99ADVENTURE   作:リカル

30 / 47
ルナモンが難易度lunaticな状況に挑んでいた頃
他の99期生にもまた危機が訪れていた。


西條クロディーヌVS闘争神マルスモン 私は負けていられない!

 

 

 

 

 

 

 

 

「イヤだっつってんジャン!!!」

 

 

「ッッッ!"!??」

 

 

『え"!?』

 

 

舞台少女達やデジモンの目の前で

 

パンダモンに、パートナーに殴り跳ばされた

 

西條クロディーヌが宙を舞う。

 

「おい!、クロ公!

お前!、アホか!?

もっとよく考えろよー!!

 

 

あのテンドーが地味に消えるワケないだろ!

 

 

あいつが消える時は絶対の絶対ハデハデだ!

だから!、まだテンドーは消えてねぇ!!

大体!、あいつはお前の獲物ジャン!?

だから今までウチ我慢してたんだぞ!

お前に狩られる前に消えるなんて!!

そんなの絶対の絶対の絶対に絶対絶対 」

 

 

「るっさい!!!」

「ぐぇえええ!?」

 

すると、彼女は見事な着地を決めたかと思うと

 

全力でやり返した。

 

「ふぅっ、まさか

あんたにアホ呼ばわりされる日が来るなんて

この西條クロディーヌ、一生の不覚よ・・・」

「く、クロちゃん、その、大丈夫?」

「ななにだけは言われたくないわ」

「ご、ごめんなさい・・・」

「クスッ♪、冗談よ

無事でよかった」

「クロぉちぁゃん"!!」

「ったく!、心配させやがって!」

「ほんとうよぉおおお!!、グズン"ッ!」

「純那ちゃん、ばななちゃんの事だけで

もういっぱいいっぱいだったもんね・・・」

「すぴーーー」

 

暗黒のソウルの流出が止まったクロディーヌを見て舞台少女達は一安心。

 

「パンダモン」

「ん?、なんジャン?、ヒカリ」

「あなた、どうして、平気なの・・・?

ソレ」

「?、??、???

 

 

!!、ぎゃあああーーーーーー!!??

 

 

なんか変なのウチにひっついてる~~~!?

うっわー!!、めっちゃベタベタ!!

ドロッドロッできもちわりぃいいい!!!」

 

 

ポポポポポポイ!! ポイポイポイ!!!

 

 

「「「「投げ散らかすなァッ!!!」」」」

「《ぶ、ブラフマシルぅううう!!!》」

「《ティーダ・イヤ!》なんだなーーー!」

 

 

・・・・・・・・・しばらくお待ち下さい・・・・・・・・・。

 

 

「で、パンダモン

あなたどうやって西條さんの暗黒のソウルに打ち勝ったの?」

「え!、クロ公にウチ勝った!?

やっりぃ~~~♪」

「~ー~ー~ー~ー~ー~ー!!!

だ!、か!、ら!、その!、ねぇッ!!!」

「やめなさい純那、この子にそういう説明求めても頭と胃が痛むだけだから」

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

「ひ、ひかり殿!

パンダモンは、ベアモンは!

あの通り何も考えていないから無事だったので御座るよ!

エリスモンは生まれたてだというのに!、あやつよりも余程色々考えて 」

「やっぱり、私の、せい」

「ひ、ひかりちゃーーーん!!」

「ヒシャリュウモン、人間にもデジモンにも不向きな事ってあると思うんだ私」

「ぴぃ!、ぼ、棒だけはッ御勘弁を!!」

 

 

「クンクン!、クンクン!

やっぱり・・・ダメ・・・なんだなー・・・」

「ギラギラニンゲンの匂いも仔ウサギの匂いも途切れてらァ」

「ナナ

無理に思い出さなくていいよ、うん・・・」

「でもッ、真矢ちゃん達が最後にどこに居たのかの手掛かりはシェイドモンを通して見てた私しか!!」

「確かにそうだけど・・・!

ったく、この一大事にいつまで寝てんだ!?

香子!!」

「起ーきーるーデースーぅーうー!!!」

「にゃっにゃっにゃっ、ぁん」

「フタバ!、ブイモン!

もうカオルコはデッカードラモン号で休 」

 

 

 

「あああぁぁぁ・・・!!!、あべしっ!?」

 

 

 

『・・・・・・・・・・・・・・・・・・はいぃいいい!?』

 

 

混迷する浮島に突如落ちてきたのは

 

薄汚れたボロ布のような状態な

 

青緑色をした狼マスクを被った人型デジモン。

 

「え?、俊足の神?、・・・・・・・・・・・・・・・・・・!

 

 

あああーーーーーー!!!

 

 

お前ーーー!、絶ッッッ対にお前デスぅ!

テンドーとレキスモンを拐った犯人!!」

『!!』

「うん、そうか、そういう事か!

六足並みの速度に加えて

隠密性ならデジタルワールド随一の俊足なら

シェイドモンの目にも捉えられずにあいつらをゲートに引き摺り込むなんてワケないねッ」

「え?、え?、え!?、えええ!!?

違う違う違う!、お、俺じゃないってぇ!」

「「嘘つけぇえええーーーーーー!!!」」

「ちょ!、ちょっと!!、2人共!!

確かにすっごく怪しいけど!

そんな風に決めつけるのは 」

 

 

「や、やったのはユピテルモンさんだって!

お、俺はシェイドモンの隙を伝えただけ・・・

 

 

後、あわ、あわよくば、宿主ごと削除 」

 

 

「被疑者確保ぉおおおーーーーーー!!!」

『御覚悟ぉおおおーーーーーー!!!』

「オラァアアアアアア!!!」

「えええ!?、えええぇぇぇ!!?

に、逃げ

うっわ!?、うわぁあああ!!?

