99ADVENTURE   作:リカル

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敵は大場なな!? 這い寄る絶望シェイドモン

 

 

☆天界 分かたれし戦場

浮島停泊中デッカードラモン号、中央通路

 

 

天界での最初の夜を越えた舞台少女とそのパートナー達。

 

「「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」」

「華恋ちゃん!、リュウダモン

ひかりちゃんは、どう?」

「・・・・・・・・・ッ、!、!」

「あれから変わりはないで御座る・・・

エリスモンのデジタマを抱いたままで・・・

食事もとっていない様子・・・」

「そっか・・・・・・・・・ありがとう、2人共」

 

悲痛な表情でひかりの部屋から出てきた1人と1体にまひるは淡く微笑んだ。

 

「神楽さんの事も問題だけど

私達自身の事も考えなくちゃ

これから、どうすべきかを」

「どうするって決まってんジャン!

レイド帝国に勝つ!、だろ?」

『・・・・・・・・・・・・・・・・・・』

「ん?、なんだよお前ら

エリスモンがああなってからずっと変ジャン」

「どうして、ワタクシ達がそうなったのか本当にわからないのデシテ?」

「?、??」

「!!、わからないならせめてその口を 」

「やめて、ルナモン

この子にだって知る権利はある筈よ」

「知る?、このアホ熊が?

理解出来るかどうかもわからないのに?」

「それでも、よ

ねぇ、ベアモン」

「なんだよークロ公まで、変な顔して・・・」

「あなた

あのエリスモンみたいになりたい?」

「ヤダ!」

「どうして?

あなた強くなりたいんじゃないの?」

「強くなってもあんなんウチヤダ!

絶対の絶対にならないジャン!」

「でも、嫌でもなるしかないのよ

私が絶望すれば」

「なら、お前が絶望しなきゃいいだけジャン」

「・・・・・・・・・出来れば、そうしたい、けど」

「!?、なんだよそれ!

何やる前から負けてんジャン!?

そんなんでテンドーに勝て テンドー?」

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

「お、おい!

お前まで何だよ!?、何で戦う前から負けた奴の顔してんジャン!?

いつものすっげぇ強そうなテンドーになれよ!、なぁ!!」

「このッ、こいつ!

やはり何もわかってはいないデシテ!!」

「一旦落ち着こうルナモン!

仲間同士で争うのは良くない!」

「それ以上進化の心配が無い奴が余計な口出しをするなデシテ!!」

「!!」

「おい!!、お前今なんつった!?」

「双葉はん、こんなんただ小動物が当たり散らしてるだけやろ

一々付き合う義理はありまへんえ」

「ふ、フタバ・・・!

オレは大丈夫だッ!、大丈夫だから!」

「全然大丈夫じゃねぇだろ!?」

 

香子に制され、フレイモンに宥められても双葉はルナモンを睨むのをやめない。

 

「・・・・・・・・・」

「ストラビモン・・・」

 

いつもならばこういった場で最も口を挟む筈のパートナーが無言を貫く姿を心配そうに見やるまひる。

 

「暗黒のソウルによる進化

さながら暗黒進化って所かな、うん

舞台少女が負の感情に飲まれればボクらは否が応なく破壊と殺戮を繰り広げる災悪になる

 

 

ごめん、ワー爺

 

 

あんなに世話されてた癖に

やっぱり期待には答えられないみたいだ」

「ど、ドルモンや・・・!」

「きみみたいな扱い辛いひねくれモンを育ててた理由がそれだけだって本当に思ってるデス?」

「他にあったとしても、大部分がソレだ

じゃなければこんなに気の弱いワー爺が『明けの遠吠え』の長なんてやってないよ、うん」

「・・・・・・・・・はっ!、なんだよ、その湿気た面は?

ブン殴る気もしねぇな!、ああん?」

「ブイはん、あきまへんえ

まず突っ込まなあかんのは星見はんが絶望する前提で話進めてはる事やろ?」

「カオルコ、こいつを煽るのには手順があるんデス

それは一番最後に取っとかないとダメデスぅ」

「はぁー、なんや面倒くさい紫毛玉やなぁ」

「これでも大分マシになったんデスよ?、紫毛玉になって」

「そうゆう君はどうなんだよ!?

フタバに何かあればカオルコだってヒカリみたいになるかもしれないのに!!

どれだけボクらが必死に守ろうとしても!

守れないかも、しれないのにッ」

「ドルモン・・・」

 

自分の心すら定まっていない純那は傷心のドルモンにどんな言葉をかければいいのかわからない。

天界の過酷さを、暗黒進化の可能性を知った今

舞台少女もパートナーデジモンを動揺を隠せない中で、表面上平静を装っているのは香子とブイモンぐらいなモノ。

 

 

そして、彼女は

 

 

「・・・・・・・・・ッ・・・・・・・・・」

「!」

 

 

覚束ない足取りで中央通路を出ていく。

それに気づいたレオルモンは鼻にシワを寄せながら後に続くのであった。

 

「み、みんなピリピリなんだなー・・・」

「無理もねぇよ!

