やっぱりねBADENDで終わらせるのは私個人的に後味悪いので、TrueEND作っちゃいました。
BADENDの続きになりますので、見てない方は先にそちらの方を見てください
昨日、上原さんのある人物の名前を聞いた
蒼…
その人物はなにやら私と何か関りがあるみたい…
念のため、リサ達にも話してみたけど…
リサ「蒼…最近よくその名前よく聞くね」
あこ「あこもよく耳にします!りんりんは?」
燐子「特に何も…氷川さんは何か…知っていますか?」
紗夜「いえ、私も…聞いたことありません」
いったい何者なのかしら?
紗夜「それより、FWFの曲を決めませんか?」
友希那「そうね···」
結局、その人物についてこれ以上追及することを私たちはやめた
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そしてFWFを終えて、数ヵ月後の年末――
リサ「友希那~掃除はどう?」
友希那「順調よ」
私達は年末の大掃除をしていた
リサ「今年も色々あったね~」
友希那「そうね…」
リサ「高校生活も残り3か月か~」
友希那「あっという間ね」
リサ「文化祭もあったし修学旅行も…そういえば友希那はスキーに苦戦していたよね」
友希那「そうね、あの時は武崎君やリサに教えてもらったわね」
リサ「宗太か~元気にしてるかな?…あれ?」
友希那「どうかしたの?」
リサ「文化祭の時、バンド組んだよね?」
友希那「えぇ、私とリサ、羽沢さんに大和さん…」
リサ「ギターは?誰がやったの?」
友希那「誰って…あら?」
記憶を遡り、ライブの事を思い出そうとするけど思い出せない
リサ「あ、アルバム見たら何か分かるかもね」
友希那「そうね…」
リサはアルバムを取りに一度家に戻っていった
私は引き続き、部屋の掃除をしていると――
友希那「何かしら?これは…」
傷だらけの猫の仮面が押し入れから出てきた。
こんなのあったかしら?
リサ「お待たせ!その仮面は?」
友希那「さぁ?私にも分からないわ」
リサ「そうなの?じゃあ、早速…」
アルバムを広げ確かめてみる。
アルバムには私達、Roseliaの今までの写真をまりなさんが集めて作っていただいたもの
ある写真に目が留まった。その写真は私と白髪の青年が笑っていた
リサ「あれ?この人誰?」
友希那「さぁ?」
リサ「でも…この人、友希那と楽しそうに写真に写っているよ?」
友希那「……」
次のページをめくっても、白髪の青年と私達の写真が何枚も入っていた
友希那「こっちにも…」
リサ「え⁉なにこれ…?」
青年はギターを持って、私達と演奏をしている
そう言えば、一つだけ作った覚えがない曲が…
リサ「友希那?どうかしたの?」
友希那「リサ、この曲に覚えはあるかしら?」
リサ「え?[ONENESS]言われてみれば…この曲って友希那が作ったのでしょ?」
友希那「いえ、作ってないわ」
リサ「じゃあ、誰が…」
友希那「この青年の可能性が高いわね…」
この仮面と青年…何か関係が…
友希那「――ッ⁉」
頭が痺れるような感覚が…それと同時にある情景が思い浮かぶ
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『初めまして、僕の名前は――』
『貴女を見た時に一目惚れしました』
⁇『過去は過去、今は今。いくら悔やんでも、過去に戻ることはできない。向き合わないと前に進めない』
⁇『ここは先祖の墓、俺も死んだらここに眠る』
??「さぁ、始めよう。俺たちの音楽を」
蒼「友希那…君を守れて良かった」
