99ADVENTURE   作:リカル

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士武大陸メイン回


ヒーはエーがまもるー! エリスモンの鬼退治

☆東方士武大陸・湖畔

 

「そういえば、あなたは何?」

「エー!、エーだよー!、エリスモン!」

「エリスモン・・・うん、覚えた」

「ワー!、ヒー、エーおぼえてくれたー!」

 

おなかいっぱいになったひかりはやっとハリネズミらしき謎の生き物・エリスモンとのコミュニケーションを取り始め

 

「じゃあ、おやすみ」

「おやすみー!」

 

・・・・・・・・・る、かと思いきや寝る準備を始めた。

 

 

ガサササッ ガサガサ!

 

 

その直後、辺りの木々が不自然にざわめき出し緑の鬼が姿を現す。

 

「ニンゲンみぃつけたぁ!」

「!」

「ヒー!」

「ギャィン!?」

 

ひかりに襲いかかってきた鬼・・・オーガモンの顔面に閃光を纏わせた針毛を撃ち出すエリスモン。

 

「何!?、見つけた!?」

「どこだどこだ!?」

「ッ、エリスモン!」

「ワーーー!?、エーとんでるーーー!」

「静かにして」

 

他の鬼が集まってきた事に気づいたひかりはエリスモンを引っ掴むとワイヤーを伸ばして木の上へと飛び移った。

 

「上に逃げたぞ!」

「落とせ落とせ!」

『『『覇王拳!!!』』』

「・・・・・・・・・!」

「ヒー!、エー!、たたかうー!

ヒー!、エー!、まもるー!」

「興奮しないで、針が刺さって痛いから」

「ヴー、ゴメー・・・」

 

自分達が乗る木がへし折られる寸前に別の木へと移動。

 

 

「《雷光鬼蹴》」

 

 

「ッ!!?」

「ヒー!?」

 

しかし、その途中に凄まじい衝撃に襲われ

あえなく地面に叩き落とされる。

 

「他愛ないね、ニンゲン」

「違うよ!、姉さん

姉さんが凄いんだよ!、流石姉さん!」

「ッ、・・・・・・・・・!?

(からだが、しびれて、うごけない・・・!?)」

「ヒー!?、ヒー!

ヴーーー!!!、ヴァアーーー!!!」

 

悠々とした足取りで近づく金の鬼と銀の鬼に

エリスモンは針毛を逆立てると体をボールのように丸め突進。

 

「何許可なく姉さんに近づいてんの?」

「イ"ーーー!?、はなせー!、はなせー!」

「姉さん、こいつは要らないよね?」

「ああ、変なモン混ぜて味が変わるのは困るからね」

「じゃあ消すね!、姉さん」

 

だが、銀の手に容易く抑えられてしまった。

 

 

『ぎぃぃぃやぁぁぁっ!!??』

 

 

「なんだい?」

「気をつけて!、姉さん」

「ヴェー!?」

 

しかし、森の方から異様な気配を感じとるや否やエリスモンを放って姉の元へ。

 

「今のでウチ7体は倒したジャン!」

「あらそう?、私は丁度10 」

「13はあまり良い数字ではありませんね・・・

もう他に鬼はいないのでしょうか?」

「ほんっっっとヤな女!!!」

「貴様ら好き放題が過ぎるのデシテ!

援護するこっちの身にもなるのデシテ!」

「あれは・・・クックックッ!

ワザワザそっちから来てくれたのかい?」

「とっても嬉しそうだね!、姉さん」

「ああ、嬉しいとも!

今日の酒はとびっきりのモンになりそうなんだから!」

「勝利の美酒に酔うのは勝手ですが」

「いくらなんでも気が早いんじゃない?」

「あ!、キンカクモンとギンカクモン!

あいつらなら鬼5体分にはなるから両方倒せたらウチの逆転勝ちジャン!」

「なら、尚更負けるわけにはいかないわ

あんたにもね!、天堂真矢!」

「だ・か・ら!、好き放題するな、デシテ!」

 

どこまでもフリーダムな首席と次席とアホにキレつつツッコミ役は氷の矢を放つ。

 

「《鬼炎弾!》

 

 

・・・・・・・・・お前、今姉さんを狙ったなあああ!?」

 

 

「その鬱陶しそうなのは任せるよ、弟よ」

「任せて!、姉さん、《銀角突貫!!!》」

「私を無視しないで下さい」

 

逆上する銀の鬼の片足を横から払ったのはOdette the Marvericks。

 

「!?、《逆撃炎弾!》」

「《当身返しぃ!》からの《クレッセントどーーーん!!》」

「こい、つら!、姉さんの、邪魔を・・・!」

「他人の事ばかり言ってていいの?」

 

カウンターで放たれた火の玉にグリズモンは更にカウンターを重ね、次の技へと繋げば

クロディーヌが追撃を仕掛けた。

 

「へぇ、やるじゃないか

そっちで転がってるニンゲンとその腰巾着とは違うみたいだね」

「「「当然/Bien sûr」です/ジャン」」

「貴様ら少しは気を使うのデシテ!

