諦めた夢をもう一度   作:hirag

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3話 悪夢の始まり

~カフェエリア~

 

哉汰「なるほどね」

宗太『失踪していたのか…』

 

宗太達に昨日集めた情報を伝えていた。宗太はまだ病院にいるため電話越しで話している

 

哉汰「それで…行方が分からない以上どうやって見つける?」

宗太『顔が割れているからすぐに見つかるだろう』

 

蒼「だといいがな…」

哉汰「何か引っかかることがあるのかい?」

 

失踪しているなら警察に捜査届を出してるはず…それなのに見つからないのは変だ

 

待てよ…失踪と言えば文化祭の時の子は何処に、最近姿を見てないが…

 

哉汰「可能性が低い話だけど…変装をして動き回っているとか…」

 

宗太『まさか…それはないだろ』

蒼「齋島社長と話すことが出来ればないか分かるかもな」

 

Pipipi…

 

哉汰「僕の携帯だ。ちょっと失礼…もしもし…八潮さん?」

 

宗太『にしても、明日ようやく退院か…』

蒼「長かったな」

 

宗太『本当にな…退院しても味の濃いものは避けろってさ。勘弁してくれよ』

 

電話越しにタイピング音が聞こえる。病院で何やってんだ?

 

蒼「医者がそう言うなら仕方ないさ」

哉汰「ほ、本当ですか!」

 

急に哉汰が大声をあげる。何か進展があったらしい

 

哉汰「はい…分かりました。えぇ、ありがとうございます」

 

Pi…

 

蒼「どうした?」

哉汰「月ノ森女子学園の八潮さんに、情報取集を頼んでみたらあることが分かった」

 

あること?

 

哉汰「それは…」

 

_________________

齋島光華(さいじま こうか)

 

月ノ森女子学園の3年生。普段は中々学校に姿を現さない、神出鬼没だそうだ

本人から聞き出した情報だと、薬品の研究で忙しいらしい。

 

奇妙なことに、登校してきたと思えば、毎回、顔が変わっていたらしい。

 

詳しいことは謎だが、薬品の所為なのか。顔の一部が爛れているから顔を隠しているのではないかと、校内で噂になっている。

 

だが…八潮さんが言うには、監視カメラに写っていた顔と全くの顔が違っていていたそうだ。

 

寧ろ、八潮さん曰くこの女性は行方不明になっているはずだと

 

_________________

 

蒼「顔が違うって…どうゆうことだ」

哉汰「八潮さんの他に、二葉さんや上級生に聞いてみたけど…」

宗太『監視カメラに映ったのと違うか…』

 

となると…まずい! 顔が違うってことは平然と町の中を歩き回っていることになる

 

蒼「哉汰!急いで和期達に連絡を!」

哉汰「え⁉」

 

蒼「早く!」

哉汰「う、うん」

 

蒼「宗太、聞こえていたな?」

宗太『あぁ、俺はAfterglowに連絡すればいいんだな』

蒼「頼んだ」

 

宗太との通話を終え、急ぎ、リサに電話をする

 

リサ『もしもし?』

蒼「リサ!今どこにいる?」

 

リサ『何処って家にいるけど?』

蒼「良かった。友希那は?」

 

リサ『え?さっき、蒼が呼んでるって言って家を出て行ったけど?』

 

蒼「なに?俺はそんな電話してないぞ!!」

リサ『――!?じゃあ!、その電話って…』

 

手遅れだったか!こうも行動が速いとは…

 

蒼「リサはあこたちに知らせてくれ。俺は友希那に電話する」

リサ『うん!分かった』

 

蒼「頼む…出てくれ…」

 

焦りの所為か…両手に力がこもり、一刻一秒長く感じる

 

蒼「繋がった!」

友希那?『もしもし』

 

聞こえてきた声は友希那の声に近いが少し違う声…

 

蒼「友希那…じゃないな。お前は誰だ!」

⁇『ふふ…流石、真似てみたけど…まだまだだね』

 

蒼「お前は誰だ?」

⁇『私を覚えてくれてるかな?そ・う・く・ん』

 

蒼「齋島 光華」

光華『あはは~!覚えてくれたんだ!嬉しいね~』

蒼「友希那はどうした‼」

 

ゆったりした話し方に苛立ち、怒りが込みあがり口調が強くなる

 

光華『あぁ~焦らない焦らない。今は大丈夫だよ。私のお願いを聞いてくれないと~殺しちゃうよ』

 

蒼「何が望みだ…」

光華『私の望みはあなた…あなたが来てくればいいわ』

 

何を考えてるんだ。コイツ…

 

蒼「何処に行けばいい」

 

光華『羽丘学園の近くにある。廃墟で待ってるから。早く来ないと大切な彼女を実験台にしちゃうからね~じゃあね~』

 

プープープー

 

蒼「クッソ‼」

哉汰「遅かったみたいだね」

 

蒼「あぁ、俺はこのまま奴のもとに向かう」

哉汰「僕は警察に知らせてくるよ」

蒼「あぁ、頼んだ」

 

待ってろ友希那!すぐに助けに行くからな

 

_________________

 

~廃墟~

 

うっ…ここは…

 

薬の臭いが立ち込める部屋で、私は椅子に縛り付けられていた。

 

どうしてここに…確か、蒼に呼ばれて学校に到着して待っていたら、そうだった薬を嗅がされて…

 

⁇「あれ?もう起きちゃったの?」

 

目の前には白衣を着用し、顔の一部が爛れている女性が立っていた

 

友希那「彼方は…」

光華「齋島 光華って言えばわかるかしら?」

 

この人が彼の…

 

光華「そんな怖い顔しないで~」

友希那「私を捕まえて何が目的なの?」

 

光華「私の目的は――」

 

私はこの人の計画を理解できなかった、でも···唯一言えることは――

 

 

     狂っている

 

 

この人はもうどうしようもないほどに壊れている

 

私だけじゃない蒼も殺される。それだけは避けなければ…

 

光華「そろそろ、彼も来る頃だと思うからアンタにはしばらく黙ってもらうよ」

 

その言葉を最後にスプレーのようなものかけられ、段々と意識が薄れ、やがて目の前がみるみる暗くなった。

 

外伝の内容は?

  • BADEND
  • 5年後世界
  • 楓誕生まで
  • 10年後のAfterglow
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