あし!、足に紐絡まってるぅううう!!?」

「逃がさない!!!」

 

怒れる学級委員長の号令により大捕物開始。

 

「真矢を!、天堂真矢をどこにやったの!?

言いなさい!!、早く!!」

「言わないとこの燃え残ったブヨブヨ!

顔に塗ったくるジャン!!」

「いやぁあ!、いやだいやだいやだぁあ!!

言いますぅう!、言いますからぁあ!!

だ、だから、その、あの、あの!

せめッ、せめて場所変えません・・・?

こ、この、このままだと 」

「神々の最速のクセして露骨な時間稼ぎすんなデスぅうううううう!!!」

「口を割らんというのなら!

まひる殿の棒が黙ってないで御座る!!」

「うん!! 私!! 頑張る!!」

 

 

ブォウン!! ブォウン!! ブォウン!!

 

 

「ひぃん!?、ひぃいいいん!!!

ひゃ、百!、百獣番長ぉおおおおおお!!!

た、たす、たすけてぇええええええ!!!」

「ア"ァ"ン"ッッッ!!?」

「よりにもよって!!

バンチョーレオモンに!!、助けを求める!!

だと!!?、ナナを消そうとしたモンが!!!」

「グゥウウウ!!!、許せないんだなぁ!」

「み、みんな 」

「ばななはーきゅうけい、きゅうけい♪

ね?」

「香子の事頼むな」

「え、えっと・・・はーい・・・」

「もういい!

とっとと神域へのゲート開けろ!、詳しい座標はボクらでこのエリアのログから辿る!」

「天堂さん達にもしもの事があったら!

私達はラグナロクだって辞さないッ!」

「だ、だか、だからぁあああ!

ああ!、もう!、踏んだり蹴ったりだぁ!」

 

 

「見つけたぞ、俊足のメルクリモン

む?」

「おうおうおう?

ありゃあニンゲンに・・・・・・・・・

おうおうおう!、あれはお前じゃないか~?

 

 

マルスモンよ」

 

 

「正確には不純物だ、ネプトゥーンモンよ

我がレイド帝国に勝利を捧げるのに

不要だと判断され廃棄された雑念がよもや転生していたとはな」

 

 

「ホラ!、ホラホラ!、ほぉおおらぁああ!

来ちゃったぁ!、来ちゃったじゃないかぁ!

ど、どどどうしてくれるんだよぉおおお!」

 

メルクリモンの尋問中に浮島に現れたのは

 

マスクや下半身が魚のソレで、手に持つ三ツ又槍も魚をモチーフにしている青く固い鱗鎧に体を覆われた

 

大海の神・ネプトゥーンモン

 

そして、もう1体が・・・炎がデザインされた黒いマントを羽織り、額から角が突き出た豹のマスクを被って

真っ赤なボディスーツ越しに盛り上がった筋肉を見せつける

 

 

闘争の神・マルスモン。

 

 

「・・・・・・・・・あ、うん、それで」

「こいつ、こんなにアホだった、デス?」

 

二柱の会話からパンダモン事ベアモンの出自を察した元聖騎士達は納得するしかない。

 

「おい!、お前ら!

ウチら今すっげぇ忙しいジャン!!」

「Gêner!! Va-t'en!!」

「そうそう!、どっか行ってろジャン!」

「かつての我、その不純物よ

そして、レイド帝国に仇なすニンゲンよ

お前達は何を言っている?」

「「Tais-toi!/うるせぇ!」」

「あべしっ!?」

 

胸ぐらを掴んでいたメルクリモンを投げ捨てて、頭に血が上った様子の1人と1体がマルスモンへと襲いかかる。

 

「《アニマルネイル!、やつざき!》

ジャン!!」

「あんた達に用はないの!!、とっとと消えなさい!!」

 

 

激情に駆られた爪と刃

 

 

 

 

「そうは」

 

 

触れるより早く、振るわれる頑強な両腕。

 

 

「いかん」

 

 

両者にラリアットを食らわせた後

間髪入れずにマフラーを、上掛けを掴み

 

 

「お前達には我が勝利の礎となって貰わねば

 

全てはレイド帝国の為に」

 

 

遠くの浮島に投げつければ

 

2つの大穴が穿たれ崩壊していった・・・。

 

「・・・・・・・・・くろ、こ?」

「「「クロちゃんッ!!?」」」

「「西條さん!!」」

「「「「「パンダモォオオオン!」」」」」

「ケッ!、アホ共がァ!」

「おうおうおう!、お前らは我の手柄だ~」

 

他の面々が助太刀に入ろうとすれば、三ツ又槍を構えたネプトゥーンモンが立ちはだかる。

 

「邪魔しないで!! 」

「そうだ!! 」

 

 

「《ウェーブオブデプス》」

 

 

「「

 

 

イ"ィ"イ"イ"ぁあああアアア"!!!??」」

 

 

 

大海の神が巻き起こしたのは、極大の津波。

 

「《黄鎧!!!》ぬぁああああああ!!!

華恋!、みんなも!、今で御座るッ!!」

「リュー君!、ぐっどぐっど!」

「「やぁあああ!」」

「でぇりゃあああ!!」

「おぅううう!?」

 

ヒシャリュウモンが進化し相殺しながら接近すれば、その体躯の上を舞台少女達が一気に駆け上がりネプトゥーンモンを斬り、殴る。

 

「ね、ねぇ君!、ねぇねぇねぇ!!

そ、そろそろ!、そろそろこの紐離して!

ヒモ!、ヒモはなしてぇえええ!!」

「ダメ」

「《メタルメテオッッッ!》

うん、ちゃんと成長してるねジュンナ・・・」

「「ひぃい"い"いぃい"い"ん!!」」

「カーーーオーーールーーーコーーー!!

