諦めた夢をもう一度   作:hirag

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3話 合宿2

~スーパー内~

 

紗夜「何を買うのですか?」

蒼「基本的に食材と調味料ですね」

リサ「じゃあ早速買っちゃおう」

蒼「そうですね」

 

お昼と晩御飯の食材を買っていると…

 

リサ「ねぇ、友希那の事どう思っているの?」

蒼「え⁉」

 

紗夜さんは食材を取りに行っている。つまり誰も止める人がいない状態だ…早く帰ってきてくれ紗夜さん…

 

蒼「どうって…」

 

あれ?翌々考えたら、友希那さんにとって俺はどういう存在なんだろ?

 

リサ「どうしたの?」

 

蒼「あ、いえ。なんでもありません。どう思っているか…そうですね、理解者ですかね」

 

リサ「理解者?」

 

蒼「えぇ、貴女達も同じですよ。俺の過去を知っても変わらず接してくれる。理解者ですよ」

 

この人たちはあいつらとは違う。体だけしか見ていないあいつらとは…

 

紗夜「持ってきました」

蒼「あぁ、ありがとうございます」

紗夜「何を作るのですか?」

リサ「確かに汎用性が高い食材ばっかりだけど?」

 

蒼「お昼はこのパンを使います。それと、あとはお楽しみにしておいてください」

 

リサ「?」

紗夜「?」

_________________

~友希那side~

 

燐子「えっと…砂糖はあった。塩は…」

 

私達は彼から渡されたメモをみて、調味料を探している

 

あこ「りんりんこれじゃない?」

燐子「それだよ…あこちゃん」

友希那「あとは?」

燐子「あとは…小麦粉ですね」

あこ「これかな?」

燐子「それは片栗粉だよ」

友希那「これは?」

燐子「それは強力粉ですね」

 

これも違うみたいね。粉なんてどれも一緒じゃない

 

燐子「では…無い物を伝えますね。他にほしいものはありますか?」

 

あこ「あこ、アイスが欲しい~」

燐子「友希那さんは?」

友希那「私は特にないわね」

 

~蒼side~

 

蒼「えっと、小麦粉とケチャップとアイスね」

 

燐子さんから足りないものやほしいものが送られてきた

 

リサ「アイスね~確かにこうも暑いと食べたくなるよね~」

紗夜「速く買って帰りましょう。練習をしないといけないので」

蒼「分かりました。ちゃっちゃと選んで帰りましょう」

 

~帰り~

 

リサ「でね~その時紗夜が…」

紗夜「今井さんその話は…///」

リサ「いいじゃん別に蒼はあの時いなかったんだし」

 

この前、リサさんがいないときの話を聞いている。聞けば聞くほどこの人の存在がRoseliaに必要に思った。

 

蒼「その出来事を元に陽だまりロードナイトが出来たのですね」

 

紗夜「そうです、蒼さんのバンドはどうですか?」

蒼「うちのバンドですか?」

 

言われてみれば、そんなことあったかな?

 

蒼「なかったと思いますよ。たぶんですが」

リサ「あっそっか、記憶がないのだったね」

紗夜「すみません…気が付きませんでした」

 

蒼「別に構いませんよ、これから思い出せばいいのですから」

 

今、左腕に違和感が…

_________________

 

~台所~

 

蒼「さてと、作りますか」

リサ「何を作るの?」

 

蒼「少し、お昼の時間が過ぎたので、ホットドックでも作ろうかと」

 

リサ「いいね!簡単に食べることもできるし」

 

~友希那side~

 

紗夜「楽しそうに料理をしていますね」

燐子「はい…あんな蒼さん…初めてです」

友希那「えぇ、初めて見るわね」

 

でも何かしら?このもやもや気持ちは…

 

あこ「蒼にぃのごはんは美味しいですよ。この前もお姉ちゃんが持って帰ってきたパンも蒼にぃが作ったパンだったのですよ」

 