あのチビが、あんなんになって!」

「ドルモンの奴もすっかり自信無くしちまってる

せっかく、やる気になってくれたのに!」

「くっ!、こんな時こそ命を救われた恩を返さなくてはいけないというのに・・・!」

「仕方ありません、ここでは見回りもデッカードラモン号を動かす事も儘ならないのですから」

「まったく、余計な事考えてんじゃないっての!

あんたらにまで何かあったらそれこそあの子達がもたないからねぇ・・・」

「それはわかっています!

わかって、いますがッ

何故、自分達はこんなにも無力で 」

 

 

「クソッタレがァアアアアアア!!!」

 

 

『!!?』

 

 

「レオルモン!、どうしたで御座

ぬぁ!、これは!?」

「で、デッカードラモン号が斬られてる!?

まさか、ガイオウモンみたいなデジモンがまた」

「いや!、違う!

この切り口は内側から、それも2本の刀ッ

やったのはバナナチャンだ!!」

「は?、え、え・・・・・・・・・?」

「ジュンナ!!」

「ッ、ご、ごめ きゃあ!」「う"ん!?」

 

丸く斬り抜かれた壁の前に舞台少女とパートナー達が集まっていると

突如、純那とドルモンの首根っこが青くて逞しい腕により掴まれる。

 

「ったく!、急に何すんのかと思ったら!

いきなり飛び出すなんてらしくねぇな」

「しゃーないやん、天堂はんやクロはんまであんな調子なんやから

ここはうちが主役張らな」

「ついでに湿気たボッチを空気乾燥デスぅ」

「カオルコ!、エアロブイドラモン!

強いな、君達は」

 

3人と3体を乗せて斑模様の空をかっ飛ぶエアロブイドラモン。

 

「!、居たわ!!、なな!?」

「戦ってる?、相手は・・・レオルモン!?

何やってんだよ!?、あいつらまで!

くそ!、エアロブイドラモン!!

こっから投げろ!、後はボクが何とかするッ」

「!」

 

同胞の言葉を信じ全力で投げつければ地面にぶつかる寸前に紺色の獣竜へと進化。

翼を広げて落下の勢いを殺すとパートナーと共に、二刀と爪が激しくぶつかり合う舞台に飛び込む。

 

「やめてなな!、レオルモンも!!」

「・・・・・・・・・純、那、ちゃ

だめ、こな、いで おねがいッ」

「マヌケがァアアア!、クソッッッ!

どんだけオレサマは鈍っちまったんだァ!?

テメェのクセェ臭いを忘れちまうなんてなァ!

ええ?、戦場荒し!!」

「!!、戦場荒し!?

戦場荒しのシェイドモン!!!」

 

 

「戦場荒しだと!?

あの野郎、まだ生きてやがったのかよ!?」

「ぶ、ブイはん?

なんなんそのおどろおどろしい名前・・・?」

「レイド帝国が現れる前からのド悪党だ!

あいつのせいでッ俺の舎弟共が何体も!」

「消されたのか!?」

「それだけならまだマシだった!!

あいつは、形の無い影みたいなデジモンで

他の体に取り憑いて好き放題出来る!

しかもタチが悪い事に、取り憑かれてる間も意識があるときた!!

自分で自分の仲間を傷つけるのを見せつけて奴は心底楽しそうに嗤ってたんだよッッッ」

「なん、だよ!?、ソレ!!」

 

 

 

クス、ふふふ♪   懐かしいなぁ♪

 

いやっ、やめ、てぇ!」

 

 

『!?』

「ななぁ!!!

待ってて!、今助けるわ!」

「やめろジュンナ!

あいつはレイド帝国のデジモンじゃない!

君のキラめきが通用するかどうか・・・」

「でも!、あんなななを放っておけない!」

「落ち着けよ!!

いつもの君ならこんなのボクに言われるまでもなく自分で気づけるだろ!?」

「!!」

 

ドルガモンの怒声に

翡翠弓に矢をつがえたまま凍り付く純那。

 

「う!ぅぅあ"ぁぁあぁあっっ!!」

「ばなな!、しっかりしろ!

そんな卑怯な奴に負けんな!!」

「ブイはん!

そん時どうやって元に戻したん!?」

「・・・・・・・・・ッ」

「は?、ちょお待って まさか」

「消したん、デスぅううう!

それしか、方法がなかったからぁあああ!」

「そ、そんな!

それじゃナナはどうなるんだ!?」

 

エアロブイドラモンの悲痛な叫びに香子と双葉

フレイモンの顔色が真っ青に。

 

「み、んなぁあああ!!!

私から、はな、れて・・・はやく!   もうっ

 

 

はぁい♪、よく頑張りましたぁ【私】♪」

 

 

「ナナァ!、クソッタレがァアアア!!」

 

真正面に立つレオルモンは見た。

己のパートナーが浮かべる歪な笑みを。

 

「うーん、内観は最高なのに外観がちょっと・・・

私、白ってそんな好きじゃないのよねー」

「なな?、なな!

