それぞれの想い   作:Writh

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どうしてこうなった!

グラデ松視点。

 

 

今、俺達の膝の上で…

 

 

小さくなった

 

 

チョロ松が

トド松が

十四松が

 

 

メッッッッッッッッッッッッッッッッッッチャかわいい寝顔で寝てる…

 

 

まぁそれはいつも通りのことだ。

ここからが本題。

 

 

 

 

 

 

「「「なんでこいつこんなにかわいくなってんの?!」」」

 

 

 

小さくなったからに決まってんだけどね!

 

 

三人称視点

 

 

時は遡る…

 

 

六つ子はぞろぞろと、デカパン博士のところに向かっていた。

 

理由は、昨日、

 

「新しい薬が完成して実験したいんダスが、よければ来てくれないダスか?もちろんお金は払うダス。」

 

と、デカパン博士から電話があったからだった。

 

もちろん、おそ松がその話を逃すわけがなく、「お金が貰えるなら…」ということで、全員でデカパン博士のもとに向かっている最中だった。

 

 

しばらく歩き、デカパンラボの前まで来ると、おそ松は勢いよくドアを開けた。

 

「デカパン博士〜!」

 

そして出てきたのは…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

飛んできたと思われる小瓶と、その中身だった。

 

「うわっ!」

 

おそ松はなんとか奇跡的に回避できた。

 

しかし、後ろにいた5人の内 3人ーチョロ松、十四松、トド松は、突然兄が避けたことで反応出来なかった。

 

「「「え?」」」

 

そのまま中身の液体は、 3人に降りかかった。

 

******

 

「だ、大丈夫ダスか〜⁉︎」

 

薬が 3人に降りかかり、煙が立ち上り、視界が塞がれたその向こうから、デカパン博士の声が聞こえてきた。

 

「ケホ…大丈夫…ではないけど、一体何があったの?」

 

目の前にきたデカパン博士に、一松は訊いた。

 

「君たちに朝電話した時に実験を頼んだ薬を用意してたんダスが、君たちがきたことに気付いてドアの方に向かってたんダス。その時に手を滑らしてしまって、蓋の締まりが悪かったみたいで、それで中身が出てきたんダス。…もしかして、その煙は、薬が掛かってしまったダスか⁈」

 

煙が立ち上っていることに気付くと、慌てた様子で聞いてきた。

 

「あ、ああ。チョロ松と十四松とトド松にかかってしまって…」

 

すると、丁度煙が晴れてきた。そこに居たのは…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

3人の子供だった。

 

「「「はあァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ‼︎!⁇??」」」

 

3人は絶叫した。

 

「こ、子供⁉︎いやでも、ここに居たのはチョロ松達だよな…?」

 

そう言い、改めて確認すると、小さくなったことでサイズは全く合っていないが、確かにお揃いで色違いのそれぞれの松パーカーを着ていた。

 

「…ね、ねぇ、さっきの薬って、何のクスリだったの…?」

 

「あぁ、この薬は…」

 

と、一松の問いに対してデカパンが答えようとしたとき、それまでキョトンとしていた小さくなった 3人は突如ぱぁぁぁと笑顔になって

 

「おそ松兄さん!」

 

「カラ松兄さん!」

 

「一松兄さん!」

 

と、それぞれ走って来たと思ったら、いきなり抱きついてきた。

 

そんな天使のような笑顔で抱きつかれたおそ松達は、

 

(((俺のチョロ松/トド松/十四松マジ天使…!)))