ホラ!、なんかあのニンゲン青くなって

ん?」

「!?、《鬼爆ぐぁあ!!?」

「姉さん!?、姉さん!、姉さ、ん"?!!」

「ウー・・・、ヒー?」

 

突如、戦場を縦横無尽に駆け巡ったのは

 

青いキラめき、BlossomBright。

 

「Bonjour♪、ひかり」

「西條さん、天堂さんも」

「状況説明は必要ですか?」

「いらない、レヴューと違うのも

それでも戦わないといけないのもわかってる」

 

 

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

ある意味テンドーとクロディーヌ以上の奴!

こいつ絶対手がかかる奴!

ニンゲンってこんなんばっかデシテ!?」

 

0と1の残滓を纏いながら無表情に告げるひかりにレキスモンは鉄仮面の下の顔を歪めながら矢をつがえる。

 

「こいつら、厄介だね弟よ」

「ごめん・・・姉さん・・・

!、でもそれならアレをやろうよ姉さん!!

そうすれば絶対に負けないよ!、姉さん!」

「帝国の洗礼を受けて以来やってないけど

大丈夫かい?、弟よ」

「勿論!

ああっ、感謝するよニンゲンとその腰巾着共!

久しぶりだ!、久しぶりに姉さんが!

 

 

ナカに入ってくれたぁあああ・・・!!!」

 

 

「「「「!?」」」」

「・・・・・・・・・!」

「ヒ、ヒー!?」

 

銀の鬼の腹部に備わるカプセル。

そこに金の鬼が入り込んだ途端、歓喜の雄叫びと共に凄まじい電流が迸った。

 

「くっ」

「ヒー!、いたいー!?

エーのせー?、ゴメー!」

「だい、じょうぶ・・・」

「別にひかりは休んでてもいいのよ?」

「ええ、私と西條さんだけでも十分かと」

「そうジャン!

なんならウチ独りでもよゆーで勝てるし!」

「自惚れるな!、デシテ!」

「撃ちたいだけ撃てばいいよ、もう姉さんに攻撃が当たる事はないんだから・・・!」

「チッ!」

 

《ティアーアロー》の連射を意に介さず突っ込んでくる銀の鬼。

 

「《当身返ジャン?!」「Quoi!?」

 

その体当たりにグリズモンとクロディーヌは跳ね飛ばされ

 

「《ムーンナイト、ボム・・・!》」

「姉さん!、姉さんがナカに!、姉さん!」

「効いていない!?、のは想定済みデシテ!

テンドー!!」

「ふっっっ!」

「へぇ、泡を目眩ましにここまで来るなんて

でも、残念

パワーアップしたのは弟だけじゃないのさ

《怒気怒鬼怒灸!》」

「!」

 

懐へ飛び込んだ真矢には電流が浴びせられた。

 

「・・・・・・・・・!」

「こいつ、剣を手放してッ」

「でも丸腰だよ!、姉さん!」

 

咄嗟にOdette the Marvericksを上に投げ避雷針代わりに。

 

「《ムーンナイト」

 

放電が弱まるや否や、天にキラめくソレを足場に

更に跳躍する兎獣人。

 

「キーーーック!!》」

「《逆げぶっ!、がは!」

「レキスモン、後で話があります・・・」

「後があればいくらでも」

 

銀の鬼が火を吹こうすれば足蹴にされて戻ってきた剣で顎を突き上げられ、更には脳天に強烈な飛び蹴りをくらう。

 

「お!、あ?」

「弟よ!」

「ねぇっ、さ!」

「あ!、やれると思ったのに!」

「そのコックピット、本物だったの?」

「ああ、いざって時は操縦してやるのさ

こうやってね!」

 

ノックアウトされた弟を体内から操る姉。

意識がある時以上に洗練された体術でグリズモンとクロディーヌを強襲

 

「!?、なっ!」

「運転中は足元をちゃんと見た方がいい」

「あああ・・・!」

「事故の元だから」

 

しようと踏み出した途端、片足に絡みついたワイヤーにより大柄な鬼のバランスが崩れた。

 

「う、うううっ」

「!、姉さん!?