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心にかかった靄が消え、ある人の名前が頭に思い浮かぶ
友希那「蒼…」
リサ「友希那?どうかしたの?」
友希那「リサ、私行かないといけない場所があるの」
リサ「ちょ、ちょっと友希那⁉」
私はあの場所へと向かう。彼が…蒼が眠っている場所に…
~墓所~
友希那「……」
目の前には大きな墓がある。その墓石には ‘美竹’と彫られていた
友希那「ごめんなさい。蒼…貴方の事を今まで忘れていたなんて…」
紗夜「湊さん…」
声がする方に振り向くと紗夜たちの姿があった
友希那「みんな…どうしてここに?」
燐子「今井さんに…連れてきてもらいました」
あこ「あこたちも…蒼にぃの事を思い出しました」
リサ「アタシはこの写真を見て思い出した」
リサが持っていたのは、幼い時の私達三人の写真
紗夜「私は、蒼さんから頂いたこのピックです」
紗夜が持っていたピックは、何処の店にも見たことがない物…おそらく彼が作ったものでしょう
あこ「あこは、このスコア…」
あこが持っていたのは、初めてセッションした時のボロボロのスコア…
燐子「私は…蒼さんにもらった···アクセサリーです」
燐子の手には、三日月の首飾りが握られている
これは彼のバンドの象徴するものだった
友希那「蒼…貴方は私が知らないところで、皆を支えていたのね」
紗夜「そのお墓は…」
友希那「彼がここで眠っているわ」
リサ「友希那…この写真お供えしていいかな?」
友希那「えぇきっと、彼も喜んでくれるわ」
リサが写真をお墓の前に供え、私達は手を合わせる
紗夜「でも、どうして蒼さんはこんなことをしたのでしょうか?」
あこ「それは…やっぱり、FWFの足枷にならないためですか?」
友希那「いえ、彼は誰かが悲しむことが嫌っていたわ」
そう…彼は人一倍誰かが死ぬことを嫌っていた。特に、愛する人の死を…
だけど…その気持ち今の私達にはよくわかるわ…
燐子「蒼さんなりの善意…だったと思います」
リサ「私達が前に進むために、自分の事を忘れさせる…やることが極端だよ。蒼…」
友希那「蒼…もう忘れないわ。貴方との思い出…」
紗夜「湊さん…」
リサ「さて、みんな帰ろうか」
燐子「はい…」
あこ「うん!」
私達が、お墓から去ろうとした瞬間。山から強い風が吹き抜ける。
ありがとう
その風の中で懐かしい声が聞こえた気がした
友希那「……」
リサ「友希那?どうかしたの?」
友希那「いえ、何もないわ」
ありがとう 蒼…貴方の思い決して無駄にしない。これからも私達は前に進むわ
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~ライブ会場~
リサ「友希那、いよいよだね」
友希那「えぇ、この歌が彼に届けばいいけど…」
紗夜「届きますよ。きっと…」
燐子「氷川さんの…言う通り。きっと届くと思います」
あこ「あこ、蒼にぃにも聞こえるように頑張ります」
リサ「いつになるか分からないけど…感想を聞かないとね」
友希那「そうね…」
彼が最後まで身に着けていた月のペンダントを首にかけ握りしめる
友希那「今日は彼のために歌うわよ」
「キャーキャー」
「ワーワー」
友希那「Roseliaです…まずは一曲。この曲は私に…私達にとって大切な人。天国にいる彼にこの歌を捧げます――Singing “OURS”」
♪♪♪♪~
掠めた栄光の明 瞼の裏には~♪
一つ一つ積み上げた夢への路~♪
例え目に見えなくても彼を振り向かせる。
彼に…蒼にこの声を…この歌を…私達の音を届けたい!