敵!、また敵来た!、デスぅううう!!」

「すゃーーー・・・・・・・・・」

 

オウリュウモンを後方から援護するドルグレモンの背中ではひかりが捕虜を拘束

 

純那とアルダモンが半泣きで抱き合い

 

ブイモンは必死に眠る香子を揺さぶっていた。

 

「闘争ッッッ!!!」

「百獣番長、か」

 

バンチョーレオモンとマルスモン

筋骨隆々な2体による大迫力の肉弾戦

 

「お前の相手は我ではない」

「アァン!?

!、ケッ!、こんなモンかァ!?」

「おうおうおう!

あれが情報にあったGAKU-RANか~?」

 

が、始まった途端

 

背後から水滴が散弾のように襲いかかるのだが

 

隻眼の獅子獣人はまるで意に介さない。

 

「なら、これならどうよ?」

「!?、がァぼ!!」

「ぐぬぬぬぅうううん"!!?」

「バンチョーレオモン!?」

「リュー君!!」

「み、水が魚みたいになった!?」

「こいつ!、あたしらの相手しながら!?」

「おうおうおう!、マルスモンよ

とっととあの不安要素を削除してこ~い」

「ならばネプトゥーンモンよ

それまでにこいつらを消耗させておけ

我々の確実な勝利の為にな」

「テメ!、待ちやがァ ぐむ!?

クソッタレがァ!、鬱陶しいなァ!!」

 

 

「・・・・・・・・・ねぇ、アレって

本当にベアモンだったの?」

「ヒカリ、君が知ってるあいつと

闘争の神マルスモンは全くの別モンだ」

「勝つ為ならどんな卑怯な事でもするしッ

その癖、同じ神々なのに

月光を、昔のルナモンを小馬鹿にしてて

いけすかない奴だった!、デスぅ!」

「ちょ、ちょちょ!、ちょっとちょっと!

ディアナモン!、・・・・・・・・・さんについては

し、仕方ないって!

だって、弱かったし!、お、俺よりも!!

 

 

なの、なん!、なんで!?、なんでなんで!

し、しめが!、しめつけがつよく!!?」

 

 

「あなたは黙ってて」

「ふぅううーーー!、はぁああーーー!

もうっ!!、だいじょーぶー!」

「ジュ、ジュンナがガンバっているのなら!

お、オレもぉおおお!!」

 

 

ピチピチピチピチピチピチピチピチ!!!

 

 

「「ィギャやァァあああ"ぁあ!!??」」

「う、ううん!!

こいつら!?、いつの間に!!」

「ふぇええええええん!!」

「ふにゃーーー・・・・・・・・・」

 

ネプトゥーンモンが《ウェーブオブデプス》から派生した水で構成された魚は物理攻撃を受けると弾けてしまい

その滴の一粒一粒が魚になる上に集まるとまた元の大きさになって再びまとわりついてパートナー達の動きを阻害。

 

「本体である我から切り離されても尚

消える事はなかった我々には不要な不純物

 

飽くなき闘争本能、その転生体

 

万が一の可能性も排除しなければならない

レイド帝国に確かな勝利を捧げる為にもな」

 

マルスモンは混乱する戦場から背を向け、落下を始める浮島へと足を運ぶ。

 

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・おい、クロ公」

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・なに?」

「お前、今の調子はどうジャン?」

「そうね

 

 

やっと頭が冷えた所、かしら」

 

 

「そっか

 

 

ウチはやっと体が温まってきた所、ジャン」

 

 

そこでは西條クロディーヌとパンダモンが

 

 

穴の中から這い上がり、立ち上がっていた

 

 

昨日のラセンモン・激昂モードや

先程のシェイドモンとの戦いから蓄積している

 

 

疲労やダメージを

 

 

物ともしない好戦的な笑みを浮かべながら。

 

 

「ねぇ、ベアモン

私ね、あんたをパートナーだなんて思った事

この世界に来てから一度もないの」

「うん!、知ってる!

で?、それが?

パートナーとかウチらに関係ねぇジャン!」

「・・・・・・・・・ルナモンがパートナーならって

何度思ったかしら?

でも、それでも

 

 

私のせいであんたが消えるかもしれないって

 

 

ひかりとエリスモンから突きつけられた

現実に及び腰になってた

もしかしたら、あいつもそうなのかも・・・」

「?、??、???

エリスモンが消えたのはエリスモンのせいだろ

なんでクロ公やテンドーがビビるジャン?」

「それ、他の誰にも言わないで

絶対の絶対に」

「お、おう!」

「でも、そう言える

周りの空気とか気持ちとか

歯牙にもかけないあんただからこそ!

私も、覚悟を決められたわ・・・!

もう絶対に振り向かない、前だけを見るッ

精々あんたは私の後ろを勝手に追い回してなさい

 

 

Nounours」

 

 

「それってさ、今までと何が違うジャン?」

「ふっ、ふふ!、そうね!

何も変わらない!、変わらないわ!

変わったとすれば

 

 

乗り越えるべき壁が高くなったってだけよ」

 

 

「やはり、まだ存在していたか

かつての我の不純物とニンゲンよ

これより確実な削除を行う

我々レイド帝国に勝利を捧げる為に」

 

1人と1体が見据える先に降り立つは

 

堕ちた闘争の神。

 

「壁?、あいつが?

・・・・・・・・・・・・・・・・・・!、そっか!!