姉さんが痛がってる!、苦しんでる!」

「・・・・・・・・・弟よ、こんなにコケにされたのはいつ以来だい?」 

「恐れ多くも帝国に逆らった時以来だよ!、姉さん!」

「そうだった、そうだったねぇ

すっかり忘れてたよ、この

怒りって奴をさぁあああ・・・!!!」

「あら?、まだ何か出し物があるみたい」

「何が来ようが勝つだけジャン!」

「うん、負けない

勿論、あなた達にも」

「ふふふっ、望む所です」

「デシテー」

 

倒れ伏したままだというのに尋常ではないプレッシャーを放つ鬼姉弟。

それを前に3人の舞台少女と2体のデジモンが身構えていると

 

 

「「《火電鬼爆波》」」

 

 

周囲一帯が炎と雷が蹂躙し、焼け野原と化した。

 

「!?、これは、想像以上に・・・!」

「くっ、ぁ!」

「いっっってぇ!、ジャン!」

「!?、ヒー!」

「あのニンゲン、アレを躱せたのデシテ!?

だが、それはいくらなんでも無謀!」

「・・・・・・・・・!!!」

 

所々焦げついた青い上掛けを翻し、黄金に輝く銀の鬼ギンカクモン・プロモートに急接近するひかり。

 

「見え見えだよ」

「見え見えだってさ!、流石姉さん」

「うぐ!?」

「ヒー!」

 

彼女の機動力を持ってしても今の鬼姉弟には

通用しない。

 

「ヒーはなせー!、はなせーーー!」

「弟よ」

「任せて!、姉さん《鬼炎弾》」

「ヴェーーー!?、ヴーーー!!」

「ッ!、えりす、も・・・!」

 

文字通り一捻りにされるひかりを救おうとエリスモンは懸命に針毛を飛ばすが、無造作に燃やされただけ。

 

「ひ、ー、はな、せー、!」

「うおっ!、あいつまだ動けるジャン!?」

「感心してる場合ではないのデシテ!

貴様!、もう動くな!、消えたいのか!?」

「き、え、なー!

エー、ヒー、たすけ、るー!

エー、ヒー、まも   る!!」

「・・・・・・・・・!!?」

 

灰色の毛並みを黄色の針毛を黒く炭化させながら

それでもなお、このハリネズミは諦めない。

 

「ぐ!、ぐわああああああ!!?」

「弟!?、ガッ?!、アアアアアア!!!」

 

この光景に神楽ひかりが

 

彼女のレヴュー衣装の中にずっと隠れていた

 

虹色の鉱石が変化した

 

青い本体にゴールドの意匠の神機が応える。

 

 

「おちてたー!、すくってもらったー!

 

ごはんくれたー!、あそんでくれたー!」

 

 

鬼姉弟を弾き飛ばしながら現出した青い幕。

 

 

「やわらかいてー!、あったかいてー!

 

ぜったー!、わすれなーーーーーー!!!」

 

 

その下でエリスモンの肉体《データ》は

 

より大きく、より鋭くなっていった。

 

 

「エリスモンしんかー!、フィルモーーーン!

 

エーのぜんぶー!、ヒーのためーーー!」

 

 

幕を貫くは赤い爪、体のあちこちに生えているのは大きな黄色いトゲ。

針鼠獣人フィルモンは進化を遂げるや否やひかりの落下地点に急ぐ。

 

「ヒー!、いたいー!?、だいじょぶー?」

「うん、トゲが刺さって痛い」

「ヴェーーー!?、ゴメーーー!」

「でも、ありがとうエリスモン・・・

ううん、フィルモン」

「!、エヘへー」

「くっ!、姉さんを苦しめた癖に!」

「遊んでんじゃないよ!」

「「《金銀雷鳴撃!!》」」

 

抱き合う1人と1匹目掛けて放たれる高圧電流

 

 

だが、それは白とオレンジにキラめく粒子の渦に飲み込まれた。

 

 

「「・・・・・・・・・!!!」」

 

 

互いの手を取り合って回転する真矢とクロディーヌ。

残る手に握られた刃が電流を絡め取り、更なるキラめきを放ちながら鬼姉弟へと迫った

 

このタイミングで獣人と大熊が動き出す。

 

「ニンゲン共に負けるな!、アホ熊!!」

「あったり前!、ジャン!!」

「「《クレッセントティアーズ・・・!」」

 

振りかざした熊爪に氷の矢を当て、形成させたのは凍える三日月。

 

 

「シューーーット!!!》」

「あ!、これウチも回れる奴ジャン!」

「「はぁっ!」」

 

 

レキスモンに蹴り飛ばされたグリズモンは氷の爪を構えながら空中で錐揉み回転

電流を纏う回転斬りとほぼ同時に放電中のギンカクモンプロモートに突っ込んだ。

 

「ーーーーーー!、どいつも!、こいつも!