ねぇ、聞こえる!?、ななぁあああ!!!」

「なぁにぃ?、純那ちゃん♪」

「あなたじゃない!!!

ななは、本当のななをどこへやったの!?」

「ああ、あの子?

奥の方にしまっちゃったの♪

次、表に出る時は

守りたいみんなを自分の手でメチャクチャにした後になるかなー?

その時、どれだけ絶望してくれるのかなー?

ふふふ!、今からワクワクしちゃいます♪」

「やめてよ、やめなさいよッ

ななの顔で!!、声でそんな事言うの!!」

「あはははははは♪、純那ちゃん

その台詞、ありきたり過ぎだよー

 

もっと自分の言葉で話したらどう?」

 

「・・・・・・・・・!!!」

「《パワーメタルッッッ!!!》」

 

絶句するパートナーを乗せた獣竜は【なな】に向け力一杯鉄球を放った。

 

「もー!、危ないなぁ!

私は純那ちゃんとお喋りしたいだけなのに

邪魔しないでよ、気取り屋のケダモノが」

「黙れ、黙れ黙れ黙れ黙れだまれぇ!!!

それ以上ナナを穢すなシェイドモン!!!」

「私に向かってそういう事言っちゃうの?

なら、リクエストには答えなくっちゃ♪」

「「「ひっ!?」」」

 

怒りに満ちた攻撃をひらりと躱して

 

楽しげに指を鳴らすのと同時に彼女の影

 

真っ赤な目が大量に浮かぶ黒いナニカが蠢いて

 

白のレヴュー衣装を飲み込む。

 

「うんうん!、やっぱり私の衣装はこうでなくちゃ!

ばなナイス♪」

 

邪気たっぷりに無邪気を装い、クルクル回って新しい衣装を見せびらかす【なな】否、シェイドモン。

 

その姿は白い部分が艶の無い黒へと反転し

 

上掛けにはあの赤い目が所狭しと並んでいて

 

顔の上半分は黒と赤のおどろおどろしい仮面に

 

覆い隠されていた。

 

「ばなな!!?」

「か、れんはん・・・みなはん・・・

うち、どうしたらええの?」

「花柳さん!?」

「Qu'est-ce qui s'est passé !?」

「あの姿は、戦場荒しのシェイドモン!

まさかナナに取り憑いているのデシテ!?」

「だ、誰ジャンそいつ!?」

「誰だろうと構わない!

とっととバナナチャンから離れろ!!

グルルルルルルァアアア!!!」

「おのれ!、エリスモンに続いてなな殿まで!

御覚悟!!、戦場荒し!!」

「ガルムモン!、ヒシャリュウモン!、2人共落ち着いて!!

ばななちゃんを助けたいのはみんな一緒だから」

「あ、みんなやっと揃ったね!

じゃあ、始めましょうか♪」

 

ひかりを除く舞台少女とパートナー達が集まると

輪と舞を抜き放つシェイドモン。

 

 

「・・・・・・・・・!      ケッ」

 

 

キラめく2つの白刃を見たレオルモンは身を屈め見計らう

 

 

来るべき時を。

 

 

「こんなに素敵なお家を造ってくれたんだから

そのお礼にちゃあんと叶えてあげなくちゃ♪

大場なな【私】の願い、私だけの永遠の舞台」

「!!」

「テンドー!《ルナティックダンス!》」

「あははは♪、あなたのステップ単調過ぎ!

それで踊ってるつもりなの?」

「な!?、ぐぎぃいいい!!」

「クレシェモン・・・!」

「頂きにキラめく星は一つ

なら、近くに月なんてあったら邪魔だよね?

だから、私が消してあげる♪」

「ッ、大場ななぁあああ!!!」

「や、やめろマヤチャン!

アレはバナナチャンが言ってんじゃない!」

 

パートナーを害され柳眉を逆立てる真矢を獣化を解除したヴォルフモンが慌てて止めに入る。

 

「クレシェモン!、テンドー!

お前らどうしたんだよ!?

なんか、こう!、えっと!、いつもと違うジャン!!」

「・・・・・・・・・」

「クロ公も何か言えよ!

ウチじゃうまく言えねぇ!、言えねぇけど!

あんなんテンドーじゃねぇジャン!」

「そう、ね」

「!?、おい!!

なんなんだよお前ら揃いも揃って!!

もういいジャン!、ウチがあのバナナに勝つ!