テンドー探すのにあいつ邪魔ジャン!!、とっととブチ壊さないと!」

「クスッ、ルナモンじゃないけど

アホな言葉に乗るなんて甚だ不本意

でも、今だけは特別!!!」

「《笹パァアアンチ!!!》」

「我を相手に肉弾戦?、馬鹿めが」

「「知ってる!!!」」

「そして、何より愚か」

 

ただただ勝利を目指して

 

刃を、拳を全力で叩きこもうとすれば

 

巧みな重心移動で躱され、タックルで纏めて

 

「!?」

「「負け!!!   ない!!!」」

 

吹き飛ばされるかと思いきや止めてみせた。

 

「《アニマルネイルぅううう!!》」

「ああああああ!!」

「・・・・・・・・・ッ」

 

マルスモンは零距離から繰り出される攻撃をグローブやブーツに仕込んでいた刃で弾き、一旦離脱

 

「「逃げるなぁあああ!!!」」

「!?、!、く!!」

 

しようとするが、クロディーヌもパンダモンも

 

構わず食らいついてくるので離れられない。

 

「肉弾戦であって肉弾戦ではない!?

なんなんだコレは?、我々のデータにない!

不確定要素が多すぎる!

これでは確実な勝利に支障が 」

「お前頭悪いジャン」

「・・・・・・・・・何?」

「絶対の絶対に勝てる勝負なんてないから!

絶対の絶対に勝つって気持ちでやんなきゃ!

絶対の絶対に負けるに決まってんジャン!」

「を、言いたいのか、まるでわからないッ」

「ごめんなさい、この子頭が悪いの

クスッ♪、知らなかった?」

「ニン、ゲン!」

 

防戦一方となる中、マルスモンはEtincelle de Fierteを握る指に狙いを定め

 

へし折る。

 

「これで がふぅううう!?」

「お生憎様

今の私もね、常軌を逸して頭が悪いの・・・!!」

「大チャンス!、到来!、キターーー!!」

 

痛み等どこかへ放り捨てたクロディーヌに顔面を蹴られ、怯んだ隙を狙いパンダモンは一気に懐へ。

 

「ジャンジャンジャンジャンジャンッ!!!

ジャンジャンジャンジャンジャンッ!!!

ジャンジャンジャンジャンジャンッ!!!

ジャンジャンジャンジャンジャンッ!!!

 

 

ジャッ!!!、ジャーーーーーーン!!!」

 

 

黒い拳を連打し、最後に爪でフィニッシュ。

 

 

「《無限波動!!!!!!》」

「く!?、ぁああ・・・!」「ぐぇええ!!」

 

 

直後、マルスモンの全身から歪んだ闘気が放出され1人と1体は

 

 

吹き飛ばされてしまうのであった・・・。

 

 

 

 

 

☆天界 分かたれし戦場

デッカードラモン号停泊中浮島

 

 

「だぁーーー!、こいっつぅーーー!

のらりくらりとぉーーーーーー!!」

「なのにリュー君達にはあんないっぱいー!

水のお魚ーーーーーー!!」

「ブイモン!、純那ちゃん達は!?」

 

 

「「      ぁひ♪      っ」」

 

 

「どっちもダメデスぅううう!!

ふぇえええ!?、カオルコーーーー!!?

食べられてるデスぅうううううう!!」

「あ、あ、あのあの! ゥッ

も、ももう俺!、おれにげな ァ!

やめ、やめて!、紐に流すの!! ォォウ!

ひも、ひもにソウルを流さ ィエェス!?」

「逃が、さない!!、絶対に!!

天堂さんもレキスモンも、必ず取り戻す!」

「ヒカリ!、無理はするな!!

まずは自分の身の安全と、出来ればジュンナも!

優先してよ!、うん!!」

 

 

「あっちもすっごく大変だよぉー!

ううっ、こんな時あなたが居たら・・・」

「おうおうおう!、もがけもがけ~!

我々と違ってお前らの体力には限りがある

マルスモンが不安要素とニンゲンを消す頃には

奴と打ち合えるモンなど居ないだろうよ~《ボルテックスペネトレート》」

「ぬぁあああ!!」「がァアアア!!」

「「「「うぁああああ!!」」」」

「み、みんなぁーーーーーー!」

「最も、その前に我が仕留めても何の問題もないか~」

「ぐっ、グゥウウウ・・・!

く、くやしいんだなぁ・・・!」

 

すぐ側で立ち竦む自分の事など眼中になく、舞台少女やパートナー達をジワジワと攻めるネプトゥーンモンにシーサモンは歯を食い縛り涙を堪えるばかり。

 

 

「んもう☆、やれやれ☆、しょうがないなぁ☆

選手交代だ、シーサモン

マヒルを、バナナチャンをありがとな」

「!?、し、始祖さまぁあああ!!!」

 

 

「!!」

 

その背後から現れた包帯まみれの影に向け、まひるは神機から展開させた幕を降ろす。

 

「アッ☆ハッ☆ハァ☆、オジサン☆、復活☆

祝砲☆《リヒト☆アングリフ☆》」

「ケッ!、礼は言わねぇぞオヤジ!」

「イラナイ☆イラナイ☆ナイ☆ナイ☆ナイ☆

よく、やってくれた、百獣番長・・・!」

「ったく!、どいつこいつもめんどくせぇなァ!!」

 

ミサイルとレーザーの熱により小魚の戒めから解き放たれたバンチョーレオモンはベオウルフモンと並んで斬り込んだ。

 

「オラァアアアアアア!!」

「グルァアアアアアア!!」

「おうおうおう!、手負いのケダモン如きが~

我に、神に、噛み付くとはよぉ!」

「あっちゃあ☆、魚だけあって☆

お口のチャック☆ユルユルだこって☆」

「おう?