愛を知って(愛に賜う)~♪
支え合って(弱さを捨てて)~♪
降りみ振らずみな揺らぐ日々も~♪
今では懐かしさが込み上がってく~♪
あの時、リサが声をかけていなかったら、私達は彼と出会うことはなかった
そして…彼が命の恩人だということも恐らく知らないままだったかもしれない
広がる未来♪
ぼやけた色の上に縁取られて今彩りを見せる♪
繋がる未来へ♪
届け 私達から奏で会えた「私達の音」♪
何時でも挫けそうな時に、貴方は優しく手を伸ばしてくれた。
そんな彼と過ごしていく度に、不思議と私は彼に惹かれていった。
まっすぐ踏み出す勇気聞こえたエールが♪
奥へと響き震える自信の源に鳴った♪
時を重ね(それぞれが)♪
結びあった(パズルになる)♪
彼の思想…彼の夢も私と同じ···私達は似た者同士だった
でも、彼はいつも振り向かず前を見つめていた。その姿がとても羨ましかった。
交わる未来~♪
怖れ立ち止まる度欺きそうだった
自分にサヨナラ♪
羽ばたく未来へ~♪
捧ぐ 貴方が望む景色そして
必ず超えてくわ その先へ~♪
だから、私は目指した。彼を超え歌い続けることを···
でも、その願いは最後まで叶わなかった。
だから、私達の気持ちをこの歌にのせて…
私は彼と過ごせて幸せだったことを
♪♪♪♪
あの頃抱いた思い 導きだした現在♪
偶然か、必然か…でも♪
強い志集めて♪
また、始まる~♪
私は生きる…貴方に救ってもらったこの命の限り。
生きて貴方が見ることが出来なかったその先へ進む…
何時になるかわからないけど、また会いましょう。
――蒼
~??年後~
♪♪♪♪~
ギターの音が聞こえる。目を覚ますと一面に花畑が広がっている。ここは…
蒼「やぁ…友希那、待っていたよ」
友希那「蒼…」
そこにはもう何十年も見ていなかった懐かしい顔が――
蒼「ここで待っていて正解だった」
友希那「待たせてごめんなさい…」
蒼「構わないさ…こうして再開できたのだから…こっちにおいで」
再開した彼の左腕は義手ではなく本物の腕だった
蒼「あの歌聴こえたよ」
そう言いながら彼は薔薇を摘み何かを作り始めた
友希那「そう···よかった。貴方と···皆と思い出を込めて作った曲よ」
蒼「そうか···俺の思いは友希那に。夢は蘭に託すことが出来たようだ。よし出来た」
出来たのは青薔薇の冠。彼はそれを私の頭にのせてくれた
蒼「FWF出場おめでとう。やっぱり友希那には青薔薇がよく似合っている」
友希那「あ、ありがとう···///」
蒼「友希那。感謝するのはこっちの方だ。ありがとう俺の事を思い出してくれて···」
友希那「貴方はどうして私達の記憶を···」
蒼「俺の死で哀しむ姿を見たくなかった···それに俺の後を追われたらみんな困るだろ?」
確かに、彼を失ってから自分の無力を痛感した。そして何度も彼の後を追う事と考えていた
蒼「その腕の傷は?」
友希那「こ、これは···」
左腕の切り傷を隠す
蒼「隠さず出してくれ」
その言葉に従い左腕を蒼に見せる
蒼「深く切ったな···これは···ちょっと待ってろ」
蒼が私の腕を撫でると魔法のように傷は跡形もなくなった。
蒼「これで良し!」
友希那「ありがとう。ところで蒼···此処は何処なの?」
蒼「それは···なんとなくわかっているだろ?」
死んだ彼と再開できた事を考えれば、夢…もしくは…
友希那「天国…かしら?」
蒼「それは友希那の捉え方次第だな。夢ならば夢。死後の世界に思うのなら死後の世界になる」
友希那「何だっていいわ。貴方が居るのなら…」
蒼「そうか…俺は待った。君が来るのを···あんな別れをしたから余計にな。ようやく君の傍に居られる」
友希那「もうこの手を離さないわ。蒼…」
蒼「一緒に行こう。その前にみんなが来るのを待とうか」
友希那「えぇ、それまでは二人でこの時を過ごしましょう」
あぁ…彼がここにいる。手を伸ばせば触れられる場所に…
願うなら···次の人生も彼と共に···
~True END 終わらない絆~
いかがだったでしょうか?
以上で諦めた夢をもう一度完結になります。
私事になりますが、連載して丁度一年になります。
最後まで書くことが出来たのも皆さんのおかげです
本当にありがとうございました
因みに前回の謎の答えは[Roselia]でした。
外伝の内容は?
-
BADEND
-
5年後世界
-
楓誕生まで
-
10年後のAfterglow