んで!、いつものバナナにするジャン!!《笹パァ 」

「ワガママばっかり言ってクロちゃんを困らせないでくれる?」

「ァ?、ェ?・・・・・・・・・ぅ」

「!?、パンダモン!!」

「大変だったよね、クロちゃん・・・

こんな自分が勝つ事しか頭にない子の相手をして

でも、ほら!、これで大丈夫♪」

「ふざ!!!、けないで!!!」

「「はぁああああああ!!!」」

 

斬り伏せられ、足蹴にされた白黒熊を見た瞬間

クロディーヌは制止を振り切った真矢と並び

【なな】の眼前に距離を詰めた

 

 

「もう怖がらなくていいのよ

自分のせいでパートナーが消えちゃう事を」

 

 

「「   ぁ   !   」」

 

 

所で、構えた剣が震えた。

 

「クス♪、ふふっ!、あはははははは!!」

「「ぁぁぁあああ!!?」」

 

目を見開き、膠着する彼女達の表情を堪能した後

楽しげに嗤いながら両の刀を同時に振るって2人纏めて吹き飛ばすシェイドモン。

 

「はぁーーー♪、こんなに楽しいの初めてぇ♪」

「なんなの、なんなのよあなた!?

なんでそんな事!、そんな風に!?」

「言っても無駄だ・・・!

こいつは、こうやって幾つもの戦場を無作為にッ

遊び半分に荒らしてきたんだ!

苦しむ顔と不幸を楽しむ為だけに!」

「それはおまけだよー、名前ばかりの抑止力さん

メインはあくまでも取り憑いた相手の絶望♪

ふふふ!、今の【私】の顔ったら、もうっ

純那ちゃんに見せられないのが残念です!」

「見せられるモンなら見せてやればいいよ、うん」

「えーーー・・・それで挑発してるつもりなの?

これだから頭クロンデジゾイドって

あ、でもアルフォースブイドラモンの

自分で自分の取り巻きを消した後のみっともなく泣き喚く姿はとってもかわいかったと思います♪」

「!!!」

「あの時私を取り逃がさなければこんな事にはならなかったのに・・・

最速の聖騎士が聞いて呆れちゃうよねー、香子ちゃんもそう思わない?」

「これっぽっちも思いまへんえ」

「カオ、ルコ?」

「さっきからばななはんの体つこうて好き放題してはるけど

それって自分じゃなーんも出来んって言いふらしてるようなもんやないの?

なのに、さも自分が凄いみたいに見せびらかすやなんて

恥ずかしゅうて恥ずかしゅうて・・・

うちには到底真似出来ませんわー」

「ふぅん、流石香子ちゃん♪

どっかの元聖騎士なんかよりよっぽど挑発してるし頭も冴えてるよね!」

「くそッ!、気づかれてたのかよ!?」

「香子ちゃんの側に双葉ちゃんが居ないんだもの

それぐらい私にはすぐわかるわ♪」

 

一瞥すらせずDeterminaterを輪で受け止め

そのまま双葉の懐に潜り込むと、上掛けの紐目掛けて舞を突き出す。

 

「《ベビーサラマンダー!》」

「!、進化しないままで!?」

「だから戦えねぇって?

あたしの相棒見下すのも大概にしとけ!!」

「ぐぅう!」

 

赤毛の影から迸った炎の蛇にまとわりつかれたシェイドモンは豪快な一振りを避けるべくバックステップで後退。

 

「《カオルコアローーー!!!》」

「もうこれっきりの特別どすぅ!!!」

「えええ!?、ッ、受け止めるのは無理!

わかってよ【私】!!」

「「!」」

 

追撃として放たれた蒼竜による投擲を【なな】はぎこちない動作でしゃがむ事で避ける。

 

「ジュンナ!、今の見たか!?」

「ええ、ええ!

ななはまだ完全には取り込まれてない!

シェイドモンに抗ってる!、戦ってる!」

 

 

「だったらぁ!!」「《縦横車ぁ!!》」

 

 

僅かに希望が見えた途端

 

迷いを振り払って愛城華恋が相棒と飛び入り。

 

「香子殿!」

「おおきにリューはん、はっ!」

「ほらー、香子ちゃん大丈夫だったじゃない

もう!、本当に心配性なんだから・・・」

「それがばななだよ!、シェイドモン!!」 

「誰よりも優しく!、故に思い詰めてしまう!

迷惑をかけた拙者が言えた事ではないがな・・・」

 

戦場荒らしの周囲を包囲した武者竜の体に宙返りで着地し、再び舞い上がる桜色の花に合わせ赤い華もまた可憐に咲き乱れた。

 

「ヴォルフモン、私達も行こう

華恋ちゃん達と一緒に!」

「ばななを助ける為にも!

今はばななを倒さないとな!」

「マヒル、フタバチャン・・・・・・・・・だね☆

《ツヴァイズィーガー!!》」

「フタバ・・・!

ああ!、オレも覚悟を決めた!!

ナナを!、仲間を!、もう誰も!

これ以上犠牲にしない、覚悟をッ!!!

《バーニングサラマンダー!》捕らえろ!」

 

更にそこにまひる、ヴォルフモン

双葉、アグニモンまで加わると

 

「あはははははは!、みんなすごい!

【私】の事すっごく想ってくれてる!

