ベル君が【アポロン・ファミリア】に入団するのは間違っているだろうか   作:七篠ロキ

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ヒュアキントス「ふっ…。どうやら、例の外伝の奴もたいしたことない…な」ガクッ

【ガネーシャ・ファミリア】の皆さん
「「「「「オラァ! どんなもんじゃい!」」」」」




???「俺は『植物』としか言ってないよ?」



食人花からの脅威

 巨大な植物が生えてきて、【ガネーシャ・ファミリア】の人達が倒してくれたと思ったら、仮面をつけた謎の黒フード二人組が僕たちの背後に現れた。

 

 

「おい、何だあの植物は? 私が思っていたのとだいぶ違うぞ? さっきの二人組のやつらにも一体倒されたみたいだが」

 

「ああ、あれ。なんか君の良く知っている食人花の劣化版らしくて、処理するのに扱いが困っていたんだよね。で、本命の本物の食人花や巨大花を放す前に、やることがあるけどね」

 

 

 な、何だこの二人は…。もしかして、さっき編成隊が対峙していた侵入者…! でも、今の会話、何だ? 劣化版? あの巨大な植物が?

 

 

「さてさて、ずいぶんとこっちの予定を狂わせちゃって、大分腹が立っているんだよね」

 

「予定が…狂った?」

 

 

 予定…? つまり、何か起こすつもりだったけど、思わぬアクシデントが起きた、っていうこと?

 

 

「おっと、危ない。口が滑っていたよ」

 

「…さっき私に注意したのに? 穏便に事を起こす予定が、あんたの足の遅さで見つかってしまったのに?」

 

「いやいや、それはさすがに悪かったよ。結局、裏口の方の包囲網から突破させてもらったし」

 

「…はぁ。まあ、いい。ともかく、例の『物』は見つからなかったから、それを盗んだ本人に直接聞こうと思ったけど、少し敵が多いな」

 

「まあでも、ほぼほぼ予想通りだけどね。蹴散らしちゃって」

 

 

 そう言うと、侵入者の一人が僕らに襲い掛かってくる。【ガネーシャ・ファミリア】の人達が前に出て、対処しようとすると、手袋をした右手が突き出され…、

 

 

「フッ…」

 

「「「「!!?」」」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 詠唱無しで、魔法が放たれ、着弾する。

 

 

「な、何ぃ!?」

 

「無詠唱!?」

 

「馬鹿な!?」

 

「はぁ!? 何だこの威力!?」

 

 

 まさかの出来事に目を疑い、侵入者以外全員に動揺が走る。

 

 そ、そんなことが…。魔法の前提が狂うなんて…。

 

 僕はそんなことを考えていると、シャクティさんから叱咤の声が上がった。

 

 

「落ち着けみんな!! そんなことが早々あるものか! 何かトリックがあるはずだ!」

 

「…! は、はい! そうですよね! 申し訳ございません、姉御!」

 

「こ、この、コケおとしをしやがって…ッ!?」

 

 

そんな口を開いていた間に、あっという間に距離をつめられ、【ガネーシャ・ファミリア】のイビルさんに強烈な一撃を見舞わされる。

 

 

「が…っ!?」

 

「イビル!? よくも!」

 

「俺が行く!」

 

「ま、待て! ハシャーナ!」

 

「…遅い」

 

 

 今度はやりを突き出したハシャーナの攻撃をきれいに躱して奪い取り、やりを腹に突き出す。

 

 

「ぐおっ…!」

 

 

 そしてそのまま、他の幹部の者にハシャーナごと突進した。

 

 

「う、この…!」

 

 

 その者はそれを横に避けるも、動きを予測されて、至近距離で先程の攻撃を浴びせられる。

 

 

「ちょ、それは…がはぁ!?」

 

 

 火炎の攻撃を喰らった人は吹っ飛び、そのまま立ち上がれなかった。

 

 最初の不意打ちの魔法攻撃を含め、来てくれた【ガネーシャ・ファミリア】の戦力が一気に残り5人となってしまった。

 

 

(まずい、このままでは…!)

 

「さて、増援部隊も5人ぐらいか。なあ、タナトス。もうあれを開放していいぞ」

 

「「「「「「「!!?」」」」」」」

 

「ちょっ、だから名前呼ぶなって。仮面をつけた意味がなくなってしまうから!」

 

「あ…。まあ、でも、もう大丈夫だな。【アポロン・ファミリア】とやらはあれが最高戦力なら、食人花に敵う相手ではない。【ガネーシャ・ファミリア】もあと一人か二人ぐらいに残して、実際、どのくらい冒険者が戦えるか確認したい」

 

「ふーん、そうか。でも、目的の人物はどうするの?」

 

「ま、まずい!! 急いで、他の【ファミリア】から更なる緊急応援を呼ぶんだ!」

 

