君は初めて捕まえたポケモンを覚えているか?   作:がんばリーリエ

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私達は強くなってるのかな

 

 

 

 

 

 

 

 

ハルカちゃんを引き連れてなんやかんやで旅を初めてそれなりの時間が経った。

最近天候が安定しない事から、そろそろルネシティでのカイオーガ グラードンイベントが始まる頃だろう。

 

そして肝心のハルカちゃんなのだが、俺がビンタされた後に「責任取って下さい」と男が聞きたくない言葉ベスト3に入る素晴らしい言葉を貰ったので仕方なく弟子入りを認める流れになった。

その時の潤んだ目で俺を見上げるハルカちゃんの姿を見られたのならば、きっと俺はジュンサーさんに連行されていただろう。

 

誤解されないように言っておくとハルカちゃんは12歳で、俺もまだ16ではあるが精神年齢的に色々アウトだと思う。

確かにどこに出しても恥ずかしくない美少女なハルカちゃんではあるが、どうにも若すぎてそういう対象には見れないというのが現状だ。

でもやっぱり女の子なんだなぁって思う仕草であったり、身体の柔らかさであったり、匂いであったり。

底なしに明るく距離感が近いのもほんと勘違いしそうになるから辞めて欲しい。

 

やはり俺も男なのでどういう場面で魔が差すか分からない、だから常々寝る時などあまり近付かないようにと言ったりしているのだが起きるとぴったりとくっ付いてたりする。

 

俺はもしかしたら潜在的ロリコンなのかも知れないとショックを受けた事が記憶に新しい。

そしてバタフリーに羽でしばかれる始末。

うるせぇ、お前もメスのバタフリーに媚び売ってただろ。

あ?やんのかコラ。

 

 

 

そんなこんなで今も俺はハルカちゃんと旅をしていた。

 

そしてやはりと言うべきか、ハルカちゃんの手持ちにピカチュウが加わった。

と言っても既にライチュウに進化しており、優秀な起点として育成をしている最中である。

場合によって特殊アタッカーにもなるので、ライチュウの加入は大きいと言える。

ハルカちゃんは俺の予想を遥かに超える成長を見せている。

何というか流石は主要人物、ライバルキャラだなという感じだ。

 

正直主人公は確かに恐ろしい才能を持っている。

ゲーム視点でLvを上げて物理で殴るだけでチャンピオンになってしまうのだから、その恐ろしさが分かるだろう。

なので主人公はその天性の才能、そして恐ろしい運によって勝ってきている部分がどうしてもある。

これは俺が色々な地方で出会った主人公を見て感じた事で、恐らくホウエン地方の主人公であるユウキも同じだと推測される。

 

だから初見の方が主人公相手である場合は勝ちやすい。

逆に言うと主人公は負けると馬鹿みたいに強くなる、ゲームでいうレベリングや技構成の見直しをしてくるのだがそれが恐ろしい才能で昇華され凄まじい事になる。

まぁ専門的な知識や理解、勝負勘がなくともチャンピオンになっちまうんだからなほんと主人公補正というのは恐ろしい。

 

だからまだトレーナー歴が短い今であるのならば勝つのは難しくない。

徹底的にメタってやればいい。

恐らく次回は通じなくなるだろうが、それでも勝ちを拾うことは難しくない。

まぁそこは主人公補正がどこまで働き、主人公がどれだけひらめきを見せてくるかによるが。

何度も言うが、この時点での主人公はトレーナーとして才能は化け物でも知識や理解、経験はひよっこも同然。

だからこそ自分だけに勝つ為に組まれた戦術や、技構成には滅法弱い。

どっしりと構えた最強のチャンピオンよりも、恐らくそちらの方が主人公としては鬼門だろう。

 

 

 

「私達は強くなってるのかな.......」

 

自分の強さっていうのは分かりにくいものだ。

ゲームであればLvや能力値を見るだけで直ぐに分かるが、ここではそれが全てではない。

確かに数値が高ければ高いほど有利なのは間違いないがポケモンバトルはそれだけが全てではない。

 

「行けると思うならどこまでも。

やれると思うならどこまでも。

好きなようにやったらいいじゃないか。限界を決めるのは自分ってことだ」

「それは?」

「これはあるジムリーダーが言っていた言葉だよ。トレーナーとポケモンは一心同体だ、自分を信じてポケモンを信じて、そして今までやって来た事を信じるんだ。気負うことはない、ポケモンバトルなんだから負けたら何度でも挑めばいいんだ」

 

 

ぴろりん、ぴろりん。

 

 

ポケモンはデータじゃない、ポケモンバトルはゲームじゃない。

そして何よりも信じる心と楽しむ心、諦めない気持ちが大事だとここに来て心底思い知らされた事だ。

 

「はい、はいっ!私頑張りますっ!」

「おう。頑張れ頑張れ」

 

 

ぴろりん、ぴろりん。

 

 

「ところでヒセキさん」

「どうした?」

「なんで私たちポロック作ってるんですか?」

 

 

んなもん、懐かしくて思わずやりたくなっちゃったからに決まってるだろ!

このスピードアップしていく中で、タイミング良く自分の所でボタンを押すのが音ゲーに通ずるものがあって俺は好きだった。

 

なので視界に入った瞬間ハルカちゃんを引き連れてポロック作りに熱中してしまったわけだ。

 

 

「ふふふっ」

「突然笑いだして、何なんだよ」

「いや、何だかヒセキさんいつも大人びてるのに今は子供みたいだなって。ふふふっ、けどそんなヒセキさんも素敵ですよ?」

 

 

ぶっぶー。

盛大にタイミングを逃し押し間違える。

 

「.......」

「あー、おかしい。わぁ、こんなに沢山っ!じゃあ私このポロック持って先に行ってますね!」

「あぁ.......」

 

 

そう言って笑顔満開、元気ハツラツ手にいっぱいのポロックを持って外に出ていくハルカちゃん。

 

「フリィ〜.......」

「うっせ。別に意識して大人ぶってたわけじゃねぇし。子供っぽくもねぇし」

 

ポロックやってるんだから冷やかすんじゃねぇよ。

やはりパタパタと軽めに羽で叩かれる。

だって仕方がないじゃないか、こんなん誰が見ても駆け出してポロック作り出すわ。

でも悲しいかな褒められると嬉しいって思ってしまうのが男のサガである。

 

 

「っ!?あーもー、分かったから暴れんな後で出てきていいから.......」

 

 

腰に付けたM()()()()()()()()()がカタカタと揺れ騒がしい。

これから起こるであろうイベントや厄介事を思いため息を吐く。

 

そんな憂鬱そうな俺とは別に、背中のバタフリーは今も尚ご機嫌そうにポロックを食ってるもんだからボソッとバタフリーに喧嘩を売り「かふんだんご」でボロカスにされるのはいつもの流れだった。

味方に使うと回復するはずなのだが.......

まぁそういうことなのだろう。

 

 

 

 




ポロック作るの楽しいよ。


これでハルカちゃんの手持ちは一応フルパです。
次はルネでオリ主が大誤算に補足される話。
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