でも、それでも【私】がみんなを想う気持ちは

もっと、もっと大きいんだよ?」

 

シェイドモンは仮面の下で目を細め

 

大場ななのキラめきの結晶を握り絞め

 

 

「舞台に実ったたわわな果実」

「「な!?」」

 

 

光の剣を炎の竜を容易く斬り裂き

 

 

「ええええええい!、わわ!」

「だけど、みんな柔らかだから」

「まひるちゃッ、きゃん!?」

「華恋!」

「誰かが守ってあげなくちゃ」

 

 

バトントワリングから繰り出される打撃をいなし

 

迫るサーベルを鎧にぶつけさせ

 

 

「99期生 大場なな 私が守るの

 

そう、何度でも

 

クス!、本当に本気で何度でもだったものね

 

【私】・・・」

 

 

どこか愛おしげに胸へと手をやるのであった。

 

 

「・・・・・・・・・ジュンナァ、ドルガモン」

「レオルモン?」

「こんな時になんだよ!?

大体、君パートナー放ってさっきから何 」

「頼みがある」

「え?」「うん?」

 

 

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・デシ、テッ」

 

 

「あー!、もー!、どうなってん!?

なんでこんだけ攻めても倒せへんの!?」

「シェイドモンは取り憑いた相手の実力は勿論!

記憶まで完全に自分のモンにする、デス!」

「つまり、あたしらの手の内は丸裸って事かよ」

「それに、俺の時は50対1も軽くこなしてた!

多対一の経験は普通のデジモンと比べモンになんねぇ!、デスぅうううううう!」

「究極体すら手玉に取る成熟期とかさぁ!

オジサンもう勘弁して欲しい、なって!」

「うんうん♪

私もそろそろ進化したいって思ってた所なの」

「なら!、早くナナの体から出ていけばいい!

ニンゲンはオレ達デジモンのようには進化出来ないのだから!!」

「・・・・・・・・・クス♪、クスクスクスクス!

 

 

あははははははははははははははは!!

ぎゃははははははははははははははは!!」

 

 

「「ひ!?」」

「怯むでない華恋!、まひる殿!

おのれ!、戦場荒らしのシェイドモンめが!

なな殿の顔で下卑た笑いをするなぁ!!」

「だ、だってぇ・・・!、よりにもよってぇ!

クスクス!、ほんとなーんにも知らないんだぁ!

ぎひ!、ぎゃはははははははははははは♪」

「だから!、ばななの顔で!」

「下品な笑い方せんといて!」

 

見るに耐えない嗤いに対し怒りと共に振るわれるハルバードと薙刀。

 

 

「《ムーンナイトボム!!!》」

 

 

それらと同時に密かにシェイドモンの背後に回っていたレキスモンが催眠効果のある泡を放った。

 

 

「これならいいよね?   【私】♪」

 

 

「「な!?、わぷ!」」

 

え・・・・・・・・・?、は?」

 

 

完璧に技が決まったと思っていたのに

鉄仮面越しに見えたのは当たる寸前に

 

【なな】の姿が突如消え

 

全身全霊の《ムーンナイトボム》が香子と双葉に直撃するという悪夢のような光景で・・・。

 

「ねみ・・・ぃ、っ、や、べ! かおるこぉ」

「すやぴーーー・・・・・・・・・」

「寝るの早いデスぅううううう!!? あ」

「!、ブイモン!」

 

パートナーの意識が夢の世界へと導かれた為、空中で進化が解けた同胞を武将竜が受け止める。

 

「影に溶けて移動した、だとッ!?

そんな能力シェイドモンには 」

「はい♪、今までの私じゃ出来なかったけど

人間と融合する事で出来るようになったの

それこそ、あの時のまひるちゃんのように」

「!!!、ぅ、るあ・・・・・・・・・ぅああ!!」

 

狼狽するヴォルフモンの影より出現したシェイドモンはしなだれかかり耳元で甘く囁いて

 

「ありがとう、光の器さん☆」

「あ"」

「あなたのお陰よ、デジモンの私が☆」

「ぐ」

「人間の体に取り憑くのは☆」

「ぎ」

「決して不可能じゃないってわかったのは☆」

「ぅ、っ・・・・・・・・・」

 

砂糖菓子でも扱うかのような繊細な手つきで小太刀を使い、セントアメジストの一つ一つを

 

丁寧に丁寧に粉砕。

 

「ヴォルフモン!?、ストラビモン!!」

「はぁ、こんな簡単に壊れちゃうなんて・・・吠えるだけのワンちゃんのお世話する余裕なんて

まひるちゃんにはないのに、ね!」

「ッ!?、やめて!、もうやめてよ!

