99ADVENTURE   作:リカル

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W獣魂解放! 倒せマッドレオモン

☆西方ウラル大陸・要塞内部

 

 

「「はぁあああ~~~♪スッキリしたわぁ/デスぅ」」

「おー、お疲れー」

「これだけ破壊すれば最早要塞として機能しないだろう!、後は外の皆が

 

 

!!?」

 

 

ズズズズズズズズズズズズ・・・・・・・・・!!!

 

 

「ふえ"え"え"え"え"!!!」

「こ、こここんどはなななんななんっ?!」

「じ、地震か!!?」

「いや違う!、この大陸を構成するデータそのものが軋んでいるんだ!

 

帝国の不正コードによって!!!」

 

アグニモンが見据える先にある紫の空は稲光と共に崩れ始め、その残骸が鳴動する大地へと落ちていく。

 

「本来デジタルワールドに存在しないデータ!

レイド帝国はそれを用いて配下のデジモンを異常な程に強化しているがこれはあまりにも逸脱している!

このままでは・・・!」

「つまり、どういうことなん?」

「えっと、ゲームのキャラにやっちゃいけない事してすっげぇパワーアップさせたけど

それやったらゲームそのものが壊れたって、カンジか?」

「ほー、そのゲームがこの世界の事なら

そこにおるうちらは、どうなるん・・・?」

「・・・・・・・・・」

「あ、ちょっ!、双葉はん!?」

「目を反らしちゃダメデスぅうううううう!現実と向き合うんデスぅうううううう!!」

「いや!、まだ間に合う!

間に合わせるんだ!、オレ達が!」

 

 

 

 

☆西方ウラル大陸・要塞入り口付近

 

 

「あ"   ン"ぎ!   ぉぉぉっっっ」

 

 

「い、一体何が起きてるの!?

ドルガモンが倒したと思ったのに

なんで!?、あんな・・・!!」

 

崩壊の始まる紫空を飛ぶドルガモンの背で動揺する純那。

それもその筈、消滅寸前だったマッハレオモンの体が異音と共に盛り上がり始めたのだから・・・。

 

「Ir ま、づ! cooooodッ、nnn!!

まッハ、れOmon   シん化

ンマつD?、まっと!、MadLeomon !!」

 

蠢く0と1の粒子が弾け飛んだかと思うと

 

紫の体に黒いタテガミをした獅子獣人をベースに

 

両腕がチェーンソー、両肩と両足が蛇の頭の

 

異形の狂戦士・マッドレオモンがそこに居た。

 

「!、離れろニンゲン!!」

「マヒルチャン!」

「「きゃっ!?」」

「りゅ、リュー君!」

「ドルガモン!、ななを!」

「任されよ!」「うん!」

 

パートナーに放り投げられたななとまひるを

空を行く2体が各々キャッチ。

 

「Bじゃあアあアあrrrrrr!!!」

「汚っ!」「オラァ!」

 

直後、四つの蛇頭から毒液が噴射される。

地上に残ったヴォルフモンとライアモンはどうにか躱せたが、地面に落ちた毒液は見るからに危険な気体を放ちながら広がっていった。

 

「ぼ、ヴォルフモン大丈夫!?」

「ダイジョブダイジョブ☆

でも、マヒルチャン庇いながらアレ避けんのムリゲーだからそこに居てね!、マジで!」

「・・・・・・・・・ライアモン」

「ケッ」

「ななのパートナーも素直じゃないわね」

「うん?、どうしてボクを見るのかな?」

「問答はそこまでで御座る!

一刻も早くあの怪物を討たねば!《徹甲刃!》」

「んなこたァわかってらァ!《サンダーオブキング!》」

「《リヒト・クーゲル☆》」

「《パワーメタル・・・!》」

「私も!」

 

遠距離からの一斉攻撃をマッドレオモンに集中させるが

 

大半は毒液に溶かされ

 

当たった攻撃もすぐに回復され

 

実質的なダメージにはならない。

 

「回復能力も元通りってワケ・・・!?」

「そのせいかな

純那ちゃんの矢はすごく警戒してるみたい」

「うううっ!、こうなったら!」

「ダメだよ華恋ちゃん!、絶対ダメだからね!

