99ADVENTURE   作:リカル

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新キャラ登場!


ワー爺の涙 はじまりの街の長老様

☆レギオン群島・廃墟エリア

停泊中デッカードラモン号付近

 

 

「《ファイアダーツ!》」

 

 

アグニモンは火を放つ

 

 

水色にキラめく矢尻に更なる熱を加える為に。

 

 

「《バーニングサラマンダー!》行け!」

 

 

アグニモンは炎の竜を操る

 

 

純白のキラめきに更なる迫力を与える為に。

 

 

「《サラマンダー!、ブレイク!》」

 

 

アグニモンは炎の蹴りを繰り出す

 

 

黄色のキラめきがみんなを守れるように。

 

 

「獣魂解放!、おおおおおお!!」

 

 

ヴリトラモンは炎の弾丸を乱れ撃つ

 

 

紫と桃のキラめきがよりキラめけるように。

 

 

「《フレイムスト 」

「Non merci」

「なっ!?」

「《笹パァンチ!、パンチパンチパンチ!》からの!《アニマルネイル!!》ジャッジャーーーン!!」

 

 

ヴリトラモンは断られた

 

 

オレンジのキラめきには。

 

 

「さっきから見てれば何なのあなた?

やる気がないなら下がってくれない?」

「お!、なんだクロ公チャンスタイムか?

じゃ!、ウチ今の内に稼いでくるジャン!」

「・・・・・・・・・もういいわ、それで」

「く、クロディーヌ!

オレは何か君の気に触る事をしてしまったのだろうか!?

だとしたら、すま 」

「それは何の為に謝ってるの?

私の為?、だったら見当違いも甚だしいわね」

「ううぅっ!」

 

 

「あーらら

ついにクロはんに見つかってしまいましたなー」

「・・・・・・・・・悪ぃ、相棒」

 

 

「人間の私にもわかるわ

あなたとまひるのパートナーの実力がここに居るデジモンの中で飛び抜けてるって事は

なのに!、周りばかり気にして全然それを生かそうとしない!」

「ひ、光のと比べられるのはオレには身に余る!

何せ、あいつは融合体にまで至ったのだから!

今、余裕をもってデッカードラモン号を防衛出来ているのも光のとマヒルが大半を倒してくれたお陰!

だから 」

「だから、何?」

「お、オレはせめて舞台少女のみんなの力に

みんなが活躍出来るようにしたいと思って」

「話にならないわね」

「!!」

「悔しくないの?、ライバルに先を行かれて」

「ら、ライバル!?、オレと光のがか!?

それは違うぞクロディーヌ!、オレとあいつは元々一つの存在だ!」

「でも、今は全く別のデジモンじゃない

生まれが似通っている分、そんな相手が上に行っているのに何とも思わない

自分は端役で終わってもいいなんて温い覚悟で

 

 

私達の舞台に、双葉の隣に立たないでくれる?

 

 

ハッキリ言ってあんたの存在は

 

 

あの子の邪魔でしかないわ」

 

 

「!!! ぬ、るい?、オレが・・・?

 

 

フタバの、じゃま?」

 

 

「双葉の夢は世界一になる事よ

その為には、この危険が満ちた異世界でだってキラめき続けないといけないのに・・・

燻ってるばかりのあんたなんかに甘やかされてなんていたら、私達との差は広がるばかりよ」

「・・・・・・・・・その、通りだ!

オレは、やはり!

フタバのパートナーに相応しくない!!」

「ッ、これだけ言われているのにどうして怒らないの?」

「怒る?、何故だ?

クロディーヌは何も間違った事を言っていないだろう?

いや!、それどころか!

フタバの行く先を案じて、不甲斐ないオレにこんなにも熱い気持ちを力強くぶつけてくれているんだ!

それの何処に怒る所がある?」

「・・・・・・・・・」

「?、クロディーヌ?

お、オレはまた何か余計な事を言ってしまったのだろうか!?

だとしたら、す

いや!、謝るのは間違いだったな!」

「・・・・・・・・・ごめんなさい、双葉

この子、私の手には負えないわ」

「こっちこそ悪かったよクロ子

やっぱ、ヴリトラモンとは・・・

フレイモンとは、あたし自身がちゃんと向き合わなきゃいけない」

「双葉はん、フレイはんって

まさか」

「うん、神楽ん所のエリスモンと同じ

 

 

心が赤ん坊なんだ、あいつ

 

 

どういう生まれしたのか聞いてたのにな・・・

あたし、ちゃんと受け止められてなかったよ」

「ええんやない?、赤ん坊なら赤ん坊で

どこぞの青瓢箪と違ってこれから育てればええだけなんやし」

「そうね、こっちの言いたい事を理解しようとする姿勢があるだけマシ

どこかの暴れん坊と違って、ね

だから、後は双葉次第よ」

「お前らは自分のパートナー見限んのはえーよ」

 

 

「おーい!、クロ公ーーー!