シェイドモン!、ばななちゃん!」

「ダーメ♪、やめないよ♪」

 

倒れ伏した仔人狼を狙う大太刀をメイスを振るって止めようとするが、影を出たり入ったりされ弄ばれるばかり。

 

「だから、早くこの子を連れて戻らないと

本当に消しちゃうよー?」

「ーーーーーー!!!、かれ、ちゃぁ!」

「大丈夫、大丈夫だから

まひるちゃんはストラビモンをお願い」

「ごめん!、ごめんね!!」

 

心身共に傷ついたパートナーを優しく抱き上げるとまひるは急いでデッカードラモン号へ。

 

「シェイドモン・・・!!!」

「なぉに?、華恋ちゃん♪

私をスタァライトしちゃうの?

ひかりちゃんがああなってもう出来ないかもしれないのに?」

「・・・・・・・・・ッ」

「【私】の再演さえ続いていれば

ひかりちゃんがこのデジタルワールドに来て

あんな想いしなくても良かったのに

それを変えてしまったのは、止めてしまったのは

だぁれ?」

「耳を貸すな華恋!!!」「デスぅうう!」

「!、リュー君!!、ブイモンも!?」

 

シェイドモンの口撃を遮ったのは

巨大な刀とその上から拳を振り回すブイモン。

 

「その仮面ぶっ壊してやらぁあああ!!

《ブンブンパンチ!!》」

「ふふふ♪、相変わらずかわいい!

そんなに昔の仲間の仇がとりたいの?

なら、今のパートナーはいらないのよね♪」

「あ!?」

「あやつ!、また影に!?」

「しまったデスぅ!、か、カオルコーーー!

 

 

 

って、言うと思ったか?、マヌケ野郎!!」

 

 

 

「は!?」

「《ブラフマシル!!!》」

 

影を使い、眠る香子へと忍び寄った【なな】を

 

待ち受けていたのは聖なる炎の大爆発。

 

「が!、ぎ!、ぐぅうう!!

な、んで?、双葉ちゃんは寝てる筈よ!?」

 

さっき言ったろ?

見下すのも、大概にしとけって・・・!!!」

 

 

「!!?」

 

ふらつきながらもDeterminaterを

しっかり握り、気合いで立っている双葉

 

彼女の全身から放たれるのは

 

今まさに口から炎を吐き出さんとする

 

竜を幻視させる程の闘気だ。

 

「(やっぱり

この場で一番警戒しなくちゃいけないのは

 

創世神との同調が進んでる双葉ちゃんか

 

まひるちゃんと同じで下界に居た時から兆候はあったけど、天界に来てデータの書き換えが目立ち始めてる)」

「火加減、間違えんなよ、相棒ッ」

「相棒こそ!、気合いを入れて耐えてくれ!

《ブラフマストラ!!》」

「(自分がその相棒に取り返しがつかない事してるって知ったら、この子

 

・・・・・・・・・やっぱり、やーめた♪、だって

 

二度も同じ遊びするのは勿体ないしツマラナイ

ん?、あは♪)」

 

 

〔(「ーッ!、ーーー!!!、!!?」)〕

 

 

炎竜の融合魔人による高熱弾の連射や同時に突き出される拳打のラッシュを掻い潜りながら戦場荒らしは胸の内で嗤いかける。

心の深奥にて自分の一部たる影の触手で顔の上半分以外を入念にくるんで棒立ちにさせた

 

宿主の精神に。

 

「(構ってあげられなくてごめんねー

もう少ししたら代わってあげるから♪

それまで我慢しててね【私】)」

〔(「!!、ーッ!?、~~~!!!」)〕

「(辛いよね・・・苦しいよね・・・

目を背けたいのに・・・目を閉じたいのに・・・

それすらも・・・私が・・・

出来ないようにしてあげたんだもの♪)」

〔「(!?、ッ、~!ー!~!・・・!)」〕

「(うふふふ!、オイシイなぁ

とってもオイシイよぉ、あなたの絶望♪)」

 

目に涙を浮かべながら激しく抵抗するななの顔を

 

シェイドモンは優しく愛撫する。

 

何せ、予期せぬトラブルにより手傷を負って以来

 

しかも、自分史上最高の住居兼玩具兼御馳走

 

このデジモンとしては気を使わざるおえない。

 

「(でも、進化するにはまだまだ足りないわ

かといって、やり過ぎると大場なな【私】が壊れちゃうから一匙の希望はあげないと

・・・・・・・・・どうしよう、今までで一番大変!

大変なのに

 

 

すっっっごく楽しい!!

 

 

タノシイタノシイタノシイタノシイタノシイ♪

 

 

今、私、とっても生きてるって感じがする!

 

 

本当にありがとう!、大場なな【私】!

 

 

こんなにやり甲斐のある遊び、初めて♪)」

 

 

全ては己の愉悦と快楽の為だけに。

 

 

いかに周囲の人間やデジモン達を壊さずいたぶり

この繊細で幼い心の宿主をより深く絶望させるか

楽しく頭を悩ませる戦場荒らし。

 

 

だからこそ、ソレに気づくのが遅れた。

 

 

自分の眼前を疾るワイヤーに

次の瞬間に迫るBlossomBrightの刃に。

 

「・・・・・・・・・!!!」

「!?、ひかり!、ちゃん!?

