気がつけば七月になっていた。時の流れとはかくも残酷で、平等だ。誰一人として、この流れに逆らうことはできない。
もしも。
もしも時の流れに逆えるヤツがいたとしたら、そいつの名前は──
A year:七月
国際トランスポーター試験を見送った。残りは十一月の試験だけだ──。
「なあ、なんで半年ごとじゃねえんだ? 微妙な時期じゃねえか」
「大学の修学時期との兼ね合いさ。それより、これで後がなくなっちゃったね、アルク」
「仕方ねえよ。どっちにしろ、半年のインターンは終えなきゃならねえしな……」
荷物をトラックに運び込む。隣に並んだモスティマも、よいしょとか言いながら働いている。見慣れた姿だ。
「知識試験は問題ないのかい?」
「……。まあ、どうにかなんだろ」
「おやおや。甘く見ていると痛い目を見るかもしれないよ? そこで落ちちゃったらどうするつもりだい?」
「…………勉強するか」
ノエルとの契約は一年間。一月に決めた予定通り、俺は一年でラテラーノを離れるつもりだ。トランスポーター資格を取得できれば、の話ではあるが。
「だが気が狂いそうになる。頭が痛くてな……」
「まあ、確かに向いてなさそうだよね。頭悪そうだし」
「お前な……。ちょっと前まで読み書きも覚束なかったんだ。進歩したんだぞ、これでも」
スラム街にノートもペンもない。最初はペンの握り方に苦戦した。今は机に座ることに苦戦している。
「十一月の試験に落ちたら、来年の七月までここにいなきゃいけないね」
「怖い話すんじゃねえよ……。俺はとっととトランスポーターになるんだって」
「私は別に構わないよ? 来年の七月まで君の教育係っていうのも」
「……マジで、なんだってお前が俺の教育やってんだ」
ラテラーノのトランスポーター組合は、国内から配達の依頼を受け、それを契約しているトランスポーターに割り振る。新たにトランスポーターを目指す若者は、普通トランスポーター以上の資格を持つものの下で半年以上の研修を積む。それがトランスポーター試験を受ける条件。
国際トランスポーター資格だとちょっとややこしくなって、一定の武力やら、各国情勢の知識やらが問われて──ああ頭痛くなってきた。これ以上は考えないようにしよう。
「私が国際トランスポーター資格を持っているからさ。忘れたのかい?」
「……マジで、モスティマ──お前何者なんだ? ただのアーツ術師じゃないのか?」
「こればっかりは私の本意じゃないよ。実はノエルに無理やり取らされたんだ」
「初耳だな……」
ノエルは、モスティマのことを変えたがっている。もっと世界やら将来やらに興味を持って、モスティマ自身が幸せを掴めることを願っている。その一環だろう。
「ま、確かに悪くない仕事だとは思うけれど……あんまり面白くないね。それに国をまたぐ配達は私もまだしたことがないんだ」
「国際トランスポーターなのにか?」
「一仕事に対して、一日じゃ済まないからね。私は一応法王親衛隊だから、あまりここを開ける訳にはいかないんだ」
「……お前、実は面倒くさがっているだろ」
「あ、ばれちゃったかい? そうだね……。まあそれもあるけどね。私は運転免許も持ってないし、移動の手段がないんだ。それもあるかな」
「……いやお前、さらっとトラック運転してるよな。嘘付くなよ」
「冗談さ。でも、トラックでこういう重たい荷物を運ぶの、私の性に合わないのは確かなんだよ。なんというか……あんまり肉体労働って好きじゃないんだよね」
「そりゃ、そんな感じはする……」
免許、免許か……。
そういや俺ずっと無免許運転だったか。流石にまずいよな……。ここで半年もお堅い連中に混じって暮らしてりゃ、多少の倫理観というか、まともさが身につく。
免許……取らなきゃまずいよな……。でも身分証いるんだよな……。俺持ってねえな……。
「ところで、俺の身分証ってどうなるんだ?」