もう終わるジャン!、いいのか!?

ほんっっっとうにいいのかーーー!!?

ウチ勝つぞ!、このままお前に勝つジャン!

負けだぞ!?、いいのか!?、おーい!」

「どうしてこいつこのタイミングでこんな事言い出すんデス・・・?」

「流石のアホでも完全に無視されるのは堪えたようデシテ」

「ふふふっ♪、祭りはみんなで楽しむもの

らしいですから」

「もー!、クレシェモン!、ダメじゃない!

お話しながら真矢ちゃんに矢を射ったりしちゃ」

「死角から至近距離で射ってんのにヨユーで避けられてっけどなァ・・・」

 

 

オオオゥーーーン! アオンアオーン

 

 

ワオーーーウン! ケフケフッ!

 

 

「ドルグレモン、今の遠吠えは?」

「うーーーん、確か・・・

ストラビモンの方が終わった?、迎え来いで

ワー爺がはい、だったかな?」

「華恋達も無事に勝てたみたいね

でも、また軍勢が現れるかもしれないし急いで合流しないと!

みんな!、一度デッカードラモン号に戻りましょう!」

 

 

 

 

 

☆レギオン群島・廃墟エリア中心部

はじまりの街、跡地

 

「とりま、エリスモン

ジュンナチャンに会ったら何しなくちゃダメなんだっけ?」

「ウー・・・、エー、ジュー、あやまるー」

「ハイハイ☆、よく出来ました☆

んで、リュウダモン 」

「今まで大変御迷惑をかけ申した、獣の始祖殿

貴殿に配慮して貰えたお陰で拙者はなな殿達から見限られるのを紙一重で避けられたで候う・・・」

「おおうっ、何か君性格丸くなった?

後、オジサン入れ物だから!

ワー君達の真似しなくていいから!」

「はっはっはっ、これもまひる殿が殻を破ってくれた賜物で御座るよ

して、ストラビモン

 

あの棒は何で出来ているのだろうか?

鎧を徹して電脳核まで衝撃が来たのだがッ」

 

「ヴヴヴゥウウウーーー・・・!

エー、マー、もーぜったいおこらせなー!」

「ワォッ!、ワオ・・・ゥウン」

 

3体に恐怖を向けられている当の本人はというと

 

「まひるちゃーん!、まひるちゃーん!!

まーひーるーちゃーーーん!!」

「ん、ぅ、ぎゃく・・・めー・・・ふふふ♪」

「ダメ、やっぱり起きない」

「ひかりちゃんの時と一緒だねー

やっぱり、ルナモンにバシャーってやって貰わないと!」

「あれ、結構痛かった ん?」

「スズ、タル・・・ぅ、このまま・・・こーる・・・ど」

 

チーム・ホワイトここで選手の交代です

 

 

そこから一気に形勢逆転!

チーム・ホワイト強い!、チーム・ホワイト凄い!」

「うぅ!?、す、スズタ・・・ぅ・・・」

「ひかりちゃん!!?」

 

 

ロゼモンの技の影響が残っているのか未だ目覚める気配がない。

 

 

アオンアオーーーン! ケフ! 

 

 

「お、キタキタ☆」

「エリスモン、拙者も一緒に謝るで御座る

多くのモン・・・特になな殿や猫

いや、レオルモンには散々迷惑をかけたのだから」

「ウー?、わかったー!

エー、リューとあやまるー!」

 

などとやってる内にデッカードラモン号が到着。

 

「始祖さ・・・・・・・・・!!!」

「お、お爺さん!?」

「ワー爺?

!、まさか、ここは!!」

 

その直後、操縦席の窓からワー爺が慌ただしく飛び出した。

 

 

「ハァッ!、ハァッ!、ゲホ!

 

ハァッ!、ハァハァハァッ! オェ!」

 

 

白の混じった黒毛の老人狼は廃墟中を駆け回る。

 

 

玩具と揺籠の残骸が転がる広場を

 

 

歪な形に錆びた鉄骨が並ぶ間を

 

 

様々な破壊の痕跡が刻まれた建物の成れの果てを

 

 

「ハァー・・・!、ハァー・・・!、ハァー!!」

 

 

抜けた先にあったのは比較的損傷の軽い一件の家。

ワー爺が荒い息のまま、恐る恐るドアを開くと

 

 

そこには   誰も居なかった。

 

 

 

オウンッ、ウオゥン!!、カフ!

 

 

た、だいま! も"どりましたぁああ"!!

 

 

オオオオオオオゥゥゥンンン!!!」

 

 

『・・・・・・・・・』

 

 

埃にまみれた空き家の中で泣き崩れる老人狼に舞台少女もデジモンも誰も声をかけられない。

 

 

〔「まったく!、あんたって子は!