 

 最悪の事態になると判断したアポロンは、急いで他の戦力を呼び、対抗しようとする。

 

 

「何…、さらっていくまでだ」

 

 

 そう言うと、侵入者の人は動こうとする。

 

 そこで。

 

 

「やらせるか!」

 

「ここで足止めする!」

 

「ここは俺たちが食い止めるから、応援を急いで呼べ!」

 

「…! は、はい! わかりました!」

 

 

僕たちは急いでその場から離れ、他の【ファミリア】に応援を呼びに行こうとした。

 

 

「いや、もう遅いよ」

 

 

しかし、その行先には先程の巨大な植物よりも一回り大きい食人花やさらに大きい巨大花が、何体も立ちふさがっていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 その間に【ガネーシャ・ファミリア】の残りの残存戦力は、3人になっていた。

 

 

「ふっ!」

 

 

Lv.5でも上位のシャクティは、連続攻撃を仕掛けるも。

 

 

「フン」

 

 

 と、軽やかに躱される。

 

 

(こいつ、ポテンシャルはLv.5ぐらいだと考えていたけれど、実際はもっと上だ!)

 

「イルタ! もう少し粘れるか!」

 

「いや、少し厳しいです、姉御! おい、えーと…ナントカ! おまえは!?」

 

「自分も厳しいです! あと自分はモダーカです!」

 

 

 Lv.5のイルタとLv.4のモダーカは先程の巨大な植物との戦いから連戦していて、相当消耗しており、連携が徐々に取りずらくなってきている。

 

 

(く、増援部隊が来るまで持つか…?)

 

 

おそらく、自分がどうにかするしかない。シャクティはそう考える。

 

 しかしここで、さらなる誤算があった。

 

 

「さて、お前をしとめるには、もう少しギアを上げる必要があるな…フッ!」

 

「ッ!?」

 

「あ、姉御!?」

 

 

 侵入者がさらに攻撃のスピードをあげ、シャクティの防戦一方になる。

 

 それでも、Lv.5の意地を見せる。

 

 

「くっ! この!」

 

「む、やるな…だが、こいつらの方はどうだ?」

 

「な、イルタ! モダーカ! 下がれ!」

 

「遅い」

 

 

 そう言い、二人に向けて、無詠唱の魔法を打ち出そうとする。二人は反応しきれず、それを向けられ、顔を青ざめる。

 

 普通では間に合わないと判断したシャクティは突っ込み、反撃の攻撃を喰らうも、そのまま体当たりする。

 

 

「でりゃあ!」

 

「!?」

 

 

 右手を突き出す方向が僅かにずれ、イルタには被弾しなかったが、モダーカには直撃してしまった。

 

 

「ナントカ! …ぐはぁ!?」

 

 

 体当たりされた侵入者はそのまま流れを失わせず受け身を取り、すぐに立ち上がって、よそ見したイルタの顔面に、強烈な一撃を叩き込んだ。

 

 イルタが吹っ飛び、そのまま立ち上がれず、被弾したモダーカもまた、ひざから崩れ落ちる。

 

 遂に【ガネーシャ・ファミリア】の残存戦力は、シャクティ一人となってしまった。

 

 

「一人外したか…まあ、結果は変わらんか」

 

「お前は、一体…!?」

 

 

 強い。ただ、ここまでの強さを持っていたとしても、噂になっていないのがおかしい。さらに、体当たりした時、この侵入者の体に何か違和感があった。特に、無詠唱の魔法を打ち出す右腕部分。

 

 

「さて、お前はどうする? お前ほどの強さなら、こちら側に加入してやることも、考えてやらんこともないぞ?」

 

「ほざけ」

 

「即答で拒否か。仕方ない」

 

 

 そう言うと、シャクティに再び襲い掛かり、激突する。

 

 やりを切り上げ、突き出し、蹴り、切り払い、切り下げ、支点にしてジャンプ、そのまま飛び蹴り、……………。

 

 怒涛の連続攻撃をしているが、ほとんど当たらない。

 

 対する相手は、無詠唱の魔法をするか、剣を中心として、拳や蹴りでシャクティを猛威に駆ける。

 

 距離を取ろうとすると、それ以上の速さで接近され、攻撃を喰らってしまう。

 

 ここまで距離をつめられると、かえって槍の間合いではなく、自然と蹴りや拳の技が増えていく。

 

 精一杯防御などしているが、右手からいつ無詠唱の魔法が放たれるか警戒しており、その分注意が割かれてしまっていた。

 

 そして、ついに強烈な蹴り技がシャクティを捕らえた。

 

 

「ガハァ…!?」

 

 

こうなってしまうと、相手にとって優位に働き、重い一撃が少しずつ入られるようになっていく。

 

 

「フ…。」

 

 

