99ADVENTURE   作:リカル

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※改造デュークモン
真紅の聖騎士デュークモンに内封されていたデジタルハザードがレイド帝国により強制解放させられた存在。
100m級の巨体を誇る煉獄竜とその胸から生える暗黒騎士の同時攻撃は万物を灰にし腐らせる、まさに生きた災厄と呼べる邪竜騎士。

改造オメガモン
モデルは執行者。
最後の最後までレイド帝国に抵抗していた終焉の白き聖騎士オメガモン、そのデータは酷く損傷しておりレイドプログラムによる超回復により再生させ続けなければ自壊してしまう程。
こんな状態でも運用しているのはレイド帝国はこの最強の聖騎士という存在を


自分達の侵略を示す『トロフィー』として認めたからに他ならない。


完全削除執行モードになると3つの頭から観測した情報をレイド帝国がリアルタイムで解析する疑似未来予知【偽オメガ・イン・フォース】により敵対する相手の動きをほぼ完全に読み取り、対応することが出来る。


友との誓い・・・アルファモン騎士の決闘!

 

 

 

☆『舞台少女・星見純那』精神世界

 

 

 

「う!、うぅん・・・!

こ、こはッ

ジュンナが舞台少女に生まれ変わった劇場?

 

 

くそ!、何のつもりだ!?

君だって早く終わらせたいって言ってたじゃないか!?

なら!、こんな事やってる暇ないだろ!?」

 

 

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

 

 

パートナーの全てを叩きつけれ

 

彼女の精神世界に連れて来られても尚

 

ドルゴラモンの心を占めるのは

 

許されざる存在の抹消だけ。

 

「ガンクゥモンから聞いたわ

あなたがオメガモンとした約束について」

「!、あいつめ!!

でも、それがどうしたって言うんだよ!?

君には!、ううん!、今のボクにだって関係ない!

あいつはレイド帝国のデジモンで!、この世界を脅かす敵!

 

一刻も早く消さなくちゃいけないバグだ!!

 

それ以上でも以下でもない!

 

だから、だからボクは!

 

こんな場所でモタモタしていられないんだよ

 

 

《ドルディーーーンッッッ!!!!!!》」

 

 

「くっ!!」

 

強大な破壊の権化が全力で放つ衝撃波

 

それに激しく煽られる純那がしがみつくのは

 

観客席に座る眼鏡をかけた子供のマネキン。

 

「!?《ブレイブメタルッッッ!!》

《ブレイブメタル!》《ブレイブメタル!》

《ブレイブメタルッッッ!!!》

くそ!、どうして!、なんでだよ!?

なんで壊れないんだよ!?、なんで!!」

「どれだけ攻撃したって私が望む限りこの世界は消える事はな い"ッ!?」

「だったら!!、今すぐにボクをここから出せ!!

 

 

さもないと!、このまま!、握り潰す!!」

 

 

「ーーーーーー・・・・・・・・・や・・・!、よ!!」

「!!、ボクは、ボクは本気なんだぞ!?

この進化には君はもう必要ないんだからな!

言った筈だ、ダメだってわかったら

ボクは君を見捨てるって!!

頭良いんだから覚えてるだろ!?」

「もち、ろん、忘れたことなんてッ、ない!

でも!、でもねドルモン!

 

じゃあ、どうして 私を早く消さないの?」

 

「!!?」

「・・・・・・・・・さっきだってそうよ

ほんとに、形振り構っていられないなら

私の腕ごと食べた方が簡単だった筈なのに

それをしなかったのは?

今だって、私の意識を

奪うだけにしようとしているのは?

 

 

どうして?」

 

 

「ッッッ!!!」

「答えは簡単

私は、まだ、あなたに見捨てられてない!」

 

捨てられる、ワケが!!、ないだろ!?

 

 

君と出会えたからッ、巡り会えたからッ

ずっと裏切り続けてきた期待に

やっと、やっと!、答えられたんだから!!

 

 

だけどそれは!!!

あいつが!、オメガモンが!

ボクを助けてくれたからなんだよ!!

