諦めた夢をもう一度   作:hirag

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4話 約束

~数日後~

 

蒼「まりなさん、監視カメラの映像を見せてください」

まりな「ちょっと待ってて…」

 

宗太の見舞を終え、その足でCiRCLEに来ていた。ある手紙を携えて…

 

 

少し前

 

 

蒼「本当にそれでいいのだな?」

 

宗太「いいも何も出れないことに変わりはないさ。それに今井の詞が出来たらしいから、それなら舞台を用意してあげた方がいいだろ?」

 

そうか···出来たんだな。

 

蒼「そうだな。その方がいいかもな。話はそれだけじゃないだろ?」

宗太「チョコと一緒にこの手紙が…」

 

手紙を受け取り、中身を見るそこには――

 

 

「私を見て…私は貴方を昔から知っている。(そう)くん」

 

 

この一文だけ書かれていた。俺の事を(そう)と呼ぶやつに心当たりがない

 

宗太「お前の記憶が肝心だ。思い出せ!あの女は誰だ」

 

_________________

 

思い出せって無理言ってくれるな…取り敢えず姿を見ないと分からないし

 

まりな「お待たせ…これがあの日の記録だよ」

蒼「ありがとうございます」

 

まりな「時間はえっと…確か4時ぐらいだったような」

蒼「4時ですね分かりました」

 

こいつか…茶色の長髪、クソッ!角度が悪くて顔が見えない…

 

蒼「まりなさんもう一つの防犯カメラの映像ありますか?」

まりな「うん、あるよ。ちょっと待ってね」

 

よし!今度は顔がしっかり見える。でも、やっぱり見覚えないな。取り敢えず、この映像を宗太に…

 

蒼『こいつか?』

宗太『あぁ、こいつだな。京都で湊にチョコを渡してきたやつだ』

 

こうなったら、アイツを捕まえ――

 

宗太『お前は動くな!こっから先は警察の仕事だ。親父には話を通してるから、お前は湊の傍に居てやれ』

 

先読みされたか…だが悪いなその指示は受けない。昔を思い出すとなると…また神戸に行かないと

 

リサ「蒼!お疲れ~今日は練習?」

蒼「ううん、今日はライブの申し込みの変更をしに来ただけ」

 

リサ「大丈夫なの?右手は…」

蒼「あぁ、日常生活を送れる程度には…それより、新曲出来たって?」

 

リサ「あ、そうそう。まだ練習しないといけないけどね」

 

この前に比べたら、いつも通りのリサになっているな。

 

蒼「今日は皆で練習か?」

リサ「ううん、今日は個人練習に来たんだけど…」

 

蒼「来週の期末テスト開けにライブがある。本来、俺たちが出るはずだったが…どうだ?」

 

リサ「どうだって…みんなと相談してみないと…」

蒼「俺はリサが出たいのか聞いている。皆の意見関係なく」

 

リサ「アタシは出たい…みんなと一緒にステージに立って演奏したい!」

 

蒼「分かった。手続きはこっちでやっておくから練習してきな」

リサ「ありがとう。蒼、早速みんなに連絡しないと…」

 

蒼「それも俺がやっておく。前も言っただろ?面倒事は俺がやっておくって」

 

リサ「ううん、これだけはアタシにやらせて。やっとRoseliaのメンバーになれたんだから」

 

知らない間に大きな成長しているな。これは俺たちも負けてられないな

 

_________________

 

~Roselia控室~

 

今日はRoseliaのライブがある日だでも、俺たちはRoseliaの控室に怪しいものがないか確認しに来た。

 

ロッカーの中は事前に紗夜が調べてくれたから開けることはないだろう

 

和期「新曲楽しみだな」

哉汰「宗太は残念だね」

劉「仕方ないさ。二週間は安静にしないといけないからな」

 

アナウンス「次はRoseliaです。それではRoseliaの皆さんお願いします」

 

蒼「新曲は最後だ。それまで怪しそうなものを探すぞ」

「「「了解!」」」

 

 

5分後~

 

劉「みつからね~」

和期「今日はないんじゃね?」

 

哉汰「そろそろ、最後の曲じゃ…」

蒼「あと少し…」

 

劉「蒼。 あとは俺たちに任せろ。お前はステージの傍で聞いてやれ」

 

和期「劉の言う通り、後見てないのはあの化粧台の引き出しだけだし」

 

蒼「分かった。でも、なんかあれば連絡しろよ」

哉汰「了解」

 

_________________

 

~ステージ袖~

 

友希那「最後の一曲です。この曲は私の大切な仲間が作ってくれました。リサ」

リサ「オッケー友希那…それでは聞いてください」

 

友希那・リサ「「約束」」

 

♪♪♪♪~

 

なんとか間に合ったみたいだ。それにしてもなんだ…この温かみがある曲は···

 

ある情景が思い浮かぶ…

 

□□□□□□□□□□□□□□□□

 

⁇「わたしのパパは「バンド」やっているのよ」

⁇「バンド?なにそれ?■■もやりたーい!! あおいくんもやろうよ」

 