 相手は一気に決着をつけるため、シャクティの服を掴み、顔に向けて拳の連撃を浴びせる。

 

 そして、たまらずシャクティが離れようと距離を取った瞬間を狙い、右肩から左脇腹まで剣で切り裂く。

 

 

「グ、ガ、ハ、ァ…!?」

 

 

もうあまり体が言うことを聞かず、ついにシャクティは倒れてしまう。

 

 シャクティは、振り絞って、拳や蹴りで傷付つけられた顔で侵入者を見る。

 

 

「ここまで弱らせてしまったら、実験の意味がなくなってしまったな。まあ、証拠隠滅として、食人花の贄になってもらう」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 一方、館の正面の入り口付近では、―――

 

 

「うわああああっ!?」

 

「いやあああああっ!?」

 

「来るなあああああっ!?」

 

 

 食人花に囲まれ、【アポロン・ファミリア】の団員たちは阿鼻叫喚としていた。

 

 主力が軒並み戦闘不能となっているため、動けるものは全員でどうにか粘っているけれど、それも時間の問題だった。

 

 

「はっはっはっはぁ! どうした、冒険者!? そんなものか!?」

 

「お、おのれぇ、タナトス…!」

 

 

アポロンは、タナトスと対峙している。

 

 

「アポロン。お前をすぐに天界に送ってやってもいいけど、そうなると雀の涙ぐらいしかない戦闘データも取れなくなってしまうからな。おとなしくそこで震えていろよ?」

 

「タナトス、貴様ぁ、一体、何が目的なんだ!」

 

「は? お前、俺がどういう神か知っているだろぉ? 俺は死を司る神だ。当然、地上に降りた俺は、それに該当していることを今でもコソコソとやっているんだぜ」

 

「…! 闇派閥か!?」

 

「ご名答。というか、答えられないとオラリオにいつから来たの? ということになるからな」

 

「じゃあ、あの花は…」

 

「そ、今でもあの花を生産するために簡易苗花を存続させてあるし、もうすぐオラリオは地獄に落ちるぜ?」

 

「そ、それはさせない、させないぞぉ!?」

 

「まあ、といっても、アポロンはここで退場になると思うけどね」

 

 

 そう言い、タナトスは食人花に襲われている【アポロン・ファミリア】の様子を見る。

 

 

「もう、アレもあるし、本当は今回の『宝玉』の事とかスルーしてもよかったけど。一応、こちらの予定も狂わされたし、念のため、ね」

 

 

 そしてタナトスはその中にいる、ある人物の方を見た。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 僕たちは今、窮地に立っていた。

 

「…ベル…私を置いて…逃げて…」

 

「い、嫌です…! い、生きて、ここを乗り越えるんだ…!」

 

「ベル…あんたは…まっ、たく…」

 

 攻撃を喰らってしまい、横になっているカサンドラさんから逃げるよう言われるも、僕は拒否した。ダフネさんもやられて寝込んでいたけれど、僕たちの話をどうにか聞いていたようだ。

 

 しかし、Lv.1の言葉でこの状況をひっくり返すのは、とてもじゃないが、至難の業だ。

 

 ベルがそう考えている中、カサンドラは別の事を考え込んでいる。

 

 

(どうして、こんな状況になる夢のお告げが来てないの…? 昼間にあった『ミノタウロス』の一件はあったのに…!)

 

 

 不幸を予言することは多くあるにも関わらず、今回に関しては何も予言されていない。

 

 そして、さっきの二人の話していた「予定が狂ってしまった」。

 

 

(つまり、向こう側にとって何か不必要なことが起きたと考えられるけど…。それは一体何!?)

 

 

考えても出て来ない結論。情報が少なすぎる。

 

 カサンドラは考え事をしていると、すぐ目の前に茎の鞭が降られ、現状を無理矢理理解させられる。

 

 ベルは今、『ミノタウロス』に唯一破壊されていない短刀を握りしめ、必死に食人花に抗っているが、全く歯が立たない。

 

 ベルは必死に攻略の糸口を探すが、駆け出しのステイタスでは開くことが出来ない。

 

 

(どうにかして弱点を探さないと…! せめて、魔石の位置だけでも!)

 

 

 魔石を貫き、破壊すれば、どんなモンスターでも灰となって消滅する。

 

 ミィシャさんとの座学を思い出し、何かこの状況下で、他にも役に立つことを必死に思い出そうとする。そして、あることを思い出した。

 

 

(そういえば、さっきあの二人の会話で、【ガネーシャ・ファミリア】が戦っていた巨大な植物が「君の良く知っている食人花の劣化版」みたいなことを言っていた…。そして、あの巨大な植物は確か、頭あたりに魔法が着弾した時、灰になっていたような…まさか!?)

