今日はRoseliaの練習日だ。少し前に友希那と宗太が何か話していたみたいだ。
まぁその後、宗太にあれこれ聞かれたけど…
友希那「♪♪♪♪~」
今日も順調だな…でも無理してないかなぁ~
Pupuppup…
誰だ?って父からだ。どうしたんだろ?取り敢えず、スタジオから出ないとな
蒼「はい」
父『蒼か?さっき宗太君から聞いたが彼女が出来らしいな』
宗太の奴、余計なことしやがって…
蒼「そうだけど、どうかした?」
父『連れてきなさい』
蒼「へ?」
父『連れてきなさい。親として一度話をしたい、いいな?』
蒼「あ、ちょっと、ま…切れちゃった」
電話が一方的に切られた。
友希那「どうかしたの?」
休憩を入れたのだろうか?友希那がスタジオから出てきた
蒼「あぁ、実はな…」
電話の内容を友希那に伝えると
友希那「私、何かしたかしら?」
蒼「いや、ただ話をするだけだと思うよ…たぶん」
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~美竹家前~
友希那「う、すごい屋敷ね」
蒼「やっぱりそうみえるよね」
友希那「失礼がないようにしないと…」
蒼「普段通りで大丈夫だって。行くよ」
友希那「あ、ちょっと…」
友希那の待ったを遮り、門をくぐる
蒼「ただいま」
蘭「お帰り。兄さん」
蒼「あぁ、蘭。今日はお客さんを連れてきたから」
蘭「お客さん?」
友希那「お、お邪魔します」
蘭「湊さん⁉」
蒼「あぁ、詳しいことは後で話すよ。父さんは和室かな?」
蘭「え?う、ううん和室にいるよ」
蒼「そうか、じゃあ行こうか。友希那」
友希那「え、えぇ」
~和室~
蒼「父さんはいるよ」
襖を開けると、明らかに緊張している父の姿があった。
蒼「紹介するよ。彼女が湊 友希那」
友希那「初めまして…」
父「初めまして、蒼と蘭の父親です」
型苦しい挨拶だ。二人共相当緊張しているな
父「どうぞ、座ってください」
友希那「はい、失礼します」
蒼「で、話ってなに?」
父「それなんだが、蒼。少し外してくれないか?」
蒼「え?」
父「彼女と一対一で話をしたい」
蒼「まぁ、そういう事ならわかったよ」
和室から出ると…
蘭「兄さん…詳しいこと話してくれるよね?」
あ、忘れていた…
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~友希那side~
彼が部屋から出ていき…
父「君は蒼について、何処まで知っているのかな?」
友希那「彼がバンド組んでいることも左腕がないことも知っています」
父「そこまで話しているのか…」
友希那「はい、実は…」
私は話した…彼が私達のためにしてくれたことや彼をどう思っているのか
父「そうか、君になら任せても大丈夫そうだな」
友希那「それって…」
父「あぁ、少し無茶をすることが多いが支えてくれないだろうか?」
友希那「はい、任せてください」
父「そうか、それは良かった」
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~蒼side~
蒼「っというわけだ」
蘭「ふ~ん、湊さんが兄さんの彼女ね~ってえぇ!」
驚き過ぎのようだが
蘭「だってあの湊さんだよ。音楽以外興味ないって感じなのに!」
蒼「そんなことはないぞ。しっかりコミュニケーションを大切にしているし、この前なんかメンバーのためにゲームしていたし」
蘭「信じがたい情報だけど…とにかく湊さんと付き合うってことになるのね」
蒼「まぁ、父さんが許してくれるといいけど…」
母「大丈夫よ」
蒼「母さんどうしてそう思うの?」
母「友希那ちゃんだっけ?さっき覗いてきたけど、貴方たちのアルバムをお父さんと一緒に観ているわよ」
蒼・蘭「「はぁ!!」」
~30分後
はぁ~なんか今日はすごく疲れた。あの後、蘭と協力してアルバムを取り上げてどうしてそうなったのか聞くと「写真ぐらい別にいいだろう」って反省の色を感じなかった。そして今、友希那を家に送っている
友希那「なかなか素敵なお父さんだったわね」
蒼「ただの親バカだよ」
友希那「それでも、息子のために色々心配していたわよ」
一体何を話したんだよ?
後日、母が次はいつ友希那が来るのか。しつこく聞くようになった
外伝の内容は?
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BADEND
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5年後世界
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楓誕生まで
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10年後のAfterglow