諦めた夢をもう一度   作:hirag

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1話 嫌がらせ

修学旅行から一週間が経ち、いつも通りの日常に異変があった。

 

Roseliaの控室に謎の包み紙があり、中にはカッターの刃が隠されていたり、他にも友希那の机の中に画びょうが入っていたり、下駄箱にネズミの死骸を入れるなど

悪趣味な嫌がらせが続いていた。

 

何とか本人には気づかれず処理をしてきたが…それも時間の問題だろう。何か手を打たなくては…

 

宗太「――蒼!」

蒼「う~ん?なんだ」

 

いつの間にか昼休みになっていたみたいだ

 

宗太「大丈夫か?」

蒼「あぁ~最近寝不足で…すこしボーっとしてた」

 

リサ「それならいいけど…」

蒼「すまない。生徒会の仕事があるから向こうで食べるよ」

リサ「うん…」

 

_________________

 

~裏庭~

 

蒼「はぁ~」

 

どうしたらいいんだろう。できればこのまま何もなければいいが…

 

蘭「あれ?兄さんこんなところで何しているの?」

蒼「別にここでゆっくりしているだけだよ」

 

蘭「相変わらず兄さんは嘘が下手だね」

蒼「どうしてそう思う?」

蘭「兄さんは嘘をつく時よく顎を触っているから」

 

細かいところよく見ているな。さてどうしたものか――

 

蒼「次のライブのセットリストどうするか悩んでいるんだな」

蘭「また嘘ついてる…本当のこと話して!」

 

流石に限界か…仕方ない少しだけ話すか

 

蒼「実はこの前の修学旅行で――」

 

 

数分後

 

 

蘭「最近、ゴミ袋の消費が多いのは悪戯の処理をしていたんだ」

蒼「そうゆうこと。ここに来れば何かいいことが思いつくと思ったが…」

 

蘭「なにも思いつかなかった…ところでこのこと湊さんは…」

蒼「修学旅行以降の事は話していない」

 

蘭「どうして?」

蒼「あと五ヶ月でコンテストだ。余計なことで集中を妨げるわけには…」

 

それにこういった処理をするのはサポーターである俺の役目だ

 

蘭「兄さん同じでしょ。今年のFWFに向けてコンテストに出るんだよね?」

 

蒼「あぁ、まだ申し込みをしていなけど…それでどうして蘭はここにいるんだ?」

 

蘭「え⁉そ、それは…」

蒼「うん?」

蘭「た、ただ歩き回っていただけだよ!」

蒼「ふ~ん」

 

気になる答え方だな。まぁ、いいか。

 

フェスか…ようやくゴールが見えてきたな

 

_________________

 

~同時刻 教室~

 

宗太「今井、どう思う?」

リサ「う~ん。やっぱり少し様子がおかしいような――」

宗太「だよな。あの様子はストレスが溜まっているかもな」

 

ここ最近、蒼の様子がおかしいし友希那も普段と変わらないし…

 

宗太「いまは様子見をするしかできないな、それにフェスに向けていろいろ考えているだろうな」

 

リサ「やっぱり、宗太達も出るんだね」

宗太「まぁな、俺たちのゴールだからな」

 

ゴール…もしかしてフェスが終わったら解散しちゃうのかな

 

宗太「お前はどうしてフェスに出るんだ?」

リサ「え⁉そ…それは」

 

昨日、紗夜も同じこと聞いていたなぁ。どうしてアタシはフェスに出るんだろう?

 

宗太「俺は――」

友希那「あら、貴方達何しているの?」

 

宗太が何か言いかけた途端、宿題を提出しに行った友希那が戻ってきた

 

宗太「何も。次の授業について話してただけだ。なぁ?今井」

リサ「え⁉う、うん 次は数学だもんね」

 

友希那「ところで蒼は何処に行ったのかしら?」

宗太「生徒会室に行ったぞ」

友希那「そう。早く昼食を取りましょう」

 

 

 

~放課後 生徒会室前~

 

 

部活を終わって、蒼がいる生徒会室に来ていたけど…

 

リサ「なんて言い出せばいいのだろう?お疲れ様?…一緒に帰らない?…う~ん…なんか違うような…」

 

蒼「あれ?リサ何してんだ?」

リサ「うわぁ!! お、脅かさないでよ~!」

 

蒼「ご、ごめん… って何か用があるのか?」

リサ「部活も終わったし一緒に帰ろうかなぁ~なんて…」

蒼「あぁ、少しだけ中で待ってくれないか?」

リサ「オッケー☆」

 

 

生徒会室に入ると大量の書類が積み上げられている。これ全部蒼がやっているのかな

 

蒼「すまない。少し散らかっているがあと少しで終わるから」

リサ「うん」

 

カタカタ…カタカタ

 

「「・・・」」

 

カタカタ…カタカタ

 

話しかけづらいなぁ…すごく忙しそうにしてるし…うん?この手紙は…

 

手紙には差出人の名前も宛先も書いてない…これどうしたんだろう

 

蒼「その手紙は開けるなよ」

リサ「え⁉どうして?」

 

蒼「開けても得がないからな、それに呪いの手紙かもしれないし」

リサ「の、呪いって…そ、そんなはずが…」

蒼「それで?何か話があるから来たんだろ?」

リサ「実は…」

 

 

数分後~

 

 

蒼「そうか…友希那が普段と変わりないか」

 

リサ「そうなのよ~そろそろFWFの申し込みが始まるのに何も言わないから、何か悩んでいるんじゃないかなって…」

 

蒼「心配なのか?」

リサ「うん…蒼は何か知らない?」

蒼「すまない…何も知らないんだ。それにまだ何かあるのんじゃないのか?」

リサ「どうしてわかるの?」

蒼「なんとなく」

 

蒼に昨日、紗夜に言われたことや宗太に言われたことを話してみた

 

蒼「何のためか…よし、片付いたし帰ろうか?」

リサ「ううん」

 

_________________

 

~帰り道~

 

蒼「それでさっきの話なんだが…俺は自分の夢を叶えるためフェスに出る。それだけは変らない」

 

リサ「夢って?」

 

蒼「自分の音が何処まで通じるか…そのためには自分の実力を示す必要がある。もし、Roseliaに負けたとしても本望だ」

 

リサ「どうして?」

蒼「負けても得るのもがあると思うから···かな?」

 

 

 

外伝の内容は?

  • BADEND
  • 5年後世界
  • 楓誕生まで
  • 10年後のAfterglow
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