよう。まさか後輩の料理に泣かされる日が来るとは思わなかった。

 

「マスター、1つ問題がある。俺の武器が完全に破壊されて戦えない。槍を作ってくれ」

「作ってくれって言われましても…マミの薙刀ではダメですか?」

「いや、握ったら折れてしまってな」

「何やってるんですか!」

 

地獄のフルコースを味わった私は手紙を改めて読む…昼でも戦うということはそれほど大事になっているということであろう。読み終わり手紙を置くとランサーが出てくる。前回の戦いで馬上槍が壊れたらしく新しいの用意しろとのこと。確かに武器なしではキャスターとは戦えないだろうが魔術を最近知った私にそんなことを頼むか普通。だがしかし、シャルルマーニュを読んだ私は知っているのだぞ!シャルルマーニュの相談役、ナムレが持っていた剣がパロミデスの剣で名前は"ドルチェボーナ"ということをね!さっそく特徴を聞いて作ってみよう。

 

「パロミデスさん、ドルチェボーナってどんな剣でした?」

「どんなって普通の剣と変わらなかったが…ってバカ、俺はランサーだぞ。そのクラスの武器を作らなくてどうする」

「じゃあロンゴミニアドでも作れと?」

「頼むかそんなこと。んなことすればガウェインから無言で睨まれながら土のついたジャガイモを口に詰められるわ」

「って言われてましても…」

 

何やってんですかガウェイン卿…ジャガイモって私の中のイメージが崩れていく…そんな感じにパロミデスの話を聴きながら、アーサー王物語を開いて印の付けたページをみていく…あっそうだ。これなら…

 

 

「うむ、そいつが欲しいのかの。構わん、好きに使え」

「ありがとうございます」

 

臓硯さんから材料を貰い、ランサーに特徴を聞きながら形を削っていく。付いてきた虫()も手伝ってくれるらしく、とにもかくにも削っていく。最後に火で炙り…魔力を流してみる。イメージだ、点と点をつないでいくように…完成だ。魔術無しでは絶対できない最高の槍が完成した…魔術を通すための電池として何匹か組み込んだ虫さんごめんね。臓硯さん曰くこれは魔術礼装、その中の限定礼装と呼ばれる魔術師の道具になるらしい。最近魔術を知った者が作れるものではないレベルらしいが…出来とるやろがい。臓硯さんに最後の調整をしてもらいランサーへと渡す。

 

「マジで作りやがったよ、このマスター」

「どう?使えそう?」

「…軽くて丈夫で使いやすいな」

「じゃあ早くいこうか、マミが待っている」

 

ーーー

 

 

ー数時間前

 

「…ランサーとライダーがいないようだがまぁ良い。蓮、間桐の少女よ、キャスターがあちこちで事件を起こしているのは本当か?」

 

「えぇ、マスターを殺したから現界ために魂食いをしてるようです」

「私なんて宝具使われたのよ。何よ酒池薹盆って!」

「おい、アーチャー」

「それってキャスターの真名は妲己なんじゃ…」

「だっき、たおす!」

「まだ確定ではないだがな…俺があの時、キャスターのマスターがいないことが気づけなかったばっかりにこんなことになるとは」

「蓮、今は後悔している時ではない。では、聖杯戦争は一時中止とする。各陣営キャスターの討伐にあたれ。その間の戦争行為は禁止とする」

「ますたー、ちゅうし、いいの?」

「…早くキャスターを倒せば大丈夫だよバーサーカー。でどうする?ここはみんなでキャスターを袋叩きでもするか?」

「キャスターはかなり高ランクの神性持ちよ、ライダーか私の攻撃以外効かないわ」

「妲己が神性?」

「あったのよ」

 

「言ってくれるねアーチャー」

「ライダー!あんた今までどこに…」

「やっと戻ったかライダー」

「はいはい、ただいまですよマスター」

「マスターって…綺礼、お前!」

「勘違いするなよ蓮、私とライダーは契約していないぞ。マスターを持たないはぐれサーヴァントの状態であるから私が保護者扱いというわけだ」

「ならなぜコイツは現界できている。魂食いの犯人はコイツかもしれないじゃないか」

「………」

「ライダーを召還したマスターが令呪3画全てを使って何かを命令したらしく現界し続けている。マスターはその後に自殺、時計塔の連中も扱いに困り私に押しつけていったよ。最初は私が仮のマスターとして契約しようとしたが呪いか何かで出来ずライダーが1人で参加者という扱いさ…それに」