 

 

なのに、そのあいつが、あん、な・・・ぁ!」

 

 

「ごめんなさい、ドルモンッ

大切な友達の体を!、意思を!

踏みにじられるのを見るのが!

どれだけ辛いか!、私、知ってたのに!!」

「謝るな!!、あやまらないでよ、うん・・・

ババモンが生きている内に平和になったデジタルワールドを見せたいって君の気持ちは!

 

何も間違っちゃいない!!

 

あんな寿命が尽きるか尽きないかって状態で

もう一度とーちゃんに会ってくれた事に満足していたボクなんかより、よっぽどッ」

「ドル、モ」

 

究極の敵と称される獣竜の目から零れ落ちる大粒の涙を舞台少女は掴まれたまま見上げていた。

 

「それに謝るのは、見捨てられるべきなのは

うん、ボクの方、だ!

安易に力を求めて!、神機を噛み砕いて!

君のパートナーである事を自分で放棄したんだから 」

「なら、どうしてあなたはここに居るの?」

「え」

「神機なんて無くたって私達は

 

共犯者【パートナー】になれた

 

 

だから!、こうして立ってるんじゃない!

 

 

この星見純那の舞台の真ん中に!!!」

 

 

「!」

 

見上げられる形で向けられた鋭い視線に射抜かれ

翼と尻尾をピンと立てて膠着するドルゴラモンにスポットライトが当たる。

 

「う!?、んんぅうん!?」

「右も、左も、わからなくて

しかも、眼鏡を鉄屑の山に落として

途方にくれるしかなくて・・・

独りだけじゃ何も出来なかった私に

この世界で一番最初に差し伸べられたのは

 

あなたの、この手

 

 

だから、今度は私の番ッッッ!!!」

 

 

「ぅうううぁああぁあん!!?」

 

星見純那の情熱を現したかのような光に炙られたかと思えば、獣竜の巨体が突如発火。

 

 

その炎は、劇場の天井にまで届き

 

 

世界を灰にしかねない勢いで熱く燃え続け

 

 

パートナーを焼き尽くした。

 

 

「私だって、舞台少女よ

 

 

私だって、スタァになるの

 

 

あの日のキラめきで私が生まれ変わったように

私のキラめきであなたを必ず生まれ変わらせてみせるッ

それが、この物語で私が掴んだ自分の役目!

あなたがずっと夢見てきた成りたい自分を!

 

 

妄想なんかで終わらせたりしない!!!」

 

 

「      どうして?、君は

 

 

そこまで、がんばれるんだよ?、うん・・・」

 

 

「それは

 

 

そうね

 

 

約束を果たしたいからじゃ、ダメ?」

 

 

「・・・・・・・・・ううん、ダメ、じゃないよ

 

 

ジュンナ

 

 

下しか見てなかったボクに上を見上げさせた

 

 

掴んでみさせた、自分星【ボクのスタァ】」

 

 

炎に包まれたドルゴラモンの体が

 

すっかり縮み、黒へと変色している中で

 

 

 

   !   !   !   !   !

 

 

 

音なき音と共に劇場の空席に落ちてきたのは

 

1人と1体の罪に惹かれた星形の画面を持ち

 

水色の機体に重厚な黒と金のラインが

 

幾重にも走る神機【パートナーの証】。

 

 

 

 

 

☆世界樹核空間

 

 

 

「Gy ru ruuu uu・・・・・・・・・」

 

 

 

「とりあえず、香子がヤバそうだったから

 

ぶった斬ったんだけど問題ないよな?」

 

 

「「!!、双葉ちゃん/石動さん!!?」」

「そ、それはゲート!?

一体どうやったので御座るか!!?」

 

アルフォースブイドラモン達を襲おうとした

 

邪竜の頭を縦に両断したのは

 

紫炎のゲートから姿を現した双葉だった。

 

「は?、何言ってんだよオウリュウモン

 

 

ログ残ってたんだから普通に出来るだろ?」

 

 

「「「え?」」」

「双葉はん、あんた

なぁにデジモンみたいな事言うてんの?」

「?」

 

 

「「「お、王子様ぁ・・・・・・・・・!!!」」」

 

 

「(またまたまたまた!、緊急速報!

