ママでありながら配信者にもなりまして   作:八月朔日

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字数は2000超えてたらいいかなって感じでやってます。
5000とかでやってたら投稿感覚長くなりそうなので・・・・
凛の一人称変更しました


2 3期生の皆は強烈なようで

「受け付けは……あった。すみません、今日伺う予定になっていたアシュリー・フレバンスというものですが」

「アシュリー様ですね、こちらゲストIDになりますのであちらのエレベーターに乗って6階まで向かわれてください」

 

 受付のお姉さんから渡された首から下げるタイプのIDカードを渡され言われた通りにエレベーターに乗って6階へ。6階のどこそこへ行けとか言ってなかったし行けばすぐわかる感じ?

 そうこう考えているうちにポーンと音が鳴ってドアが開くと、

 

「お待ちしてました、アシュリーさん」

 

 扉が開くと同時になんかすごい美人さんに出迎えられた。ロングスカートにノースリーブのボウタイブラウスでシンプルな格好だけど本人に華があるから十分オシャレだし、ひとまとめにして肩に流してる髪がまた大人な印象を際立たせてる。

 

「私3期生のマネージャーをしています本城朱音といいます。この度はご足労いただいてありがとうございます」

「いえ、私の方こそいい経験になる機会をいただいてありがとうございます」

「そう言ってもらえて何よりです。ではさっそくですけども、3期生の皆さんがいるミーティングルームへご案内しますね」

 

 先導して案内してくれる朱音さんについてフロアを歩いていくさなか、廊下の壁やドアといったところに1期生や2期生のポスターやグッツが飾られてた。想像してた一般的なテレビでたまに見るオフィスといった感じはなくてドラマで見る開放的な感じ。受付の人もだけど社内勤務系の人は私服出勤可能な会社なのかな。

 

「つきましたよ。では、入りましょうか」

 

 ぼやーっと内装や人を見ていたら部屋についたようで特に待つこともなくささっと中に通された。

 部屋の中は奥に長い内装で奥側には押し開くタイプの窓に壁に沿ってコの字に置かれたパステルカラーのソファにガラステーブル、手前側には丸いテーブルがあって左側に壁際には大型のモニター、たぶんテレビも見れる奴があって左側には簡易的なキッチンと小型冷蔵庫がある快適空間。

 この部屋のソファのところに固まって喋っていた6人が部屋に入ってきた私らを見て止まってる。

 

「やっときたマネちゃん。ミーティングって何するのー?」

「ねえねえ!! そのお姉さん誰!!」

「あらー、すごい綺麗な人やね」

「すっげー美人」

「海外の人ですか?」

「ッぁ……」

 

 おー、なんというか個性が強そうというかVtuberをやる以上このくらい普通なノリなのかな。

 

「ミーティング始めますのでこっちに移動してください」

 

 こちらにといわれて座らされた丸テーブルにソファにいた3期生の子らも座りなおしてる。

 

「はい、今日来ていただいたこちらの方は皆さんのVtuberとしてキャラクターデザインをしていただくアシュリー・フレバンスさんです」

「ママって事!!?」

 

 おっふ、見た目金髪幼女の叫び声が……隣に来て座った時からなんかキラキラした目で見てきていたけども。ほんと見た目通りの幼女じゃないよね?

 

「ママってことはわかったけどあたしら全員の描くって事?」

「ほへー、でもそれって大丈夫なの? うちら6人分って事でしょ?」

「これまでの実績を鑑みてオファーしてるのでそこは大丈夫です」

「実績……となるとかなり有名な絵師さんということでしょうか?」

「イラストとかそない詳しないさかいわからへんのやけど……」

「ぇ、ぁ……~!!!」

「簡単に言ってしまうと2期生としてオファーしたことがあるといえば大体わかりますかね」

「……オファーとかありましたっけ?」

 

 え、待ってそれ本当に記憶ないんだけれども。オファーなんていつ来てたの? 

 

「仕事忙しいって端的な返信で断られましたけどね。確かラノベの挿絵が2件にゲーム原画1件、漫画キャラデザ2件……後何かありましたっけ」

「企業案件3件ですかねー。そういえばその時期仕事過密すぎて記憶あいまいなんですよね……」

 

 あー、言われて思い出した。来た依頼ばんばん受けてたら過密になりすぎてかなり地獄を見た時期だったわ。うん、確かに案件重なってるから無理って断ったわ。

 

「サッサインくださいッ!!!!!」

「うわっびっくりしたぁ……何、ファンだったりする?」

「ぅん……」

 

 いきなり大声を上げた目隠れ巨乳少女。サインは別にいいけど差し出してるスマホケースに書けばいいのかな。

 一応絵を描く前提で道具は一式もってきてるからペンもあるし……よっと。

 

「はい、書けたよ」

「ぁ、りがとう……」

「あれ、このサイン見たことある……ねえ、化粧品のパッケージデザインとかやってない?」

「あー、九条財閥の案件で受けた奴ならあったかな」

「うっそ本当!? あたしあのデザインすごい好きなんだけど!」

 

 ということはこの子は九条家のお嬢様って事か。うん、お嬢様感あふれる喋り方してる。ツインテだし。

 

「うちもこのサイン見たことある。藤堂製菓の包装紙のデザインしてへんですか?」

「やったねー、報酬の一部で貰ったお菓子セットおいしかったよ」

 

 この子は藤堂製菓の子か。貰ったお菓子おいしかったなー。

 

「さっくりと知名度と実績証明ができたところで本題に入りましょうか、改めての自己紹介を」

 

「じゃあ凛から! 結城凛(ゆうきりん)って言うの、凛って呼んで! よろしくねママ!」

「うんよろしくね、凛ちゃん。後ママはちょっと……」

「はい次あたしね。九条ありさ、さっきのでわかったと思うけど九条家の一人娘よ。ありさでいいわ、これからよろしくね」

「うん、よろしくね、ありさ」

「じゃあ次な、大平海里(おおひらかいり)。海里でいいよ、そっちのお嬢とは違って一般人だからよろしく」

「ほな次はうちやね。藤堂紅葉(とうどうくれは)いいます、紅葉って呼んどぉくれやす。長い付き合いになるやろうさかいよろしゅう」

「次はわたしだね、白園(しらぞの)エリサって言います。ロシアと日本のハーフでアルビノとかじゃないよ、エリサって呼んで」

 

 次々と自己紹介が進んでいって残った最後の1人。さっきコミュ障臭全開でサインをもらいにきた目隠れ巨乳っ娘。

 もじもじと下を向いて小声で何かを言ってるけど聞き取れない。

 

「さっちゃんファイト!!」

「ッ、ぁ、天宮(あまみや)、さつき……で、す。が、画集とか同人誌全部持ってますッぅ、ぁ……」

「ありがとう、さつきちゃん」

 

 後で色紙用意してもらって何か描いてあげようかな?

 うんうん、こうやって生の声でファンに会えるのはいいね。

 

「じゃあ一応私も。アシュリー・フレバンスです、3期生のキャラクターデザイン全般担当ですので……」

 

 うーん、まどろっこしいなこの言い方。端的に言っちゃおう。

 

「私に描けないものはないので遠慮なく要望だしてね」

 

 やるからには徹底的に抜かりなく完璧な絵を。この子らの門出を後押しできる圧倒的な絵を描き上げよう。

 




第2話ですー
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