おヴ!、おうんッ、おうんおううん!!?」

 

ネプトゥーンモンにとっては何気ない軽口。

 

 

しかし、ソレは

 

 

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

 

 

今の彼女にとって到底許せるモノではない。

 

小太刀で鱗をしっかり『処理』した所に

 

大太刀を何度も叩きつける姿は

 

みんなのばななからは程遠かった・・・。

 

「ば、ばななすっごくすっごく怒ってる!」

「2人の怪我はばななちゃんのせいなんかじゃないのに・・・」

「つってもよ、やっぱ責任感じ

 

・・・・・・・・・ったく、いつも言ってるだろ?」

 

 

「《ふぅいんふぇうんふぇええほぉ!》」

「この!、この!、この!、このぉー!!」

 

 

「それは後にしろって!!、香子!!!」

 

上空からネプトゥーンモンを強襲するのは、やけに幅が広いV字状のエネルギー体。

 

「おっ!?、うお!、うおぅ!!

ぼ!《ボルテックスペネトレート・・・!》」

「それはもう、さっき見た!」

「だが!、こいつはどうにも出来まいて!

 

 

《ウェーブ!! オブ!! デプス!!》」

 

 

『!!?』

「「うええええええ!!?」」

 

投擲された思念持つ三ツ又槍を輪と舞で弾くと

 

あっという間に天へと昇り

 

そこからあの極大津波が発生する。

 

「ドルグレモン《メタルメテオ》だ」

「う、うん?、う"んッ!?」

「早くして」

「め!《メタルメテオーーー!!?》」

 

すると

 

天から降り注ぐ大洪水をしっかり見据えながら

 

“あの”1人と1体が突如動き出した。

 

 

「Heaven doesn’t extend a hand of help to the person who doesn’t behave personally・・・・・・・・・」

「《ブラフマストラ》《ブラフマストラ》

《ブラフマストラ》《ブラフマストラ》

《ブラフマストラ》《ブラフマストラ》

《ブラフマストラ》・・・・・・・・・」

 

 

純那とアルダモンは超大型獣竜の口から放たれた巨体鉄球に乗り小声でブツブツ呟きながら・・・

 

手の動きが見えないレベルの早撃ちで矢と

高速連射で超高熱弾を内部へと大量に注入。

 

 

「《ブ ラ フ マ シ ル》」

「ウィリアム・シェイクスピアの言葉よ」

 

 

真っ赤になるまで熱されたソレに

 

極限にまで高められた聖なる炎の爆弾と

 

弓に備わる翡翠を同時にぶつければ

 

神界の天が水色にキラめく

 

連射連発花火【スターマイン】に埋め尽くされ 

 

神の巻き起こした極大津波を触れた端から蒸発させる。

 

「んぎょぅおうおうおう~~~!!?」

「こ、これは!

熱波だけでも水の魚達が消えていく程に高められたキラめきか!?

流石で御座

 

 

純那殿ぉおおお!!、始祖様ぁあああ!!

それ!、ほしはほしでもしちょうせーい!!

ゆくなぁああああああ!!!」

 

 

「縁起悪い事言わんといてや!

2人共ピンピンしとしるし!、なぁ?」

「知能♪指数♪なら!、負けません♪」

「Ho♪」

「芸事の!、裏には♪知識量♪」

「Hi♪」

「スタァ☆を目指して!、日々♪勉強♪」

「Oh♪」

「掴んで!、みせます♪自分星☆」

「Me~La~♪ Me~La~♪」

「・・・・・・・・・なんかインドの映画みたいに激しい振り付けで踊っとるけど!!!」

「みんなブイの背中で好き放題し過ぎるデスぅうううううう!!」

 

だが、その代償はとても大きいモノで・・・。

 

「あい!、ぼぉーーー!」

「純那ちゃあああーーーん!?」

「純那ちゃん・・・お疲れ様・・・本当に・・・」

「ぎょぉう・・・!、ニンゲンめぇえええ!

調子に、乗るな~~~~~~!!」

「!?、こいつのチートはッ、インチキは!

水の魚だけじゃなくて地中水泳能力も!?」

「ケッ!、しゃらくせぇ!!

《フラッシュ!、バンチョーパンチ!!》」

 

ヨロめきながら地面を『潜水』する大海の神を狙って叩き込まれたのは気合いの入った拳。

 

「ッ、テメェらァ!

まァた逃げんのかァアアア!?」

「この状態で馬鹿正直に相手等出来るか~!

い、一旦離れて回復を 」

「それはー!!、ノンノン、だよ!

リュー君!!」

「任されよ華恋!

 

《永世! 竜! 王! 刃!!》」

 

凄まじい遊泳速度でソレを回避すれば

 

巨大な二刀が浮島自体をぶった斬った。

 

「うん、アレじゃまだ泳がれるね・・・

ヒカリ、ちゃんと掴まってろよ!《ブラッディタワー!》」

「・・・・・・・・・コレ、どうしよう?」

「ハッ!、ハッ!、ハッ!、ハッ!、ハッ!

ハッ!、ハッ!、フハッ!、ハッ!、ハッ!

ハッ!、ハッ!、ハッ!、ハッ!、ハッ!」

「後でちゃんと喋れるようになるのかな?」

 

直後、人と神を乗せた超大型獣竜が羽ばたき

 

尾を突き立て、放る事で更に大地を細分化。

 

「ぎょ~~~ぉう!?、くっ!!」

「《ツヴァイ   ハンダーッ!!》」

「「「「!」」」」

 

堪らず飛び出たネプトゥーンモンを狙い

 

亜高速で振り抜かれた大型双刃剣の上から

 

舞台少女4人が猛スピードでかっ飛んだ。

 

「《ウェーブ、オブ・・・デプスッ》」

「ハッ!、そう何度も」

「同じ手にやれたりしないよ!」

 

苦し紛れの津波は双葉がDeterminaterで断ち

 

まひるが回すLove Judgementが散らす。

 

「馬鹿め、網にかかったな!