 

「マスターも無く、キャスターでもないサーヴァントが魔術なんて使うと思うのか?」

 

「…悪かった、今はライダー信用しよう。アーチャーもそれでいいな」

「私は別に何でも。それじゃライダー、キャスター討伐の間は協力してもらうけどいい?」

「構わない。俺とアーチャー中心で戦いつつ、残りが援護。それでいいな」

『了解』

「りょ、う…!」

「バーサーカー、無理に返事しなくていいよ」

「衛宮には私が伝えておこう」

「あ、センパイなら今は私の家にいますのでそのままここに来ると思います」

「…そうか」

 

会議もまとまりキャスターの討伐作戦が始まった。

 

 

ー数分前

 

「やれやれ、私を殺すつもりみたいだけど普通全員で来る?まぁそっちが数で来るならこっちも増やすだけよ」

 

「何これ?石?えーと、『出雲に神在り。国がうつほに水注ぎ、高天巡り、黄泉巡り、巡り巡りて水天日光。審美確かに、魂に息吹を、山河水天に天照。これ自在にして禊ぎの証、名を玉藻鎮石、神宝宇迦の鏡なり…"水天日光天照八野鎮石(すいてんにっこうあまてらすやのしずいし)"』っと。んじゃサーヴァントカモーン!どれくらい来てくれるかな~」

 

「………」

「………」

「………」

 

「んー、3人だけか。残留思念だけでここまで出来たのはすごいのかな?全員男なのは嬉しいけど、黒巨人は骸骨並に論外…長髪糸目の騎士はハンサムだけど何か生理的に無理…んーこの中だとヒョロ白の騎士のあんたかな。でもあの褐色の騎士には負けるかな…。あーとりあえず、これからサーヴァントが攻めて来るから適当に対応してnってヒョロ白どこに行くの!あーもう、魔力いっぱい使ったのに1人減った…まぁいいや。黒巨、長髪、お願いね」

 

「あっ、来た来た」

 

 

ー現在

 

「なぁ、アーチャー。キャスターからケモノ耳と9本の尻尾がみえるのだが?」

「奇遇ね、マスター。私もよ」

「なぁ、アーチャー。サーヴァントが2人増えているように見えるのだが?」

「奇遇ね、マスター。黒くてデカいマッチョマンとランサーによく似た鎧を着てる騎士がいるわね」

「…ダレイオス三世。前回、アーチボルト家当主が召喚してきたサーヴァント。魔力は足りていたが暴走し、やむ無く令呪で自害させた。だがすぐには消えず暴走を続けてマスターも巻き込まれ死亡した…宝具により大量の兵士を召喚してたと聞いている。もう片方は間桐が召喚していたサーヴァントということしか知らない」

「兵士の召喚ってここ町の中だぞ」

「作戦変更だ。アーチャー、ライダーと一緒にキャスターをやれ。俺らで何とかあの2人を食い止めておく」

「…マスター」

「マミ、あのサーヴァントについて何か知らないか?」

「ごめんなさい、円卓の騎士ってだけで真名どころかクラスも知らないの。お父さんってば私の前にサーヴァントを出そうとしなかったから…」

「いや、僕とバーサーカーだけで十分だよ。バーサーカー、令呪を持って命ずる"キャスター以外の敵を宝具で捕らえろ"」

「ますた!…まよえ、さまよえ、そして、しね」

「固有結界だと!」

「僕とみんな、どっちが早く倒せるか競争だよ」

「お前死ぬ気か!」

「死なないよ、だって僕のサーヴァントは最強なんだから」

 

バーサーカーの宝具により巨大な迷宮が出てくる。新たに出てきたサーヴァント達は迷宮へと吸い込まれ…バーサーカーとラティも後を追い、消えるように迷宮へと吸い込まれた。