 

 

 ベルは対峙している食人花の頭に位置する花の部分を見る。丁度こちらを見下ろすかのような姿勢を取っていた食人花の花の奥に、何か光ったものが見えた。

 

 

「もしかして、この食人花の弱点って、あれか!」

 

「べ、ベル…、な、何か…わかったの…?」

 

「食人花の花の奥に、何か光ったものが見えた気がする!」

 

「え…、光った…? それっ、て…、この…食人花の、魔石じゃ…」

 

 

 通常のモンスターの魔石も多少だけど光っている。それと同じならば、光ったものを破壊すれば、この食人花を倒せるかもしれない。もしかして、さらに一回り大きい巨大花も同じところに弱点が…!

 

ようやく、この状況を脱せられる一筋の光明が見えた。僕はどうにかこれを皆に伝えようとする。

 

 

「みん…!?」

 

 

しかし、それをこの食人花が簡単に許してくれない。どうにかダフネさんやカサンドラさんに茎の鞭が当たらないようにしたいけれど、なかなか上手くできない。

 

 また、仮に先程の話が本当だとしても、どうやってそこに攻撃を届かせるのか問題だ。

 

 投擲して当てようにも、相手は動いており、誘導もできない今、そこに中々狙えない。

 

 どうすれば…と考えていると、あることに気がついた。

 

 

(主力メンバーに食人花が近づいていない…? 一体なぜ…?)

 

 

 先程編成隊を組んで、救助されたヒュアキントスさんやリッソスさんを含む主力メンバーが、横になって無防備の状態であったが、周りに食人花がいない。というより、食人花達がバリゲードに近い位置にいる。

 

 これは一体 ? とおもったら、すぐにわかった。

 

 

(こ、この食人花も、魔力に反応しているのか!)

 

 

 先程の巨大な植物もそうだった。つまり、見た目がだいぶ違うけど、あれと生態が非常に似ているんだ。

 

 でも、向こうの人達は能力的な強さの差で、この食人花のみに力を注いたんだ。

 

 それだったら、カサンドラさんやダフネさんが倒れているのに、Lv.1の僕が今立っていられているこの状況に、説明がつく。

 

 

 

 今の僕は、魔法を習得していないため、魔力は0だ。

 

 

 

 また誘導ができなくて、食人花が倒れているカサンドラさんやダフネさんがいる方向に進むのもそのせいだ。

 

 じゃあ、先程の巨大な植物と同じ要領で倒せばいける!

 

 

「カサンドラさん、ダフネさん! …っと! すぐ近くに落ちている、ハシャーナさんが分解した音響波状合成装置の残った方の動力源の魔石をすぐに取り出して、僕に投げてください!」

 

「…えっ?」

 

「でき、るけど…なんで?」

 

「お願いします! 今僕は手が離せないんで!」

 

 

そう言うと、カサンドラさんやダフネさんは疑問符を出したけど、どうにか力を振り絞って、ハシャーナさんが分解した音響波状合成装置の、残った方の動力源の魔石を取り出して、僕に投げる。

 

 僕の所までには届かなかったけど、食人花が先に拾われる前に、滑り込みで拾う。

 

 そして、ハシャーナさんが先程の巨大な植物相手にやったように、食人花の光った所を狙えるように、魔石を上手く放り投げる。

 

 僕の読みが的中したかのように、食人花が無防備になり、僕はその隙に短刀を力いっぱい、光る部分に投げつけた。

 

 そしたら、何かが砕ける音がして、食人花が灰になり、崩れ落ちる。

 

 そして灰から出てきたのは、僕が投げつけた短刀のみが落ちていた。

 

 

「やっ、やったあ!」

 

「はは…、本当に…、あいつ、やっつけちゃった…!」

 

「べ、ベル…!」

 

 

僕たちは、数瞬だけ、喜びを沸かす。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 Lv.1が起こした番狂わせに、波紋が広がった。

 

 

「………えっ?」

 

「あ、あれは……ベルきゅん! 倒したのか!? よくやった!」

 

 

 神々が衝撃の瞬間を見て、どよめきを隠せなかった。

 

 

「みんな!! この食人花と巨大花も、魔力に反応している! 音響波状合成装置の動力源である魔石を取り出してうまく誘導させて、花の奥にある光る部分を砕けば、こいつらを倒せる!」

 

 

僕はこのことを大声で伝えると、皆の生気が戻って行く。

 

 

「まじか!」

 

「さっきの巨大な植物と生態は一緒なのかよ!」

 

「見た目、違いすぎるでしょ!」

 

「でも、よくやった! ベル!」

 

「これでようやく、援軍要請ができる!」

 

 

 そう言い、皆すぐに対処を行っていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……ははっ、どうやら、お前たちは、あいつらの事を、甘く見ていたようだな…」

 

「……ふむ。どうやら向こうにも、今の内につぶしておかなくちゃいけない奴がいるみたいだな」

 

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