あんなところに飛び込んじゃ!」

「マヒルチャンの言う通り、その役は君じゃない

お前だろ?、炎の!」

 

 

「《バーニング!、サラマンダー!》」

 

 

「!?、Bじゃあアあアあrrrrrr!!!」

 

突然出現した炎の竜にすぐさま毒液を放つマッドレオモン。

しかし、ソレは円を描くような動きで回避された挙げ句、高熱に炙られ蒸発していく。

毒を含んだ気体すらもだ。

 

「《サラマンダー」「《ブイブレス」

「「・・・・・・・・・!」」

 

火と熱が浄化した道を突っ走る2体と2人。

 

「ブレイク!》」

「おら!」「はっ!」

「アロー!》」

「Gyるるるルルル!」

 

炎を纏った旋風脚を、息の合ったコンビネーションを、超高熱線を

両腕のチェーンソーが受け止める。

 

「ジュンナチャン☆、たのんま!」

「ええ!」

「2人共しっかり捕まるで御座る!」

「「うん!」」

「ライアモン!!」

「ケッ!、オレサマの足引っ張んなァ!」

「今度こそ終わらせるよ!、うん!」

 

動きを止めたマッドレオモンの背に降り注ぐ矢の雨。

同時にヴォルフモンが

華恋とまひるを乗せたギンリュウモンが

ななを受け止め、騎乗させたライアモンが接近。

 

「《ツヴァイ・ズィーガー!》」

「《棒刃破ぁ!》」

「まひるちゃん!、一緒に!」

「華恋ちゃん!!!」

「《クリティカルストライク!》」

「はぁあああっ!」

「《パワーメタルッッッ!!!》」

 

純那のキラめきを埋め込まれた背中に渾身の攻撃の数々が命中した。

 

 

「《Jyuuu   O!   だケnnn!》」

 

 

『ーーーーーー!!?』

 

マッドレオモンの全身から獅子のオーラが吹き荒れたのは、その直後。

 

「み、みんなぁ!

カオルコぉ返事するデスぅうううううう!」

「なな!?、華恋!!!」

「ぅ、りゅー、くん?」

「れ、レオルモン?

あなた、私を、庇って・・・?」

「くそ!、くそぉ!

ボクは結局こうなるのかよッ!?」

 

無事なのは距離を置いていたブイドラモンと純那、ドルガモンのみ。

他は全員荒野に倒れ伏しリュウダモンとレオルモンに至っては完全に気絶している。

 

「か、かおるこ・・・・・・・・・よんでんぞ?」

「あ、ほ!、い、ま、こえ、で」

「2人共、無理はするな!」

「つっても、あっちがそれを許さないって」

「Gyるるるルルル!」

 

唯一立ち上がれたアグニモンとヴォルフモンは右左に分かれ迫るチェーンソーを押さえた。

 

「Bじゃあアあアあrrrrrr・・・!」

「!、ジュンナァアアア!!!

口を開かせるな!、射て!、射ちまくれ!」

「わかってる!、毒なんて吐かせない!」

 

ドルガモンと純那の奮闘により辛うじて蛇頭の動きを抑制するも、それも時間の問題。

 

「ふぇ?、ふえええ?

も、もしかして!、今、動けるの

ブイだけデスぅうううううう!?

む、無理デスぅうううううう!

みんなやられちゃったのに、ブイだけじゃ

絶対、絶対無理デスぅうううううう!!!」

 

 

ズズズズズズズズズズズズ・・・・・・・・・!!!

 

 

「ぁ」

 

 

より一層揺れる大地にブイドラモンの脳裏に先程の会話が甦る。

 

「(そうだ壊れちゃうんデス、このウラル大陸が

空は汚いし、ゴハンはマズいし、こき使われて

カオルコに出会って

ほっぺひっぱられて、悪口ばっか言われて

それから、それから?)

 

 

それ、から・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

 

 

どうしよう、ロクな思い出がない。

 

 

そう思い至った瞬間

ブイドラモンの中でナニカがプツンと・・・。

 

「GyaあァあアぁあAAA・・・!?」

「ぶ、ブイドラモン!?」

「ぇ?」

 

香子がうっすらと瞼を開けば、あの泣き虫で弱虫がマッドレオモンを殴り飛ばしていた。

 

「      」

「ワオッ☆、この子白目剥いてる!、怖ッ!