《ボルテックスペネトレート!》」

「「それ!!」」

「ぎょ!?」

 

華恋とななが投げたのは物理攻撃を89.9%無効化する防御機能が備わる学生服によく似た黒い衣装

 

GAKU-RAN。

 

渦を巻く三ツ又槍はそれこそ網にかかった魚のように絡め取られた。

 

 

「お、う、うおおおおお!!?」

 

 

「《永世! 竜! 王! 刃!》」

「《獅子!!!、羅王漸!!!》」

「《リヒトアングリフ!!》」

「《ドラゴンインパルス!!》」

「《メタルメテオッッッ!》」

 

 

鱗を剥かれ、抵抗する術を失い

虚空を泳ぎながらまな板の上の魚となった海神は

 

 

幾重にも斬り裂かれ、砕かれ

 

 

消滅。

 

 

最後に残ったのはデジタマのみ。

 

「や、やっと倒せた・・・けど!

まだ、終わりじゃないよ、うん!

オウリュウモン、そっちは全員乗ったか?」

「ああ!、いつでもクロ殿達の元へ

 

 

!?、この闘気・・・!

 

 

あやつか!!」

 

 

 

 

 

 

☆天界 分かたれし戦場

 

 

 

 

崩落中の浮島

 

 

 

 

 

「なん   なん、だ   ?」

 

 

 

マルスモンは眼前の光景に目を見開いていた

 

 

かつての自分

 

 

その不純物と廃棄物と断じたソレと

 

 

自分達に仇なすニンゲン。

 

 

今後の戦闘に備え温存していた必殺技まで

 

 

使ったというのに、こいつらは・・・!

 

 

「ふふふっ・・・」

 

 

笑っている、氷のように

 

 

「へへへっ!!」

 

 

笑っている、炎のように

 

 

周囲に砕けた刃の欠片を撒き散らしながら

 

 

笑っている!!!、攻撃的に!!!。

 

 

「!!、!、おおおおおおおおお!!!」

 

 

この堕ちた闘争の神に感情等という我々【レイド帝国】にとって不必要なモノはない。

だというのに、何故か肉体が、データが

震えてしまうのを止められないでいる。

 

「(こ、こいつらはッ

 

今ここで確実に消さなければならない!)」

 

それは決して我々の為ではなく、我の為

自分自身の為の思考【バグ】。

崩落中の大地を全力で踏み締め空中で身動きが出来ないでいる1人と1体の元へと跳べば

 

 

眼前の白熊熊は大熊に退化して

 

 

自分達の周囲を舞う刃の欠片を

 

 

Etincelle de Fierte【誇りの火花】の残骸を

 

 

滅多矢鱈に掴み取っていた。

 

 

「たりっ、ねぇえええええ!!!

「!?」

 

 

先程より大きくなった手で大声で叫びながら

 

 

振り回すのは、オレンジにキラめく熊爪。

 

 

「おおおおおおおおおおおお!!!!!」

 

 

ソレに対抗すべく炎を纏いながら繰り出すのは

 

頑強な肉体とあらゆる格闘技の知識を活かした

 

空中刹法。

 

目にも止まらぬ早さで突き出す拳の乱撃

 

縦や横に回転しながら連続で放つ蹴り

 

それらに混じって振るう暗器による刺突や斬撃

 

どれも成熟期が食らえば一溜まりもないのに

 

「もっと!、もっともっともっともっと!!

 

もっともっともっとジャアーーーン!!!」

 

「こ、いつ・・・!?」

 

全て弾かれる

 

刃の欠片を熊爪に取り込むついでに・・・!。

 

「まだだ!、まだジャン!

全然ジャン!、これじゃ絶対の絶対に!」

「ぅ!?、あああああああああ!!!??」

「届かねぇ!!!、あいつは!!!

もっともっともっともっともっとぉ!!!」

 

大熊の接近を阻止すべく放った大振りな拳に

筋肉で盛り上がった腕に小熊は乗ると

 

 

《ベアロール》

 

 

つまり、でんぐり返ししながら

 

より一層鋭く大きくなった爪で引き裂きながら

 

マルスモンの胸元へと飛び込んだ。

 

 

「なん、なんだ、なんなんだぁあああ!?

 

 

お前らはぁあああああああああ!!!??」

 

 

それすらも覆す程に鮮烈で熱く輝くオレンジの

 

 

ソウルとキラめきを宿すクロディーヌと共に

 

 

「《小熊   正拳   突きぃ  !

 

 

PlUUUUUUuuuuuuuuuuus!!!!!》」」

 

 

限界にまで腕を引き絞り

 

衝動のまま、本能のまま、全身全霊で穿つ

 

 

 

獲物の心臓【電脳核】を。

 

 

 

「【ロード】」

 

 

デジタルワールドに原初から存在する

 

 

弱肉強食の理のまま敗者は勝者の糧となる。 

 

 

 

カァアアアーーーーーーンッッッ!!!!!

 

 

 

すると、クロディーヌが振り抜いた腕に宿る

 

神機からゴングが鳴らされ

 

星形の画面を掴むように拳の意匠が加わった。

 

 

「輝くチャンスは 」

「絶対の絶対に掴むジャン!!

だからこの体で!、この拳で 」

 

 

炎のようにフレンジが揺れ

 

ぶつかり合うロングソードと拳が描かれた

 

オレンジの幕の下。

 

 

「誰より熱く!!、自由の翼で 」

「てっぺん取るジャン!!」

 

 

傷だらけのクロディーヌが全力で対抗するのは

 

先程まで戦っていた相手と同じ闘争の神

 

だけど、言動は比べモノにならないぐらい

 

アホ。

 

 

「キタキタキタキターーー!!

マルスモ 」

「C'est moi!