本当の合体技を見せてやろう!、姉さん!」

「ああ!、弟よ!

最大電力、最大火力で全部消し飛ばす!!」

 

この攻撃を受けてなお

鬼姉弟の怒りはより一層増すばかり。

 

 

「「《火電」」

「《ライトニングー!」

 

 

最高潮にエネルギーが高められたタイミングで

 

 

「「鬼爆」」

「スティンガーーー!》」

 

 

腹部のコックピットに打ち込まれのは

 

 

「波  ぁ"っ"?!!」

 

 

刺したモノにエネルギーを流し込む黄色い針毛。

 

「あ、ああ!!」

「変なモノ、混ざったちゃったみたいね

困った?」

「ァッッッ!!!      ょ」

「ね、ねさん・・・?

ねえ、さん?、姉さん!?、姉さん!!?」

 

想定されたモノ以上のエネルギーを過剰に与えられ結果、コックピットのあちこちが激しくスパークし

 

 

次の瞬間   爆ぜた。

 

 

 

「姉さん!、姉さん!、姉さん!

返事をして!、姉さん!、キンカクモン姉さん!!!」

「・・・・・・・・・」

「ヴーーー!」

 

弟鬼は体内で起きた爆発も、自身の損傷も意に介さずデジタマと化した姉鬼に語り続ける。

 

「ねぇ、さっ

 

 

レイド帝国本国より緊急コードの送信を確認」

 

 

「「「「「「!!?」」」」」」

 

 

そんなギンカクモンの様子が唐突に一変。

 

「レイドプログラム、ファイナルプロテクト・・・

 

か、い?

 

全ては我々、帝国、の・・・

 

ていこく?、知るかそんなモン

 

全ては姉さんの為、その姉さんが居ないなら

 

なんのいみもない」

 

 

だが、結局は姉狂いのまま

 

 

「キンカクモン姉さん!、生まれ変わっても!

 

僕らはまた!、きょーだいにっ!」

 

 

弟鬼はコックピットの残骸

 

自分の腹部を自分の手で貫きデジタマへと還る。

 

「レキスモン、この鬼が何をしたかったのかわかりますか?」

「あいつは

帝国にデータを改竄されているにも関わらず

最後まで自分の我を通したのデシテ」

「それだけお姉さんの事が好きだったの?」

「エーのほー!、ヒーすきー!」

「フィルモン、痛い」

「(正直助かったのデシテ・・・

もしもこのサーバーへの負担を度外視して不正データが大量に送り込まれていたとしたら

 

 

ワタクシ達はおろか士武大陸全てが滅んでいた)

 

 

まぁ、つまりは元々ああゆう性格という訳なので同情の余地はないのデシテ」

「そう言いつつも、弟のデジタマを姉の近くに置くレキスモンなのでした」

「テンドー!、無駄に情感たっぷりなモノローグを入れるなーーー!」

 

 

ズズズズズズズズズズズズ!!!!!!!

ズズズズズズズズズズズズ!!!!!!!

 

 

「ッ!、地震!?、それとも新手!?」

「新手なら大歓迎ジャン!

・・・・・・・・・ん?、ちがう?、んん?、んー?」

「流石にアホの貴様でも気づけたのデシテ」

「あれは!、空が明るくなっている・・・?」

「綺麗」

「ウー?」

 

レイド帝国の侵略域管理個体を削除した事で士武大陸の空が濁った紫から吹き抜けるような青へと急速に変化。

 

「これでデータを改竄された連中も元に戻った筈デシテ

とはいえ、あの姉弟を見るに元々野心溢れる連中も多いだろうし・・・

テンドー、どうやら貴様の指示は無駄にならなさそうデシテ」

「?」

 

 

 

 

 

☆東方士武大陸・鬼ヶ城

 

「で、データが復旧していく!?」

「と、いうことはつまり!」

「あ、あの2体が倒されたってのか!?」

 

 

「「「しゃあっ!!!」」」

 

 

「今日からこの大陸はヒューガモン様がイタダキだぁ!」

「何行ってやがる!?、フーガモン様以外に士武を統べる器は居ねえ!」

「ほざけコンパチ共!、鬼の中の鬼!

オーガモン様こそが 」

「ゴチャゴチャじゃかしぃわぁ!!!

