諦めた夢をもう一度   作:hirag

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4話 文化祭3

~音楽室~

 

友希那「リサ、もう少し低い音を出して」

リサ「OK~」

 

入ってみるとリサと友希那が曲のセッションをしていた。おっと、どうやらこちらに気が付いたみたいだ

 

リサ「あ、蒼。お疲れ~」

友希那「来たわね」

蒼「あぁ、宗太からここにいるって聞いたからな」

友希那「そうなのね。生徒会の方は大丈夫なの?」

蒼「順調に進んでいるから、バンドの方をして来いって生徒会長に言われた。もうすぐつぐが大和さんを連れてくるはず…で、二人はどうしてここに?」

リサ「友希那がね、蒼の負担を…」

友希那「リサ‼」

リサ「あ、ごめん。気にしないで」

 

そう言われると逆に気になってしまうのだが…

 

蒼「そうか。いまはなにも聞かないでおく」

友希那「そうして、いまはそれよりも練習することが先決よ」

リサ「だね」

 

つぐみ「はぁはぁ…すみません。遅れました」

麻弥「はぁはぁ…衣装の手配に…時間がかかりました」

 

急いできたのだろうか。二人共息が上がっていた

 

リサ「大丈夫?」

蒼「俺もさっき来たばっかりだからそんなに焦らなくてよかったのに」

麻弥「そう…だったんすね」

友希那「私達も少し休憩を入れるわよ」

蒼「じゃあ、俺は少し準備に入る。あ、リサ」

リサ「なに?」

蒼「ベース点検しなくていいか?準備のついでにしておくけど?」

リサ「じゃあ、お願いしちゃおうかな」

 

 

10分後

 

リサ「いや~毎度毎度ありがとうね」

蒼「別に…これが本来の俺の仕事だから…これでよし、はい…弾いてみて……どうしてそんな目で見るんだ?」

 

友希那達全員が俺の方を見ていた。あれ?前にもこんなことがあったような

 

友希那「いえ、なんだか懐かしく思ってね」

リサ「うん…いま思えばあの時だったね。蒼の意外な一面を見れたのは」

麻弥「それにしても蒼さん、すごく器用ですね」

蒼「ギターをやっているから手先は器用ですよ」

 

言葉に出した時、ふと…懐かしく思った。

 

つぐみ「蒼くん?どうかしたの?」

蒼「いや、なんでもないよ。さぁ練習始めようか」

麻弥「そういえば、なにを演奏するんスか?」

 

そういえば二人には伝えていなかったな

 

蒼「という組み合わせだ」

 

改めて、メンバー全員に今回演奏する三曲を伝えた。悩んでいた、二曲目は今日の朝に思いついたけど…

 

麻弥「いいですね」

つぐみ「うん、少し難しそうだけど…」

リサ「うわぁ~改めて聞くと名曲ばっかりだね」

蒼「それのほうがテンション上がるだろ?」

友希那「そうね」

麻弥「あれ?蒼さんは今回、歌わないのですか?」

友希那「蒼は私とデュエットするわよ」

リサ「やっぱりね~」

つぐみ「なんとなくそんな感じがしました」

麻弥「ですよね」

 

あれ?なんでみんな知っていたような反応をしているんだ?

 

蒼「とにかく、俺とつぐはいつ生徒会に呼び出されるか分からないからすぐに練習始めるぞ」

 

 

30分後~

 

♪♪♪♪~

 

友希那「蒼!少し遅れているわよ」

蒼「了解」

 

蒼「つぐ!音外れたぞ」

つぐみ「う、うん!」

 

友希那「リサ!もう少し音を低く」

リサ「オーケー」

 

 

お、思った以上にスパルタだな今回の友希那は…でも、その分、楽しもうとしているんだな

 

友希那「少し休憩を入れましょうか」

蒼「あぁ、そうだな」

麻弥「よ、ようやくスね」

リサ「思ったよりハードだね」

つぐみ「そうですね」

 

すこし、詰め込み過ぎたようだ。皆少し疲弊している。ちょっと話しをしておくか

 

蒼「友希那、少しいいか?」

友希那「えぇ」

 

 

~リサside~

 

友希那も蒼も、楽しんで演奏しているな~アタシも負けないように頑張らなきゃ

 

つぐみ「リサ先輩」

リサ「うん?どうかした?」

つぐみ「あの二人息ぴったりですね」

麻弥「ですよね!なんだか昔から一緒に演奏していたみたい」

リサ「昔か…」

 

そういえば、小さいころ友希那と公園で遊んでいた時、男の子が花を摘んでいたっけ…今頃どうしているんだろう…あれ?なんでいまになってこんな事を思い出すんだろう?

 

蒼「サ…リサ?」

リサ「え?」

友希那「そろそろ練習再開するけど…大丈夫?」

 

すこしボーっとしていたみたい

 

リサ「う、うん!大丈夫」

蒼「そうか。じゃあ、友希那。さっきの事に注意しながらやろうか」

友希那「えぇ、分かったわ」

 

♪♪♪♪~

 

今日はこのまま放課後まで音楽室で練習をした。

 

 

~帰り道~

 

蒼「明日は各自で練習しておくように」

つぐみ「はい」

リサ「了解」

麻弥「すみません。明日はどうしても時間が…」

友希那「仕方ないわ。今日は軽く音を合わせが出来ただけで十分よ」

 

麻弥は明日、パスパレの仕事があるから練習に参加できないのは仕方ない

 

蒼「さて、ここでみんな帰り道が違うけど…どうしたものか…」

リサ「うん?どうかしたの?」

蒼「最近は不審者がうろついて危ないから誰かここで一人にする訳にはいかないからどうしたものか」

 

アタシと友希那は同じ道。だけど、つぐみも麻弥も別々の道

 

友希那「蒼、私はリサと一緒だから大丈夫よ」

麻弥「あ、自分はこの道を真っ直ぐ行けば家があるので大丈夫っス」

蒼「分かった。じゃあ、俺はつぐを送っていくよ」

つぐみ「うん…ありがとう」

蒼「じゃあ、また明日」

リサ「またね~」

 

各自各々の家に向かった。そして、今日の練習中に思い出したことを聞いてみた

 

リサ「ねぇ、友希那」

友希那「なに?リサ」

リサ「友希那は昔、小さいころ男の子が花を摘んでいたこと覚えている?」

友希那「唐突にどうかしたの?」

リサ「今日休憩中に麻弥が言った言葉でふと…思い出したんだ。昔の事を…」

友希那「覚えているわ。でも…」

リサ「でも?」

 

友希那は顎に手を添えて何か思い出そうとしている

 

友希那「でも、その子の顔を思い出せないの……最後にあの子は私達に花を渡してどこかに消えてしまったから…」

 

そう。友希那が言う通り、その子は私達に花を渡して。それ以降姿を見せることがなかった…今ではもうあの子の名前すら思い出せない…

 

友希那「今は今、過去は過去、いくら悩んだって前には進めないわ。もしあの子がこの町のどこにいても、私達は全力で演奏するそれだけよ」

リサ「そうだね!いつかあの子に会えることが出来るよね」

 

友希那「そういえば、リサのクラスが肝試しなんて意外ね」

リサ「あはは…アタシは反対だったけど多数決で決まってね…」

友希那「そうなのね。頑張ってね」

 




文化祭か…ちなみに私はステージで踊ったことがあります

外伝の内容は?

  • BADEND
  • 5年後世界
  • 楓誕生まで
  • 10年後のAfterglow
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