どうしてここにいるの!?

あなた、あんなに素敵に絶望してたのにッ」

「気安く名前を呼ばないで」

「チィ!、引き離せない!!

これじゃ剣も使えないし、影に入るのも!」

 

【なな】の体に密着し、その距離を維持することでひかりはこの小さな剣の利点を最大限に活かす。

 

「あ!、でも、これはこれでいいかも♪

ねぇねぇ!、ひかりちゃん!

どうして、この広い天界で戦場荒らしなんて呼ばれてる私がみんなを見つけられたと思う?

あなたのお陰なんだよ」

「・・・・・・・・・」

「だって、あんなすっごい事が起きてたんだもの

見に行きたくなるに決まってるじゃない♪

そしたら、私、【私】としちゃったの!

 

運命の出会い!!!

 

だから、ひかりちゃんには感謝 !?」

「だから何?」

 

 

「ひ、かり、ちゃん・・・?」

「なんと、冷たくて静かな闘気で御座るか

ひかり殿、御主・・・」

 

 

「私はあなたに興味なんてないけど

あの子がこれから産まれる世界に

あなたもレイド帝国も要らない

だから消えて、今すぐに」

「ーーーーーー!!!、何それ!?

私をこのデジタルワールドに産み出したのは!

 

あなた達、人間の暗くて薄汚い欲望なのに!

 

その人間のあなたが私を否定するの!?」

「それが私の贖罪、救世主として成すべき事

 

後」

 

「よ、避けきれな・・・!」

 

己の口撃も怒りも物ともせずに振るわれる冷酷無比な短剣を必死に身を捩って躱すシェイドモン。

 

「いつまでそいつの好きにさせておくつもり?

みんなを守るんじゃなかったの?、大場さん」

「!!

 

       ぁ  ぃ  ぁん・・・!

 

 

まだ出ちゃダメって言ったでしょ!!!」

「出るのはあなたの方・・・!

絶対に奪い返す!、私達の仲間を!

 

もう二度と失ったりしないッッッ!!!」

 

その動きが止まった瞬間

 

赤い目が蠢く中で唯一キラめく金のボタンを狙い

 

ひかりは全力でBlossomBrightを突き出した。

 

 

 

 

 

 

 

☆デッカードラモン号、ひかりの部屋(仮)

 

 

「あらあら・・・

 

 

クレールってのは負けん気が強くなきゃ

 

 

出来ない役なのかねぇ」

 

 

粉砕された窓の前で慣れた手つきで箒を使い

ガラスの破片を掃除するババモン。

 

 

「そんなモンをパートナーにするなんて

 

 

物好きなモンだよ   お互いに、さ」

 

 

そこに置き去りにされたデジタマは彼女の言葉に応えることはない。

 

 

「さてと

そっちはどうだい?、犬ッコロ共!」

「ば、ババモン様ぁ!」

「始祖様ー!、始祖さまぁあああ!!」

「目ぇ開けてくれよぉおおお!、なぁ!?」

「グルルの言う通りだぁあああ!!!」

「くっ!、薬草のストックが・・・もう!!」

「だったらせめて包帯巻いてやんな!

で?、マヒルとシーサモンは?」

「グズ!、みなのところへい"ぎま"じだ!」

「だろうね

ったく、これだから舞台少女って奴は・・・!

立ち止まるって事を知らないッ」

 

 

「・・・・・・・・・!」

「だ、大丈夫なんだなマヒルさん!

始祖様はとってもお強いデジモンだから!」

「うん、ありがとうシーサモン」

「!、見えてきたんだなーーー!!」

「ひかりちゃん!!」

 

 

シーサモンに乗ったまひるが舞台に舞い戻った時

 

「が・・・!、ぁ!」

「《ハンマーパンチ》なんてね♪

って、いったぁあああ~!?

ごめん!、ごめんね【私】!」

 

彼女の目にまず映ったのは

【なな】の拳がひかりの腹にメリ込む場面。

 

「ひかり殿ぉ!

華恋!、介抱を頼む!!」

「けほ!?、げほっ!!」

「ひかりちゃん!、息出来る!?、ねぇ!」

「あいつ!、俺の舎弟の技を!!」

「かつて取り憑いたデジモンの技すらも!、ナナの体で再現出来るというのか!?」

「でも、あんなムチャ何度もやられたら

ばなながもたねぇ!」

「う、うん・・・

出来れば私もこれ以上はやりたくないなって

だから、なるべくコレで行くね♪」

「!、シーサモン下がって!、早く!!」

「わ、わかったんだ なぁあああ!?」

「あははは♪、まひるちゃんってば

わざわざ弱点を連れてきてくれるなんて!」

「シーサモン!!!、だめぇえええ!!!」

「ぎひひ!」

 

シェイドモンはシーサモンの影から飛び出す

 

 

真の狙いは、このお荷物を庇いに入った

まひる【要注意人物】の上掛けを斬り飛ばす事

 

 

「《石敢当!!!!!!》」

「ッ!?、!!、うぎぁあ"あ"あ"!!?」

 

 

故に、渾身の必殺技がクリーンヒットした。

 

「・・・・・・・・・シェイドモンの言う通り

私は連れてきたよ、あなたの弱点!!」

「レイド帝国にはなんでか効かないけど!

