諦めた夢をもう一度   作:hirag

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今回はプロローグから一年後の話です。少しだけ今作ヒロイン出ます。


0章 始まり ~Afterglow~
1話 サクラソウ


人には取り返しがつかないことをすることがある。彼だってそうだ。ずっと憧れ続けた夢を捨て、人の命を選んだそのことに悔いはない。むしろ誇りがある。

 

蒼「んぅ・・またあの日の夢か」

 

あの事故から一年。いろんなことが起こった。蘭たち幼馴染がバンドを組み。それと同時にバイトも始めた。だが、何に対してもやる気が出なくなった。家族にもバンドをしていたことがバレた。そして大きく変わったのは 左腕 を失くした。

 

この出来事で俺たちのバンド StarFifth  は解散した。

 

いや、正しく言うなら俺だけが抜けた。これでいい。これが最善なのだ、俺なんかのために夢を捨ててほしくない。影から、そう影ながらサポートすればいい そう心で決めたのに。

 

なぜあの日のこと何回も夢を見るのだろう。まだ未練があるからだろうか音楽に。ギターに。

_____________

 

今は4月中旬 桜も咲き、日光が温かい。そう思い本来あるはずの左腕を見る。今日は休み。華を生ける気にもならない、勉強もするつもりもない。新しくできたライブハウス CiRCLE のバイトは休みを取った、だからすることがない。こんな時はゆっくりするに限る。

 

蒼「9時半か珈琲でも飲みに行くか」

 

その時にドアをノックされた。この時間となると父かな? とりあえずズボンだけ履き替えて、返事をする

 

蒼「起てるよ、だれ?」

 

蘭「あたしだけど、入っていい?」

 

どうやら蘭みたいだ。うん?そうだったら早く着替えないとまずいただでさえ着替えにくいのに、裸を見られるのはヤバイ。

 

蒼「少し待って あっ・・」

 

遅かったドアの方見るとドアの隙間から蘭が顔を赤くしながら見ている。こうなったら仕方ない、左腕がないから着替えるのがキツイ手伝ってもらうしかないか。

 

蒼「すまない、着替えを手伝ってくれないか?着替えながら話聞くからいいかな」

 

蘭「うん。このあとつぐみのところ行くけど一緒に行かない?」

 

どうやら行先は同じみたい大方、作曲かテスト勉強だろう。作曲ならPCだけでも持っていくか少し聞いてみるか。

 

蒼「勉強会か?」

 

蘭「それもそうだけど、作詞が出来たから作曲したいしそれに・・兄さんが心配だから(小声)」

 

蒼「うん最後何って言った?」

 

蘭「な、何でもないから...//はい、義手」

 

顔赤くしてかわいいなぁ。じゃなくて、「心配」そう聞こえた。まだあの日のこと気にしているのかな。あの日、腕をなくした日に自分の不甲斐なさに耐え切れず自殺をしようとした。その瞬間を蘭に見られた。その日からだろうか偶に部屋に訪れるようになったのは。

 

蒼「ありがとう。先に降りていてすぐ行くから」

 

蘭「わかった。靴はいて待っているから」

 

そう言って蘭は部屋から出って行った。父にも出かけること言っておかないと。

~リビング~

蒼「父さん、少しいいかい?」

 

父「どうした蒼。蘭から出かけることはきいているが?」

どうやら蘭は先に伝えているみたいだ。昨日は喧嘩したって聞いたから心配したが今のところ問題ないようだ。

 

蒼「そう」

 

父「ああそうだ、話があるのだが帰ってきたら和室に来なさい」

 

話?義手についてか?とりあえず真剣な事が分かった、また小言を言うのだろう。

 

蒼「ああ、分かった。帰ったら和室に行くよ」

 

俺はこの時知らなかった、もう一つの希望も費えることを・・・

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~??side~

 

私はあの時に彼に命を助けてもらった。

今こうして再びスタジオで歌うことが出来るのは彼のおかげ。でも、彼について何も情報がない唯一知っている事は彼らのバンドから彼が消えたことそれだけだった。

でも、そんな彼を見つける。見つけてしっかりお礼を言う、でも唯一の手掛かりは彼の星形をした欠けたペンダントこれだけで見つけられるのかしら? いえ、今は本番に向けた練習に集中すべきだわ。

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~蒼side~

 

蒼「う~んここはこんな風にすればいいんじゃないか?」

 

今は蘭たちAfterglowメンバー各自パートの音を聞かせている。

 

モカ「お~おいいね~この音でも難しそう~」

青葉 モカ 蘭の幼馴染の一人。無類のパン好き

 

ひまり「うぅ、引けるかな?少し不安になってきた。」

上原 ひまり 同じく幼馴染。 最近はデザートの食べ過ぎで蘭たちに注意されている。

 

巴「あぁ、だがこっちは聞いている方が力強く感じるぜ」

宇田川 巴 同じく幼馴染。最近姉御肌が強くなってきているような

 

つぐみ「が 頑張らないと」

羽沢 つぐみ 同じく幼馴染。ここ羽沢コーヒー店の看板娘、生徒会に入ると言っていたが大丈夫だろうか?