・・・・・・・・・古代種のオーバーライト

このタイミングで発動とか流石最速の聖騎士殿わかってらっしゃる」

「関心してる場合か!?、光の!」

「イヤイヤ

だって今近寄ったら巻き込まれるって絶対」

「       」

「ンgyっ!、ぎギggg!」

「       ふえ?」

「「あ」」

 

反撃を一切許さない猛攻。

しかし、それはブイドラモン・・・

いや、ブイモンが正気に戻った途端に止まる。

 

「《パワァアッ、メタルゥウウウ!》」

 

直後、上空から巨大鉄球が落下。

マッドレオモンを一時的に封じ込める事に成功した。

 

「これで対策を考える時間が稼げるわ!」

「うん、ただ

今ので、ボクも、もう・・・っ」

「え?、ええええええ!?」

「純那、ちゃっ!」

 

最後のチカラを振り絞った結果、ドルモンに退化し純那と共に墜落。

 

「ハイハイ☆、キャッチ!」

「うっ、ん・・・」

「あ、ありがとうヴォルフモン」

「それはこっちの台詞ね☆

お陰でオジサンも覚悟決められたから、さ」

「!、光の!?、まさか君」

「若い子達がこんだけ頑張ったんだ

ここで踏ん張んのが年長者の、始祖の務めって奴だろ?

ま、入れモンだけどね☆、アッハッハァ!」

「それはそうだが!、今のオレ達はパートナーに依存しているんだぞ!?

その状態で『アレ』を使えば!、マヒルはどうなる!?」

 

 

「・・・・・・・・・」

 

 

「逆に聞くけど、このままならフタバチャンとカオルコチャンはどうなんの?

 

ドロドロに溶かされんの?

 

ズタズタに引き裂かれんの?

 

グチャグチャに食われんの?

 

それともワンチャン帝国にお持ち帰りされるのを祈る?、その後でもっと酷い目に合うのかもしれないのに?」

 

 

「・・・・・・・・・ッ」

 

 

「それはッ、それは!」

「「ねぇ/おい」」

「露崎さん、石動さん」

 

光と炎の問答に舞台少女2人が割って入る。

 

「ったく、当時者置いて盛り上がんな!」

「双葉ちゃんの言う通りだよ!

一応、あなたと私はパートナーなんだから」

「フタバ!、これは、その・・・」

「オジサンと炎のには『奥の手』がある

ただ、それを使えば君らの身の安全は保証出来ないし最悪の可能性だってある」

「!!!?」

「でも、あの化け物は倒せるんだろ?」

「!、ああ倒せる!、必ず倒してみせる!」

「なら、やって」

 

ヴォルフモンの言葉にななは過剰な反応を見せるが本人達は落ち着いたもの。

 

「2人共・・・!」

「止めんな委員長、どの道ここであいつを止めなきゃこの大陸そのものが壊れんだッ」

「それは、困っちゃうな

もしかしたら、ひかりちゃん達がいるかもしれないのに・・・!

だから、純那ちゃんお願い」

「~~~~~~ッッッ!!!

なら約束して!、絶対無事に!

あの怪物を倒すって!」

「当然だ!

あたしとあいつの夢はこんな所で終わらせねぇ」

「元の世界に戻ったらスタァライトが

私達のキラめく舞台が待ってるんだもん

ここに居ないみんなとも一緒に帰る為に

今私に出来る事があるなら!、全部やる!」

「アッハッハァ☆、2人揃って流石だね!

行くぞ、炎の」

「ああ!、やるぞ!、光の!」

 

 

「「獣魂解放!!!」」

 

 

「・・・・・・・・・!、Gyるるるルルル!?」

 

鉄球から脱出したマッドレオモンが見たのは

 

「グルルルルルル!!!」

 

背中に刃を持つ白の装甲輝くサイボーグ狼。

 

「ギャオオオオオン!!!」

 

両腕に銃を備え燃え盛る炎の翼持つ紅蓮の魔竜。

 

「Bじゃあ!、アあアあrrrrrr!?」

「《ずびィド、ズダー・・・!》」

 

毒液を放とうとした両肩と両足の蛇頭は超高速移動で接近し、擦れ違い様に展開された刃が断つ。

 

「ギャオオオオオン!!!」

「GyaあァあアぁあAAA・・・!?」

 

すると魔竜が炎を纏いながら組つき、回復を阻害しながら更なるダメージを与えた。

 

「《ぞぉラぁレ"ぇざぁ!》」

「ン"っっあGy!」

「ギャオンッ!、グギャアアア!!」

「グルァ!」

「ちょっ、ちょっと!

何で仲間同士で攻撃し合ってるのよ!?」

 

突然マッドレオモンそっちのけで光線と炎の弾丸の応酬が始まった事に純那は戸惑いが隠せない。

 

「無駄だよ、うん・・・

今のあいつらに理性なんて残ってない」

「これが『奥の手』?