ブイの肩でロマンス発生!、デスぅ!)

コラ!、きみ達!、フタバはカオルコの!、デスぅうううううう!!」

「つまり」「カオルコ」「さまは」

「「「姫様!!!」」」

「・・・・・・・・・ソーデスネー、あ」

「「「「ええええええ!!?」」」」

「す、まぬ、拙者も・・・!」

「リュー君!?」「!、華恋!!」

 

強敵を討ち倒し、気の抜けるやり取りをしていると2体揃って退化し全員揃ってクリスタルの大地に落下。

 

 

「最後の最後まで気を抜くなよ、青二才共」

 

 

その寸前、消えかけていた筈の紅の尾が動き出し舞台少女やデジモン達を受け止め、ゆっくり地上に降ろしてくれる。

 

「デュークモン!?、きみ!、意識が!」

「・・・・・・・・・ああ、たった今戻った所だ

しかし、最早消えるのは避けられないだろう

最速よ、そして名も知らぬデカブツよ

次生まれ変わった時、一対一での再戦を求む

 

 

その時まで、さらば・・・だ・・・・・・・・・」

 

 

「ーーーーーーッ、あい!!、わかった!!

腕を磨いて待っているで御座る!!

真紅の聖騎士、デュークモン殿よ!!」

「今度やる時は背中軽くしてやってやる!、デスぅ!!」

「生まれ変わった、時」

「エーちゃんだって!、きっともうすぐ!、帰ってくるよ!」

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

「?、ひかり、ちゃん?」

 

 

「って!、どないすんの!?

これじゃあの高下駄ん所歩いて戻らなアカンやん!」

「いや誰だよ!?、高下駄って!」

「私達のパパです!、王子様!」

「どうか、どうか!

姫様と一緒にお父様を助けて下さい!」

「おねがいしまーーーす!」

「お、おう・・・?」

 

 

「ドルモンも心配だし、急ぎましょう」

「え、あ、うん!」

 

真紅の聖騎士の最期を見届けた後、仲間達の元へ向かえば・・・

 

 

 

ガォオオオオオオオオオオオオン!!!!!

 

 

 

「「ァアアアアアアアアアッ!!!!!」」

「「ーーーーーー!!、!!??」」

 

 

 

「「「ばなな/はん!?」」」

「それにアレ、ドルモン!?

ま、さか・・・ッ!!」

「いや違うぞ!、ひかり殿!

見た目こそ凶悪だが禍々しい気配はしていないで御座る!!」

「けど、ボッチ、お前その姿は・・・!?」

「パパ!」「お父様!」「おとーさーん!」

「おいおい!、おめェら!、とっとと逃げろっつったろ!?」

「来てたんだな、フタバ」

「体の具合は大丈夫?」

「え?、全然平気だけど?

むしろ、何かどんどん力が溢れてきてる!」

「「そう、か」」

「フレイモン?

ストラビモンまでなんだよ?、その顔は」

 

帝国にデータを改竄されたせいか限定的な未来予知が可能となった最強の聖騎士を相手に

 

隻眼の獅子のオーラを纏った

ななとバンチョーレオモンが空を飛び交い

 

大立ち回りを演じていた。

 

「障害、データ」「収集、終了!

行動パターン把握!《グレイソード!》」」

「どれだけ未来がわかってたって!

どうにもならない事なんていっぱいあるの!

だからァアアア!!!」

「オレサマ達の全部がァ!、テメェの思い通りに動くと!、思うなァアアア!!!」

「「な!?」に!?、だが!!」

 

1人と1体は吠え猛りながら得物を投擲。

黒に染まったマントに3つの太刀が突き刺さりながらも、堕ちた騎士が竜の剣を振るえば

 

 

「《フラッシュ!、バンチョーパンチ!!」

「獅子!!!」

 

 

百獣番長の気合いの入った拳を推進剤にした

 

ニンゲンが名高き防具を翻し

 

燃え滾る切っ先を受け流がされた挙げ句

 