「うーん。身分証っていうのは、その人の身元を証明するものだからね。ラテラーノで君がそれを手に入れるのは難しいとは思うけど、まあノエルがなんとかしてくれるんじゃない?」
「半年だぜ、半年。俺がラテラーノに来て半年だ。ひどい話だぜ、ほったらかしとはな」
「もうそんなに経つのか。早いものだね、時間というのは」
「全くだ。当初こそどうなるかと思ったが……。一応確認しとくけどな、俺はまだお前のことを認めちゃいねえぞ」
「ふうん、”まだ”なんだ」
「……口が滑った。なんでもねえ、忘れろ」
「私に命令できる立場なのかい? 君は。やれやれ、君にこれまでどれだけ世話を焼いてきたか、忘れるとは悲しいことだよ。いくら人は忘れる生き物とはいえ……」
「あーあー! 分かったよ! すいませんでした! ……クソ、貸しだらけの立場は弱えな」
「よろしい」
天使は性格が悪い。悪魔と言われているサルカズより、よっぽど質が悪いんじゃないかと時々思う。だが、実際世話になっているのは確かだ。何から何まで、ノエルやモスティマに助けられている。
トラックを走らせながら、モスティマが聞いてきた。
「そういえば一つ気になっていたことがあったんだった。君、あのフロストリーフという少女とはどういう関係なんだい?」
「なんだってそんなことを聞く必要がある?」
「いやあ、場合によってはロリコン罪で逮捕しなきゃいけないからさ。私だって、同僚を逮捕したくはないけど……」
「なんだ? ラテラーノにはマジでそんなふざけた罪があるのか?」
「ロリコンなんだね?」
「ちげーよ! 相棒だよ相棒! 俺がトランスポーターで、あいつが傭兵だ!」
「変な組み合わせだね」
「ああ……。実はぶっ倒れてたところを拾ってきたんだ」
「やっぱりロリコン……? いや、誘拐かな……」
「ちげえって! 人助けだっての!」
からかう気全開のモスティマにいちいち本気で反論。こっちばっか疲れる。
「まあいいさ。ああそういえば、来月にある収穫祭のこと、知ってるかい?」
「話変わりすぎだろ……。一応、概要くらいは聞いたが……」
「法王親衛隊と、まあ私たちとはあんまり関わりないけど、ラテラーノ護衛隊が主役みたいなお祭りだからね、楽しみにしているといいよ」
「祭り、ねえ。よくわからねえな」
「参加したことがないのかい?」
「ああ、ねえな。何を祝うんだ?」
「農作物の豊作さ。まあ昔ならいざ知らず、現代ではほぼ形骸化したお祝いになって、本当ははしゃぎたいだけなんだけどね。観光客も多いし、出店もたくさん出る。面白いよ、なかなかに」
「珍しいな、お前が主観でものを言うとは」
「うん、まあね……。エクシアが楽しみにしているから、私もつい、ね」
「ああ、あいつはそういうの好きそうだな」
交流は続いている。たまに射撃見せてもらったり、遊んだりしている。
「お前とエクシア、まるで正反対だがな」
「……そうだね。実は少し、あの子は苦手なんだ」
「お前の口から苦手っつー言葉が出るとはな──お、着いたか」
配達物の住所へ着いた。お仕事だ。本当はエクシアとモスティマのことについて聞きたかったが、仕事に邪魔されてしまった。
まあ仕事は大事だしな。仕方ない。
実は友人が出来た。
図書館で出会ったのだが、なかなかどうして気が合うヤツで、面白い。
友人の名前はエリエルと言って、市街に住む研究者だという。
エリエルは眼鏡を掛けた、まさにいかにも研究家って感じの男だ。仕事終わり、たまに飲みに行く程度に仲が良かった。フロストリーフの飲みの誘いを断ることになるのだが、まあ仕方ない。不満そうなフロストリーフへの対処は、また後で考えるとして。
「──それでだ、やはり僕は太ももこそが正義だと考えていて」
「待てよ、落ち着けって……。結論を急ぐな、大事なのは過程だろ?」
「しかしアルク! 今日僕は気がついてしまった、神がなぜ我々にエロスと、またそれを感じ取るための心を与えたのか!」