確かに、アグニモンがあれだけ躊躇うのも無理はないわ」

「多分、自分だけなら迷わず使ってただろう

でも、パートナーの事を思えば・・・

実際、かなりマズい事になってるし」

「!、そうだ露崎さんと石動さ

 

 

ひっ!?」

 

 

「ハ、ぁっ、あうう!」

「ぐ、が!?、ぐぎぃ!」

 

 

まひると双葉は

苦悶の表情を浮かべ自分で自分を抱き

必死に抑え込んでいた

 

内から沸き上がる『獣』を。

 

そんな彼女らの口から牙が覗き

手の爪が鋭く伸び始めていた。

 

「(いきが、できない!

からだが、はじけとびそう・・・!)」

「(あつい!、あつい!、あづいいいっ!

からだが、とけて、なくなんのか!?)」

「2人共頑張って!、気をしっかり持って!

あ!」

「(・・・・・・・・・あれ?、なんだろ?)」

「(ひんやりして、やわらかくて)

!、かおるこ!?、おまえなにして!?」

「何してる?、はこっちの台詞や」

「だ、メ!、はな、れて!」

「それはノンノン、だよ!

こんな苦しそうなまひるちゃんを放っておくことなんて、出来ない!」

 

まひるの手を華恋が、双葉の手を香子が握る

 

「香子!、はなせ!、たのむかラァ"・・・!」

「わタシ、もうっ

このまま、ジャ!、ナニするカわガら 」

 

 

「「なら!、そうならないようにして/せい!」」

 

 

「「!?」」

 

 

「今出来る事、全部やるんでしょ?

 

 

私達が造るスタァライトの為に!」

 

 

「そんなもんに負けてたら!

 

 

うちと一緒にッ

 

 

世界一になるなんて、夢のまた夢どす!」

 

 

「「・・・・・・・・・ッ、すぅ・・・」」

 

 

大切な存在の感触が声が彼女達の確かな指針

 

 

「キラめく、舞台がダイスキだけどッ

 

キラめく、ミンナは・・・もっと好き!」

 

 

「ダかラ!、あたしモ・・・見ツケらレた!

 

夜空にソビえる!、一・本・道ぃい!!!」

 

 

そう!、舞台少女としての!。

 

 

「99期生!、露崎まひる!」

「99期生!、石動双葉!、気合い入れて」

「しまっていこう!」

 

そのあり方がキラめきが『獣』を捩じ伏せた。

 

「露崎さん!、石動さん!」

「よかっ、たぁ!

ほんとうに、よかったよぉ・・・!」

 

異形化の消えた2人の姿に純那とななも一安心。

 

「華恋ちゃん、ありがとう!」

「後はあたしとまひるに任せとけ」

「うん!、うん!!」

「言われんでも、うちもうくたくたやし・・・

これ全部終わったらマッサージよろしゅう」

「ああ、思いっきりやってやるよ!」

「行こう!、双葉ちゃん!」

 

各々のキラめきを手にまひると双葉は光と炎の争いへと飛び込む。

 

「待たせたな、相棒!」

「ギャオオオ・・・!

フタ、バ?、!?、フタバ!」

 

 

ガン☆

 

 

「痛ッ!!?

問答無用で殴ってきたよ、この子!?」

「だって、暴れん坊のお寝坊さんはこれぐらいしないと起きてくれないって思ったから☆」

「それ下手するとそのまま昇天しちゃう奴!

ま、お陰でバッチリ目は醒めたけど☆」

 

パートナーが『獣』を押し込める事に成功した為か、紅蓮の魔竜とサイボーグ狼の瞳に理性が戻った。

 

「GyaあァあアぁあAAA!!!」

「あらま☆、オジサン達がゴタゴタしてる間に大体復活してらっしゃる」

「でも、延長戦もこの回で終わり

そうでしょ?、ガルムモン」

「香子は待たせるとうるさいからなー

ソッコー決めんぞ!、ヴリトラモン!」

「ああ!、フタバのお陰で得られたこのチカラ!

これさえあれば帝国の歪みも焼き祓える!」

 

ヴリトラモンは両腕の銃から太陽の熱線を放ちマッドレオモンの全身を炙る。

 

「《Jyuuu!、O!、だケnnn!!》」

「さっきの大技キター☆

でも、それさ

使った後ちょっぴりタメあるよね?《スピードスター・・・!》」

「えい!、やっ!」

「おらおらぁ!」

 

獅子の闘気が熱を吹き飛ばした直後、まひると双葉を乗せたガルムモンが高速で接近。

蛇頭を斬り落とし、潰していった。

 

「Gyるるるルルル!」

「あらよっと☆

やっぱ、さっきよりかは回復速度が遅い」

「まだ純那ちゃんのキラめきが背中に残ってるんだよ!」

「蛇が元に戻る前に、ここで一気に!」

「おおおおおお!、《フレイム!」

「Gy!?、Gyるるるルルル!」

 

