諦めた夢をもう一度   作:hirag

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前回あと2つで完結だと思っていましたが今回で終わりです。


6話 覚悟

 

 

~美竹家~

 

さて、この時が来た。そろそろ答えを出すときが、花はよし、今日は午前中に俺が、話をつける。その後には蘭が話を付けるてはずだ。

 

いつも和室の襖を開けるときは、気が重いでも、今回は違う。

 

蒼「父さんいるのかい?」

父「あぁ、いるとも」

 

和室に入る。やっぱり、この部屋の空気は好きだ。だから譲れないこの道も

水盤花器前に置く。父は驚いた顔をしている。このことは予測していないだろう。

 

 

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父「どういうつもりだ?なぜ、義手を付けていない?」

 

蒼「この前父さんは、好きなことをしろ、と言った。だから俺は俺で好きなことをする、その覚悟を今から示す」

 

水盤花器の中にドウダンツツジを中心に適切なサイズに切る。足で押さえて、これは腕がない俺からしては仕方ない。そして盆栽これを手に入れるに結構時間がかかった。意外とキツイ腕がないだけでこんなに違いが出るとは…

 

蒼「よし、出来た」

父「…見事だ。作品の名はなんだ?」

 

蒼「光と影。ドウダンツツジを光に見立て、盆栽を影に…」

 

父「これは、お前達だな? ドウダンツツジはお前、盆栽は蘭と言ったところか?」

 

流石、俺の心なんて見透かされたか。でも…

 

蒼「半分正解。もう半分は逆でもある、まぁ詳しいことは後でわかるよ」

 

父「分かった。お前の覚悟は分かった。だが、ほかにやりたいこともあるだろう?華道を優先する事を条件だいいな?」

 

よし、俺の方はうまくいった。後は蘭の方大丈夫かな

 

蒼「ありがとう。じゃあ、ちょっと散歩してくる。」

父「あぁ、気を付けて」

 

和室を出て、着替えをするために部屋に向かうフリをし、和室の前に待機。聞き耳を立てる。

 

_____________

 

父「バンドを辞める気になったか?」

蘭「やめない。…やめたくないないから、話、しに来た」

父「…」

 

蘭「父さん。あたしはバンドをやめない。…これからもずっと、続けていく。父さんはバンドをごっこ遊びって言うけど、あたしたちは本気でやっている。」

 

いいぞ。その調子だ、もう一押しで説得できる。

 

父「口で本気と言ったところで、これまでのお前の行動を考えると納得することはできないな」

 

蘭「このチケット…父さんに…」

父「ガールズバンドジャム…? なんだこれは?」

 

蘭「ガールズバンドのイベントなんだけど、出演バンドの中にある、Afterglowってやつ…それが、あたし達。…このイベントを父さんに見に来てほしい。

 

あたし達は今、このイベントに向けて頑張っている。父さんにあたしたちの本気を見せたい。

 

見て…納得してほしい…ライブが終わったら、真剣に華道のことも考えたいと思っている。もっとちゃんと、いろんなことに向き合って答えを出していきたい」

 

 

父「なるほど、そういうことかあいつめ。わかった見に行こう。だが、私を納得させる演奏をしなかったときは考えさせてもらうぞ」

 

 

蘭「…!もちろん、納得させて見せる。そのために父さんに来てもらうんだから」

 

 

父「ふっ。威勢がいいな。思えば、はじめてだな。お前が私に自分の思いをぶつけてきたのは…蒼の影響か?」

 

蘭「そうかも、兄さんがいたからかな…」

父「よく、言ってくれたな」

蘭「別に、バンドがやりたいだけだし」

父「そうか」

 

蘭「じゃああたし、この後練習があるから…それと父さん」

 

父「なんだ?」

蘭「ありがとう…」

 

_____________

 

~蒼部屋~

 

さてと、そろそろ来るかな

 

蘭「兄さん、入っていい?」

蒼「いいぞ」

蘭「兄さん、ありがとう」

蒼「蘭…おいで」

蘭「う、うん…」

蒼「泣きたいときは泣けばいい…皆には黙っとくから」

 

蘭「あ、あり…がとう。兄さんがいなかったらみんなが…居なかったら。勇気を出せな…かった…」

 

蒼「よく頑張った。俺だって一人だったら中々勇気を出せなかった。…ありがとう」

 

_____________

 

~三日後 ライブ~

 

♪♪~

 

蘭「次で最後です。あたしが、道に迷った時…そばにはいつもメンバーたちがいてくれた。今、ここに立っていられるのも4人のおかげだって思っている。…みんな。あたしは、もう迷わない。どんなに迷っても、もう逃げたりしない。…だから、その気持ちを歌にして、届けたい-----!」

 

♪♪♪♪~

 

 

蒼「どうだった?」

父「この後、会いに行けるか?」

蒼「なら、今から会いに行こうか」

 

_____________

 

蒼「Afterglow…この部屋だ。どうぞ」

父「お前は入らないのか?」

蒼「今回は、いいよ。先に帰るよ」

 

 

さて、ひと段落したのは束の間。次は…先生の方を片付けるか。

 




これでAfterglowのストーリー完結です

次はLOUDER編を投稿します。

外伝の内容は?

  • BADEND
  • 5年後世界
  • 楓誕生まで
  • 10年後のAfterglow
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