 

la star/le sommet!!!」」

 

 

最終的に両者のガチンコによる衝撃で

 

幕がどっかへぶっ飛んだ。

 

 

「・・・・・・・・・あいつらァ何やってんだァ?」

『・・・・・・・・・さぁ?』

「ハァ!、ハァ!、ハァ!、ハァ!、ハァ!

ね、ねぇ!、ねぇねぇねぇねぇねぇ!!

そ、その剣!、剣使わないの?、ねぇ!?」

「なんでそんな事しなくちゃいけないの?」

「アフンッッッ!!」

 

パートナー同士で素手でやり合う姿に、救援に来た筈の舞台少女もデジモン達もどう声をかけたらいいのかわからない・・・。

 

「よっし!、んじゃあ行くジャン!、クロ公!

テンドーとこ!!」

「そうね

待ってなさいよ!、天堂真矢ーーー!!」

『え?』

 

 

バリーン!   パリンパリンパリン!!

 

 

「う"ぅ!、ううんッ!?

お、おいコラー!!

そんな雑にゲート開けるなぁあああ!!」

「は、早くロックしないと帝国が神域に入ってきちゃうデス!、ボッチ!」

「ボッチ言うな青瓢箪!

まったくッ、どいつもこいつも好き放題して!

オウリュウモン、ボクらは先に行く!

君はデッカードラモン号を頼んだ!」

「へ?、え?、あ、あいわかったー!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

☆天界 神々のコロッセオ

 

 

 

「って、ワケジャン!」

「んまぁ♪、ひっさびっさだけど神々同士のデータ連動ってやっぱりとっても便利デシテ♪

アホが説明するのもアホな説明聞く手間もゼーンゼン要らないんだもーん♪

 

 

だが、ワタクシを殴るひ・つ・よ・う・が!

 

 

どこにあった!、デシテーーーーーー!!?

 

 

クロディーヌがテンドーに斬り掛かるのは!

一歩も譲らずもっとやれ!、だけど!

お陰でテンドー超元気ーーーーーー!!」

「決まってんジャン!、ノリ!!」

「だと思ったーーーーーー!!!」

「あ!、ユピテルモン!、おまけのユノモンも!

お前ら!、ちゃんと順番守れよなー!

テンドーはクロ公の獲物ジャン!!」

「ふふふっ、そうか通りで・・・」

「マーヤ様ぁんったら

あんなに素敵にキラめいて・・・」

 

 

 

「「      尊い      」」

 

 

 

「でぃ!、ディアナモーーーン!?

こ、こいつら誰ジャーーーン!?」

「見ての通り、主神とその妻気取りデシテ」

「そ、そっか!」

 

 

「ふぇええええええ・・・!

ゲートのロックとか、久しぶり過ぎて・・・

ブイ、疲れたデスぅ・・・」

「ボクだって、そうだよ、うんッ」

「!、華恋見ろ!!、天堂殿で御座る!!」

「本当!?、本当に本当の天堂さん!?」

「真矢ちゃん・・・!、よかったぁ・・・!」

「あいつらもあいつらで何やってんだァ?」

「アッ☆ハッ☆ハァ☆

ま☆あの子達なりの挨拶的なモンでしょ☆」

「そ、そうなんだけど・・・

ストラビモン、無理に空元気しなくても」

「まぁ、あたしの相棒よりかはマシだって」

「「Ho! Ho! Ho! YoYoYo!! Yeeeeee!!!」」

「ば、ばななはんが元に戻ったんはええけど

うちが寝てる間に何があったん!?

・・・・・・・・・いや、聞かん方がええな、これは」

「ハッ!、ハッ!、ハッ!、ハッ!」

「もうあなたは必要ないから、どっか行って」

「アアァッ!、イィイインーーー!!」

 

破れた空の向こうから

舞台少女とそのパートナー達、更には母艦を運んだオウリュウモンは闘技場に降り立つのと同時に退化。

 

「・・・・・・・・・今日の所はこれぐらいで」

「・・・・・・・・・ええ、そうね」

 

それを見た真矢とクロディーヌは鍔迫り合いを止めて仲間達を迎える。

 

「てんどうさぁあ"あ"ん!!!」

「てんどうどのぉお"お"お!!!」

「ハイ☆ハイ☆、2人共☆ドウ☆ドウ☆

いきなりダイブはマヤチャンも困っちゃーう☆

よく、無事で、居てくれた・・・ッ」

「無事、というなら

あなたもですね大場さん」

「激しく同意、デシテ

まさかあの戦場荒しを撃退するとはな」

「真矢ちゃん・・・!、ルナモン・・・!

私!!、わた 」

「今はディアナモン、デシテ

後、貴様の謝罪等不要だナナ

その刃に倒れ伏したのはワタクシ達自身の弱さが故 」

「ケッ!、究極体になったからって調子乗ってんなァ仔ウサギがァ!」

「・・・・・・・・・ど・お・り・で!

貴様は!、無粋な奴だと思っていたデシテ!

百獣番長!!」

「クスッ、立派になりましたねレオルモン

思わぬトラブルに見舞われましたが

お陰で更なる成長の機会を与えられたんです

今回はそれで良しとしましょう」

「真矢ちゃん・・・うん・・・そう、だね・・・!」

 

 

 

「「      尊い      」」

 

 

 

「お、おい天堂!

誰だよ!、あのやたらギラギラしたの!?」

「雷霆と貞節ッ

う、うん・・・?、なんか様子が変だけど?」

「それはワタクシの台詞デシテ

ヒカリ、貴様メルクリモンに何をした?」

「?、何もしてないけど」

「ハッ!、ハッ!、ハッ!、ハッ!、ハッ!