 

蘭「うん、でも唐突に難易度が上がっているしこうすればどうかな?」

蘭が音楽編集アプリ状のギターの音を下げベースやドラム。リズム隊の音を上げる。

 

蒼「なるほど、いい感じだ。じゃあ、一回スタジオでこれの通りにやってみようか」

 

「「「「「うん(は~い)」」」」」

 

モカ「そういえば、あ~くん、腕大丈夫~?」

 

蒼「あぁ、今のところ大丈夫かな」

 

巴「蒼にぃ、無理してないか?」

 

蒼「大丈夫だってこの義手にも慣れてきたよ」

 

ひまり「もし手伝えることあるなら言ってよ」

 

蒼「気持ちだけ受けとるよ」

 

つぐみ「でも心配だよ。蘭ちゃんから偶に遠いところ見ているて聞いてるよ。」

蘭の奴いつの間にそんな所見たのだよ。あっ顔そらした。

 

蒼「あぁ、星を見るとあの時を思い出すのだよ。」

 

蘭「それって宗太さん達にバンドを抜けること伝えた時?」

~過去~

今でもあの時のことは忘れない。退院した時、哉汰の家向かっていた時みんなに遭遇した。バンドを抜けることを伝え、影ながら見守っていくことを伝えると劉はこう言った。

劉「わかった。だがいつか戻ってくることを待っているぞ」

この時は泣きそうになった。まだ、皆で FUTURE WORLD FES. に出ること諦めていなかった。その時に一番星を見つけた。その時誓った。 いつかみんなのもとに戻ることを

 

蒼「てね。こんなことかな」

 

ひまり「う…う…いい話ね」

 

蒼「おいおいそんなに泣くことか?」

 

モカ「ひーちゃんは涙もろいからね~」

 

巴「だな」

 

蘭「いつも通りだね」

 

つぐみ「あはは・・」

 

カラーン カラーン

つぐみ「いらっしゃいませ。あ、劉さんそれに和期さん」

 

劉「久しぶりつぐみちゃん」

 

和期「蒼、相席いいか?」

 

蒼「あぁ、俺はいいが皆は?」

蘭達は無言でうなずく。

 

和期「じゃあ、失礼するよ。腕は感覚戻ったか?」

今つけているこの能動義手は細かい作業には向くが感覚がない。このせいでギターを弾いても楽しくない、引いている感覚がない。だからギターをやめた。

 

蒼「あぁ、まだだ。宗太と二人で研究しているが進展がない。」

 

宗太と二人AIの力で感覚を作る研究をしている。今まで試作品をいくつか試すが失敗作

だった。

 

劉「そうか災難だな。あ、そうだちょっと耳貸せ」

劉が引っ張てくる、そのまま小さな声で言った。

「妹さん、かなり焦っているぞ。あとつぐちゃん、彼女も注意しておいた方がいい相当疲れがたまっていると思う。」

 

蒼「観察力が高い君が言うのだ。すこし、話を聞いてみるよ。もしもの時は手伝ってくれるか?」

 

和期「つぐちゃんのことは任せろ、もうすぐここでバイトする予定だし。」

 

蒼「そういえば来週からだな。じゃあ、なにかあったら連絡をしてくれ。バンドの方はどうだい?」

 

和期「今のところ順調だよ。でも、蒼がいないライブは楽しくないよ。」

 

劉「だな。でも俺たちは待っているぞ、もう一度同じ舞台に立てるのを」

 

あぁ、これだから俺は音楽を捨てきれないのだろ。代理でも入れればいいのに。

 

劉 和期「「代理なんて入れないからな!!」」

 

蒼「えっ、なんで」

つぐみ「言葉に出ていたよ蒼くん。」

 

珈琲をもってきたつぐみが言った。どうやら知らない間に呟いていたみたいだ

 

蒼「まいったな。」

 




次回は、たぶん再来週に更新します。

外伝の内容は?

  • BADEND
  • 5年後世界
  • 楓誕生まで
  • 10年後のAfterglow
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