この大陸はワシがブン捕る!

そして、ワシのモンは姉御のモンじゃあああ!

文句ある奴ぁかかってこいかい!

 

 

《鉄砲!!!》」

 

 

「「「う、うわぁあああっ!?

なんだこいつぅうううううう!!?」」」

 

「うるさいべ!、おで達だってこのノリまだついてけんど!」

「んだ!、それでもコンゴウ親分はおで達の親分だべ!」

「どこまでも御共すっべ!

んで、姉御やクロさんに褒めて貰うど!」

『だからおどれら邪魔じゃあああ!!!』

「「「ぎいやああああああ!!??」」」

 

・・・・・・・・・こうして、コンゴウ親分率いる別動隊により鬼ヶ城は完全に陥落するのであった。

 

 

 

 

☆士武大陸・湖畔

 

 

♪♪♪♪♪ ♪♪♪♪♪ ♪♪♪♪♪♪!

 

 

「「「!!?」」」

「何の音ジャン?、レキスモンわかるか?」

「・・・・・・・・・いや、耳に覚えはないのデシテ」

「ヴーーー!、エーこのおとやー!」

 

突然鳴り響いた謎のメロディに3体が怪訝な顔をしている中、舞台少女達は顔色を変えて発生源を探すと

 

それは自分達の手首・・・神機から流れていた。

 

「何これ!?、画面に変なモノが」

「・・・・・・・・・次のステージ、レギオン群島にて待つ」

「天堂さん、わかるの?」

「丁寧に教えて貰いましたから

ねぇ?、レキスモン」

「一回でほぼ完全にモノにしておいて良く言うのデシテ」

「ちょっと、後で私にも教えなさいよ」

「任せるジャンクロ公!、ウチ文字全然読めないけど!」

「あんたには言ってない!」

「ヒー・・・ゴメー・・・エー・・・よめなー・・・」

「なら、一緒に勉強する?」

「!、いいのー!?、ワーーー!」

「フィルモン、トゲ、刺さってる、痛いッ」

「しかし、レギオン群島はレイド帝国の総本山

不正データの介入のし過ぎで既存のデジタルワールドの常識が通用しない無法地帯

おいそれと飛び込める場所ではないのデシテ

大体、行くにしても海を越えなくては

 

 

って!、貴様らワタクシを置いて帰るな!

 

 

寂しいだろーーーーーー!?」

 

 

 

 

 

 

☆西方ウラル大陸・要塞跡地

 

「レギオン群島にて待つ、ね・・・

怪しさ大爆発☆、だけど本当に行く気?」

「うん、このメロディが流れたのなら

私達とも何か関係がある筈だから」

「露崎さんの言う通りね

それに、帝国の本拠地だっていうなら

いずれ行かなくちゃ行けないんだし」

「君、本気で帝国潰す気かな?、うん」

「当然で御座る!、それがニンゲン!

デジタルワールドの救世主の宿命!!」

「じゃ、じゃあブイはこの辺で 」

「あらあら、どこ行くつもりなん?」

「その、なんだ、諦めろブイモン」

「いやデスぅうううううう!、これ以上付き合ってらんないデスぅうううううう!」

「す、すまないブイモン!

だが!、君とカオルコが契約を交わしたのにもきっと何か意味が 」

「そんなモンいらないデスぅうううううう!

ブイはあの青い空さえあれば充分なんデスぅうううううう!」

「ううん・・・

生まれ変わっても空馬鹿は治らなかったか」

 

 

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

「ケッ」

 

 

舞台少女とデジモンの喧騒の輪から離れ独り佇む

 

 

大場なな。

 

 

「次のステージ」

「ぬ?、華恋殿どうしたで御座る?」

「もしかしたらひかりちゃんはそこに居るのかも

ううん!、絶対居る!」

「えっと、一応聞いておくけど・・・

何を根拠にそんな断言出来るの?」

「さっき、グラグラ~ってなった時!

感じたの!、すっごい遠くから!

ひかりちゃんのキラめき!」

「そなアホな

って言えん所が華恋はんの恐ろしい所どす」

「神楽に関してはこいつの勘は馬鹿に出来ないもんな・・・」

「まるでフタバとカオルコのようだな!」

「「いらん事言わんでよろしい!/そうゆう事言わなくていい!」」

「す、すまない!」

「あははは、あ」

「?、どったのマヒルチャン」

 

 

「ぬぅうううんっ・・・!、ぬう?」

 

 

「あーあ」

「いや、だからその

あっ、察しって顔何さ!?」

 

 

 

 

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