友希那「それは楽しみね」

紗夜「私達はお皿の準備でもしていましょうか」

友希那「そうね」

 

 

蒼「お待たせしました」

 

蒼君とリサが料理を持ってきた

 

リサ「玉ねぎのみじん切りとウインナー」

 

蒼「パンに挟んでケチャップとマスタードかけてどうぞ」

 

紗夜「ホットドックですね」

燐子「普通ですね」

あこ「蒼にぃ、このパンって蒼にぃが作ったの?」

蒼「残念ながら違うよ。でも、晩御飯は期待しといて」

あこ「う~分かった」

 

~1時間後~

 

リサ「さてと、お昼も済んだし練習しますか~」

蒼「ちょっと待ってください」

友希那「なに?」

蒼「今回はいつもと違う練習をしてみませんか?」

紗夜「どうしてですか?」

蒼「この合宿の目的に気分転換でしたよね?」

友希那「そうよ」

 

蒼「それなら練習の仕方も違う方がいいでしょう?」

 

燐子「それも…そうですね」

あこ「どんな感じにするの?」

蒼「ちょっと待ってくださいね」

 

そういって彼は部屋に入っていった

 

紗夜「どのような練習をするのでしょうか?」

リサ「さぁ~?」

 

蒼「お待たせしました」

燐子「ビデオカメラ…ですか」

あこ「カメラでどうするの?」

 

蒼「撮影するんだよ。えっと高さと距離はこれくらいで…」

 

ビデオカメラを立てかけ距離と高さを調節している…何の意味があるのかしら?

 

紗夜「どうしてそこまで低く設置しているのですか?」

 

蒼「それはですね。この距離感でなんとなく解るのではないですか?」

 

あこ「あ!分かった!」

燐子「私も…分かりました」

 

距離?確かこの距離って…

 

あこ「お客さんとの距離だ!」

蒼「正解」

リサ「どういうこと?」

 

蒼「あこの言う通り、この距離はお客さんとの距離。そしてこの高さは大体最前列のお客さんの目線」

 

リサ「言われてみれば、そうだね。最前列のお客さんと同じ距離」

 

蒼「何のためかというと、これはパフォーマンスの確認をするためです」

 

友希那「パフォーマンスの確認?」

 

蒼「そうです。お客さんがRoseliaの演奏がどんな風に見えているか気になりませんか?」

 

確かに、私達がどんなふうに演奏しているか。気にもしていなかったわ

 

蒼「では、始めてください」

友希那「えぇ」

 

♪♪♪♪~

 

~蒼side~

 

さて、今回はあえて何も言わず、録画したもので気づいてもらおう

 

 

蒼「はい、お疲れ様です。早速ですが確認しますか?」

友希那「もちろん」

 

録画したSDカードをパソコンに挿入し、再生をする

 

蒼「リサさんカメラ目線凄いですね」

リサ「仕方ないじゃん、気になるんだし」

紗夜「最前列からはこう見えていたのですね」

蒼「そうですよ。たとえばこの部分分かりますか?」

友希那「音がずれた…」

 

流石、友希那さん。一回再生をし直しただけで言い当てた

 

蒼「これの原因はカメラを意識してしまうことです」

あこ「そんなこと言われても気になるし…」

蒼「では、慣れるまで練習しましょうか」

 

紗夜「そうですね。練習は本番のように本番は練習のように…」

 

 

~3時間後~

 

6時半か…そろそろ準備でもするか。友希那さん達はまだ練習をしている。止めるのは悪い気がする、このままにしておこう。

 

 

さてと、夏だからカレーっとは安直すぎる気がする。キーマカレーにでもするか

 

 

~友希那side~

 

友希那「ふぅ~こんなものね」

リサ「今日はもう終わりにしようか」

あこ「つ、疲れた~」

燐子「おつかれ、あこちゃん」

紗夜「そういえば、蒼さんは?」

 

