ダンまち無限の物語 RTA   作:サニュー

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正直難しすぎておかしくなっていそうです。
言葉遣いがおかしかったりしたら教えてください。早めに直します。


閑話 白兎少女の記憶

「やった〜!これで2人目の眷属だ!ほら見ろ。僕だってやればできるんだ。」

「…行くぞ。」

「あっ、置いてかないでくれよ。レンくん。」

 

「行くぞ、ベル。」

 

兄は昔から変わっていない。ずっと前を向いて、私を連れ出してくれる。

 

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双子の兄であったお兄ちゃんとは物心ついた時にはずっと一緒にいた。お兄ちゃんはよく英雄譚を読み聞かせてくれて、私はその時間が大好きだった。そして、8歳になったあの日事件が起こった。英雄譚に飽きていた私は兄を連れてよく森に遊びに行っていた。そしていつもと同じように家を出た。

 

「お兄ちゃん。遊びに行こ!」

「…ああ。分かった。」

 

そして森の奥の巨大な木の下まで来た時にあの化け物が現れた。英雄譚にも出てくる、牛が2足歩行したような姿の怪物。英雄アルゴノウトが戦ったミノタウロスが私たちの前に現れた。あの時私は自分を恨んだ。大人しく英雄譚を読んでいれば良かった。そうすれば私もお兄ちゃんも死ぬことはなかったのに、と…だから

 

「ベル、さっさと帰れ。」「えっ?」

 

お兄ちゃんが言った言葉が理解出来なかった。そして理解した瞬間怒りが込み上げてきた。私が悪いのに、私がお兄ちゃんを連れてきたからこうなったのに。気づけば涙が零れていて、お兄ちゃんの顔も見えなくなっていた。

 

「絶対嫌!私も一緒にいる!」

 

そう言った私の頭を撫でて涙を拭いたお兄ちゃんは、いつもと同じように言った。

 

「直ぐに終わらせる。さっさとおじいちゃんを呼んで来て。」

 

その時の()の横顔は、まるで英雄譚に出てくる英雄のようであった。絶対に勝てるはずも無いのに、兄がこの怪物を倒している姿が見えた。私は兄の顔が真っ直ぐ見えなくて言われた通りに家へと走っていた。

おじいちゃんを呼んで近くにあった松明とマッチを持って一緒にあの木の下まで行くと怪物も兄の姿も見当たらなかった。私はその事が受け入れきれずに祖父を置いて走り出していた。あの時は何処をどう走っていたのかも思い出せない。そして、すっかり夜になった後私はようやく我に返った。松明に火をつけた後、少し歩くと森が無くなって、大きな崖が見えていた。

 

「おおーい!こっちに来てくれ!」

 

初めは空耳だと思ったが何度も聞こえて来るから、声がする崖の方へ近ずきながら目を凝らして探した。すると、ちょうど起き上がっている兄の姿が見えた。その姿を見た時には走り出していた。抱きついた時には涙が溢れてきて直ぐに大声で泣いた。

 

「大丈夫。大丈夫。」

 

そう言って抱きしめてくれる兄に私は初めて恋をした。

 

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いつの間にか家に帰っていた私は兄と一緒におじいちゃんに抱きしめられていた。そして、今日はもう皆で休もうと布団に行こうとした時、兄が私たちを止めて言った。

 

「俺は、英雄になりたい。だから、強くして欲しい。」

「ダメ!もう危ないことしちゃダメ!」

 

私はまた兄が危険になると思って反対した。そんな私に兄も困った顔をしながら、

 

「ベルを守りたいんだ。」

 

そう言われると、もう何も言えなかった。顔が熱くなって、心臓が張り裂けそうになった。私が何も言わなくなると、おじいちゃんと約束をした兄は私と一緒に眠った。そして目が覚めると兄はもういなくなっていた。

 

おじいちゃんと修行を始めた兄は身体中に傷をつけながら修行していった。私も一緒にしたいと言ったが2人に止められて仕方なく家で2人の修行を見ながら英雄譚を読んでいた。