「まあ、話してみろよ」
「種を残すという観点から見たとき、太ももにエロさは感じないはずなんだ。別に必要がないだろう?」
「極論だがな。それで?」
「だが、現実には一定数そこに魅力を感じる人々がいる。つまり、これは生殖のためとは別の理由があると考えた訳だけど──」
エリエルは熱弁した。俺はちょっと引きつつ、このくだらない会話が楽しかった。まさかノエルなどとこんな会話はできない。
「大体防御力が無さすぎる! どうしてラテラーノ護衛隊の制服はあんななんだ! *1ふざけているとしか思えない! いいぞもっとやれ!」
「酔ってんな。だが同意するぜ。大体戦う気があんのならもっとガチガチに装備固めろよなんで素肌露出してんだよ──」
「全くだ! ああ知っているかい、噂話なんだが、傭兵派遣会社のくせにやたら絶対領域を作らせるような会社がある*2らしくて──」
ヒートアップした。一旦水を飲ませると、エリエルはクールダウンした。話が変わる。
「ああそういえば、トランスポーター試験の勉強は順調なのかい?」
「まあぼちぼちな。そっちこそ、神学の研究はどうなんだ?」
「うん、実は──堕天使に関しての考察が行き詰まっている」
「堕天使か。俺はラテラーノ出身じゃねえから、正直よくわからん」
「じゃあ説明しておこうか。堕天使はね、聖書においてたびたび登場するキャラクターなんだけど、謎が多いんだ。一般には天使が悪魔の誘惑に負けて、悪魔側の陣営に加わった存在とあるんだけど……実際の堕天使との乖離が激しくてね」
「聖書って要は神話だろ? 現実と違うのは当然だろ」
「ああ、それはそうなんだ。先民たちがいて、僕たちサンクタ族は先民を導く天使という位置づけにあるんだけどね」
堕天使ってものは、ラテラーノ人にとってそう簡単に口に出していいものじゃないらしい。
「そして、聖書で言うサタン──つまりは悪魔だね。この悪魔に対応するのがこの世界で言うとサルカズ。この世を混乱に陥れ、怠惰と衰退の世界を作り出そうとしている、という解釈だ。──僕も、連中のことが嫌いだ。サルカズは確かに悪魔なんだよ」
──俺はニット帽でツノを隠し、服で尻尾を隠している。
サルカズがラテラーノを大っぴらに歩くことはできない。それはこう言う理由だったのだと今知った。
同時に、エリエルが俺の正体を知ったらどうなるのか、ほんの少し怖くなったのは確かだ。微かに表情を硬らせるが、エリエルは気がつかない。
「で、まあ聖書の内容をそのままこの世界に対応させるなら、堕天使はサルカズ側についた天使ということになるんだけど、現実では堕天使というのは法に背いた天使になる。代表的なものは同族殺しかな」
「法か。法律ってやつか?」
「少し違う。なんていうかな……ラテラーノの法はちょっと複雑でね、二つの法があるんだ。一つは、一般的な法律。ものを盗んではいけないとか、人を騙してはいけないとか。裁判で一般的に使用されるのはこちらの法律なんだ。もう一つは、天使のための法律。聖書を基にした、天使がやってはならないこと」
「……何が違うんだ?」
「天使のための法律は、全体的に抽象的なんだ。でも具体的なものとしては、”同族を殺してはならない”とか、”悪魔と交わってはならない”とか。この悪魔っていうのはサルカズを指しているんだけど」
「よくわからねえな……」
「まあ、複雑なのさ」
エリエルはまた酒を煽った。こいつ弱いくせに酒好きなんだよな。すぐベロベロになる。もう顔とか真っ赤。天使の輪っかまで赤いように見えてくるから不思議なものだ。
「ラテラーノ聖堂から依頼があってね。その関係で、堕天使に関しての考察が必要になったんだけどさ……。もう手詰まりも手詰まり、全く解決の糸口が見えないんだこれが……。くそう、僕は天才だってのに……」
「お前それべらべら喋っていいやつか?」