 

「えっ、どうなってるの?黒巨?長髪?…まぁあのデカデカがいないだけいっか」

「キャスター!」

「もー、いいや。まとめてかかってきなよ」

 

キャスター討伐作戦が始まった。

 

ーーー

 

 

教会へと着く。そこには神に祈りを捧げている綺礼と鎧をつけた騎士がいた。人では無いと感じつつもユイは終わるのじっと待つ。終わったのか綺礼がこちらへと来た。

 

「やぁ、少女よ。君の使命はキャスターを倒すことだ。だがその前に私個人から頼みが1つある。…このサーヴァントを倒し英雄の座へと返して欲しい」

「サーヴァント?全員召喚がされていたのではなかったのですか?」

「…このサーヴァントは前回私が召喚したサーヴァントだ。真名をジル・ド・レェ、クラスはセイバーだ。キャスターの宝具により再召喚されたらしく10年前のことも覚えていた」

「言峰さんがまた契約することはできないのですか?」

「できなかった。おそらくキャスターが何かをしてるのだろう」

「…どうか私をお倒しくださいませ」

「えっとセイバーさん、あなたはそれでいいのですか?せっかくマスターにまた会えましたのに?」

「いえ、10年前にはもう別れを済ませましたのでマスターに関しまして問題ありません。ただ、キャスターによる魔術なのかそこのサーヴァントを倒せという言葉が頭の中を支配しておりまして…お願いします、私は本来ここにはいけない存在、またキャスターは明らかに私よりも強いはずです。この私を倒し、そしてキャスターも倒してください」

「まぁちょうどいいんじゃないの?新しい武器を試せるし。サーヴァントに効きませんでしたじゃあ話にすらならん」

「ランサーさん…」

 

早く答えないといけない、が答えなんてもう決まっている。

 

「わかりました」

「ではよろしく」

 

 

ランサーとセイバーの戦いが始まる。互いの武器がぶつかりあい火花を飛ばした激しい攻防が続く。そんな中ランサーついに一撃を入れた。

 

「グッ!」

「まだまだ」

 

そこからはランサーがおしていき、ついにセイバーを壁へと叩きつけた。よくみると教会の中はあちこちボロボロになっており数分前の状態がうそのようだ。ランサーが止めと言わんばかりにセイバーへと迫る…その時だった。セイバーが立ち上がり剣を空へと向ける。

 

「『神聖たる旗に集いて吼えよ(セイント・ウォー・オーダー)』、我は満ちたり」

 

天井が崩れ、光がセイバーへと降り注ぐ。ッ!セイバーの速度が上がった?いや、剣撃もさっきよりも激しくなっている。ランサーでも対応しきれないくらい速い。ランサーがどんどん斬られていく。

 

「ランサー!」

「来んな、騎士の決闘の邪魔をするなマスター」

「うおぉぉ!」

 

攻撃をし続けるセイバー…しかし突然攻撃が止まる。そしてランサーが槍でセイバーの胸を貫いた。

 

「ははっ、俺の勝ちのようだな」

「えぇ、私の負けです。しかしあなたのその手、あなたは一体何者なのですか?」

「…円卓の騎士パロミデスだ。それ以上でもそれ以下でもない」

「深くは聞かないで置きましょう。…綺礼、あなたとお別れをするのは2度めですね。今回はセイバーのままでよかったです」

「その宝具ならバーサーカーの暴走を止められたかもしれないのに」

「思ってもいないことを言わないでください。ですが悦を知ったと確認できただけまた現界した価値がありました。今度もまたワインでもごちそうしてください」

「…あぁ。とびきりのを用意しておこう」

「ハッハッハ、さようなら」

 

セイバーは泡のように消えていった。…ランサーが勝ったというのに素直に喜べない。サーヴァントである以上はランサーもいずれはああやって消えていくのだろうか。

 