懐に飛び込まれた。

 

 

「羅王!!!」

 

 

焼かれた黒の切れ端が舞う中

 

恵まれた体躯と広い視野をフルに活用し

 

マントに突き立てられた大太刀、小太刀

 

傷だらけの無骨な刀を次々に引き抜きつつ

 

 

「「輪舞劇!!!》」」

 

 

輪を描きながら斬りつけるのを

 

何度でも繰り返すは舞台少女・大場なな。

 

「ぐ」「ぅ」「「が、ぁああ!!?」」

「!?、ナナァアアア!!!」

「・・・ッ・・・・・・、・・・・・・・・・・・・」

 

聖騎士最強すらも仰け反らせる程の舞台を演じたはいいが、彼女の意識はそこで途切れてしまう。

 

「「はぁっ!!」」

「天堂さん!、西條さん!」

「よ、よかったぁーー!」

「やるじゃない!、なな!」

「見せつけてくれましたね、あなたの本気」

 

間一髪、復帰した真矢とクロディーヌが力の抜けきった体を見事にキャッチ。

 

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・ケッ、ありがとなァ

マヤァ、クロ」

「レオルモン!、そうゆうの

ちゃんと顔見て言った方が良いジャン!」

「不本意ながらワタクシも同意見デシテ」

「うっるせぇなァ!、神共!

で?、テメェらまだやれんのかァ?」

「おう!、ウチ元気になった!

でも、マルスモンになんのは無理ジャン」

「・・・・・・・・・またもや不本意ながらワタクシも同意見デシテ」

「ケッ、だろうなァ」

「じゃあ、今究極体ぐらいに進化出来んのフレイモンだけってことか?」

「だとさ、炎の」

「やれるだけはやるだけだ」

 

 

「か、華恋!、みんなもアレを見ろ!

ドルモンの様子がおかしいで御座る!!」

 

 

『!?』

 

 

「「       ヤット カ     」」

 

 

突如、巨体が縮み出し黒への変色が始まった

 

ドルゴラモンの頭上から幕が降りる。

 

 

「13番目の聖騎士

 

空白の席の主

 

電脳世界の抑止力」

 

 

パートナーたる眼鏡の舞台少女が

 

生まれ変わった神機を掲げながら歩み寄り

 

異名の数々を朗々と読み上げれば

 

 

「その名をただ・・・

 

ただ!、見上げるボクは!

 

今日ッッッ!!!、限りッッッ!!!」

 

 

自身を覆う幕を勢い良く掴んで羽織り

 

裏地が『水色』な白のマントに変えた

 

黒を基調に金の装飾が施された全身鎧を纏う

 

聖騎士が彼女の前に姿を現した。

 

 

「孤高の隠士!、アルファモン!!

 

夢も、星も、この手の中に・・・!」

 

「掴んだのなら、離さないで」

 

「うん・・・!」

 

 

アルファモンは握り締めていた手を突き出し迎撃する。

 

「アルファモン」「我ガ最大ノ障害、確認

完全削除、執行開始!!」」

「・・・・・・・・・うん、待たせてしまって悪かった

 

オメガモン

 

かつてのボクの唯一の友よ!」

 

その相手は勿論、こうなる未来を見据え

 

使命【約束】を果たさんとするオメガモン。

 

 

「「ォ"!?」ォォォオオオ!!」

「《聖剣グレイダルファー》」

 

 

「んなぁ!、なんなんアレ!?

ブイはんよりずっと早いやん!!」

「早いんじゃない!、デスぅううううう!」

「噂は何度も耳にしていたが、これ程とはッ、想定外デシテ・・・!」

「すっげぇ!、やっぱすっげぇジャン!

アルファモン!!」

「ケッ、体張った甲斐はあらァ」

 

瞬きより早く、展開された魔法陣から召喚された聖剣と竜の剣が打ち合ったのは周囲の目からはたった一合にしか見えない。

 

なのに、黒に染まった白騎士の体には

 

幾重もの亀裂が走っており

 

獣の頭にいたっては、斬り飛ばされている。

 

「行動、予測」「大幅乖離、データ照合・・・

該当、有リ アルファインフォース!!」」

「今の君に未来が見れるっていうんなら

好きなだけ見ればいいよ、うん

でも、オメガモン

未来はいずれ今になって、過去になる・・・

その瞬間に

 

 

ボクはソレを掴んでみせる!」

 

 

「戦いにおいて過ぎ去った時間を瞬間的に取り戻す究極の力!