相変わらず図体ばっかだねぇ!!」〕

 

 

『え!!?』

 

 

「その、こえは・・・?、声は!!

 

 

ババモン様!?

 

 

ババモン様!!、ババモンさまぁあああ!!

どこに、何処に居るのですかあああ!!?」

 

 

〔「ちゃーんとお探しよ!

その立派な鼻と耳は飾りかい?

ここだよ!、こーこ!」〕

 

 

「!!、フォオオオオオオウン!!!!」

 

 

突如聞こえてきた謎の声に導かれるまま床板を全力で引っぺがすワー爺。

 

「あいだだだだだだぁ・・・!

やれやれ、やっと出られたねぇ・・・」

「ば、ババモン様?

ほんとうにほんもののババモン、さま?」

「アタシみたいな死に損ないが他に居てたまるかってんだい、カッカッカッ!」

「ぐうっ!、ゥゥゥ!、フオオオゥン!!!

よくぞ!、いきて!、ウォォォーーーン!」

「耳元でギャンギャン騒ぐんじゃないよ!

ったく!、地下で逃げ隠れしながら細々と生き延びた挙げ句がこれじゃあワリに合わないっての!」

 

毛むくじゃらな腕に抱き寄せられしかめっ面で悪態をつくのは、体のあちこちに包帯を巻いた老婆のような姿のデジモンだ。

 

「あの、お爺さん・・・

感動の再会の所、ごめんなさい・・・」

「だ、だいじょうぶじゃあジュンナさん!

すまんのぅ、取り乱してしてしもうたわい」

「それは!、それはしょーがないよぉッ!」

「無理もない

会いたい人に、やっと、会えたんだから!

グス!」

「ヒーないてるー!?、どっかいたいー?」

「心配するなエリスモン、華恋もひかり殿も痛いから泣いているのではないで御座る」

「ウー?」

「~~~~~~!"!"!"!"!"!"」

「テメェはテメェで泣き過ぎだァ!」

「さて、お爺さん

そのデジモンを私達に紹介して頂きたいのですが

よろしいでしょうか?」

「う、うむ!

ババモン様ははじまりの街の長老様なんじゃ

ワシがデジタマだった頃から、のぅ」

「いや!、婆ちゃん幾つだよ!?」

「双葉はん!

あきまへんえ、女性に歳の話振るなんて!」

「なーに、この御時世んなモン気にしてたらやってらんないっての!

最もアタシ自身自分がどんだけ生きてたかなんて覚えちゃいないけどねぇ、カッカッカッ!」

「長老ってだけあって器が大きいのね・・・」

 

 

「「「「「「・・・・・・・・・」」」」」」

 

 

豪快に笑うババモンに

 

ルナモン、ブイモン、ストラビモンは目を伏せ

 

ドルモン、フレイモンは手をきつく握り絞め

 

ベアモンはただ困惑している。

 

「な、なぁ?

なんで、みんな、アレ見えてないジャン?」

「普通は見えない、見えない方が良いからデシテ」

「そ、そっか!」

「わ、ワー、ガルルモ 」

「余計な事は言うなッ

ワー爺、多分気づいてるよ、うん・・・」

「わかった上で、ああやって接してるんだよ

それがあの子の答えなんだ

だから、黙って見守ってくれよ炎の」

「ううっ、ううう!

前は!、前は見ても何とも思わなかったのに!

なんで、こんなに、デス、ぅ?」

「やっぱ最速殿記憶も権現も取り戻してたのか・・・

 

 

なら、さ

 

 

そろそろ腹くくって全部話さない?

オレ達が知ってる事、全部

じゃないと、またロゼモンにちょっかいかけられて今度こそ取り返しがつかなくなるかもしれないよ?」

「知った所で何も変わらないと思うデシテ・・・

特にテンドーは」

「きっと、カオルコも、デス」

「実際ジュンナはそうだったよ、うん」

「???、何の話ジャン?」

「あー、君はいいよ闘争チャン

そのままの君でいて☆

後、炎の」

「改まってどうしたんだ?、光の!」

「君が傷ついたり、まして消えたりしたら

 

 

フタバチャンに負わなくていい傷を負わせる

 

 

自分の意思でパートナーと契約したんだから

それだけは絶対忘れるなよ、【オレ】」

「も、勿論だ!!

オレはただでさえ足を引っ張っているんだ!

これ以上フタバの重荷にならないよう全力を尽くさないと!」

 

(やっぱり、言わない方が良いか?

いや、ロゼモンに突き付けられて操られでもしたらフタバチャンが危ないし

そこからカオルコチャンにまで被害が及んだら目も当てられない

そうならない為にも【オレ】自身が前に進む為にも

今、ここで打ち明けないといけないんだよな

 

 

オレ達が、スサノオモンが成した

 

 

正義【悪行】を)」

 

 

 




ババモンは無力な老デジモンなので戦えません、非戦闘要員です


ホントダヨ?
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