「ぼくはいいよ。うたもじょうずじゃないし…」

⁇「じゃあ、楽器をえんそうしましょう」

 

「それならぼくもできるかな?」

⁇「できるよ!あおいくんなら」

「やってみるよ!■■ちゃん、■■ちゃん」

 

 

□□□□□□□□□□□□□□□□

 

蒼「何だ···いまのは…昔の記憶なのか?」

 

♪♪♪♪~

 

友希那 「甘い思い出…

      きらびやかに今 零れ落ちる幸せと

リサ  「愛しい貴方…

      笑顔あふれる 優しい風景

友希那 「目覚めてゆく 私をそっと

リサ  「信じていて 最後まで

 

  「「…約束だよ!!」」

 

 

蒼「なんだ…リサの奴泣いているじゃん」

 

頬に冷たいものが伝う

 

和期「お前も泣いているじゃねーか」

 

調べ終わった和期が隣に立ちそういった

 

蒼「バ、バカ…泣いてねーし」

和期「そうかい。いい曲だな」

蒼「あぁ、シロツメクサの花言葉は 約束 又は 幸福 」

 

二人の思い出から出来た曲だな。これは…

 

友希那「ありがとう」

 

気が付いたら演奏が終わっていた。この歌は本番で聞いてよかった…

 

哉汰「蒼。行くんだね?」

蒼「あぁ、これ以上被害者出さないためにな。お前たちも気を付けろよ」

 

劉「うん。こっちの事は気にするな」

蒼「じゃあな。」

 

_________________

 

~ファミレス~

 

リサ「みんな、お疲れ様」

紗夜「お疲れ様です」

 

あこ「あこ、今日はすっごく頑張れた気がするよりんりん」

燐子「うん。私も…今日は調子が良かったよ」

 

リサ「はぁ~蒼も来ていたなら感想の一つも言ってくればいいのに」

 

リサが言った通り、彼は私達の演奏を聴いてすぐに帰って行った

 

友希那「仕方ないわよ。彼は彼で忙しいのだからそれより反省会をしましょうか」

紗夜「そうですね。まずは…」

 

Pupupu……

 

友希那「ごめんなさい」

 

着信は美竹さん?何かあったのかしら

 

友希那「もしもし」

蘭『湊さん、兄さんが明日神戸に向かいます』

友希那「え⁉」

 

創突すぎてなんのことか分からない

 

蘭『兄さんは昔の記憶を思い出すために叔父の家に向かいます』

友希那「どうしてそのことを私に…」

 

蘭『兄さんはきっと不安だと思います。記憶を取り戻してもいつも通り湊さん達に接することが出来るか。悔しいですがアタシには役不足です。だから湊さんに兄さんを託したいんです!』

 

私は彼に支えられてばっかり、彼が不安に思うのなら今度は私が彼を支えてあげる番

 

友希那「わかったわ。その役割引き受けるわ」

蘭『ありがとうございます。詳しいことは後でメールに残しますので…』

 

友希那「えぇ、分かったわ」

 

 

リサ「誰から?」

友希那「美竹さんから」

 

あこ「何かあったのですか?」

友希那「蒼が明日、記憶を取り戻すために神戸に行くみたい…」

 

リサ「えぇ⁉」

 

友希那「私は彼についていくわ」

燐子「どうしてですか?」

 

友希那「彼には数えきれないほど助けられてきた。だから私は受けた恩に報いたい」

リサ「それならアタシもついていくよ」

 

友希那「リサ?」

リサ「今回の事も蒼には助けられたからさ、アタシも蒼のため、友希那のためについていくよ」

 

紗夜「分かりました。お二人共、気を付けて行ってください」

リサ「紗夜達は?」

 

燐子「私達は…いいです。来週からテストがありますので」

あこ「あこは蒼にぃから宗太さんを看病するように頼まれているので」

 

紗夜「湊さん、今井さん。蒼さんを頼みます」

 

_________________

 

~翌日 東京駅~

 

また、友希那達に黙っていくことになるとはな…

 

蒼「みんな怒っているかな」

⁇「えぇ、怒っているわよ」

⁇「すぐ一人で抱え込むんだからね」

 

声がする方を振り向くと…いるはずがない二人が立っていた

 

蒼「友希那にリサ?どうしてここに…」

友希那「貴方のためよ」

 

蒼「は?」

リサ「今回の件でアタシは蒼に助けてもらった。だから今度はアタシたちが蒼を助ける番だよ」

 

蒼「だからってついて来「不安じゃないの?」え⁉」

友希那「記憶を取り戻すことは怖くないの?」

 

心を見透かされたようだ

 

蒼「怖くない…わけでもない。記憶が戻れば今の関係を崩れてしまうかもしれない…」

 

リサ「だから、アタシ達は来た。支えあってこそ仲間でしょ」

 

蒼「そうだな…時間だ。行こうか」

友希那「えぇ」

 




残り10

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  • BADEND
  • 5年後世界
  • 楓誕生まで
  • 10年後のAfterglow
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