紗夜に言われて周りを見渡す。確かに彼の姿が見えない

 

あこ「うん?何かいいにおいが」

リサ「確かにこの匂いはカレーかな?」

紗夜「取り敢えず、食卓に向かいましょうか」

友希那「えぇ、そうね」

 

 

~食卓~

 

蒼「あ、お疲れ様です。もうすぐできるので座っていてください」

 

彼は厨房で晩御飯を作っていた。それにも手際がいいわね

 

友希那「手伝うことはない?」

蒼「大丈夫ですよ。」

友希那「でも…」

蒼「それなら、このサラダを持って行ってください」

友希那「えぇ、分かったわ」

 

 

蒼「さぁ、出来ましたよ」

 

目の前に料理が並べられる

 

燐子「キーマカレー…ですか?」

 

蒼「そう。普通のカレーだと安直すぎるので少し変えてみました」

 

あこ「わ~おいしそう」

紗夜「えぇ、本当においしそうね」

リサ「パット見た感じ普通のキーマカレーだね」

 

蒼「少し夏仕様にしてみました。リサさんなら食材がわかると思いますが…」

 

リサ「へぇ~じゃあ、当てちゃおうかな~」

 

リサ張り切っているわね、夏仕様?どういう事かしら…

 

リサ「これ、野菜を刻んで混ぜ込んでいるね?」

 

蒼「正解です、パプリカ、セロリ、ニンジン、ピーマン、ゴーヤなど 夏野菜をふんだんに使いました」

 

友希那「えっ⁉」

 

ゴーヤ…? いま彼はゴーヤって言ったかしら?

 

紗夜「ニン…ジン」

あこ「ピーマン…」

燐子「セロリ…」

蒼「あれ?皆さんどうかしましたか?」

リサ「あはは…実は…」

 

リサが私達の苦手な食べ物を彼に伝えた…終始彼は驚いていたけど

 

蒼「Roseliaは野菜が弱点ですか…」

リサ「そういうことになるね~」

 

蒼「はぁ~どうしよう。このまま皆さんに我慢して食べてもらうのは悪い気がするしかといって…ブツブツ」

 

彼がブツブツ何か言っている。何だか非常に申し訳ないわね

 

リサ「だ、大丈夫だよ!しっかり食べるから」

あこ「あこも残さず食べるよ」

燐子「わ、私も…」

紗夜「言われなかったら気が付きませんでしたし」

友希那「でも、本当においしいわね」

蒼「ほ、本当ですか?」

友希那「えぇ、本当よ」

蒼「それは良かっ…うっ!」

リサ「えっ!ちょっと…」

 

彼が左腕を押さえ、唐突に苦しみだした

 

蒼「うっ…あっくぁぁぁぁ…」

紗夜「大丈夫ですか⁉」

燐子「蒼さん!!」

あこ「蒼にぃ!どうしたの⁉」

友希那「何か!何かいるものは!」

蒼「み、水をお願いします!」

リサ「アタシ持ってくるね!」

 

リサが台所に駆けていく。

 

蒼「クッソ…収まったと思ったのに…うっく…!」

紗夜「前からも起こったことなのですか」

 

蒼「えぇ…幻肢痛です…よ。腕を失ったときに起こる…現象ですよ」

 

あこ「それって…」

燐子「いつまで…続くのですか?」

 

蒼「はぁ~あっく!!…数分もすれば収まります」

 

友希那「大丈夫?」

蒼「えぇ、落ち着いてきました」

リサ「はい、水」

蒼「ありがとうございます」

紗夜「今日はもう休んではいかがですか?」

蒼「そうさせてもらいます。では、おやすみなさい」

 

そういって彼は部屋に戻った。その後私達は食事を続けたけど、会話が一つもなかった

 

 

外伝の内容は?

  • BADEND
  • 5年後世界
  • 楓誕生まで
  • 10年後のAfterglow
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