チェーンソーに銃を刺し込むと、そのまま翼を羽ばたかせ飛び上がるヴリトラモン。

更に、空中でマッドレオモンごと錐揉み回転し炎の竜巻と化しながら宙返り。

 

「ストーーーム!!!》」

「GyaあァあアぁあAAA・・・ッッッ!!!」

 

一気に急降下し、炎上させながら脳天から地面に叩き落せば背中にある水色のヒビが大きく広がった。

 

「マヒルチャンいっちゃうよ☆《ソーラーレーザー!》」

「!、ど真ん中の、ストレート・・・!」

 

ガルムモンが口から放ったレーザービームに自身のキラめきを乗せ打ち返すまひる。

その打球は見事ヒビに直撃しマッドレオモンを貫く。

 

「Gyっ!、ぐギe!、てい、kkノo!!」

 

頭が地面に突き刺さり

穴が穿たれてもなお、狂戦士は止まらない。

 

 

「じゃあな」

 

 

だが、その悪足掻きも双葉が全力で振り降ろした

Determinater【決意】によって絶たれるのであった。

 

 

ズズズズズズズズズズズズ!!!!!!!

ズズズズズズズズズズズズ!!!!!!!

 

 

「ちょぉっ!!?、双葉はん何したん!?」

「あたしのせいかよ!?

まさか、間に合わなかったのか・・・?」

「違う!、これは!

ウラル大陸のデータが修復されているんだ!

その証拠にアレを見てくれ!!」

「そらが、空が青くなっていくデス!

太陽も!、雲も!、風も!

全部!、全部元通りデスぅううううう!!」

「大地に緑も戻っていくね、うん・・・」

 

 

ォォォン・・・!!! ァゥーーーン・・・!!!

 

 

「アッハッハァ☆、ワー君達もはしゃいじゃって

 

念願の明けだ、無理もない」

 

「ぬ、ぬぅんっ

!?、こ、これは!」

「やりやがたんだなァ、あいつら・・・」

 

レイド帝国の不正コードにより歪められてたデータが急速に復元していく様をデジモン達が感無量の表情で見つめる最中

 

 

♪♪♪♪♪ ♪♪♪♪♪ ♪♪♪♪♪♪!

 

 

「「「「「!!?」」」」」

 

 

舞台少女にとって特別なメロディが流れてきた。

 

 

「(もしかして、これで終わりなの?

 

 

みんな帰れるの?、聖翔に!

 

 

私達の本当の舞台に・・・!!!)」

 

 

 

 

 

☆東方士武大陸・鬼ヶ城

 

「ウラル大陸がニンゲンの手に堕ちたようだね」

「そうみたいだよ!、姉さん」

 

髑髏の意匠が目立つ部屋にて語り合うのは

士武大陸を統べる小柄な金の鬼と大柄な銀の鬼。

 

「キンカクモン様、ギンカクモン様」

「どうしたんだい?」

「付近の湖よりニンゲンらしきモンを見たとの通報がありました」

「へぇ、そいつは随分御機嫌な報せじゃないか」

「嬉しそうだね!、姉さん」

「ああ、嬉しいとも

 

 

ニンゲンで造った酒がどんなモンか・・・

 

 

今から楽しみでならないよ」

「任せて!、姉さん」

「頼んだよ、弟よ

さぁ!、出陣の準備をしな野郎共!

久方ぶりに狩りに出掛けるよ!!」

『ウオオオオオオ!!!』

 

 

 

 

 

 

☆東方士武大陸・朔ノ山コンゴウ一家アジト

 

「姉御!、クロさん!、てぇへんだ!」

「鬼ヶ城で大軍が動きだしたど!」

「なども、近くの湖に出たニンゲンを捕まえるって!」

「!、天堂真矢!!」

「ええ、行きましょう西條さん」

「なんだよ!、結局殴り込むんジャン!」

「不本意ながら、そうなってしまったのデシテ・・・」

「姉御!、勿論ワシと子分のコカブテリモン共も御供させて頂やす!」

『頂やす!』

「いえ、親分さん達には別行動をお願いしたいのですが」

「・・・・・・・・・」

「クロ公お前なんか負けてんジャン!」

「Tais-toi!、私はあいつに負けてない!」

「はぁーーーーーー・・・・・・・・・これ以上手がかかるのが増えないと良いのだが」

 

 

 

 

 

 

☆東方士武大陸・湖畔

 

「ヒー、おいしー?」

「うん!、美味しい!」

「ワー!、エーうれしー!」

 

 

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