~病院~
看護師「順番になりましたら、お呼びしますのでそれまでお掛けください」
蒼「はい、分かりました。」
はぁ~何度健診に来てもこの空気は苦手だな。蘭大丈夫かな?あいつも巴も一回喧嘩になったら、それを止めるのに苦労するからな~
アナウンス「美竹さん、美竹 蒼さん」
そんなに待たなかったな。あの人は元気かな?
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~健診室~
??「やぁ、久しぶりだね。蒼くん」
健診室の中にはアイスグリーンの髪でボサボサ頭の男性がいた。
蒼「えぇ、4ヶ月ぶりですね。 氷川先生 最近家に帰っていますか?」
氷川先生「ボチボチだね。最近娘がバンドを組むて、聞いたからびっくりしたよ」
バンド?まさかね~
蒼「娘、紗夜さんですか?」
氷川先生「おや、知り合いかい?それよりさぁ、ここに座って話しながら検査しようか」
氷川先生が近くの椅子を出しながら言ってきた。
氷川先生「どこで出会ったのだい? はい、腕出して~」
蒼「ライブハウスです。そこでバイトをやっているので」
氷川先生の話を聞きながら左腕を出す
氷川先生「そうなんだ~キツイこと言われてないかい? ふむ、状態はいいみたいだね」
蒼「何も言われていないので、大丈夫ですよ。それに練習に熱心ですね。ほぼ毎日予約入れっているので」
氷川先生「そうなんだよ。たぶん妹に負けないように努力しているだよ。そのうち体を壊しそうで心配だよ」
妹?もしかして日菜さんのことかな?噂でしか聞かないけど、天才で変わり者としか。
蒼「同じ妹を持つ身ですからその気持ちは分かりますね」
氷川先生「なら、出来るだけ紗夜を支えてくれないか?私も妻も忙しくてね…」
蒼「出来る限りのことをしますよ。先生にはお世話になっているので」
氷川先生「それはありがたいね。 じゃあ、義手の点検するからそうだな一時間ぐらい後でまた呼ぶよ。」
蒼「分かりました。それぐらいなら僕も病院に居るので問題なさそうですね。では、また…」
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はぁ~あの人には恩があると言え面倒なことになりそうだ。そろそろ仲直りはできているかな?
「「「「「あはははは」」」」」
笑い声が聞こえるってことは仲直りできたみたいだな
蒼「よう!」
巴「蒼兄っ!」
蒼「うん?どうした?急に固まって」
モカ「あ~くん、腕はどうしたの?」
蒼「あ~腕か。今点検してもらっている」
ひまり「ビックリした。また無くしたかと思ったよ~」
無くした?あ~家に忘れてつぐの家に行ったときか
蒼「あれ以降なくさないように気を付けているよ。つぐ大丈夫か?」
つぐみ「大丈夫だよ。ごめんね心配かけて。」
蒼「全く、この際だから少し注意しとくぞ。つぐ、頑張り過ぎ、周りをよく見ろよ。なんでも自分で背負い込むな。偶には他人に頼れ。いいな?」
つぐみ「う、うん」
モカ「あ~くん、凄く怒っているね~」
蘭「倒れたことを聞いた時、和期さんに説教をしていたらしい」
蒼「ライブまであと一週間だ。それまでに新曲の仕上げや練習をしないといけない」
蘭「それに、父さんの説得」
モカ「蘭ならだいじょ~ぶ」
蘭「え、なんで」
よく見ているな、流石だなモカ
モカ「なんとなく~?」
蒼「それより。つぐ、いつ退院できるんだ?」
つぐみ「明日には退院できるよ」
蒼「そうか。なら明日から練習を再開するぞ、そうしないと本当に間に合わないからな」
蘭「急すぎない?」
巴「そうだよ、焦るのは分かるが早すぎないか?」
蒼「明後日には父さんの説得であまり時間を割けないし、そうなると明日からやるしかない」
モカ「つぐ~大丈夫?」
つぐみ「やれるだけやるよ」
あぁ、いい目になったな。今回の事をきっかけに妹達が成長するのは喜ばしいな。
蒼「そろそろ義手の点検終わったと思うから行くよ」
つぐみ「また明日、よろしくね」
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~検査室~
氷川先生「問題はなかったよ。はいどうぞ」
蒼「ありがとうございます。それで触覚は?」
氷川先生「それがまだ、できてないのだよ」
分かっていたことだが、それでも点検をするたびに。期待をしてしまう。
蒼「そうですか」
氷川先生「血糖値も正常だし、次の健診は5ヶ月後でもいいかい?」
蒼「分かりました。では、これにて失礼します。」
氷川先生「すまない。美竹君、嫌な役割を押し付けて…」
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~Cスタジオ~
♪♪♪~
この前よりいい音になってきた。これなら父さんも認めるだろう。問題はこっちだな、さて題材は決まったが花を調達しないとな。
蒼「そこまで!少し休憩しよう。」
ひまり「疲れた~」
巴「あぁ、だがやりがいがあるな」
つぐみ「そういえば、この歌詞は蒼くんが考えたの?」
蒼「いや、今回からは俺はカバー曲のアレンジしかしないことにした。」
ひまり「え、てことは」
モカ「蘭が考えた歌詞てことですな~」
蘭「うん、兄さんには無理言ってあたし一人で考えた」
蒼「さて、さっきの演奏だが。蘭、サビの部分で歌に力を入れるのは分かるが、それでギターを弾く手が少し遅れがちだ」
蘭「分かっている」
蒼「モカは、Bパートの音が少し低い、ひまりと巴の音を少し意識して弾いてみな」
モカ「りょ~か~い」
蒼「ひまりと巴は音が少し早い、もう少しゆっくりやるといい。つぐみはこれと目立った問題はないけどな頑張りすぎるなよ」
つぐみ「う、うん」
モカ「あ~くん、ツグっているね~」
蒼「ツグっている?なにそれ?」
モカ「ツグっているは、ツグっているだよ~」
巴「頑張っているってことだ」
なるほど、面白いことを考えているな。
蒼「あぁ、お前たちのためならツグっていくか」
蘭「ふふ…」
蒼「何笑っているんだよ」
ひまり「だって、蒼君からその言葉を聞くとは思わなかったよ~」
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10年後のAfterglow