他の12体の聖騎士を相手に出来る抑止力たる由縁!、ってね☆」

「つ、つまり今のあいつって時間を巻き戻せるのか!?

そんなの、それこそ無敵だって!!」

「だが、フタバ忘れないでくれ

今のオレ達は君達舞台少女の力に依存している事を・・・」

「!?、じゅんじゅん!!?」

 

 

「ハッ・・・!、ハッ・・・!、ハッ・・・!

ケホッ!、ゲホッゲホッ!、ハァ・・・!!」

 

 

「星見さん、顔色が・・・汗も・・・ひどい・・・」

「ほ、ほんの数秒使っただけであの負担で御座るか!?」

 

人智を越えた戦闘が行われるすぐ側では、純那が持ち前の精神力で必死に踏ん張っていた。

 

 

「「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」」

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

 

 

「この緊張感ッ、恐らくは」

「ええ、純那の限界が近いし

あっちだって私達やななとのダメージが溜まってる

 

 

どっちも、次で終わらせるつもりよ」

 

 

「オメガ、モン・・・!」

 

眼鏡を通して霞んだ視界に映るのは

 

始まりの名を持つ黒騎士と

 

終わりの名を持つ白騎士が

 

互いに剣を構えて対峙する気高き光景。

 

 

 

「あなたの友達を

私のパートナーを信じてくれて ありがとう」

 

 

 

この言葉を引き金に両者は一気に踏み込み

 

瞬時に先を読む力と その先を掴む力が

 

交錯した。

 

 

 

 

       ぐ、ぅんッ!!!      」

      ‎

 

 

直後、鎧を大きく斬り裂かれたアルファモンが

 

膝をついて退化。

 

「「

 

 

ク、クくくっ! はははははは!!

 

 

 

      礼を言うのは、私の方さ

 

 

 

こいつを見つけてくれて、連れてきてくれて

 

 

 

アリ・・・が、とウ・・・・・・・・・」」

 

 

 

そして

 

聖剣で電脳核を貫かれたオメガモンは

 

とても満足そうに2つのデジタマに還った。

 

 

 

「ハ、ァ!、ハァハァハァッッッ・・・!」

「じゅんじゅん!!、大丈 」

「あいや!!、待たれよ華恋!!

まだ、舞台は終わっていないで御座るッ」

「あ」

 

 

「ジュン、ナ」

「・・・・・・・・・うん」

「あいつ、笑ってた?」

「うん・・・」

「ボク、約束、守れた?」

「うん」

「そっか

 

 

でも、それでもさ

 

 

やっぱり

 

 

あいつを、たすけたかったなぁ・・・!!!」

 

 

「うん!、うん!、うん!!」

 

 

星見純那はドルモンを後ろから抱き締める。

 

 

この意地っ張りなパートナーの

 

 

今の顔を見ない為に・・・。

 

 

 

 

 

 

その後

 

 

世界樹核の汚染を洗浄し終えた99期生達は・・・

 

 

「おいおい、だから言ってんだろ?

その炎は舞台少女がやったんだってェ!

いーじゃねェか!、セキュリティのレベルは上がったんだ何も問題はねェ

は?、問題だらけェ?

それは単におめェの面子ってだけだろ?

 

世界が滅ぶかどうかの瀬戸際にくだらねェ事に拘ってんなら俺は今すぐ降りるぜェ?

 

・・・・・・・・・おう!、つー訳だ!

今後は神々とも共闘すっからヨロシクな!」

 

 

ガッチャーーーン!   バキィ!!

 

 

『・・・・・・・・・・・・・・・・・・』

「きみ、相変わらずその変な通信機使っては壊してるんデスぅ?」

 

通信内容もそうだが、この電脳世界で黒電話

 

しかも粉々にしているガンクゥモンにドン引き。

 

「ま、まぁ!、何はともあれ!