ご、ごごしゅ!、ゴシュジン!!」

「《グッドナイトムーンッ!》」

「うっ!?、ぅぅー・・・・・・・・・ん」

「あ、寝たわ」「寝たデスぅ」

「おい、そこの漂白された色ボケ共

コレ持って帰れデシテ」

「ああ、マーヤ達の案内は任せたよ」

「マーヤ様ぁん、また後程ぅん」

『・・・・・・・・・マーヤ!!?』

「お願いします、触れないで下さい」

「て、天堂さんも色々あった 」

 

 

「「Hey♪ Hey♪ HooooooOOO♪♪♪」」

 

 

「でぃ、ディアナモン!

さっきの純那ちゃん達にもお願い!

もう2人共ッ、本当の本当に限界なの!」

「見ればわかるのデシテーーー!!

寝ろ!、休め!、貴様らーーー!」

 

 

 

 

 

 

 

☆天界 神々のコロッセオ

停泊中デッカードラモン号、中央通路

 

 

「クックックッ!、カッカッカッ!

そ、それじゃ何かいマヤ?

あ、あんたってばッ

 

 

神を自分のファンにしちまったのかい!?

 

 

おっどろいたー!!」

「ええ、まぁ、そう、なりますね・・・」

「ウチらはしっかり仕留めたジャン!

な?、クロ公!」

「ええ、この手でね・・・・・・・・・最も

アレ、一応はあんただったんじゃないの?」

「おう!、ウチにウチ勝った!」

「ー~ー~ー~!!!」

「やめておけクロディーヌ

こいつ、本能以外を取り戻してもアホは治らなかったようデシテ」

 

 

「シーサモン!、お前!

ナナさんの助けの助け!、よくやってくれた!」

「ああ、お前は『明けの遠吠え』の誇りだ」

「俺ら差し置いて大活躍しやがって!

なぁ?、ガルル!」

「ああ!、グルルの言う通りだ!

羨ましいぞ!、このこのこのこのぉ!」

「み、みんなぁー!

や、やめてなんだなー!」

「コラ☆コラ☆、そんな楽しい事してたら☆

オジサンも混じっちゃうよぉ☆

ワッフゥウウウウウウ☆」

「うるっせぇなァ犬共がァ」

「そう言うなよ、うん

マヒルとシーサモンが上手くやってくれなかったらシェイドモンに一番警戒されてた君はナナに近づく事すら出来なかったんだから」

「私は、そんな、全然・・・ばななちゃんを助けるのに一番頑張ったのは

やっぱりレオルモンだよ」

「アァ?、オレサマは助けてなんてねぇなァ

こいつが勝手に助かっただけだァ」

「れ、レオルモン・・・しかし御主その目 」

「《レオクロー!》」

「ぬぁうん!?」

「りゅ、リューくーん!

今のは、ちょっと仕方ないかなー」

「大場さんの気持ち、ちゃんと考えて」

「す、すまぬぅなな殿ぉ!」

「だ、大丈夫だから、ね?

レオルモンも、すぐ手を出すのはやっぱりよくないよ」

「ケッ!」

 

 

「「                」」

 

 

「2人共死んでるみたいによぉ眠ってはるなぁ

まぁ、今はもう

ほっぺ本気でビンタしまくられる事もないから

安心どすえーーー」

「ふ、フタバぁああああああ!

まだ根に持たれてるデスぅうううううう!」

「こいつしつこいからなー

ま、諦めろ」

「ふぇえええええええええ!!?」

 

朝の暗い雰囲気が嘘のように、明るく語り合う一同。

 

「さて、ワーガルルモン」

「フォッ!?、は、はいぃいいい!

なんでしょうか月光様!?」

「今更そうゆうのは良いのデシテ

これからワタクシの神殿へのゲートを開く

そこならば恐らく補給も可能だろうし、何より一度腰を落ち着けなくては現在の天界の情勢を探る事も儘ならないデシテ」

「わ、わかったぞい!

皆の衆!、発進準備じゃ!」

『ワン!』

「・・・・・・・・・ねぇ、ルナモン

一応訊くんだけど、この子の神殿って」

「ん?、ウチの神殿?

 

 

ここ!!!

 

 

どうジャン!、クロ公!、すごいだろ!?」

 

      ええ、とってもすごいわ」

 

 

「ふふっ、素敵な笑顔ですよ西條クロディーヌ

まるで、あらゆる感情を超越し悟りを開いた僧侶のような・・・」

「ソーデシテー」

 

 

レイド帝国四天王の強襲と暗黒進化

 

戦場荒しという名の悪意

 

そして、神々のエゴイズム

 

多くの苦難を乗り越えた99期生達を

 

次に待ち受けるのは

 

 

 

〔「聞こえる?

 

 

アルフォースブイドラモン

 

 

アル!」〕

 

 

「!」

 

 

〔「やっと

 

 

やっと、繋がった・・・!

 

 

早く君に会いたい、会いに行きたいのにッ

 

 

ボクは、ここから動いちゃいけないんだ・・・

 

 

だから

 

 

きて、くれるよね?

 

 

アルぅッッッ!!!」〕

 

 

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

 

 

 

この世界、デジタルワールドの

 

 

ネットワークセキュリティの最高位

 

 

世界樹の守護を司る

 

 

聖騎士。

 

 




※【ロード】=デジモンテイマーズのロード
倒したデジモンのデータを自分に取り込む言わば捕食行為。
このデジタルワールドでは聖騎士や神々といった上位種にしか出来ず、【ロード】されたデジモンはデジタマには還れるがデータの容量がかなり減ってしまい孵化がほぼ不可能となるので、完全削除とはまた違った死と言える。
ベアモンは本能でコレを応用しレイド帝国にデータを改竄された本体を自分の身に取り込むことで主導権を奪った。


因みに、ラセンモン激昂モードが武将にやったのはコレに値しない
本当にただ消しただけである。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。