「もうさ、いないかなとか思う訳だよ……。なんかそこらへんに、ツノでも生えたサンクタでもいないかなーってさ……」
いる。いるが。思いっきりいるが。
「う〜〜〜ん……。ツノの生えたサンクタか……。いたらどういうことになるんだ?」
「”鍵”を開ける手がかりなんだ……。サンクタは所詮天使だからさあ、神様の言うことには絶対従わなきゃいけないんだよ……。でも、もしサルカズとかの、別種族の血が入っていたとするなら天使でありながら自由に行動できるサンクタが生まれる……はずなんだ、僕の仮説なんだけど……」
「おいおいおい。お前……マジでそれ喋っていいやつか?」
「いいんだよ……。どうせ、知られたところでどうにもできないんだからさ……。あのねえ、正反対のもの同士の融合ってのは、完全性を表すってのが神秘学の通説でねえ、天使と悪魔のハーフなんていたら、それはもうあつらえたような神の代理人なんだよ……。でも、実物がないからさあ、所詮仮説止まりって訳……。もうだめだあ、おしまいだあ……所詮僕みたいな頭でっかちは机上の空論ばっかり得意なんだあ……ちくしょおおおおお……」
「おい、おいマジで。おいマジでやめろ。なんだ、俺は一体何を聞かされている? エリエル? ……寝やがった、信じられねえ。こいつここまで話しといて寝やがった」
今こいつモスティマの正体について迫ってなかったか?
そりゃもうほぼ答えじゃねえか。モスティマはサンクタとサルカズのハーフだって、どうやったって想像がつくじゃねえか。
えー……。いや、えー…………。もうこれ絶対そうだろ。そうなんだろ? もうこいつにモスティマ会わせてみるか?
会わせてみた。
「やあ、私の名前はモスティマ。法王親衛隊のアーツ部隊隊長なんかをやっているよ」
「──な、ななな、ツノの生えた、サンクタだって……っ!?」
「ずいぶん驚いているね。アルク、会わせたい人って、彼でいいんだよね」
「ああ。神学者をやっているエリエルだ。悪いな、仕事終わりにわざわざ」
「構わないさ、ちょうど暇だったし。それで、私に何か用かい?」
「そのツノ、間違いない! おお神よ、感謝します!」
「……こりゃだめだ」
「神学者なんだろう? まあ仕方ないさ。私の存在は、結構な衝撃だろうからね」
「お前さ、そのツノって目立たねえ?」
「目立つさ。ただ私の存在が世間に広まっても、せいぜいが噂程度だろうからね。君程度じゃない」
俺は小声でモスティマに耳打ちした。
「俺の正体に関しては秘密で頼む。そういうことで通ってんだ」
「ああ、そういうこと。ま、分かったよ。でも気をつけなよ? 嘘はいずれ暴かれるものさ」
エリエルが錯乱状態で助かった。
とりあえず俺は、エリエルを正気に戻した。
「ああ、失礼したね……。僕はエリエル、ラテラーノ神学を専攻している学者だ。その、早速だけどいくつか調査に協力してほしい。可能かな」
「構わないよ。アルクの紹介だし、可能な限りは協力しようじゃないか」
そして二人は色々と話をし始めた。気質が合うのか、まあまあ話し込み始めたので、俺はここらで退散することにした。
「俺は帰るぜ。後はゆっくりどうぞ」
「あれ、帰っちゃうのかい?」
「ああ、フロストリーフとの予定があるからな。破ったら不機嫌になっちまう」
「ふふ、ちゃんと機嫌をとってあげなよ。それじゃあね」
「アルク、感謝するよ! このお礼はいつか必ず」
ひらひらと手を降って喫茶店を後にする。仕事終わりの夕方から夜は、フロストリーフと一杯やる約束だ。
俺はいつもの居酒屋に入る。フロストリーフはすでに座っていた。なんなら常連だ。
「おう」
「ああ、来たか。待ちくたびれたぞ」
机には空のジョッキが並んでいた。ガキの飲む量じゃないが、よほど悪酔いしないかぎりは口出すことじゃない。
「悪いな。寂しかったか?」
「いいや、別に。全くそんなことはなかった。何も気にするな、私は一人でも平気だ」
「……悪かったよ。ほら、機嫌なおせ、乾杯しようぜ」