これで当初の目的は果たせたのデシテ!!」

「おう!、もうガンクゥモンと戦いたい時闇討ちしなくて良くなったジャン!」

「「「~ー~ー~ー!!!」」」

「頭巾はん達ぃ、気持ちはよぉわかるけど今は我慢しときなはれ」

「香子、我慢させる必要はないわ

クライマックスの前にこの子にはきちんとわからせないと!」

「ふふふ!、あなたもあなたで熱烈ですね西條さん・・・」

「おいおい、まだ終わっちゃいねェぞー?

デュークモンとオメガモンは倒せたが

まだ大本命は残ってんだからよ」

「帝国の親玉かァ

ケッ!、今度こそブッ倒してやらァ!」

「なら、前みたいに独りで突っ込んじゃダメよ?」

「バナナチャン☆その心配はナイ☆ナイ☆

今のボウヤってば君にゾッコンなんだし☆」

「《レオクロー!!》」

「《リヒト☆ナーゲル☆》」

「ストラビモン!、茶化さないの!」 

「ぴっ!」

「神威、ガンクゥモン

本当に、もう他の聖騎士がここに攻めて来る事は・・・?」

「聖騎士の両翼が2体揃って漸く潜り抜けられんたんだぜェ?

他のモンじゃそうはいかねェよ

 

 

どこぞの馬鹿弟子含めてな」

 

 

「パパ・・・」「お父様ッ」

「う、ううー!、ハーくん!」

「んな湿っぽい顔すんなってェ!

このお・う・じ・さ・まのお陰でファイアウォールもパワーアップしたんだ!

何の心配もいらねェから一端休んできな!」

「いってぇー!?、やーめーろーよー!、頭もげるってーーー!!」

「う、うん・・・わかったからフタバを離してくれない?」

「おうじさま?、王子様!?

石動さんに何があったの!?

大体、どうやってここへ?」

 

 

「・・・・・・・・・」

 

 

純那が疑問ばかりを抱く横でフレイモンは

 

何かを諦めた眼差しを双葉に向ける。

 

「・・・・・・・・・」

「ひかりちゃん!、さっきの話だけど」

「戻った後でもいい?、華恋だってリュウダモンを究極体にして疲れたでしょ?」

「それは!、そうだけど・・・

ひかりちゃん!、何だが変だよ!

 

 

まるで、あのオーディションの時みたいで」

 

 

「・・・・・・・・・」

 

 

そして、ソレは

 

 

贖罪の舞台少女もまた同じだった・・・。

 

 

 

 

 

 

 









☆デッカードラモン号、操縦席


「ゼェ、ゼェ、ヒィヒィ・・・!
腰ぃ!、治ってもぉ!
やっぱこの体に梯子はキッツイねぇ!」
「ば、ババモン様!?、どうしてここへ!?
呼んで下さればワシが下へ 」
「それじゃ意味ないんだってのッ」
「フォン?」
「ん"!、んんっ!
な事より!、例のモンは出来たかい?」
「は、はい!!、見て下され!、この機械爪!
そして!、腰サポーター!
これでいざという時ワシも戦えますぞい!」
「いやー、そっちも大事なんだけどさー
アレだよ!、アレ!」
「アレ?、・・・・・・・・・ああ!
え、ええ、一応出来てはいるのですが
こんな急拵えなモンで本当に麗将の技を防げるのやら・・・」
「どれどれ、っと
ああ、こんだけしっかりしてれば大丈夫さ


アタシの香りは通らないよ」


「フォ?、ババモン様一体何を ガ!?」


「ったく、騒ぐんじゃないっての
下の連中に聞こえるじゃないか」
「・・・ゥ!・・・ウゥ・・・・・・ッ・・・・・・・・・・・・」
「カッカッカッ
本当にどうしようもないねぇ、あんたって子はさ
ま、今まで手をかけてやった分
しっかり働いて返して貰うよ


いいね?」





         ガルルルゥ


                     」
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