 

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10歳になったある日私はおじいちゃんに呼ばれて外へと出ていた。兄は草原まで動物と戦いに行っているらしい。

 

「ベル。2年前のことを憶えてるか?」

「当たり前でしょ。忘れられないわよあんなこと。」

「…今ならお前に修行をつけてや「ほんと!修行できるの!私やりたい!」…そうか。なら着替えてきなさい。」

 

おじいちゃんに言われた私は動きやすい服に着替えて外に出た。それからおじいちゃんと山の中を走り回ったり、戦ったりもした。おじいちゃんはとても強くて、修行は厳しかった。途中で何度も辞めたくなった。けど、兄の姿を思い出して、修行を続けていった。

 

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兄は大きくなる度にかっこよくなっていった。行商のお姉さんと()()()()()()()()をするのはどうかと思ったけど、ゼウスおじいちゃんが

 

「ハーレムは男の浪漫じゃ!!!」

 

と言うので仕方がないと思うことにした。そしてある日、修行を終えた兄から

 

「ハーレムを作って欲しい。」

 

と言われた。訳が分からなかった。女の私がどうしてハーレムを作るのか?兄は私にどうなって欲しいのか?頭の中がこんがらがっていった。そんな私を見て兄がさらに

 

「(お前に)大切な人が(できて)欲しい。」

 

そう言われて、やっと気づいた。兄は私に兄のハーレムを作って欲しいのだと、兄は口下手で自分でハーレムを作ることが難しいから私に頼んで来たのだと。

 

「任せてください。兄さん」

「ああ。頼んだ。」

 

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そして、14歳になったある日、近くの村の人が家まで来た。

 

「お前たちの所のおじいさんが崖から落ちたらしい。」

 

私は気づくと部屋で寝ていた。横を見ると、兄が私の手を握って座っていた。どうやら私はあの後に倒れたらしい。私があの後のことについて聞くと、村人の1人が遠くから見ていたらしい。崖に落ちていったので、死体も見つけられず、私たちに伝えに来たらしい。

 

「俺は、オラリオに行きたい。」

「なら、私も一緒に行きます。」

 

もう家族がいなくなるのは嫌だった。だから私も兄と一緒にオラリオに行くことにした。道中は久しぶりに兄と一緒に英雄譚を読んだりした。兄はオラリオに着いてからのことを色々教えてくれた。そうしていると、オラリオが見えてきた。

 

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オラリオに入ってからはギルドへと向かった。久しぶりに兄と手を繋いだ。兄の手は大きくて、男の手をしていた。ギルドではエイナさんという美人さんが対応してくれた。私も見惚れる程の美人だったが、兄は平然としていた。

 

「別れるぞ。」

 

兄はギルドから出るとそう言った。周りの人達が驚いたような顔をしていた。多分勘違いしていると思う。兄は「私たちを入れてくれる神様を別れて探そう。」と言いたいのだ。兄は口下手なので、たまにこんな風に勘違いされる。

 

「分かりました。なら私は向こうに探しに行きます。」

 

わざわざ訂正する必要もないのでそのまま別れてファミリアに入れてくれる神様を探しに行った。

 

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「はぁ〜。」

 

これで20件目ですね。どうして皆さん身体目的になるんでしょう。私は冒険者になりたいと言っているんですが。そう思っていると、目の前に黒髪の少女が現れた。

 

「ヘイ!そこの君。」

「…?私ですか?」

「ああ、そうだよ。僕と一緒に最強のファミリアを目指さないか?」

「…良いですよ。ただし、私の兄も一緒にというのが条件です。」

「本当かい!やったー。1人目の家族だ。それに2人目も居るかも!」

 

何と言うか、子供っぽい神様ですね。…兄さんも見つけてたらどうしましょう。いえ、後のことはまた後で考えましょう。




ハーレムフラグがたちましたね。
次回からはまた走者視点に戻ります。
アンケートの結果的にレイくんのステイタスのみにします。

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