お前みたいな奴にはおいらの技はバッチリ!

なんだなー!」

 

シーサモン

 

伝説の聖獣シーサーの姿をしたデジモン。

災いを払う力を持ち

邪悪なるものには絶大なパワーを発揮する。

 

 

「うん、ありがとう マヒルも、にーちゃんも

 

お陰でやっとそいつに隙が出来た!

 

《パワーメタルゥウウウ!!!》」

 

 

「ッッッ!?」

 

自分へと放たれた鉄球にシェイドモンは

 

「(防御、回避、ダメ、どっちも無理!

 

でも、待って・・・

 

白騎士の事がトラウマになってる隠士が

 

純那ちゃんから【私】を奪えるわけがない

 

なら、本当の狙いは!)」

 

 

「オラァァァアアアアアア!!!!!!」

 

 

 

ぎひひひ♪、ぎゃははははははははは!!!

 

やぁっとかぁ!?、百獣番長ーーー!!!」

 

 

聖なる力によるダメージの事も忘れ

 

本性剥き出しで

 

それに乗る因縁の相手たる仔獅子を迎撃。

 

「アアアアアアアアア!!!」

「見え!、見え!、だよぉおおお!!!」

 

【なな】に当たる寸前にレオルモンが踏み込んだ事で《パワーメタル》は彼女の足元に落下

 

この一連の流れを読んでいたシェイドモンは

 

自分へと襲いかかる牙にタイミングを合わせ

 

大太刀と小太刀を交差させる。

 

「アアアアアアアアア"ッッッ・・・!!!」

「!!?」

 

レオルモンはそれを真正面から受け止めた。

 

輪と舞、己のパートナーのキラめきを

 

 

顔の左半分に

 

 

深く、深く埋める事で・・・。

 

「!!、!!!?、ぉ、う、も?

お前ぇえええ!!

狙いは、コレかぁああああああ!!??

いやぁ、やだ!、やだやだやだぁああ!!」

 

刀越しの感触に最早取り返しがつかない事を悟ったなながシェイドモンの支配を振り切って絶叫する。

 

 

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

 

 

友の悲痛な嘆きを耳にしながら純那は

ドルガモンの背の上で翡翠弓から矢を放ち

 

足元の鉄球に当てれば

 

あり得ない軌道で跳ね上がりななの手首に備わる

 

黄色い神機を射抜いた。

 

すると、そこから凄まじいキラめきが溢れだす。

 

 

「《クリティカル・・・バイト・・・!》

 

オラァアアアアアアアアア!!!!!!」

 

 

直後、顔の半分に十字を刻まれたレオルモンが吼え

 

 

大場ななの舞台へと飛び込むのであった。

 

 

 

 

 

 

 

「ナナの心に入ってシェイドモンを倒す!?

う、うん?、本当に出来るのか?、そんな事・・・」

「た、確かにエリスモンは神楽さんの記憶を見せられたけど」

「心も記憶もあいつの中に変わりはねぇ

入りさえすりゃ後はオレサマが何とかすらァ」

「ま、待ってよ!

どうすればそんな事出来るか私わから 」

「レイド帝国の奴がやれてテメェには無理かァ?

ブタイショージョってのはそんなモンかよ」

「・・・・・・・・・!!、言ってくれるじゃないッ

そう言うあなたこそ覚悟はあるの?

舞台少女、大場ななの全てを受け入れる覚悟が」

「アア"ン?、決まってンだろうがァ

 

 

ねぇよ、んなモン」

 

 

 

 

 




※戦場荒らしのシェイドモン
レイド帝国とは一切関係の無い野生の愉快犯。
他のデジモンに取り憑く能力をフル活用し、天界の各所にて誰彼構わず絶望を振り撒いていたのだが・・・


自身が企画立案し紅花番長の体を使って参加していた『番長デスマッチ』の最中、百獣番長により無理矢理引き摺り出された挙げ句かなりの手傷を負わされてしまう


以来、百獣番長への復讐を胸に長い年月を潜伏していた所



出会ってしまった、廻り会ってしまった



運命の相手に。


そんな彼女と『ハイブリッド』したことにより得たのは影を移動する能力。
これに舞台少女・大場ななのポテンシャルとシェイドモンが培った戦闘経験や精神攻撃が合わさり、99期生とそのパートナー達は翻弄される羽目になった。


・・・・・・・・・因みに、シェイドモンに取り憑かれた際のななの衣装は某セクシー系ジェネラルに比べればかなりマシである。
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