「ふん、アルクはあの女の方が大切なんだ」
「はは、お前もちょっと大人なセリフを使うようになったなあ。ガキの成長は早いもんだ。お前、結構身長も伸びたか?」
「子供扱いするなといつも言っているだろう。全く、私だっていつまでも子供じゃないんだ」
「子供さ。ああ、友達もできたんだろ?」
「アルクが無理やり私を大学付属の中等部に編入させたからな。全く、腕ばかり鈍って仕方がない。それに退屈だ」
「くく、まあ時期的に半年くらいしかいられねえんだ。我慢しろよ、それに学校も悪いことばかりじゃねえ……らしいぞ? 俺は行ったことねえからわかんねえけど」
「相棒の腕が鈍るのは構わないのか?」
「しばらく戦いの予定はねえし、たまに親衛隊の任務は入るだろ? 平和なうちだけだ、こんなことしてられるのはな」
「学費はアルクの給料から出ているだろう。借りを作るのは、少しもやもやする。私はアルクの子供じゃないんだ」
「分かってるさ」
ぽんぽんと、からかうように頭を撫でる。
別に親じゃなくたって、ガキの幸せくらいは願ったっていいだろ、別に。
フロストリーフの実力は親衛隊に十分評価されている。最低限の体力維持はしているみたいだし、ちょっとぐらい隊を離れたって文句はないはず。任務はこなしているし、何より親衛隊の連中に、ガキは学校に通わせて当然という至極真っ当な倫理観が備わっていたのが幸いした。職場の理解って素晴らしいな。俺は結構マジに感動した。なんなら俺まで大学に行かせられそうになって危なかった。
俺はいいんだよ、先生に全部教わったから。
「友達とは仲がいいのか?」
「ああ。だが、色々言われる。ファッションとか、趣味とか、遊びとか……。よく分からない」
「そうか。俺もわかんねえわ」
「正直困っている。どうすればいいのか」
「なあフロストリーフ。お前が感染者だってこと、バレてねえよな」
「ああ。私はまだ体表に原石は出てきてない。問題はないさ」
「そうか、ならいい」
モスティマの言葉が脳裏をよぎった。
──嘘はいずれ暴かれるものさ。
分かってるよ。分かってる。
エリエルを騙し続けることはできない。フロストリーフは、どうやったっていずれ正体が暴かれる。
分かってるさ。分かってるけど……。
もう少しだけ、まともな人としての扱いってやつを体験してみてもいいじゃねえか。なあ。ちょっとくらい夢見せてくれよ。いいだろ、ちょっとだけだ。覚めるって分かってても、みたい夢があるんだ。
「俺たちは正体隠して生きなきゃなんねえからなあ」
「私には、いずれ原石が浮き出てくるだろう。その時周りの人々がなんて私に言うか、少し怖い」
「だなあ。お前には、ちょっと残酷なことさせてる自覚はある。けど俺はお前に知って欲しかった。穏やかな生活ってものが、普通ってどういうことか。それは俺も知らないことだからな。ちょっと羨ましいんだぜ?」
「ああ、分かっているさ。アルクの優しさぐらい、ちゃんと分かってる。どうせ後半年経てば、私たちはここを離れる。次の行き先を決めておけ、アルク。また治安隊に連れて行かれるのは、少しごめんだからな。予定はしっかり立てておけ」
「……ああ。分かってるさ」
分かってる。永遠なんてない。
今の暮らしが続けばいいと思い始めていても、それは幻想だって、ちゃんと分かってる、分かってるよ。
分かってるけどさ。なあ。
・エリエル
研究者の男性。オリキャラ。サンクタ族。
大体作者の気持ちを代弁している。ニーソ多すぎィ!
・フロストリーフ
学校に通い始めた。
儚い未来が見える見える
かわいい。
・モスティマさん
ツノが生えてるってことは……サルカズってことなんじゃないかな……?
だからとっとと資料集だせやYostarてめえ危機契約の告知なんかしてくれたせいでうちのロドスはてんやわんやだよ馬鹿野郎
さらっとデレはじめている。かわいい。
・優しさ
残酷。