 

と思っていた。

 

******

 

ようやく落ち着き、デカパンに言われて、それぞれ抱きついてきた弟を抱えてデカパンラボの中に入っていった。

 

「それじゃあ、クスリの説明をするダス。まず、このクスリの効能の一つは、もうわかってると思うダスが、体を小さくするものダス。」

 

「一つ?他にもあんのか?」

 

「あるダス。それが、性格に関係してくるんダスが…」

 

そう言ってデカパンは小さくなった 3人の方を見る。

 

「どうやら、見た目以上に幼くなるようダスね。」

 

と言った。

 

3人は追いかけっこをしており、(可愛いなぁ…)と思いながら見ていると、トド松が転んでしまった。トド松は泣き出す。

 

とっさにカラ松が立ち上がったが、カラ松が行くよりも先に、十四松とチョロ松が駆け寄った。

 

「うわぁぁぁん!」

 

「トッティ、大丈夫?!」

 

「痛いよぉ〜」

 

「大丈夫?…そうだ!痛いの痛いの飛んでけー!」

 

「わ、僕も僕も!痛いの痛いの飛んでけー!」

 

そんな様子を見ていた 3人は、

 

「流石チョロ松!きちんと弟を気遣ってやってる!」

 

「十四松…優しく寄り添ってやってる…!」

 

「おお!きちんと気遣ってくれたことに感謝を述べている…!」

 

すると 3人は、視線に気づいたのか、こちらを見ると、ニコッと笑った。

 

「デカパン…こいつらこのまま連れて帰っていい?」

 

「君たちがいいならいいダス。ただ、どのぐらい続くのか、きちんと調べておいてくれるとありがたいダス。」

 

「わかったぜ」

 

そう言うと、 おそ松は立ち上がって、 3人を呼んだ。

 

「お前ら〜帰るぞ〜」

 

「「「はーい!」」」

 

そう言って、それぞれ兄の元へ行き、おそ松達は抱っこした。

 

「何かあったら連絡する…」

 

そう言って、デカパンから「忘れてるダス」と、お金を貰い、6人は帰路についた。

 

「それにしても…これ、どうやって母さんに伝える?」

 

3人は悩んでいた。

 

あまりに可愛かったことで、衝動的に家に連れて帰って来てしまったが、母さんに伝えることはおろか、どのように 3人を世話したらいいのかを考えていなかった。

 

「マミーには、起きたことをそのまま伝えればいいと思うが…」

 

「そんでもし母さんが家に置いておくの『ダメだ』って言ったらどうすんの?」

 

一松のその発言でその場は沈黙に包まれた。

 

すると、それまで黙ってそれぞれ兄の膝の上に座っていたチョロ松達は、 3人が自分達のことで何か悩んでいることを察したのか、兄の顔を見ると、目を潤ませながら訊いた。

 

「「「僕らがいると、メイワク…?」」」

 

そんな表情を見て、(ああ、こんな小さいのに、俺たちを気遣ってくれるのか…)と思うと同時に、そんな不安を抱かせてしまったことに罪悪感を抱いた。そして、弟を抱きしめながら兄達は言った。

 

「「「全っっっっっっっっっっっっ然迷惑じゃないから!!!」」」

 

「むしろ居ない方が迷惑だから!」

 

「お前がいない世界に色は無いぜぇ?」

 

「俺…お前が居なかったら、何するか分かんないよ…?」

 

その返事を聞いて安心したのか、泣きながらも「良かった〜!やっぱり、兄さん大好き!」と言った。

 

その後、母さんが帰って来たため、兄3人は事情を簡単に説明し、拒否するどころか、

 

「いいに決まってるじゃない!可愛い息子が 3人もいるなんて!まるで孫ができたみたいだわ!」

 

と喜んで 3人を抱きしめていた。 3人もうれしそうにしていた。

 

そして、チョロ松達は二階の子供部屋に行き、おそ松達は母さんと何があったかをきちんと詳しく説明した。

 

その後二階の子供部屋に行くと、 子供になったためか、遊び疲れたのだろう。 3人ともこっくり、こっくりと船をこいでいた。

 

3人が近寄ってしゃがむと、うっすら目を開けたと思えば、そのまま兄達の膝の上に頭を乗せ、そのまま幸せそうな顔をして寝てしまい

 

 

 

現在に至る…

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