「マスター!」

「なんですか、ランサーさん?」

「この槍すげーわ。あんなに斬りあったのに傷1つついてない。本当にこれさっき作った槍か?何かもう馴染んでるし」

「それはよかったです。キャスターとも戦えそうですか?」

「あぁ、問題ない」

「では少女よ、ここにキャスターがいる。各陣営と合流し討伐してきたまえ」

「はい、ランサーさん!」

「おう、しっかりと掴まってな」

 

ランサーに運んでもらいキャスターのいる戦場へと向かう。マミたちは無事だろうか?そんなことを考えながら魔力回復にさっきのサソリを食べる。…切嗣にも薦めよう。

 

地獄絵図とはまさにこの状況であろう。キャスターのいるところについた私達だったがそこは

 

辛うじて立っているアーチャーと蓮

火炎玉を食らうライダー

倒れたマミを庇うアサシン

倒れたバーサーカーとそのマスター

札をもつキャスター

 

そして………

 

「なんでお前がここにいるんだ…トリスタン」




衛宮結:マスター。魔力は回復するも虫の味を知ってしまう。その後、とんでもない槍を完成させる。一体どんな槍なのか?

間桐真実:マスター。キャスターを討伐するため各陣営と協力する。魔力回復のためユイに虫料理をごちそうする。

遠坂蓮:マスター。ライダーを魂食いの犯人かも疑っているがライダーの状況を聞き、今はキャスターを討伐する仲間だと思っている。

ラティ:マスター。キャスターの召喚したサーヴァントを2体、バーサーカーと共に相手にする

言峰綺礼:元マスター。前回の戦争にてセイバーを召喚するもバーサーカーの暴走を止めるため、セイバーをキャスターへと変える。結果的にはそのお陰で一般人には聖杯戦争を知られずに済んだ。

間桐臓硯:おじいちゃん。槍の材料をあげて、槍の調整もしてくれたいいおじいちゃん。ユイの技術力に舌を巻く。

ライダーのマスター:詳細不明。時計塔の魔術師らしくライダーを召喚後自殺する。その前にライダーに何かをしたらしい。

バーサーカーの元マスター:アーチボルト家の当主。バーサーカーの魔力は何とか出来ていたもののコントロールが出来ずに自害させる。最終的に暴走に巻き込まれ死亡。

ランサー:騎士。新しい槍にテンションうなぎ登り。キャスターの召喚した前回のセイバーを倒す。生前、ライバルともいえる騎士トリスタンと再開する。

アサシン:暗殺者。キャスターにやられたマミを庇う。

アーチャー:美少女。みんなでキャスターに挑むも現在虫の息。前回の怪我により全力で戦えない。

バーサーカー:デカい!キャスターの召喚した2体のサーヴァントを自分の宝具に閉じ込める。

ライダー:騎手。はぐれサーヴァントだがずっと現界できている。キャスター討伐に参加する

キャスター:金髪美女…にケモノ耳と細い9本の尻尾が追加。自分と討伐しようとくるサーヴァントに備え自分もサーヴァントを召喚する。水天日光天照八野鎮石って…みこーんじゃねぇか。残留思念を使用し味方を増やすも1人逃げられる。討伐隊を圧倒する。

ヒョロ白:真名ジル・ド・レェ。第四次聖杯戦争にて言峰綺礼にセイバーのクラスで召喚される。最終的にキャスターにクラスチェンジして暴走し脱落したらしい。

黒巨人:真名ダレイオス三世。第四次聖杯戦争にてアーチボルトの当主にバーサーカーのクラスで召喚されるが暴走し自害させられるも戦闘続行、仕切り直しスキルによりしばらく現界し続け暴走するも、同じく暴走してきたキャスターとぶつかり脱落。

長髪糸目:真名トリスタン。第四次聖杯戦争にてマミの父に召喚される。その他不明。パロミデスとは生前の同僚。


というわけで5日目です。玉藻の前の宝具って確かランクが高ければ、死霊を扱えてますので使い方間違ってませんよね?結構宝具を入れた回となりましたね。あとは書いてると長くなりどこで切ればいいのかわからなくなったためとりあえずここまでにしておきますね。やべぇ、続き書く時間がねぇ。マイペースで書いています。楽しんでいただけなら幸いです。
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