諦めた夢をもう一度   作:hirag

66 / 85
2章 ノーブルローズ ~約束と想い出~
EX2 思い


友希那「そんなことあったわね」

紗夜「まさか…蒼さん…」

 

蒼「怖い顔するなよ。その時は本当に何もなかったから。な?友希那」

友希那「えぇ…そうだったわね」

 

紗夜や燐子から冷たい視線を感じる。話題を変えてくれ誰か…

 

あこ「その後はどうなったんですか?」

蒼「あ、あぁその後は何もなかったよ」

リサ「蒼がまた飛行機で震えていただけだね」

 

クッキーを作り終えたリサが付け足してきた

 

蒼「その話はやめろよ。マジで怖かったんだから…」

リサ「あはは…ごめんごめん」

 

紗夜「楓さんは?」

燐子「あそこに…いますよ」

楓「♪♪♪♪~」

 

食卓で楓が鼻歌交じりでクッキーを食べていた。少し数が多いような…

 

友希那「結構な数を焼いたのね」

リサ「いやぁ~結構いい器具があるから作り過ぎちゃった☆」

 

蒼「楓、食べ過ぎたら晩ご飯はいらなくなるぞ~」

楓「うん!」

 

紗夜「愛らしいですね」

蒼「あぁ、ホントに可愛いな」

 

ピンポーン

 

玄関チャイムが鳴った。あれ?他に誰も呼んでいないはずだが…

 

友希那「誰か呼んだの?」

蒼「いや、誰も呼んでいないはずだが…」

 

_________________

 

玄関の窓口の覗くと――

 

蒼「おっと…珍しい客だ」

楓「だれ~」

 

いつの間にか楓が後ろに立っていた、さっきまでクッキーを食べていたのに

 

蒼「楓が好きな人が来たよ」

 

扉を開け、お客を招き入れる

 

蘭「久しぶり、兄さん」

蒼「どうしたんだ?来るなんて聞いてなかったけど?」

蘭「近くに来たからついでに」

 

蘭たちAfterglowは今も変わらず活動している。いや、いつも通り が正しいのかな?

この前も俺が主催したライブにも参加してくれたし、最近は絶好調のようだ

 

楓「おねぇちゃ~ん」

蘭「また大きくなったね。楓」

楓「えへへ~♪」

 

蘭に頭を撫でられて上機嫌な楓。

 

蒼「ホント楓は蘭が好きだよな」

楓「だっておねえちゃんカッコいいもん」

蘭「ありがとう」

蒼「此処ではなんだし、上がって上がって」

蘭「うん」

 

_________________

 

友希那「あら?いらっしゃい美竹さん」

 

自分も美竹なのに…昔の癖が抜けてなのか?

 

リサ「あれ?蘭じゃん」

蘭「リサさん…それにあこたちも…もしかしてあたしお邪魔でしたか?」

紗夜「いえ、そうではありませんよ」

 

燐子「昔の話を…していたのですよ」

あこ「蒼にぃ達の修学旅行の話とか」

 

蘭「どうしてそんな話に?」

蒼「その時みんな忙しくてあまり修学旅行の話もしていなかったし、いい機会だと思ってな」

蘭「確かその時は湊さんが嫌がらせを受けていませんでした」

 

蘭も昔の呼び方だし、まぁ、今は知人しかいないからいいか

 

友希那「えぇ、そうね。当時は気が付かなったわね」

紗夜「蒼さんが隠れて対処していましたよね」

 

蒼「あぁ、確かその時は 約束(あの曲) が出来たころだったな」

リサ「懐かしいね。今思えばあれがきっかけだったのかもね」

 

燐子「蒼さんにも…大きな影響がありましたね」

友希那「本当に貴方は心配かけてばっかりなんだから」

蒼「痛い!痛い!ホントあの時は悪かったって」

 

友希那が()()を抓んできた。

 

蘭「そう言えばあの人はどうなったんだっけ?」

蒼「知らない…もうどうでもいいことだから気にもしてない」

リサ「蒼…」

 

だが、アイツに感謝することは一つある。それは――

 

燐子「調子はどうですか?」

蒼「絶好調だよ!それに――」

 

左手で楓の頭を撫でる。今日もツヤツヤしているな

 

楓「う~?」

蒼「こうして娘の髪の感触がわかるからな。その点では感謝しないとな」

 

 

外伝の内容は?

  • BADEND
  • 5年後世界
  • 楓誕生まで
  • 10年後のAfterglow
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。